「ビューカード」は、JR東日本ユーザーの人なら「ぜひ持っておきたいクレカ」と言っても過言ではありません。
●「モバイルSuica」へのチャージで1.5%還元
●「えきねっと」でのきっぷの購入で合計5%還元
●JR東日本の駅ビルでの買い物で3.5%還元(JRE CARD)
など、「ビューカード」には、JR東日本での移動やサービス利用を賢いポイ活に変えるメリットがあります。2026年3月にはJR東日本の運賃値上げが決まっているため、この強みを利用して、賢く節約したいものです。
本記事では、「ビューカード」を持つメリットや効率よくポイントを貯める方法についてわかりやすく解説。また、複数ある「ビューカード」のなかから、あなたのライフスタイルにマッチし、「JRE POINT」が最大限貯まるおすすめの1枚の選び方も提案します。
まだ「ビューカード」を持っていないJR東日本ユーザーの人は、ぜひチェックしてください。
| カード | 画像 | ポイント還元率 | 詳細を見る | 年会費 | 貯まるポイント | モバイルSuicaチャージ | メリット | 年間利用特典 | Suica機能 | 定期券機能 | タッチ決済機能 | 即時発行 | 海外・国内旅行傷害保険 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ビューカード ゴールド | ![]() |
0.5%〜10.0% | 詳細を見る公式サイトへ | 1万1,000円 | JRE POINT 1,000円で5P |
1.5%還元 | VIEWプラスで最大8%還元 年間利用特典 |
最大1万7,000P | 〇(選択制) | × | 〇(選択制) | × | 海外、国内/最高5,000万円 |
| ビューカード スタンダード | ![]() |
0.5〜5.0% | 詳細を見る公式サイトへ | 524円 | JRE POINT 1,000円で5P |
1.5%還元 | 年間利用特典 家族カード |
最大2,500P | 〇(選択制) | × | 〇(選択制) | 〇 | 海外/最高500万円、国内/最高1,000万円 |
| JRE CARD | ![]() |
0.5〜5.0% | 詳細を見る公式サイトへ | 524円(初年度無料) | JRE POINT 1,000円で5P |
1.5%還元 | JRE POINT優待店で 最大3.5%還元 |
× | ○ | × | × | × | 海外/最高500万円、国内/最高1,000万円 |
| JALカードSuica | ![]() |
0.5%〜1.0% | 詳細を見る公式サイトへ | 2,200円(初年度無料) | JALマイル(買い物利用時) 200円で1マイル JRE POINT(JR東日本利用時) 1,000円で5P |
1.5%還元 | JALカードの特典もあり | × | ○ | × | × | × | 海外/最高500万円、国内/最高1,000万円 |
| ビックカメラSuicaカード | ![]() |
0.5%〜11.0% | 詳細を見る価格.comへ | 524円(初年度無料・条件付無料) | ビックポイント 1,000円で5P JRE POINT 1,000円で5P |
1.5%還元 | ビックカメラで 最大11.5%還元 |
× | 〇 | × | × | × | 海外/最高500万円、国内/最高1,000万円 |
| ルミネカード | ![]() |
0.5%〜3.0% | 詳細を見る価格.comへ | 1,048円(初年度無料) | JRE POINT 1,000円で5P |
1.5%還元 | ルミネやニュウマンなどで 常時5%OFF |
商品券最大5,000円分 | 〇 | 〇 | × | × | 海外/最高500万円、国内/最高1,000万円 |
「ビューカード」は、JR東日本の鉄道での通勤、通学、旅行などでおトクにポイントが貯まるのはもちろん、ほかのクレジットカードにはないメリットも満載です。下の図のように、「ビューカード」の有無で獲得ポイントに大きな差がつく可能性もあります。
まずは、「ビューカード」ならではの強みをチェックしましょう。
「ビューカード」の最大の特徴は、JR東日本の鉄道でおトクになることです。たとえば、「Suica」や「モバイルSuica」へのチャージに使うだけで1.5%分の「JRE POINT(ジェイアールイーポイント)」が付与されるほか(※1)、「えきねっと」で、「ビューカード」を使ってきっぷを購入すると5%還元など(※2)、おトクになる仕組みが豊富です。
※1「Suica」はオートチャージのみ1.5%還元
※2「ビューカード」特典と「えきねっと」特典の合算値
