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【CES 2022】AMDが3D V-Cache搭載「Ryzen 7 5800X3D」や「Ryzen 7000」の概要を披露

AMDは、米国ラスベガスで開催される世界最大のテクノロジー見本市「CES 2022」のタイミングに合わせ、ライブストリーミング・イベント「AMD 2022 Product Premiere」を開催し、今後発売予定の新製品群を披露した。

イベントに登壇したAMDのリサ・スーCEO。手に持っているのは、2022年後半発売予定の「Ryzen 7000」シリーズ

イベントに登壇したAMDのリサ・スーCEO。手に持っているのは、2022年後半発売予定の「Ryzen 7000」シリーズ

デスクトップ向けプロセッサーとしては、3D V-Cacheテクノロジー搭載の「Ryzen 7 5800X3D」、2022年後半に発売を予定している次世代Ryzen「Ryzen 7000」シリーズの概要が発表された。

「Ryzen 7 5800X3D」は、キャッシュを積層して容量を大幅に増やす3D V-Cacheテクノロジーを搭載した初の製品。昨年のCOMPUTEX 2021でプロトタイプCPUが披露されていたが、ついに製品として発売される。「Ryzen 7 5800X3D」では、3D V-Cacheテクノロジーの搭載により、L3キャッシュが無印の「Ryzen 7 5800X」の32MBから32MB+64MBの96MBへと大幅に強化され、トータル・キャッシュ(L2+L3)は100MBとなった。ベースクロックやブーストクロックは「Ryzen 7 5800X」から若干引き下げられているものの、1080pのゲームタイトルなどで平均15%程度ほど高いパフォーマンスが得られるという。発売は2022年春以降を予定している。

トータル・キャッシュ(L2+L3)は100MBとなった「Ryzen 7 5800X3D」。8コア/16スレッド、TDP 105といった仕様は「Ryzen 7 5800X」と同じだが、ベースクロックやブーストクロックは若干引き下げられている

トータル・キャッシュ(L2+L3)は100MBとなった「Ryzen 7 5800X3D」。8コア/16スレッド、TDP 105といった仕様は「Ryzen 7 5800X」と同じだが、ベースクロックやブーストクロックは若干引き下げられている

「Ryzen 5900X」と比べると、1080pのゲームタイトルなどで平均15%程度ほど高いパフォーマンスが得られるという

「Ryzen 5900X」と比べると、1080pのゲームタイトルなどで平均15%程度ほど高いパフォーマンスが得られるという

「Ryzen 7000」シリーズは、プレビュー公開という位置付け。今回のイベントでは、5nmのZen 4アーキテクチャーを採用、2022年後半に発売を予定していること、LGAパッケージを採用し、デスクトップ向けRyzenプロセッサーでこれまで採用していたSocket AM4からSocket AM5にソケットが変更されること、PCI Express 5.0やDDR5メモリーをサポートすることなどが明らかにされた。

5nmのZen 4アーキテクチャーを採用する「Ryzen 7000」シリーズ。発売は2022年後半を予定

5nmのZen 4アーキテクチャーを採用する「Ryzen 7000」シリーズ。発売は2022年後半を予定

Socket AM5にソケットが変更され、PCI Express 5.0やDDR5メモリーをサポートすることも明らかになった

Socket AM5にソケットが変更され、PCI Express 5.0やDDR5メモリーをサポートすることも明らかになった

モバイル向けプロセッサーは、「Ryzen 6000」シリーズのフルラインアップが発表された。いずれも、製造プロセスルールが「Ryzen 5000」シリーズのTSMC 7nmからTSMC 6nmへと微細化。CPUのアーキテクチャーがZen 3+となり、Ryzen 5000シリーズと比べて処理速度が最大1.3倍に向上したほか、新たなアダプティブ・パワー・マネージメント機能とディープ・スリープ・ステートをサポートし、電力効率もアップしているという。また、GPUもRyzen 5000シリーズのVegaからRDNA 2ベースとなり、CU(Compute Unit)も最大12CUと増加。統合GPUながら、リアルタイムレイトレーシングにも対応したのも大きな特徴だ。前世代モデルと比べると、グラフィック性能は最大2倍を実現したという。

CPUにZen 3+アーキテクチャーを、GPUにRDNA 2アーキテクチャーを採用したモバイル向け最新プロセッサー「Ryzen 6000」シリーズ

CPUにZen 3+アーキテクチャーを、GPUにRDNA 2アーキテクチャーを採用したモバイル向け最新プロセッサー「Ryzen 6000」シリーズ

最大5GHzを超えるクロック数を実現。Ryzen 5000シリーズと比べて処理速度は最大1.3倍、グラフィック性能は最大2倍に向上したという

最大5GHzを超えるクロック数を実現。Ryzen 5000シリーズと比べて処理速度は最大1.3倍、グラフィック性能は最大2倍に向上したという

USB 4やDDR5/LPDDR5メモリーのサポートなど、プラットフォーム全体の性能も引き上げられている

USB 4やDDR5/LPDDR5メモリーのサポートなど、プラットフォーム全体の性能も引き上げられている

GPU関連では、デスクトップ向け「Radeon RX 6000」シリーズの追加モデル「Radeon RX 6500 XT」「Radeon RX 6400」、モバイル向け「Radeon 6000M」シリーズの追加モデル「Radeon RX 6850M XT」「Radeon RX 6650M XT」「Radeon RX 6650M」「Radeon RX 6500M」「Radeon RX 6300M」と、「Radeon RX 6800S」「Radeon RX 6700S」「Radeon RX 6600S」から構成される「RX 6000S」シリーズを発表。新ラインアップとなる「RX 6000S」シリーズは、スリムなノートPCに搭載するため「Radeon 6000M」シリーズに比べて厚みや消費電力を抑えたという。

デスクトップ向けGPUの新モデル「Radeon RX 6500 XT」

デスクトップ向けGPUの新モデル「Radeon RX 6500 XT」

「Radeon 6000M」シリーズに比べて厚みや消費電力を抑えた「RX 6000S」シリーズ

「Radeon 6000M」シリーズに比べて厚みや消費電力を抑えた「RX 6000S」シリーズ

今後は、ハイエンドノートPC向けは「Radeon 6000M」シリーズ、スリムノートPCは「RX 6000S」シリーズという形で展開するようだ

今後は、ハイエンドノートPC向けは「Radeon 6000M」シリーズ、スリムノートPCは「RX 6000S」シリーズという形で展開するようだ

遠山俊介(編集部)

遠山俊介(編集部)

PC・家電・カメラからゲーム・ホビー・サービスまで、興味のあることは自分自身で徹底的に調べないと気がすまないオタク系男子です。最近はもっぱらカスタムIEMに散財してます。

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