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Apple Watchおすすめモデルはどれ? SE 3/Series 12/Ultra 4の違いを解説【2026年】

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iPhoneユーザーなら、スマートウォッチにはやっぱりApple Watchを使いたい! Apple Watchがあれば、iPhoneやMacのロック解除をラクに行え、AirPodsの音量調整も手元で快適に行えます。

しかし、初めて、あるいは数年ぶりに製品をチェックすると、廉価モデルで十分なのか、上位モデルを選ぶべきなのか、判断しづらいものです。ここではApple Watchの現行ラインアップをざっとおさらいしながら、各製品の特徴や、選ぶ際の注目ポイントを整理していきましょう。

なお、価格は、2026年10月時点におけるApple Store(オンライン)の税込価格です。

2026年10月のラインアップを確認

2026年10月時点のApple Store(オンライン)では以下の6モデルが展開されています。

・Apple Watch SE 3(廉価モデル):2025年9月発売
・Apple Watch Series 12(スタンダードモデル):2026年9月発売
・Apple Watch Ultra 4(アウトドア向けモデル):2026年9月発売
・Apple Watch Nike(ブランドコラボモデル)
・Apple Watch Hermes Series 12(ブランドコラボモデル)
・Apple Watch Hermes Ultra 4(ブランドコラボモデル)

このうち、ブランドコラボモデルである「Apple Watch Nike」は、デバイス部分の仕様がスタンダードモデルの「Apple Watch Series 12」とほぼ共通しています。また、Hermesコラボモデルには、「Apple Watch Series 12」をベースにした「Apple Watch Hermes Series 12」と、「Apple Watch Ultra 4」をベースにした「Apple Watch Hermes Ultra 4」の2種類があります。

ブランドコラボモデルの魅力は、専用の文字盤や、こだわりのストラップバンドにあります。ここでは情報を端的に整理するためにブランドコラボモデルは一旦除外し、現行のApple Watchのラインアップを以下の3種類に絞って、それぞれのモデルの概要をチェックしていきましょう。

・Apple Watch SE 3
・Apple Watch Series 12
・Apple Watch Ultra 4

まず検討すべきは「Apple Watch SE 3」

発売から1年以上が経過したものの、現行のラインアップにおいてまずチェックすべきなのは、廉価モデルの「Apple Watch SE 3」です。2022年9月に発売された「Apple Watch SE(第2世代)」の後継モデルで、価格は41,800円〜。後述するスタンダードモデル「Apple Watch Series 12」よりも30,000円安く入手でき、コストパフォーマンスが高いです。

ケース素材は「アルミニウム」のみ。カラーバリエーションは「ミッドナイト」と「スターライト」の2色が用意されています。チップセットには「S10」を搭載します。

「Apple Watch SE 3」に関して押さえておきたいのは、前世代モデルの「Apple Watch SE(第2世代)」で非対応だったいくつかの機能をサポートしたことです。具体的には、以下の機能に対応しています。

(1)画面の常時表示
(2)高速充電
(3)皮膚温の計測
(4)ダブルタップジェスチャー&手首フリック
(5)Siriのオンデバイス処理

特に、高速充電や画面の常時表示にも対応したことで、スマートウォッチとしての基本的な使い勝手はかなりよくなった印象があります。たとえば、2026年秋のOSメジャーアップデートでサポート対象外になった「Apple Watch Series 6/7/8」などから乗り換えを検討する場合でも、使用感を概ね損なわずに移行できるはずです。

いっぽう、付加価値的な新機能に関しては、非対応なものが多い点には留意しておきたいところです。たとえば、「血中酸素ウェルネス」や「心電図」、サーフィンなどのシーンで活躍する「水温センサー」や「水深計」のほか、「オーディオインテリジェンス」のパッケージで展開される音に関連するAI機能——などは「Apple Watch SE 3」では使えません。

また、画面の最大輝度は1000nitにとどまり視野角が若干狭いこと、バッテリー持ちが最大18時間(低電力モードで最大32時間)と比較的短めであること——なども廉価モデルならではの制限です。後述する上位製品では、これらのスペックが大幅に強化されています。

上質な外観と電池持ちを重視するなら「Apple Watch Series 12」

予算に余裕があるなら、スタンダードモデルの「Apple Watch Series 12」が有力候補となるでしょう。チップセットには「S11」を搭載。先述した「Apple Watch SE 3」では非対応な機能を、ひと通り使えます。画面輝度は最大2000nitまで上がります。

