モトローラ・モビリティ・ジャパンは2021年10月19日、新型スマートフォンとして、「motorola edge 20」と「motorola edge 20 fusion」の2機種を10月22日に発売すると発表した。すでに海外では発売済みの機種で、同社のスマートフォンのラインアップの中ではミドルハイレンジに位置する。
価格はオープン。同社の直販ストアのMOTO STOREでの価格はmotorola edge 20が54,800円(税込)、motorola edge 20 fusionが43,800円(税込)。
motorola edge 20とmotorola edge 20 fusion
左がmotorola edge 20、右がmotorola edge 20 fusion
motorola edgeは、デザインとカメラ、それにディスプレイにこだわった日本初上陸のシリーズ。まずはmotorola edge 20から詳しく見ていこう。
motorola edge 20は、モトローラ史上最薄・最軽量の5G端末。その厚さは6.99mm(最薄部)、重量は約163g。6.7インチの大画面ながら、非常に薄くて軽いボディだ。モトローラのスマートフォンは丸みのあるボディのモデルが多いが、本モデルは角張ったフォルムで精悍な印象だ。カラーはフロストオニキスの1色を用意する。
motorola edge 20はモトローラ史上最薄・最軽量の5G端末
最薄部は6.99mm。カメラ部分はやや厚みがある
カメラは1億800万画素のメインカメラ(F1.9)、1600万画素の超広角/マクロカメラ(F2.2)、望遠800万画素光学式3倍ズームカメラ(F2.4)で構成されたトリプルカメラシステムを採用。光学式手ブレ補正やLEDフラッシュも備える。
メインカメラは、常時1億800万画素で撮影するわけではなく、「ウルトラピクセルテクノロジー」により、光感度が9倍に向上した状態で通常は撮影する。1億800万画素で撮影できる「Ultra-Res」モードも用意されているが、1枚のデータ容量が大きくなるので注意が必要となる。インカメラは3200万画素(F2.25)とこちらも画素数は高めだ。
motorola edge 20のカメラシステム
従来は4倍のクアッドピクセルテクノロジーだったが、motorola edge 20は9倍のウルトラピクセルテクノロジーを採用する
カメラメニュー
Ultra-Resモードで背面カメラの解像度を選択できる
ディスプレイは6.7インチの有機EL。リフレッシュレートが144Hzと高く、ゲームなどを滑らかな映像で楽しめる。画質面ではDCI-P3、HDR10+に対応する。
プロセッサーには「Snapdragon 7785G」(オクタコア)を搭載する。メモリーは6GB、ストレージは128GB。バッテリー容量は4000mAh、外部インターフェイスはUSB Type-C(USB2.0)。ミドルハイレンジにふさわしい充実したスペックだ。
5Gの対応バンドはSub-6のn1/n3/n5/n7/n8/n28/n38/n41/n66/n77/n78。SIMカードはnanoSIMタイプで、スロットは2つ。DSDS(5G+4G)をサポートする。なお、SIMカードと排他仕様で搭載されることの多いmicroSDメモリーカードスロットは搭載されない。
motorola edge 20 fusionは、カメラとディスプレイにこだわりつつ、motorola edge 20よりも価格を抑えたモデル。こちらはやや丸みのあるフォルムで、重量は約185g。motorola edge 20より重いが、200gを切っており、大画面スマホとしては軽い。カラーはエレキグラファイト。
カメラは1億800万画素のメインカメラ(F1.9)、800万画素の超広角/マクロカメラ(F2.2)、200万画素の深度センサー(F2.4)で構成されたトリプルカメラシステムを採用。こちらもウルトラピクセルテクノロジーを搭載しており、暗い場所でも明るく鮮やかな写真を撮影できる。インカメラはmotorola edge 20と同じ3200万画素(F2.25)。
motorola edge 20 fusionのカメラシステム
ディスプレイは6.7インチの有機EL。リフレッシュレートは標準の60Hzより高い90Hz。motorola edge 20の144Hzよりは劣るものの、こちらも滑らかな映像が楽しめる。
スペック面ではプロセッサーにMediaTek Dimensity 800U(オクタコア)を搭載。メモリーは6GB、ストレージは128GB。バッテリー容量は5000mAhと大容量で、急速充電にも対応している。
5Gの対応バンドはSub-6のn1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n66/n77/n78。SIMカードはnanoSIMタイプで、スロットは2つ。DSDS(5G+4G)をサポートする。こちらは、1枚のSIMカードと排他仕様でmicroSDメモリーカードスロットを搭載する。
motorola edge 20はプロeスポーツチームのSengoku Gamingのオフィシャル端末に採用される予定だ