この「JR東日本の鉄道関連でのメリット」は、すべての「ビューカード」に共通して備わっています。たとえるなら「ビューカード」の“土台”と言えます(※)。
※「ビューカード ゴールド」などのゴールドランクのカードの場合、JR東日本の鉄道関連でのおトクさ(還元率)が上がります(後述)
「ビューカード」があると、JR東日本での移動が各段におトクになる
鉄道関連メリットという土台の上には、“上物”として各「ビューカード」固有のメリットが加わります。ここに各カードの個性が現れます。
「ビューカード」主要6券種の特典を“土台”と“上物”に分けて解説
たとえば、「ビューカード」の一種「JRE CARD(ジェイアールイーカード)」は、東京駅の「グランスタ」や「ルミネ新宿」といった、JR東日本の対象の駅ビル・駅ナカ商業施設で3.5%還元です。この特徴は、数ある「ビューカード」のなかでも「JRE CARD」だけが備えているもの。対象施設をよく使う人にとっては見逃せないメリットと言えるでしょう。
このように、カードの個性がライフスタイルに合致すると、「ビューカード」のおトクさは飛躍的に高まり、あなたにとっての“最強の1枚”になります。この点は次章で詳しく解説します。
近年、「ビューカード」の重要性はますます高まっています。ここには、JR東日本が注力する、鉄道外サービスの充実が関係しています。代表的なものを2つ紹介します。
「JRE POINTステージ」は、6か月間の利用実績(獲得・利用ポイント)に基づき、「ステージ1」から「プレミアム」までの4ステージに分けられ、ステージに応じた特典が受けられる「JRE POINT」のポイントプログラムのこと。
下位ステージでは駅ナカ商業施設で使えるクーポンなどの特典が中心ですが、「ステージ3」以上になると「JR・新幹線+宿泊プランの割引クーポン」など、おトク感のある特典が増えてきます。
そして、「ステージ3」以上を狙うには、「ビューカード」と「Suica」の、「JRE POINT WEBサイト」への登録が必須です。
「JRE BANK」は、JR東日本が手掛けるネット銀行サービスのこと。JR東日本ユーザー向けにさまざまな特典が用意されています。
なかでも注目したいのが「JRE BANK優待割引券(4割引)」の存在です。これは、JR東日本路線の片道運賃・料金が4割引になるクーポンのことで、年2回の判定日時点の口座残高と、「ビューカードの有無」や「給与などの受取口座として使用しているか否か」に応じて、年間で最大10枚付与されます。
たとえば、判定日時点で残高が50万円以上あり、「ビューカード」の利用代金の引落口座として「JRE BANK」を使っていると1枚付与。さらに、給与などの受取口座として「JRE BANK」を使っていると2枚付与されます(合計3枚、年間だと6枚)。
判定日時点の残高が300万円以上の場合は、上記条件での付与枚数がそれぞれ1枚増えます(合計5枚、年間だと10枚)。
「JRE BANK」は、2024年にリリースされた“JR東日本の銀行”。画像出典:JR東日本
下記の記事では、価格.comマガジンの編集部員が実際に「JRE BANK」を使って、仕組みやメリットを詳細にレポートしています! 「JRE BANK」を詳しく知りたい人はぜひチェックしてくだい。
「ビューカード」で貯まる「JRE POINT」には、JR東日本の鉄道や関連サービスを中心に、さまざまな使い道が用意されています。
王道は、「Suica」や「モバイルSuica」へのチャージで、1P=1円で、1P単位からチャージできます。また、「JRE POINT加盟店」での支払いにも、1P=1円で使えます。
「JRE POINT WEBサイト」にSuicaを登録している人なら、「Suicaグリーン券」に交換してもいいかもしれません。1枚あたり400〜600P(必要ポイント数は「JRE POINTステージ」のステージによって変動)で交換できます。普通に購入すると750〜1,550円(乗車距離によって変動)かかるので、ちょっとしたおトク感があります。
そして、いちばん“JR東日本らしい”使い道と言えそうなのは、「どこかにビューーン!」です。
これは、JR東日本の新幹線停車駅47か所からランダムに提示された4つの駅のうち、抽選で当たった「どこかの駅」に往復で移動できるサービスのこと。「JRE POINT」が 6,000Pあれば利用できます。
たとえば、「東京〜秋田」間を「JRE POINT」特典チケット(往復)で移動する場合、「2万4,220P」必要です。しかし、「どこかにビューーン!」ならたった6,000Pで往復できます。かなりおトクな使い道と言えるでしょう。
