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やりたいことを話すだけでOK

使わないのはもったいない!スマホを音声で快適に操作する方法徹底解説

音声アシスタント機能を活用すると、スマートフォンやタブレットに向かってやりたいことを話しかけるだけで、いろいろな操作ができる。覚えておくとスマホやタブレットの操作がぐっと楽になるので、使い方をしっかりマスターしよう。

音声アシスタントでできる操作は幅広い。ただし、すべてを覚える必要はないので、自分にとって便利な使い方を見つけよう。そのためにも、やりたいことをどんどん話しかけてみるのがいい

音声アシスタント機能の基本設定

スマートフォンやタブレットで使える音声アシスタント機能はいろいろあるが、ここではiPhone/iPadに標準装備の「Siri」と、Android端末で使える「Google アシスタント」の使い方を解説する。

ちなみに、「Google アシスタント」はiPhone/iPadでも「Google アシスタント」アプリをインストールすれば利用可能だ。しかし、アプリを起動していないと使えないので、ここではAndroid端末での使い方を解説する。

なお、以下の操作は「iPhone 11 Pro(iOS 13.7)」、「Pixel 3(Android 10)」を例に解説していく。

はじめに、音声アシスタント機能の基本設定を見直しておこう。

●「Siri」の設定

「Siri」の設定は、「設定」アプリの「Siriと検索」で行う。

・"Hey Siri"を聞き取る
オンにすると設定画面が表示されるので、画面の指示通りに発話して設定する。完了すると、「ヘイシリ」と話しかけるだけで「Siri」が起動する。たとえば、料理中に手が塞がっている時にタイマーをセットしたい、といったケースでとても有効だ。

ただし、テレビや再生中の音楽などに反応して起動することもあるので、誤起動が気になる時にはオフにしておくといい。

・サイドボタンを押してSiriを使用
オフの場合は「Siri」が無効になっている。オンにすると画面下部に「Siriを有効にする」が表示されるので、タップして有効にする。これで、サイドボタンの長押しでSiriが起動するようになる。ホームボタンのあるiPhone/iPadの場合は、ホームボタンの長押しだ。

・ロック中にSiriを許可
オンにすると、iPhone/iPadがロック中でもSiriを起動できる。先ほどの例のように、料理中など手が塞がっている時に利用したいならオンにしておく必要がある。

・言語
「Siri」に話しかける言語を選択する。

・Siriの声
「男性」か「女性」を選択する。

・音声フィードバック
ユーザーの発話に対する「Siri」の返事(音声フィードバック)を「常にオン」「着信スイッチで制御」「ハンズフリーのみ」から選ぶ。各項目をタップすると、説明が表示される。

・自分の情報
「連絡先」の登録者が一覧表示されるので、自分を選択する。自分の情報が未登録の場合は、登録しておくと便利だ。電話番号や自宅、職場の住所、家族などを登録しておくと、「“自宅”へのルート」や「“妻”に電話」などの発話で適切な操作を実行できる。

・Siriおよび音声入力の履歴
Siriに対する発話や音声入力で使う音声データは、インターネットでアップルのサーバーに送信される。ここをタップして「Siriおよび音声入力の履歴を削除」をタップすると、保存された自分の音声データが削除される。

詳しくは、「Siriおよび音声入力の改善について...」をタップすると確認できる。セキュリティが気になる人はチェックしておくといいだろう。

・着信メッセージの読み上げ
第2世代の「AirPods」、一部のBeatsヘッドホンを使用している時、オンにすると着信メッセージを読み上げてくれる。

・SIRIからの提案
ユーザーのiPhone/iPadとアプリの使用状況を解析し、3つの項目に対して提案を表示する。不要ならオフにする。

「設定」の「Siriと検索」で、「Siri」の基本設定を行う

「設定」の「Siriと検索」で、「Siri」の基本設定を行う

●「Google アシスタント」の設定

「Google アシスタント」の設定は、「Google」アプリか、「Google アシスタント」アプリから行う。ここでは、「Google アシスタント」を利用し、主な設定項目について解説する。
「Google アシスタント」アプリを起動し、画面右下にある方位磁針のアイコンボタンをタップ。「使い方・ヒント」画面が開いたら、右上のアカウントアイコンをタップして「設定」をタップする。

