中国の家電メーカーであるシャオミ(Xiaomi)は、2019年12月9日、日本市場への参入を発表した。第一弾製品として、ミドルクラスのスマートフォン「Mi Note 10」をはじめ、モバイルバッテリー、炊飯器、スーツケースなどをAmazon限定で順次発売開始する。ここでは、カメラ機能が特徴のスマートフォン「Mi Note 10」を中心にレポートする。
※本記事中の価格は税別で統一している
シャオミの国内市場参入第一弾モデルとして今回発表されたSIMフリースマートフォン「Mi Note 10」は、1,080×2,340のフルHD+表示に対応する約6.47インチ有機EL曲面ディスプレイを搭載する大型スマートフォンだ。SoCは、ミドルハイ向け「Snapdragon 730G」で、6GBのRAMと128GBのストレージを備える。OSは、Android 9をベースにした「MIUI 11」が使われる。上位モデルとして8GBのRAMと256GBのストレージを備えた「Mi Note 10 Pro」も発売される。
本機はカメラ機能に注力されており、メインカメラは、約2,000万画素の超広角カメラ(画角117°)、約1億800万画素のメインカメラ(光学手ぶれ補正付き)、約1,200万画素の光学2倍ズームカメラ、約500万画素の10倍ハイブリッドズームカメラ(光学手ぶれ補正付き)、約200万画素のマクロカメラという組み合わせの5眼カメラとなっている。0.6倍の広角撮影から50倍のデジタルズームまで対応するほか、焦点距離50mmのポートレート撮影や、AIシーン認識機能を備える。なお、フロントカメラは約3,200万画素だ。
通信性能は、対応バンドなどまだ不明な部分はあるが、NTTドコモ、au、ソフトバンク(ワイモバイル)の3キャリアのSIMカードに対応する模様。また、5,260mAhという大容量バッテリーを内蔵し、長時間のバッテリー駆動が期待できる。なお、同梱の30W充電器を使うことで約65分でフル充電が可能だ。
カラーバリエーションはオーロラグリーン、グレイシャーホワイト、ミッドナイトブラックの3色を用意する。
本製品の販路は、当面Amazonのみでの取り扱いとなり、2019年12月9日より予約受付が開始されている。販売価格だが「Mi Note 10」は52,800円、「Mi Note 10 Pro」は64,800円となる。
写真の製品はグレイシャーホワイト。白から紫にうっすらとグラデーションする背面処理がなされている
5眼カメラを採用するメインカメラ。1億以上の高画素数カメラを搭載するほか、最大50倍のデジタルズームやマクロ撮影、ポートレート撮影対応など、かなり意欲的な仕様になっている
ボディ下面には、キャップで覆われている部分がUSB Type-Cポートと、ヘッドホン端子が搭載されている
5,260mAhの大容量バッテリーを搭載しているため、厚みはそれなりにある
同時に発表されたライフロガー「Mi スマートバンド 4」。価格は3,490円
容量10,000mAhのモバイルバッテリー「Mi パワーバンク3」。最大出力は18Wで1,899円
スマートフォンで遠隔操作できるIH炊飯器「Mi IH炊飯器」は9,999円
スーツケースも取り扱われる。サイズは20インチで、樹脂製ボディが7,990円、メタルボディが17,900円