もっとも、行き先は完全に運任せです。「北国への雪見旅」になるか、それともまさかの「隣県の駅への移動」になるか……。日頃の行いに自信のある人は、ぜひ“新幹線ガチャ”を回してみてください。
ちなみに、前出の「JRE BANK」には「どこかにビューーン!」が4,000Pで利用できるクーポン特典があります。年4回の判定月に「残高50万円以上」かつ、「ビューカードの引落口座として利用」で1枚付与、「給与などの受取口座として利用」で2枚付与されます(合計3枚、年間最大12枚)。
「どこかにビューーン!」なら、6,000Pで「新青森」まで行けてしまえる(かもしれない)
本章では、具体的に「あなたに最適なビューカード」を提案します。
前章で、「ビューカード」の特典が、“土台”(共通特典)と“上物”(各「ビューカード」の個性)の「2層構造」になっていることを確認しました。
「ビューカード」選びの最適解は、あなたのライフスタイルと相性のよい“上物”を結びつけることで見つかります。
JR東日本エリアの鉄道をひんぱんに利用する人には、「ビューカード ゴールド」がおすすめです。年会費は1万1,000円かかりますが、それを上回るメリットが期待できます。特に、新幹線や特急で遠出する機会の多い人ほど、メリットは大きくなります。
JR東日本エリアの新幹線をよく使う人なら、「ビューカード ゴールド」から、その年会費を大きく上回る恩恵を期待できる
「ビューカード ゴールド」は、前出の“土台”(共通特典)で適用される還元率に1〜5%上乗せされるのが最大の魅力です(一部同じ還元率が適用される用途もあります)。
▼「ビューカード ゴールド」をJR東日本の鉄道関連で利用する際の還元率例(かっこ内は一般カードの還元率との差)
・「えきねっと」でJRのきっぷを予約……10%還元(プラス5%)
・「モバイルSuica」でグリーン券購入……10%還元(プラス5%)
・「モバイルSuica」で定期券購入……6%還元(プラス1%)
・「モバイルSuica」へのオートチャージ・チャージ……1.5%還元(上乗せなし)
・「Sucia」へのオートチャージ……1.5%還元(上乗せなし)
※上記の還元率はすべて「ビューカード」特典と、「えきねっと」特典や「モバイルSuica」特典との合算値
たとえば、「えきねっと」で「ビューカード ゴールド」を使って、JR東日本エリアの新幹線のきっぷ(eチケット)を買うと、最大10%の還元率が適用されます。
一例として、東京〜金沢間を新幹線で移動する場合、「えきねっと」できっぷを購入し、片道料金1万4,180円を「ビューカード ゴールド」で決済すれば、片道1,403P(※)、往復で2,806P獲得できます(一般カードの場合は往復で1,406P)。
※VIEWプラス特典分1,120P(1,000円につき80P)。「えきねっと」特典分283P(価格の2%還元)
このほか、「ビューカード ゴールド」で、「モバイルSuica」定期券を、新橋―横浜間の通勤6か月で購入(70,350円)すると、6%の還元率が適用され4,207P獲得。年間なら、8,414P獲得できます。
JR東日本は2026年3月に運賃の値上げを予告しているため、今後、「ビューカード ゴールド」の鉄道関連での高還元に対する注目度が上がる可能性があります。
下記の記事では、クレジットカード評論の第一人者である岩田昭男さんが、10年以上愛用している「ビューカード ゴールド」を忖度なしでレビューしています。
JR東日本の鉄道関連でのメリットはもちろん、年間利用額に応じたボーナスポイントや国内外の旅行傷害保険の充実ぶりも解説しています(これらの点は、本記事でも後述)。
「ビューカード」のなかでも際立った“上物”(個性)を持つのが「提携カード」各種です。あなたのライフスタイルに合わない可能性も大いにありますが、ハマった場合のおトク感は「ビューカード」のなかでも随一です。
JR東日本の鉄道以外にも、特定の店舗やサービスを利用する機会の多い人は、「ビューカード」の「提携カード」4種をまずチェックするといいでしょう。
ビューカード」の提携カード4種とその特徴
「提携カード」のなかで、比較的多くの人に恩恵がありそうなのが「JRE CARD」です。JR東日本の駅構内の商業施設や駅ビルにある「JRE CARD優待店」(アトレ、エキュート、ルミネなど)や、ショッピングサイトの「JRE MALL」で利用すると3.5%と高い還元率が適用されます。
駅ビルのなかでも、「ルミネ」系列に特化しているのが「ルミネカード」です。「ルミネ」、「NEWoMan(ニュウマン)」、ネットショップ「アイルミネ」などの対象店舗で利用すると、カード料金の引落時に常時「5%OFF」となります。さらに年4回程度開催されるセール期間中には「10%OFF」になる特典もあります。
