今週発売される新製品の中から注目度の高い製品を、さまざまなカテゴリーから横断ピックアップして紹介する連載「今週発売の注目製品ピックアップ」。今週は5Gスマートフォンが勢ぞろい、シャオミのミドルレンジモデル「Redmi Note 11 Pro 5G」や、ソニーのフラッグシップモデル「Xperia 1 IV」、モトローラの日本オリジナルモデル「moto g52j 5G」を紹介する。
2022年5月30日(月)発売
シャオミから、5Gスマートフォンのミドルレンジモデル「Redmi Note 11 Pro 5G」が登場。ラインアップとして、楽天モバイル版とオープンマーケット版を用意する。
6.67型フルHD+(2400×1080ドット)有機ELディスプレイを搭載したモデル。リフレッシュレートは最大120Hz駆動に対応。ピーク輝度は1200ニト(標準値)を実現している。
また、大容量5000mAhのバッテリーを搭載し、67Wターボチャージ(急速充電)にも対応。付属の67W急速充電器を使用することで、15分で約50%の充電が完了するという。
リアカメラには、トリプルカメラを採用。メインカメラに約1億800万画素で1/1.52型の大型センサー「Samsung HM2」を搭載。約800万画素超広角カメラと約200万画素マクロカメラも装備する。フロントカメラの画素数は約1600万画素。
音質面では、上部と下部にデュアルスピーカーを配置し、Dolby Atmos対応のステレオサウンドとともに動画視聴やゲームプレイを楽しむことが可能だ。本体には3.5mmヘッドホン端子を装備する。
無線通信は、Wi-Fi 5準拠の無線LANとBluetooth 5.1に対応。SIMはnanoSIMとeSIMを利用できる。
主な仕様は、プロセッサーが「Snapdragon 695 5G」、メモリーが6GB、内蔵ストレージが128GB。外部メモリーはmicroSDメモリーカード(最大1TB)をサポート。OSは「MIUI 13(Android 11ベース)」をプリインストールする。
このほか、接続端子はUSB Type-Cを採用。IPX3の防水、IP5Xの防塵、指紋認証、顔認証、FeliCa、NFCに対応する。
本体サイズは76.1(幅)×164.19(高さ)×8.12(奥行)mm。重量は202g。
ボディカラーは、楽天モバイル版がグラファイトグレーとポーラーホワイトの2色、オープンマーケット版がグラファイトグレー、ポーラーホワイト、アトランティックブルーの3色を用意する。
2022年6月3日(金)発売
ソニーから、5Gスマートフォンのフラッグシップモデル「Xperia 1 IV」が登場。NTTドコモ、au、ソフトバンクから発売される。なお、ソフトバンクは、ソフトバンクオンラインショップのみの取り扱いとなる。
5Gスマートフォンのフラッグシップモデル。リアカメラとして、焦点距離16mm(F2.2)の超広角レンズ、24mm(F1.7)の広角レンズに加え、85mm(F2.3)〜125mm(F2.8)の望遠光学ズームレンズを搭載したのが特徴だ。85mm〜125mmの焦点距離間での光学ズームに対応することで、解像度やAF性能の劣化なく動画や静止画の撮影が行える。
また、すべてのリアカメラに、120fpsの高速読み出しに対応した有効1220万画素のイメージセンサー「Exmor RS for mobile」を搭載。同社のミラーレスカメラ「α」ゆずりの「リアルタイム瞳AF」と「リアルタイムトラッキング」などに対応し、即座に被写体にしっかりフォーカスが合わせられるという。
さらに、120fps高速読み出し対応のイメージセンサーにより、すべてのリアカメラで4K 120fpsのハイフレームレート撮影と最大5倍のスローモーション撮影に対応し、さまざまな焦点距離で印象的な映像表現を可能にしている。
広角・望遠レンズは、同社独自のアルゴリズムによる、暗所での手振れに強い光学式手ブレ補正を強化した「FlawlessEye対応のハイブリッド手ブレ補正」に対応する。
