手軽な画材としておなじみの「クーピーペンシル」
クーピー……!?
クーピー……じゃないな、コレ
筆跡が黒い!?
実はコレ、iPadなどのタブレットやスマホを操作するためのスタイラス(タッチペン)なんです。
おなじみクーピーと、プリンストンのアクティブスタイラスがコラボして生まれたこの商品。ホントによくできています。
ケースからして思いっきりクーピーだし
中身も……パッと見、見分けがつかないレベルでクーピー!
上がアクティブスタイラス、下が本物のクーピーです
大きさが違うので見分けはつきますが、色も質感もメチャクチャ似ている、かわいいスタイラスです。
写真の「あか」以外にも、きいろ、あお、みどり、ももいろ、だいだいいろの6色のカラーで展開されています。もちろんスタイラスなので、描ける色は本体の色に限りません。
使っていたら注目されること間違いナシのかわいさですが、スタイラスとしての使い勝手はどうなんでしょうか?
こんな感じで、スタイラスにUSB-Cケーブルをぶっ刺して充電します
で、スタイラスのお尻をタッチすると電源オン!
ペアリングなどの設定なしで、スラスラ描き込めます
あまりに簡単に使えて拍子抜けするくらいなんですが……。
デジタルなので、もちろん色も、筆のタッチも自由に変えられます。赤いクーピーから別の色の線が描けるのは変な感じ!
素早くスタイラスを動かしてもキッチリ反応してくれますし、ズレや遅延なども気にならないレベルです。
ちなみに、このアクティブスタイラス、iPadでの使用に最適化された「iPadモード」と、一般的なタブレットなどで使える「汎用モード」があります。
わかりにくいですが、LEDが緑だと「iPadモード」、青だと「汎用モード」です
iPadで使う場合は、当然「iPadモード」にしておくべき! 比べてみると、反応速度や位置の正確さが全然違いました。
よく見ると「汎用モード」のほうはペン先と線が結構ズレてますね
ということで、「iPadモード」にしてiPadで使うと、ほとんど違和感なく、普通にペン感覚で使用することができます。
※「iPadモード」に対応している機種は下記の通り(2021年10月時点)
iPad 第9/8/7/6世代
iPad Air 第4/3世代
iPad mini 第6/5 世代
iPad Pro 11 インチ 第3/2/1 世代
iPad Pro 12.9 インチ 第5/4/3 世代
ただ、筆圧感知には対応していないため、どうしても濃淡や太さの変化がない、均一な線になってしまうんですが……。
筆圧感知に対応したApplePencilと比べちゃうと、線の滑らかさや表現力で一歩劣るといった感じ
もうひとつ気になるのが、ゆっくり動かすと線の「ブレ」が目立つこと。
縦横の線は気になりませんが、斜めの線がだいぶブレています
サッサッと素早く線を引く分には気にならないレベルですが、ゆっくりていねいに線を引こうとすると、だいぶブレるなぁ〜という印象。
ApplePencilではそんな現象は起こらないので、このアクティブスタイラス特有の現象だと思われます。
一応、イラストも描けなくはないですが、やはり線のブレとタッチの単調さが気になります
せっかくクーピーそっくりなのに、絵を描くのにあまり適していないというのは惜しいところ。
でも、文字を中心としたメモ書き程度に使うなら十分です!
ApplePencilの半分以下の価格ということを考えれば、選択肢としてアリじゃないでしょうか。
何より、存在自体がカワイイので持ち歩くだけでテンションが上がります!
周りに自慢したくなりますよ!