「ビックカメラSuicaカード」は、その名のとおり「ビックカメラ」での利用にメリットがあります。ビックカメラの店舗での決済に利用すると、11%の「ビックポイント」が付与されます。また、ビックカメラの店舗にて、同カードでチャージしたSuicaで支払う場合は、10%の「ビックポイント」に加え、チャージ分の1.5%の「JRE POINT」が貯まり、実質11.5%還元とさらにおトクです。
最後に、やや異色の存在である「JALカードSuica」もあります。JALグループの航空会社およびJMB提携航空会社便のフライトやショッピングで使った際は「JALマイル」が貯まり、JR東日本のサービスで使った場合には「JRE POINT」が貯まるハイブリッドなカードです。
▼「JRE CARD」をチェック
▼「ルミネカード」をチェック
▼「ビックカメラSuicaカード」をチェック
▼「JALカードSuica」をチェック
下記の記事では、「JRE CARD」を愛用している価格.comマガジンの編集部員の筆者が、「JRE CARD優待店」で3.5%還元を受けた様子を、実際のレシートとともにレビューしています。ぜひ、「JRE CARD」のおトクさを体感してください。
●「ビューカード ゴールド」から年会費以上の恩恵を受けられるかわからない
●「提携カード」の対象施設やサービスの利用頻度はそこまで多くない
●でも、「ビューカード」の鉄道関連の特典を取りこぼしたくないので1枚持っておきたい
という人は、「ビューカードスタンダード」がおすすめです。
「ビューカードスタンダード」は、その名のとおり、「ビューカード」の基本とも言える1枚です。際立った個性はないものの、「ビューカード」の共通特典をしっかり備えており、「JR東日本の鉄道を使う機会がそこそこある」というライトユーザーに向いています。
また、「ビューカード」のなかで唯一、即時発行に対応しており、「バーチャルカード」であれば申込完了から最短5分で発行されます。すぐに「モバイルSuica」や「えきねっと」で使いたい人にもおすすめできます。
このほか、「家族カード」が発行できるのも「ビューカードスタンダード」の特徴です。さまざまなサービスを本人会員と同様(一部特典を除く)に受けられ、「JRE POINT」を家族で貯めることができます。「ビューカード ゴールド」には及びませんが、最大5,250P(年間150万円利用時)のボーナスポイントもあり、この利用額も、家族カード会員で合算して判定されます。
「ビューカード スタンダード」は家族カードが最大9枚まで発行でき、ポイントや、ボーナスポイント対象の利用額の合算が可能
下記の記事では、「ビューカード」ビギナーにおすすめの「ビューカード スタンダード」と「JRE CARD」を深掘り比較! ユーザーのタイプ別におすすめカードを提案しています。
価格.comマガジンが考える「ビューカード」のおすすめ基準
〈基準1〉日常生活の幅広い用途で使うメリットがある
〈基準2〉年会費以上のメリットが期待できる
〈基準3〉使う人の年代が問われない
| カード | 画像 | ポイント還元率 | 詳細を見る | 年会費 | 貯まるポイント | モバイルSuicaチャージ | メリット | 年間利用特典 | Suica機能 | 定期券機能 | タッチ決済機能 | 即時発行 | 海外・国内旅行傷害保険 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ビューカード ゴールド | ![]() |
0.5%〜10.0% | 詳細を見る公式サイトへ | 1万1,000円 | JRE POINT 1,000円で5P |
1.5%還元 | VIEWプラスで最大8%還元 年間利用特典 |
最大1万7,000P | 〇(選択制) | × | 〇(選択制) | × | 海外、国内/最高5,000万円 |
| ビューカード スタンダード | ![]() |
0.5〜5.0% | 詳細を見る公式サイトへ | 524円 | JRE POINT 1,000円で5P |
1.5%還元 | 年間利用特典 家族カード |
最大2,500P | 〇(選択制) | × | 〇(選択制) | 〇 | 海外/最高500万円、国内/最高1,000万円 |
| JRE CARD | ![]() |
0.5〜5.0% | 詳細を見る公式サイトへ | 524円(初年度無料) | JRE POINT 1,000円で5P |
1.5%還元 | JRE POINT優待店で 最大3.5%還元 |
× | ○ | × | × | × | 海外/最高500万円、国内/最高1,000万円 |
