数年前、アジア旅行から帰ってきた友人のお土産にお香をもらいました。日本のお線香よりもちょっと太くて長い棒状のやつで、「これをつけるといい香りがしてよく眠れるよ」とくれたのですが…筆者は、これを置いとくお皿とかどうしよう…? と悩んでしまった思い出があります。
お香を立てる専用の器があったりするんですよね。それにタバコを吸わないご家庭ではライターもないでしょうから、お香に火をつけるのも少し大変なんじゃないかな、と思いまして。
それくらい、お香とかアロマはまったく詳しくない筆者ではありますが、それでも手軽にお香を試せる商品があったので、チャレンジしようと思います。
「hibi 10MINUTES AROMA」です。写真左が「和の香り Sandalwood(白檀)」、右が「Lavender(ラベンダー)」です
「和の香り Sandalwood(白檀)」は2つの箱がセットになっています
それぞれ中はこんな感じ。左がお香(8本)、右は専用マットになります
においのバリエーションも豊富で、レモングラス・ラベンダー・ゲラニウム・イランイラン・ティーツリー、シトロネラ・ゆず、和の香りのひのき・白檀・シナモンと、実に多彩。
専用マットを省いて価格を抑えたパッケージや、30本入りの大きな箱パッケージ、贈り物に最適なギフトボックスも用意されています。
というわけで、このお香のポイントは
・マッチのような形をしたお香で、火の元がなくてもこすれば火がつく
・専用マットがついているので、お香に火がついたら置くだけ簡単
・約10分で燃え尽きるのでお手軽、後片づけもフタを閉じるだけ
こんなところでしょうか。
つまり、この「hibi」だけでお香を楽しむことができるのです。ほかに何かを用意する必要はありません。
火をつけるときは、完全にマッチと同じく、箱の側面についている側薬にこすりつけます
燃える姿もマッチ! しばらくすると炎は消え、棒状のお香部分がほんのり赤くなります
使い勝手ですが、慣れない筆者でも簡単にできるくらいお手軽でした。お香からは若干の煙が出ますが、普通のお線香と同じかそれよりも少ない程度です。非常にコンパクトなので、旅行や出張などに持っていき、ホテルで使うってのもいいかなと思います。
こちらの「hibi」は、兵庫県にある2つの会社が協力して作られた商品です。
1つは、創業85年のマッチ会社。海外への輸出も多かったことから神戸港の近くにマッチの製造会社が多く集まった歴史があるそうで、姫路にある神戸マッチは今も続いているのだとか。
もう1つは、淡路島にあるお香製造会社の株式会社大発。淡路島はお香の乾燥に適した気候だそうで、国産のお香・線香の7割を占めるんですって! 大発さんはフランスの香水メーカーが調合した香りでお線香を作ったり、国際的な活動を積極的に行ったりしているそうです。
そんな2つのメーカーが「マッチのようにこすって発火させるお香」というアイデアからこの商品を作り上げました。これまでよりも身近で親しみやすいお香を、あなたも試してみませんか?