パソコンとスマホの基本ワザ

それでもWindows 10にしたくない人へ! アップグレードをキャンセルする方法

「いまさら聞けない!? パソコンとスマホの基本ワザ」は、パソコンやスマートフォンに関する基本ワザや知っておくと便利な機能をていねいに紹介する連載です。“超”が付くほど簡単な使い方や、中上級者でも知っておくと役に立つ情報をお届けしていきます。第13回は、「Windows 10」へのアップグレードをキャンセルする方法を紹介します。

※編集部注:設定方法や画面は2016年6月15日時点のものです。今後変わる可能性もあります。

アップグレードをキャンセルする方法はちょっと複雑

Windows 7/8.1からWindows 10への無償アップグレード期間は、2016年7月29日までだ。この記事が掲載されてから1か月少々で終了する。最初に述べておくと、筆者はソフトウェアや周辺機器の互換性に不安がないのなら、Windows 10にアップグレードすべきと考えている。たとえば、Windows 7は2020年に延長サポートが終了するが、Windows 10にすれば、ハードウェアが故障しない限りその後も使える。今後はソフトウェアや周辺機器もWindows 10向けのものが増えるだろう。セキュリティの面でもWindows 10は強化されている。

しかし、互換性の不安がどうしてもぬぐえない人や、自宅で業務などに使っていて、パソコンの環境をなるべく変えたくない人、使い慣れたWindows 7/8.1からユーザーインターフェースが変わるのが絶対に嫌だと言う人もいるだろう。今回は2016年6月10日に日本マイクロソフトが開催した説明会の情報をもとに、アップグレードのキャンセル方法を紹介したい。ここではWindows 8.1を使って説明しているが、Windows 7でも操作はほとんど同じだ。

「毎月10日はWindows 10の日」ということで、6月10日に日本マイクロソフトが開催した説明会では、アップグレードのキャンセル方法について詳しい説明があった。今回は、その説明をもとにして、キャンセル方法を改めて紹介したい

●予約の有無の確認とキャンセル方法

まず、アップグレードを予約しているか、していないのかを確認する方法と、予約していた場合にアップグレードの予約をキャンセル(取り消す)する方法を知っておこう。注意したいのは、“アップグレードの予約”の取り消しと、“アップグレードの予定”の取り消しは別だということ。Windows 10のアップグレード用アプリは、ここが大変紛らわしくてわかりづらい。

タスクバー右側にWindowsマークのアイコンがあるので、これをクリックすると「Windows 10を入手する」が起動する

アップグレードの状態を確認するには、左上にある三本線の「Ξ」アイコンをクリックする

アップグレードの状態を確認するには、左上にある三本線の「Ξ」アイコンをクリックする

左側にメニューが表示される。下から2番目の項目が「PCのチェック」になっていれば、アップグレードは予約されていない状態だ

メニューの同じ場所が「確認の表示」となっていたら、アップグレードが予約されている状態だ。アップグレードをキャンセルするときは、この「確認の表示」をクリックする

「アップグレードを予約しました」と表示される。ここで「×」や「閉じる」をクリックしても予約はキャンセルされない。下にある「予約の取り消し」をクリックする

取り消しの確認が表示されるので、「予約の取り消し」をクリックする

取り消しの確認が表示されるので、「予約の取り消し」をクリックする

この表示が出れば、予約は取り消し(キャンセル)できている。「閉じる」をクリックして終了する。もう一度最初の手順に戻って「Windows 10を入手する」を開き、メニュー内の表示が「PCのチェック」になっていることを確認しておこう

このアップグレード用アプリの問題点は、表記が紛らわしく予約をキャンセルできているのか、予約した状態のままなのかがわかりにくいこと。キャンセル操作をするためにクリックする場所が小さくてわかりにくいし、「×」や「閉じる」をクリックしてウインドウを閉じても予約をキャンセルしたことにはならないのもちょっと不親切だ。ウインドウが自動的に閉じて予約をキャンセルできたように思えても実際はキャンセルできていない、ということも起こる。

必ず「Windows 10を入手する」を開いて「Ξ」のアイコンをクリックし、表示されるメニュー内の表記が「PCのチェック」と「確認の表示」のどちらになっているか確認しよう。

●予約してしまった場合のキャンセル方法

「Windows 10を入手する」で、この画面が表示された場合は、文字通り「ここ」の部分をクリックする。「OK]や「×」はクリックしないこと

「ここ」をクリックすると、アップグレードの日時を選択する画面になる。「アップグレードの予定を取り消す」をクリックする

確認の画面が表示される。「アップグレードの予定を取り消す」をクリックするとウインドウが自動的に閉じる

確認の画面が表示される。「アップグレードの予定を取り消す」をクリックするとウインドウが自動的に閉じる

ここで注意が必要だ。ウインドウが自動的に閉じるので勘違いしてしまうが、これはアップグレードの「予定」を取り消しただけで、アップグレードそのものを取り消した(キャンセルした)ことにはならない。