| JALカードSuica | ![]() |
0.5%〜1.0% | 詳細を見る公式サイトへ | 2,200円(初年度無料) | JALマイル(買い物利用時) 200円で1マイル JRE POINT(JR東日本利用時) 1,000円で5P |
1.5%還元 | JALカードの特典もあり | × | ○ | × | × | × | 海外/最高500万円、国内/最高1,000万円 |
| ビックカメラSuicaカード | ![]() |
0.5%〜11.0% | 詳細を見る価格.comへ | 524円(初年度無料・条件付無料) | ビックポイント 1,000円で5P JRE POINT 1,000円で5P |
1.5%還元 | ビックカメラで 最大11.5%還元 |
× | 〇 | × | × | × | 海外/最高500万円、国内/最高1,000万円 |
| ルミネカード | ![]() |
0.5%〜3.0% | 詳細を見る価格.comへ | 1,048円(初年度無料) | JRE POINT 1,000円で5P |
1.5%還元 | ルミネやニュウマンなどで 常時5%OFF |
商品券最大5,000円分 | 〇 | 〇 | × | × | 海外/最高500万円、国内/最高1,000万円 |
「ビューカード ゴールド」は、「ビューカード」のゴールドランクの券種のひとつです。2024年11月に名称や券面デザインがリニューアルされたほか、それまでJCBのみだった国際ブランドでVisaも選べるようになりました。
年会費は1万1,000円と決して安くはありませんが、JR東日本エリアの新幹線のきっぷ(eチケット)の購入に利用すると最大10%還元、「モバイルSuica」定期券の購入に利用すると6%還元など、JR東日本の鉄道関連での利用で高還元になります。
これに加え、「ビューカード ゴールド」には、空港ラウンジや、空港への手荷物配送サービスなど、ゴールドカードならではのサービスが付帯しています。また、ユニークな特典として、本カードホルダーで新幹線や特急のグリーン席を利用する人やその同伴者だけが使える、東京駅の「ビューゴールドラウンジ」を利用できます(グランクラス利用者はカードなしでも利用可)。
このほか、年間100万円以上利用すると5,000ポイントが付与される「ご利用特典」というサービスや、これに上乗せされてポイントが付与される「ビューゴールドボーナス」もあります(「年間150万円利用で3,000ポイント」など、利用額に応じて獲得ポイントが増える仕組み)。
・「えきねっと」経由で新幹線代10%還元はデカい! 私はグランクラスしか乗らないので往復で年会費がペイできます
・「えきねっと」を利用すると面白いくらいにポイントが貯まります。国内も海外も旅行傷害保険が自動付帯なのも凄い
・「モバイルSuica」で定期券を購入する人、JR東日本の新幹線を利用する機会が多い人にはおすすめです
※2025年12月3日時点の、価格.com「ビューカード ゴールド」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
「ビューカード スタンダード」は最もベーシックな「ビューカード」です。2024年11月に名称、券面デザインなどがリニューアルされ、片面ナンバーレスのスタイリッシュな仕様に変更されました。
また、2025年9月には、スマートフォンから申し込むと最短5分でカードを発行する「即時発行(バーチャルカード)」のサービスも始まりました。
「ビューカード スタンダード」には、ほかの「ビューカード」にあるような、「特定の店舗でポイント還元率が上がる」といった特典はありませんが、家族カードが発行できる点がメリットです。通勤者である親が本会員となり、学生である子どもに定期券兼クレジットカードとして持たせる、といった使い方ができます。
ただし、初年度から年会費が524円かかり、家族会員も同様の費用がかかるので、その点はご注意ください。
・「モバイルSuica」チャージで常に1.5%ポイントが付与されるのでこの1点のみでもこのカードを持つ意味がある
・東日本在住。なんだかんだSuicaへのチャージがいちばんお金を使っているので契約
※2025年12月3日時点の、価格.com「ビューカード スタンダード」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
「JRE CARD」は通常時0.5%還元ですが、「JRE CARD優待店」や、ショッピングサイトの「JRE MALL」で利用すると3.5%と高い還元率となります。主な優待店は下記のとおりです。