ケースサイズは前世代モデルと同様に、42mmと46mmの2種類を用意。ケース素材は従来の「アルミニウム」と「チタニウム」に、新たに「セラミック」を加えた3種類から選択できます。ちなみにセラミックケースは、2019年秋に発売された「Apple Watch Series 5」以来、7年ぶりの復活です。

価格は、軽くて安価なアルミニウムケースモデルが71,800円〜、メタリックな光沢感が魅力のチタニウムケースモデルが125,800円〜、硬度が高く傷に強いセラミックケースモデルが159,800円〜。ケースのカラーバリエーションは、アルミニウムが4色(ダークブロンズ/ライトゴールド/ブラック/スペースグレイ)、チタニウムが2色(ラディアントゴールド/ナチュラル)、セラミックが2色(パールホワイト/ナイトブルー)です。

「Apple Watch Series 12」における重要なアップデートは大きく3つあります。

(1)画面の強度が上がったこと
(2)センサーが刷新されたこと
(3)サウンド関連のAI機能が強化されたこと

まず、画面のコーティングが「Ceramic Shield 2」に変わり、強度が60%上がりました。前世代の「Apple Watch Series 11」でもカバーガラスが強化されたことがトピックでしたが、そこからさらに強度が高められました。

次に、裏面のセンサーが、新しい光学式心拍センサーと電気心拍センサーを組み合わせた「ヘルスセンシングシステム」と呼ばれる構造に刷新されました。これによって心拍数やHRV(心拍変動)についてバックグラウンドでの測定頻度が大幅に増加。心拍数は5秒ごと(従来の60倍)に、HRVは5分おき(従来の24倍)に測定されるようになりました。そのうえで、バッテリー持ちは、最大24時間(低電力モードで最大38時間)という前世代機と同じ数値を維持しています。

なお、こうした測定値の意味をユーザーに対して可視化する機能として、「準備度」アプリも追加されています。同アプリでは、その日の体調について、0〜10のスコアと「休養」「無理せずに」「準備完了」「絶好調」という4つの評価で確認できます。

そして、音やAIに関連する機能です。日本語環境でまず重要なのは、周囲で流れているBGMなどから曲名等を検索できる「Shazam」機能が強化されたことでしょう。スマートスタックのミュージック認識ウィジェットに、曲名とアーティスト名が自動表示されるようになります。

また、10月には日本語対応(ベータ版)が予定されている「Siri AI」をサポートし、従来よりも幅広い操作をボイスコマンドで行えるようになることも見逃せません。関連したところでは、アクセシビリティの文脈で、玄関のチャイムや赤ちゃんの泣き声などを認識して通知する「サウンド認識」機能がオンデバイス処理で利用できることも重要です。

ちなみに、会話の要点をメモする「Siri Recap」や、聞き逃してしまった15秒前までの会話をテキストで振り返る「ライブ早戻し」などの機能もサポートしますが、これらの機能の日本語対応時期は未定です。

アウトドアで使用するなら「Apple Watch Ultra 4」

もし、アウトドアシーンでの活用を想定していたり、とにかくバッテリー持ちを重視したかったりする場合には、最上位のアウトドア向けモデル「Apple Watch Ultra 4」に注目です。価格は142,800円〜で、Apple Watchシリーズのラインアップのなかでは群を抜いて高価。人を選ぶ機種ではあります。搭載するチップセットは「S11」。画面輝度は最大3000nitに対応します。

ケースのカラーは「ナチュラルチタニウム」と「ブラックチタニウム」の2種類です。

ヘルスセンシングシステムやAI機能など、新機能のアップデートについては、先述した「Apple Watch Series 12」と概ね共通しています。いっぽう、最上位のUltraシリーズならではの特徴も多くあります。

まず形状については、ケースサイズが49mmでそのほかのモデルよりもひと回り大きいです。ディスプレイ面は台座のように盛り上がっており、衣類の袖口に隠れにくくなっています。リューズ状のボタン(Digital Crown)やその横にある「サイドボタン」もやや大きめで、グローブ装着時でも操作がしやすいように設計されています。そして、ほかのモデルにはない「アクションボタン」が備わっており、アプリのショートカット起動などの操作を割り当てられるのもポイントです。

耐久性がすぐれていることも、Ultraシリーズならではの特徴です。「Apple Watch Ultra 4」は、従来世代モデルと同様に、100mの耐水性能を備えており、水深40mまでのレクリエーションスキューバダイビングで利用可能。また、手首に装着した際の動作時温度が-20〜55度をカバーしているため、ウィンタースポーツや寒冷地での利用にも適しています。ちなみに、先述したスタンダードモデルの「Apple Watch Series 12」では、動作時温度が0〜35度に限られるので、使用するフィールドの気温を確認しておきましょう。