・マイインフォ
「アシスタントでのデータ」で、「Google アシスタント」が利用するデータの確認や削除ができる。プライバシーに関わるデータもあるので、使い勝手に合わせて設定を見直しておこう。

「ニックネーム」では、自分の呼び名を設定。「マイプレイス」には、自宅や職場の住所を登録する。これで、「“自宅"までのルート」といった音声コマンドが使えるようになる。

「マイインフォ」では、先頭から3つの項目を設定しておこう

「マイインフォ」では、先頭から3つの項目を設定しておこう

・アシスタント
「言語」で、「Google アシスタント」と話す言語を設定。「アシスタントの音声」で、男性か女性の声を選択できる。「移動手段」では、普段通勤や移動に使う手段を設定する。

「アシスタントデバイス」欄で「スマートフォン」をタップすると、「Google アシスタント」機能のオン/オフができる。また、「Ok Google」をオンにすると、「オッケーグーグル」の発話で「Google アシスタント」を呼び出せるようになる。

「続けて会話」は現在、英語にのみ対応。「Voice Match」と「Face Match」は、スマホ以外のスマートスピーカーなどに関連する設定だ

「Ok Google」をオンにすると、「オッケーグーグル」の発話でアシスタントが利用できるようになる

「Ok Google」をオンにすると、「オッケーグーグル」の発話でアシスタントが利用できるようになる

音声でどんな操作ができるの?

音声アシスタント機能では、スマホの設定変更からアプリの起動、検索、メッセージの送信、電話の発信、タイマーやアラームの設定、翻訳、計算、ルート探索、予定やリマインダーの追加、メモの作成、音楽の再生などなど、とても多くの操作を実行できる。

そこではじめに、できることを確認しておこう。ここで大切なことは、すべての機能を覚える必要はないということだ。音声で操作したほうが便利だと思えるものがあれば、まずはそれを使ってみるのがいい。

●「Siri」でできることと基本操作

まずは「Siri」を起動させてみよう。サイドボタン(またはホームボタン)を長押しすると「Siri」が起動し、「ご用件は何でしょう?」と表示される。

そのまま何も話さずにいると、「たとえばこのように尋ねてください。」と表示され、使い方の例が一覧表示される。各項目をタップすると、さらに詳細な使用例が表示されるので、ザッと目を通しておこう。

また、「Hey Siri」を有効にしているなら、「ヘイシリ」の発話でも「Siri」を起動できる。その場合、しばらくすると画面左下に表示される「?」をタップすると、使用例が表示される。

そのほか、「何ができるの?」と話しかけるだけでも使用例が表示されるので覚えておこう。

まずは、「Siri」の使用例を確認してみよう。各項目をタップすると、さらに詳しい使い方がわかる

まずは、「Siri」の使用例を確認してみよう。各項目をタップすると、さらに詳しい使い方がわかる

「Siri」の基本的な使い方は、「Siri」を起動してユーザーの発話を待機している時に発話をする。発話の待機中は、画面下部にアニメーション仕様の横線が表示される。

操作を実行した後、あるいは待機中に一定時間が経過すると、画面下部中央にアニメーション仕様のボタンが表示される。この状態では音声を受け付けないので注意。ボタンをタップすると、発話を待機するモードに切り替わる。

上がユーザーの発話を待機している状態で、下は音声認識がオフになっている状態だ

上がユーザーの発話を待機している状態で、下は音声認識がオフになっている状態だ

●「Google アシスタント」でできることと基本操作

「Google アシスタント」でも「Siri」と同様に、音声だけでさまざまな操作ができる。

「Google アシスタント」の起動は、「Google アシスタント」アプリを起動するほか、ホームボタンの長押し、「Ok Google」を有効にしているなら「オッケーグーグル」の発話でも起動できる。

また「Pixel 3/3a/4」には「Active Edge」という機能があり、スマホ本体の左右を軽く握りしめる動作(スクイーズ)でも起動させることが可能だ。Active Edgeの設定は、「設定」→「システム」→「ジェスチャー」→「Active Edge」で確認・変更ができる。