▼主なJRE CARD優待店
東京駅:グランスタ(東京・丸の内・八重北・八重洲)、グランアージュ
品川駅:アトレ品川、エキュート品川
上野駅:アトレ上野、エキュート上野
大宮駅:エキュート大宮、エキュート大宮ノース、信濃の風、ルミネ大宮
新宿駅:ルミネ新宿、ルミネエスト新宿、ニュウマン新宿、イイトルミネ
有楽町駅:エキュートエディション有楽町、ルミネ有楽町
立川駅:エキュート立川、グランデュオ立川、ルミネ立川
横浜駅:エキュートエディション横浜、シァル横浜、ルミネ横浜、ニュウマン横浜
秋葉原駅:アトレ秋葉原、エキュート秋葉原
幕張豊砂駅:とよすなうみかぜ広場
など
※対象店舗において、一部対象外のショップあり
これらの優待店には、食料品や日用品など、生活に直結した商品が揃っているので、うまく買い物を集約できれば、「JRE CARD」で支払うメリットが大きくなります。
いっぽうで、優待店などが近くになく、利用機会が少ない人の場合、「年間524円の手数料」がネックになります。年会費は初年度無料なので、「JRE CARD優待店」をどれほど利用するか、まず1年間お試しで使ってみるのはアリでしょう。
・仕事の経費などでよく使用するためか、結構ポイントが貯まります。特に、定期券を購入すると一気にポイントが貯まる気がします
・駅ナカ店舗利用でもSuicaチャージでもポイントを貯められるのがよい
・「ビューカード」のなかでも特にポイントが貯まりやすい部類だと思います
※2025年12月3日時点の、価格.com「JRE CARD」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
JALカードSuicaの券面画像
「JALカードSuica」をJALグループ航空会社およびJMB提携航空会社便のフライトやショッピングで使うと、通常のJALカードと同じくJALのマイルが貯まります。貯まったマイルは特典航空券への交換や、Suicaへのチャージに使えます。
また、JR東日本のサービスで利用する場合には「JRE POINT」が貯まります。貯めた「JRE POINT」を「1,500ポイント=1,000マイル」(年会費4,950円のショッピングマイル・プレミアムに別途加入時、未加入時は「1,500ポイント=500マイル」)で交換することも可能です。
このように、「JALカードSuica」はJALとJR東日本の両サービスを利用する機会が多い人にとってメリットのある1枚です。本カードの年会費は2,200円と一般カードとしてはやや高めですが、使い方次第で年会費以上の価値を感じられる人も多いでしょう。
・「JRE POINT」と、JALのマイルが貯まります。JR東日本管内に住んでいる人は持つ価値があります
・JRとJALを使うのであれば、ぜひ持っていたい1枚。年会費がかかりますが用途によっては持っていて損はなく、むしろおトクなカードだと思います
※2025年12月3日時点の、価格.com「JALカードSuica」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
「ビックカメラSuicaカード」のメリットは、ビックカメラでの利用でおトクになる点にあります。
通常、ビックカメラでのクレジットカード払いでのポイント付与率は「8%」です(貯まるのは「ビックポイント」。別途ポイントカードやアプリが必要)。しかし、「ビックカメラSuicaカード」ならクレジットカード払いであっても「11%」の「ビックポイント」が付与されます。
また、Suica残高での支払いに対応しているビックカメラの店舗にて、カード内のSuicaにチャージしたうえで、その残高で支払った際には、「Suicaへのチャージ分として、『JRE POINT』1.5%還元」と、「ビックカメラでの現金支払い分として、『ビックポイント』10%還元」で、実質的に「11.5%」還元になります。貯まるポイントが2種類に分かれてしまうのはややネックですが、かなり魅力的な水準であることは間違いないでしょう。
「ビックカメラSuicaカード」は初年度年会費が無料ですが、次年度以降より524円の年会費がかかります。しかし年に1回でもカードを利用すれば、この年会費は無料に。つまり普通に買い物などで使えば、実質的に年会費無料で利用可能です。
・JR東日本管内の人なら作るべき。管内じゃなくても、交通系決済は便利なので、検討の価値あり
・年会費無料かつほかの「ビューカード」にない強みもあるので、「JRE POINT」を積極的に集めたいならほぼ必須のカード
・JR通勤者でビックカメラ派の人は持っていて損はない