前世代モデルからアップデートしたポイントとしては、バッテリー持ちがさらに強化されたことが重要です。公称値では、前世代モデルの「Apple Watch Ultra 3」が最大42時間(低電力モードで最大72時間)だったのに対し、「Apple Watch Ultra 4」では最大50時間(低電力モードで最大84時間)まで伸びています。

反対に、市民マラソン(6〜7時間)などで使う程度ならば、少々オーバースペックだとも言えます。先述した「Apple Watch Series 12」でもワークアウトで最大10時間の電池持ちがうたわれているので、もし想定用途がランニング程度ならば、「Apple Watch Ultra 4」にこだわる必要はないという点は押さえておきましょう。

アウトドア関連の機能としては、従来世代どおり、衛星経由の緊急SOSに対応していることも重要です。モバイル通信が使えないエリアでも、緊急通報サービスを利用できます。あわせて「サイレン」機能は、緊急時に大きな音で自身の居場所を知らせる心強いお守りとなってくれます。なお、衛星経由の緊急SOSに関する対応状況や利用条件、料金、挙動などについての詳細は、本稿では割愛します。

GPS + Cellularモデルとは?

Apple Watchの購入を検討する際には「GPSモデル」と「GPS + Cellularモデル」のいずれかを選択する必要があります。

GPSモデルとは、Apple Watch単体でモバイル通信が利用できない機種のことを指します。つまり、外出時など、ペアリングしたiPhoneを持っていないと、Apple Watchで通話を行ったり、メッセージを送受信したりすることはできません。

対するGPS + Cellularモデルとは、専用の通信プランを契約すれば、Apple Watch単体でもモバイル通信が利用できる機種のことを指します。この場合、外出時にペアリングしたiPhoneを携行していなくとも、Apple Watch単体でメッセージの送受信や緊急通報の発信などの機能が利用できます。

基本的に、常にiPhoneを持ち歩いている人の場合、GPSモデルを選んでおいて問題ありません。いっぽう、iPhoneを持たずにApple Watchだけでジョギングに出かけたいと思っている人などは、GPS + Cellularモデルを選ぶ必要があります。ただし、GPS + Cellularモデルのほうが高額であり、専用の通信プランを契約するために別途月額の維持費が発生する点は留意しておきましょう。

なお、上述してきた3モデルについて、「Apple Watch Ultra 4」はGPS + Cellularモデルのみの展開。「Apple Watch SE 3」と「Apple Watch Series 12」は、GPSモデルまたはGPS + Cellularモデルを選択できます。

Apple Watchの選び方のまとめ

最後に、購入したいApple Watchを絞り込む手順を、簡単におさらいします。

まず、日常の運動管理やヘルスケア管理が基本用途になるのならば、コストパフォーマンスの高い「Apple Watch SE 3」からチェックしましょう。「常時表示ディスプレイ」や「高速充電」「ダブルタップジェスチャー」などの重要な機能に対応しているので、過去のスタンダードモデルから数世代ぶりに機種変更を検討する場合でも十分に満足できるはずです。

ただし、デザインやカラーバリエーション、バッテリー持ちの長さなどにこだわりたい場合は、スタンダードモデルの「Apple Watch Series 12」が有力な選択肢となります。予算を考慮しつつ、「Apple Watch SE 3」と比較検討してみるとよいでしょう。ブランドコラボモデルのバリエーションも選べます。

そして、やや特殊ですが、登山やウィンタースポーツ、ダイビング、長距離・長時間の高レベルなエンデュランススポーツなど、過酷な環境でアウトドアスポーツを楽しみたい場合は、「Apple Watch Ultra 4」がおすすめです。ただし、筐体が大きく、エッジが立ったデザインなので、日常の健康管理を目的とするには、やや不向きな面があることも理解しておきましょう。

これらの機種を絞り込んだうえで、「Apple Watch SE 3」や「Apple Watch Series 12」を選ぶ場合には、最終的にウォッチ単体でのモバイル通信が必要かどうかで、GPSモデル、GPS + Cellularモデルのどちらにするかを判断します。そして最後に、自分の好きなカラーやバンドの組み合わせを探っていきましょう。

井上 晃
Writer
井上 晃
スマートフォンや、タブレット、スマートウォッチなどを軸に、最新ガジェットやサービスなどについて取材。Webメディアや雑誌を中心に、速報や製品レビュー、コラムなどを寄稿している。
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堀 哲也(編集部)
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堀 哲也(編集部)
Windows XPが発売された2001年、編集者に。エンタープライズIT分野の編集記者を経てカカクコムへ。PC関連から家電までジャンルを問わないオールラウンダー。
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