「Google アシスタント」の音声アシスタント機能でできることを確認するには、「Google アシスタント」画面右下の方位磁針アイコンをタップ。開く「使い方・ヒント」画面で、「おすすめ」や「トレンド」といったカテゴリー別に使い方が紹介されている。

また、同じ画面で検索機能を使って探す方法もある。たとえば、スマホの設定に関する音声操作を知りたい時は「設定」をキーワードに検索する、といった具合だ。

さらに、「Google アシスタント」に「何ができるの?」と尋ねる方法もある。目的別の項目が表示され、タップすると具体的な使い方が表示される。

「使い方・ヒント」画面でできることを確認しよう。目的を検索キーワードにして探すことも可能だ

「使い方・ヒント」画面でできることを確認しよう。目的を検索キーワードにして探すことも可能だ

「何ができるの?」と尋ねると、目的別の使い方を確認できる

「何ができるの?」と尋ねると、目的別の使い方を確認できる

「Google アシスタント」の基本的な使い方は、アシスタントを起動してユーザーの発話を待機している時に発話をする。発話の待機中は、画面下部中央にアニメーション仕様の4色の「●」が表示される。

操作を実行した後、あるいは待機中に一定時間が経過すると、4色の「●」がマイクに変わる。このボタンをタップすると、発話を待機するモードに切り替わる。

上がユーザーの発話を待機している状態で、下は音声認識がオフになっている状態だ

上がユーザーの発話を待機している状態で、下は音声認識がオフになっている状態だ

音声アシスタントを使いこなすコツは?

音声アシスタントの利点は、とにかく手間のかかる操作を簡単に実行できるところにある。

たとえば、単純にタイマーをセットするだけでも、通常であれば「時計」アプリを起動し、タイマーを選んで時間を設定して開始ボタンをタップ、という操作が必要になる。

これが音声アシスタントなら、アシスタントを起動して「タイマー○分」と発話するだけで済む。タイマーの一時停止や再開も、「タイマーを一時停止」と「タイマーを再開」だけでOKだ。

ルート探索だって簡単。「東京駅まで車で」と発話すれば車によるルートが表示され、すぐに出発できる。徒歩の場合は「徒歩で」と言い換えればいい。

このように利便性は高いのだが、できることを覚えるのが面倒だと思う人もいるだろう。しかし、心配はご無用。使いこなすコツはとにかく、「やりたいことを話しかけてみる」だ。やりたいことがあれば、まずは話しかけてみよう。

はじめは、日常でよく使う機能を音声で実行してみるのはいかがだろうか。たとえば、「明日の朝6時に起こして」(アラームのセット)、「今日の天気は?」(現在地の天気)、「今日の予定は?」(予定の確認)、「最新ニュースを再生」(最新ニュース)、「(アーティスト、曲、アルバム、プレーリスト名)を再生」(音楽の再生)などだ。

そのほか、「(アプリ名)を起動」(アプリの起動)、「(連絡先に登録の名前)に電話」(電話の発信)、「(メモの内容)をメモ」(メモの作成)など、何かをしようと思ったら、音声で話しかけてみる。

またこの時、言い回しを気にする必要はない。天気を知りたい時は、「今日の天気」でもいいし「今日の天気は?」や「天気を教えて」「天気」など、いろいろな言い回しに対応する。ユーザーが何を求めているのかが伝わればいいので、自分なりの言い回しでかまわないのだ。

さらに音声アシスタントの利用法は、スマホの操作だけに限らない。会話のキャッチボールとまではいかないが、簡単な雑談ならOKだ。

たとえば「あー疲れた」といった独り言をつぶやいてみたり、「歌を歌って」や「なぞなぞを出して」など、とりとめのないことを話しかけてみるのも面白い。トンチンカンな答えが返ってきたり、内容を理解してくれないことも多々あるが、それはそれでご愛敬(現在のAI=人工知能の限界)だ。