最初に紹介した手順で「Windows 10を入手する」を開いて「Ξ」のアイコンをクリックし、表示されるメニュー内の表記が「確認の表示」になっているので、それをクリックしてアップグレードの予約を取り消す操作をしておく。

●「今夜アップグレード」をクリックした場合

「Windows 10を入手する」の画面で「今夜アップグレード」をクリックした場合を見ていこう

「Windows 10を入手する」の画面で「今夜アップグレード」をクリックした場合を見ていこう

「今夜アップグレード」をクリックした場合は、この画面が表示される。この場合は「アップグレードの予定を変更または取り消し」をクリックする

画面が切り替わる。「予定の変更」をクリックする。

画面が切り替わる。「予定の変更」をクリックする。

もう一度、画面が切り替わるので、ここで「アップグレードの予定を取り消す」をクリックする

もう一度、画面が切り替わるので、ここで「アップグレードの予定を取り消す」をクリックする

確認の画面が表示される。「アップグレードの予定を取り消す」をクリックするとウインドウが自動的に閉じる。前述のように、これは「予定」が取り消されただけで「予約」は取り消されていないので、「Windows 10を入手する」を開いてアップグレードの予約を取り消す操作をしておこう

●Windows Updateでアップグレードを開始してしまった場合

Windows Updateでアップグレードを開始してしまった場合を見ていこう

Windows Updateでアップグレードを開始してしまった場合を見ていこう

途中でソフトウェアライセンス条項が表示されるので、ここで「同意しない」をクリックする。勢いや惰性で「同意する」をクリックしないように注意

同意しなければアップグレードできないので、キャンセルすることになる

同意しなければアップグレードできないので、キャンセルすることになる

ここでキャンセルすると、ファイルがクリーンアップされて終わる

ここでキャンセルすると、ファイルがクリーンアップされて終わる

Windows Updateでアップグレードを表示させたくない場合は、「利用可能なすべての更新プログラムを表示」をクリックする

画面が切り替わったらWindows 10へのアップグレードに入っているチェックをクリックして外す。そして項目を右クリックして「更新プログラムの非表示」を選ぶ

●アップグレードがもうすぐ始まりそうな場合

アップグレードが予約されていて、予定時刻の15分前になると、このウインドウが表示される。アップグレードをキャンセルしたい場合は、ここで「後で実行する」をクリックする

アップグレード開始時刻を変更する画面になる。ここで「予定の変更」をクリックする

アップグレード開始時刻を変更する画面になる。ここで「予定の変更」をクリックする

アップグレードの日時を選択する画面が表示されるので、「アップグレードの予定を取り消す」をクリックする

アップグレードの日時を選択する画面が表示されるので、「アップグレードの予定を取り消す」をクリックする

確認の画面が表示される。「アップグレードの予定を取り消す」をクリックするとウインドウが自動的に閉じる。繰り返しになるが、ウインドウが閉じても「予定」が取り消されただけで「予約」そのものは取り消されていないので、一番最初の手順のように「Windows 10を入手する」を開いてアップグレードの予約を取り消す操作をしよう

●アップグレードしてしまった場合

Windows 10にアップグレードしてしまった後でも、31日以内なら以前のOSに戻すことができる。一度Windows 10にしてしばらく使ってみて、それでもやはりどうしてもWindows 7/8.1の方がよいという場合や、動かないソフトや周辺機器が多くて困るというのなら、以下の手順で戻せる。

Windows 10で「設定」を開く。スタートメニューか、アクションセンターの「すべての設定」から開くことができる

「設定」で「更新とセキュリティ」をクリックする

「設定」で「更新とセキュリティ」をクリックする

「更新とセキュリティ」が開いたら、左側にある「回復」をクリックする

「更新とセキュリティ」が開いたら、左側にある「回復」をクリックする

「Windows 8.1に戻す」など以前のOSに戻す項目があるので、そこにある「開始する」をクリックする

「Windows 8.1に戻す」など以前のOSに戻す項目があるので、そこにある「開始する」をクリックする

理由を質問され、答えないと先に進めない。チェックを入れるか理由を記入して「次へ」をクリックすると、以前のOSに戻す操作が始まる

前述のように、Windows 10へのアップグレード用アプリには操作が分かりづらい、誘導が強引に見えるといった問題があり、これに反発を感じて拒否反応を起こしている人もいるだろう。しかし、これはアプリの作りやマイクロソフトのアップグレードの進め方の問題であって、Windows 10の問題ではない。Windows 10自体はすぐれたOSだと筆者は考えている。どうしてもという理由がない限り、基本的にアップグレードすることをおすすめしたい。

湯浅英夫

湯浅英夫

音楽、プラモ、鉄道、アニメ、腰痛など趣味の多い元ジャズミュージシャンライター。日経BP社、マイナビなど各社でIT・ネット関連を中心に執筆中。愛用の2in1ノートの画面にヒビが入ってタッチパネルが使えなくなってしまったのが最近の出来事。

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