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エレコムの人差し指操作型ワイヤレストラックボールマウス3機種を徹底比較

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Bluetooth&有線接続にも対応した8ボタントラックボールマウス「M-DPT1MRBK」

エレコム「M-DPT1MRBK」

ということで、今回レビューする製品の紹介に進もう。まずは「M-DPT1MRBK」だ。こちら、“DEFT PRO”というペットネームが与えられた新モデルで、長寿命部品を採用して保証期間を3年とするなど「M-DT1DRBK」のグレードアップ版といえるモデルとなっている。

さらに、専用レシーバーによる2.4GHzワイヤレス接続に加えて、Bluetooth接続や有線接続にも対応しており、外出時にバッテリー切れを起こしても使い続けられる便利さを持ち合わせている。ちなみに、バッテリー持続時間は単3アルカリ電池使用時、「M-DT1DRBK」と同じ計算(1日8時間のパソコン操作中5%をマウス操作に割り当てた場合を想定)で「ローエナジーモード」が約301日、「ハイスピードモード」が約211日と10%ほど向上している。Bluetooth接続時には「ローエナジーモード」で約366日、1年ほど使い続けられるというから多くの人にとって充分な数値といえるだろう。

2.4GHzワイヤレス接続のほか、Bluetooth接続、有線接続に対応。これだけ多機能ながら、バッテリー性能が2.4GHzワイヤレス接続のみ対応の「M-DT1DRBK」より向上しているのはまさに驚きだ

改良は、多岐にわたって行われている。まず、「M-DPT1MRBK」最大の目玉となっているのが、トラックボールの大型化とポインター追従性の改良だ。まず、ボールのサイズは44mmと、「M-DT1DRBK」のちょうど2倍の直径となり、操作性を向上。さらに、トラックボールの色(ブラックからレッドに変更)やコーティング層の厚み等を検討することで、追従性も向上させたとアピールする。なお、直径2.5mmの人工ルビーによるトラックボールの支持などは変わらず。また、スクロールホイールも光学式となり、稼働時における部品の摩耗を低減したとアピールする。

直径44mmの大型のトラックボールを搭載。真っ赤なカラーリングもかっこいい

直径44mmの大型のトラックボールを搭載。真っ赤なカラーリングもかっこいい

全体のフォルムとボタンの配置は、トラックボールの大型化にともなって変更されている。まず、底面積はあまり変わらないもののトラックボール部分を中心にやや背が高くなった印象だ。側面に左クリック+上下左右スクロールホイール+進む/戻るボタンが配置されるのは同じだが、ポインター速度が3スピード変更可能(500/1000/1500カウント)になったことから底面に移動、代わりに2.4GHz/Bluetooth切り替えスイッチとファンクション3ボタンが配置されることとなった。

ポインター速度切り替えやペアリングボタンは底面に移動。使用頻度があまり高くないので、それほど問題にはならないはずだ

また、トラックボール右側の右クリックボタンは大型化され、さらに右側(薬指が置かれるあたり)はファンクション2ボタンが配置されることとなった。さらに、ファンクション1ボタンはトラックボール左側へと3つのファンクションボタンはバラバラに配置されることとなり、こちらを多用している人には多少の慣れが必要となるかもしれない。

ファンクションボタン1はトラックボール左側、ファンクションボタン2は右クリックボタンのさらに外側にレイアウト

左側面に集中配置された各種ボタン。ファンクションボタン3はこちらにレイアウトされた

左側面に集中配置された各種ボタン。ファンクションボタン3はこちらにレイアウトされた

さて、実際の使い心地はというと、ことトラックボールの操作性については格段に向上したといえる。やはり、ボールの大型化は顕著で、大きな動きから微細な位置調整まで、良好なコントロールを示してくれる。すっと動き出し、思った場所にズレなくスピーディーに持っていくことができるのだ。この部分だけを取ってみても、「M-DT1DRBK」より「M-DPT1MRBK」をオススメしたい。また、500/1000/1500カウントの3つから選択できるようになったポインター速度も絶妙で、筆者は1000カウントがベストだったんだな、ということが分かった。逆に、750はともかく500カウントはどんな人が使うのだろう(イラストを描く人?)というのも気になった。

光学式になったスクロールホイールは、追従性がかなりよくなった印象だ。操作感は好みが分かれそうだが、少なくとも遊びをほとんど感じない素早い反応は好印象だった。やや気になったのが薬指が乗るファンクション2の位置だ。「M-DT1DRBK」からのアップグレードだと無駄に押してしまうことがあるが、それ以外はすべてにおいて「M-DPT1MRBK」が勝っていた。外見的にも、赤いトラックボールやレザー風の表面処理が為された上部パネルなど、上質な印象も持ち合わせている。コスト面で納得できるのだったら、「M-DPT1MRBK」をチョイスして欲しいところだ。

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