音声の操作に自分が慣れる必要もあるので、どんどん話しかけてみていただきたい。

「Siri」に「あー疲れた」とつぶやいてみた時の返事の例。答えは幾通りかある。人と会話をするような感覚で、話しかけてみよう

音声で文字入力もできる

音声による文字入力も可能だ。音声認識の精度はとても高く、十分実用的なので使ってみよう。

●iPhone/iPadの場合

はじめに、音声入力が有効になっているか、確認しておく。「設定」アプリの「一般」→「キーボード」とタップ。「音声入力」が無効なら、有効に設定する。

「音声入力言語」は、キーボードと連携する。タップすると自分が使っているキーボードが表示されるので、日本語キーボードの右にチェックマークが付いていることを確認しよう。

「音声入力」を有効にする

「音声入力」を有効にする

筆者は「iPhone 11 Pro」で、「日本語」(日本語 - かなキーボード)と「英語(日本)」(英語(日本)キーボード)を使っている。「英語(日本)」にチェックを入れると、英語(日本)キーボードでの音声入力が英語対応になり日本語は認識しなくなる。チェックを外すと日本語対応に切り替わる。なお、「日本語」のチェックは外せない

準備ができたら、音声入力を試してみよう。ここでは「メモ帳」を使っているが、キーボードの機能なのでアプリを選ばずに利用できる。

日本語 - かなキーボードを表示して、右下のマイクボタンをタップすると音声入力モードに切り替わる。あとは、日本語を話すと音声認識し、文章が入力される。

キーボード右下のマイクボタンをタップすると、音声入力モードに切り替わる。この状態で話すと音声認識され、文が入力される。下部中央のキーボードボタンをタップするとキーボードに戻る

iPhone/iPadの場合は、記号や句読点も音声で入力でき、改行も音声でできる。音声で操作できないのは、入力した文字の削除と、カーソルの移動くらいだろう。

キーボード入力や手書き入力よりも素早く入力ができるので、ササッとメモを取りたい時や、メッセージを送信する時などに利用すると、とても快適だ。

改行の実行や記号の入力などに使う発話をまとめておくので、参考にしよう

改行の実行や記号の入力などに使う発話をまとめておくので、参考にしよう

●Android端末の場合

Android端末でも、音声による文字入力が可能だ。以下では、「Gboard」を使った音声入力の方法を解説する。

はじめに、「Gboard」で音声入力が使えるようになっているか、設定を確認する。「設定」を開き、「システム」→「言語と入力」→「仮想キーボード」→「Gboard」とタップ。

「音声入力」をタップし、「音声入力を使用」が有効になっているか、確認しよう。無効なら、タップして有効(背景が青色)にする。

「Gboard」の音声入力を有効にする

「Gboard」の音声入力を有効にする

設定を確認したら、音声入力を使ってみよう。ここではメモアプリの「Keep メモ」を使うが、その他のアプリでも同様に音声入力ができる。

音声入力するには、「Gboard」を表示した状態で左下の地球儀アイコンボタンを長押し。メニューが開くので、「自動 Google音声入力」をタップする。

音声入力モードに切り替わったら、入力したい内容を話す。これで音声認識され、文章を入力できる。ただし、iPhone/iPadのように改行や記号などの音声入力には対応していない。基本は文字の入力だけであることを理解しておきたい。

「Gboard」の地球儀アイコンボタンを長押しして「自動 Google音声入力」をタップ

「Gboard」の地球儀アイコンボタンを長押しして「自動 Google音声入力」をタップ

音声入力モードになったら、発話して文章入力する。マイクボタンが緑色の時、発話を待ち受けている。ボタンが白になったら認識しないが、タップすれば緑色に変わる。キーボード部右上の「×」ボタンをタップすれば、元のキーボードに戻る

まとめ

音声による操作は、タッチ操作よりも快適にスマホを使いこなせるシーンが多い。電車の中や周囲に人がいると、気恥ずかしさを感じるケースもあるが、そのような場合には利用シーンを選んで使ってもいい。

日常のちょっとした操作に使うだけでもスマホの操作は快適になるので、使ったことがない人は特に、ぜひ一度体験してみてほしい。

また、AIによる音声アシスタントは、多くのユーザーが使えば使うほど学習が進んで賢くなる。積極的に使ってみよう。

小野均

小野均

パソコンからモバイルまで、ハード&ソフトのわかりやすい操作解説を心がける。趣味は山登りにクルマという、アウトドア志向のIT系フリーライター。

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