※2025年12月3日時点の、価格.com「ビックカメラSuicaカード」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
ルミネカードの券面画像
「ルミネカード」の最大の特徴は、対象店舗で利用すると、カード料金引落時に利用額が常時「5%OFF」となり、さらに年4回程度開催されるセール期間中は「10%OFF」になる特典です。
対象店舗はJR東日本系列の「ルミネ」や「NEWoMan(ニュウマン)」、ネットショップ「アイルミネ」など。いずれもファッション系の店舗が中心となる商業施設やネットショップですが、それ以外の家具店、雑貨店、飲食店、書店なども割引の対象となるので、買い物好きの人なら持っていても損のない1枚と言えます(一部割引対象外の商品、サービスがあります)。
年会費は、初年度は無料ですが、次年度より1,048円かかります。クレジットカードの年会費としてはやや高めなので、対象の商業施設の利用頻度(ひんど)をふまえて、本カードの保有を検討するとよいでしょう。
・ルミネ・ニュウマンでよく買い物をする方にはおトクなカードだと思います
・カード会員限定のルミネ10%OFFセールが最大の売り
※2025年12月3日時点の、価格.com「ルミネカード」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
前出のとおり、「ビューカード」はライフスタイルとマッチしたものを選ぶとメリットが大きくなります。数ある「ビューカード」のなかでも、メリットのポテンシャルが大きい面でおすすめなのが、「ビューカード ゴールド」です。
「ビューカード ゴールド」をイチ推しする最大の理由は、本記事でも繰り返しご紹介してきた、JR東日本の鉄道利用で適用される高還元率です。
なかでも、JR東日本エリアの新幹線のきっぷ(eチケット)の購入で適用される10%還元にはインパクトがあります。仮に北陸新幹線で東京〜金沢間を往復した場合、4往復で年会費の11,000円の元が取れる計算です。
また、「モバイルSuica定期券」の購入に利用した場合の6%還元も魅力的です。筆者は、現在通勤定期を購入していませんが、仮に居住地(埼玉県)から都内までの6か月分の通勤定期を買うと約7万円かかります。この支払いに「ビューカード ゴールド」を使うと4,000P程度獲得。年間なら8,000Pですから見逃せません。
「ビューカード ゴールド」は、年間利用額に応じて付与されるボーナスポイントも魅力のひとつです。
まず、年間利用額の累計が100万円を超えると、「ご利用特典」として5,000P付与されます。
年間150万円以上の利用からは、3,000〜最大1万2,000Pが付与される「ビューゴールドボーナス」もあります。たとえば、年間150万円の利用で3,000P加算されるため、「ご利用特典」との合算で8,000Pになります。最大で、合計1万7,000Pを獲得できます(年間300万円以上利用時)。
この利用額には、「Suica」へのチャージや、定期券、きっぷの購入額などもカウントされるので、JR東日本をよく使うほどボーナスポイント獲得が近づきます。
ユニークな特典しては、東京駅にある「ビューゴールドラウンジ」があります。ここは、「ビューカード ゴールド」などの対象のゴールドカードを持っている人で、当日東京駅発の新幹線や特急のグリーン車に乗る人や、対象カードはないものの、当日東京駅発のグランクラスに乗る人などが、出発時刻の90分前から利用できます。
A. 締め日は「5日」、引落日は「締切月の翌月4日」です。
「ビューカード」の利用代金の締め日は毎月5日です。その金額が、締切月の翌月4日に指定した預金口座から引き落とされます。ただし、金融機関が休業日の場合は、引き落としは翌営業日になります。加盟店からの売上受付日によっては、利用分の一部は請求月が遅れる場合もあります。
A. 最後に獲得・利用した日から2年後の月末まで有効です
「JRE POINT」は、最後にポイントを獲得・利用した日から2年後の月末まで有効です。ただし、キャンペーンなどで特別に付与された「期間限定ポイント」に関しては、あらかじめ個別に定められた有効期限を確認してください。
A. カードによっては利用できます
タッチ決済が利用できる「ビューカード」もあります。見分け方は「カード券面にリップルマークがあるSuica機能のないカード」です。これらのカードなら決済端末に「ビューカード」をかざすだけでタッチ決済(コンタクトレス決済)が可能です。またこれ以外の「ビューカード」でも、ApplePayの決済カードとして登録することでタッチ決済が利用できます。
A. できません
現時点では「ビューカード」のクレカ積立に対応した証券会社はありません。