動画機能では、「Xperia 1」シリーズとして初となる「Videography Pro」を搭載。撮影環境に応じて、フォーカスや露出、ホワイトバランスなどの設定を、素早く直感的に、かつ正確に調整することが可能。ストリーミングモードにすることで、「瞳AF」や「オブジェクトトラッキング」機能を用いながら、被写体にフォーカスし続けた高品質な映像をYouTubeなどSNSへライブ配信できる。
録音機能では、クラウド処理による高音質化でプロレベルの録音を実現する「Music Pro」を新たに搭載。本機で録音したボーカル音などを、ソニー・ミュージックエンタテインメントで監修したスタジオクオリティーの音質にアップコンバートすることで、自宅でも本格的な歌の収録が可能になるという(初月100MBまで無料、以降の高音質化処理には、月額使用料が必要)。
画面には、6.5型の4K HDR対応有機ELディスプレイ(3840×1644ドット)を搭載。アスペクト比21:9のワイドディスプレイで、リフレッシュレート120Hz駆動の高精細で残像が少ないなめらかな画面表示を実現。輝度は前モデル「Xperia 1 III」と比べて約50%向上している。
主な仕様は、プロセッサーが「Snapdragon 8 Gen 1 Mobile Platform」、メモリーが12GB、内蔵ストレージが256GB/512GB。外部記録媒体は、microSDXCメモリーカード(最大1TB)に対応する。
モバイルネットワークは、5Gのミリ波帯とSub6通信に対応。バッテリー容量は5000mAh。最短30分で約50%の急速充電が可能なほか、Xperia独自の充電最適化技術と「いたわり充電」を採用する。
このほか、IPX5/8相当の防水性能、IP6X相当の防塵性能、ワイヤレス充電、指紋認証などに対応する。本体サイズは71(幅)×165(高さ)×8.2(奥行)mm。重量は187g。
ボディカラーは、NTTドコモがブラック、アイスホワイト、パープルの3色、auがブラック、アイスホワイトの2色、ソフトバンクがブラックを用意する。
2022年6月3日(金)発売
モトローラ・モビリティ・ジャパンから、日本オリジナルモデルの5G対応スマートフォン「moto g52j 5G」が発売される。
モトローラ製品として初めて、おサイフケータイ対応のFeliCa機能と、IP68相当の防水・防塵性能を兼ね備えたというモデル。「日本国内での使いやすさを追求した」とのことだ。
このうちFeliCa機能は、「主要なFeliCa対応アプリ動作検証済み」とのこと。同社の発表では「モバイルSuica、モバイルPASMO、モバイルWAON、nanaco、iD、QUICPay、楽天Edy」を挙げている。また、「マイナンバーカード、運転免許証の読み取り、ワクチン接種証明書アプリ」にも対応する。
表示部には、フルHD(2460×1080ドット)解像度のIPSパネルを採用した6.8型Max Visionディスプレイを搭載。アスペクト比は20:9で、リフレッシュレート120Hzに対応する。
カメラ機能では、アウトカメラに、約5000万画素メインカメラ(F1.8)+約800万画素超広角/深度カメラ(F2.2)+約200万画素マクロカメラ(F2.4)からなるトリプル構成を採用。前面には、約1300万画素のインカメラ(F2.2)を採用した。
このほか主な仕様は、プロセッサーが「Snapdragon 695 5G」、メモリーが6GB、内蔵ストレージが128GB。外部記録媒体はmicroSDメモリーカード(最大1TB)に対応。OSは「Android 11」をプリインストールする。
バッテリー容量は5000mAhで、15W TurboPowerチャージに対応。無線通信はBluetooth 5.1、IEEE802.11 a/b/g/n/ac準拠の無線LANをサポートする。
本体サイズは約76.8(幅)×171(高さ)×9.1(奥行)mm(最薄部)。重量は約206g。ボディカラーは、インクブラックとパールホワイトの2色を用意する。
新しいもの好きで、アップルやソニーと聞くだけでワクワク・ドキドキ。デジタル好きだが、最近はアナログにも興味が出てきたアラフォー編集者。