選び方・特集
5.5合炊きから小容量タイプまで人気モデルを厳選

《2022年》炊飯器おすすめ16選! おいしいごはんが炊けるIH炊飯器

おいしいごはんを食べようと高めのお米を購入しても、炊飯器によっては米本来の味が引き出せないこともあります。価格.comマガジン編集部では何度か炊飯器の炊き比べを行っていますが、「2万円台の炊飯器+高めの米」よりも「上位クラスの炊飯器+安い米」のほうがおいしいという結果が出たほどなので、ミドルエンドモデル以上の炊飯器は用意しておきたいところ。この特集では、お米のパフォーマンスを最大限生かせるであろう5.5合炊きIH炊飯器と、近年ニーズが高まっている小容量タイプのIH炊飯器を厳選してみました。

IH炊飯器のトレンドをチェック!

内釜の底面をヒーターで熱する「マイコン式」よりも、電磁誘導によって内釜全体を発熱させる「IH式」のほうが火力が大きく、熱がムラなく伝わるため、ごはんがおいしく炊けることは今や周知の事実。ごはんの味にこだわる人はIH炊飯器を選ぶのが当たり前になってきています。しかし、ひと口にIH炊飯器と言っても製品によって炊き上がりはそれぞれ。内釜の素材、炊飯方法などが異なるため、炊き上がったごはんの味も製品ごとに違ってくるのです。特に食感や味が変わってくるのが、圧力の有無。水の沸点は100℃ですが、加圧することにより沸点は100℃以上になるという原理を利用した圧力IH炊飯器は、高火力で一気に炊くことで米の「α化」(米のでんぷん質が水と熱の力でやわらかく粘りのある状態に変化すること)を促進し、甘みと粘りのあるごはんに炊き上げます。ただ、水加減などによっては少しやわらかめの食感になることがあり、硬めで甘さはほどよい程度がいいという人には非圧力式の炊飯器が人気。とはいえ、現在、主要メーカーの高級炊飯器は9割が圧力IH方式を採用しており、従来から炊飯器を作り続けているメーカーで非圧力式をフラッグシップモデルに掲げているのは三菱電機のみとなっています。

非圧力の高級炊飯器は選択肢が少ない状況ですが、この数年で圧力式/非圧力式の炊飯器で炊いたごはんの食感差はずいぶん小さくなりました。少し前は、「圧力IH式はごはんの味が濃く、やわらかめ」と評価されることが多かったのですが、ここ最近は米自体の味も変わってきているのか、それほど味が濃いとは感じなくなった印象。ただ、粒のふくらみ、もちもちとした食感は圧力IH炊飯器のほうがあります

圧力をかけるかかけないかの炊飯方法の違いはあるものの、基本的に各メーカーが目指しているのは“かまどごはん”。「吹きこぼれを気にせず沸騰させ続けられない炊飯器で、どのように連続沸騰を維持するか」、「小さい筐体に蓄熱性を持たせるためには、どうするか」といったように、かまどでの炊き方を再現しようとしているのです。内釜の形やIHコイルの通電方法など手法はさまざまですが、ひと昔前に勃発した素材や厚みを競っていた“内釜戦争”の頃とは比べ物にならないほど最近の炊飯器は繊細な進化を続けており、6年ほど前の製品を使っているのであれば、最新モデルに買い替えることで大きな感動が得られるはず。近年は、硬さや粘りを調整できる「炊き分け」機能や米の銘柄ごとに最適な炊飯が行える炊飯モードも搭載され、個々の好みやお米本来の味を楽しめるようになっているので、好みの変化にもあわせやすく、より長く満足できるごはんが食せるでしょう。また、家族構成の変化にともない、少量モードにチカラを入れているモデルや、炊飯容量5合以下の小容量タイプの炊飯器が続々とラインアップしています。

米は銘柄ごとに含水率が異なるため、それぞれの米が最適に炊き上がる炊飯プログラムを用意したのが「炊き分け」機能です。水加減を気にしなくていいのでラク! 一般的に白米、無洗米(白米)の銘柄が選べるようになっているモデルが多く、搭載される対象銘柄も年々増えています

こんなところもチェックしておこう

おいしいごはんが炊けることは炊飯器においてとても重要なことですが、毎日使うものだけに使い勝手は必ずチェックしておいてください。特に、内釜の重さ、炊飯のたびに洗わなければならないパーツ、かまど部分の拭きやすさなどは忘れずに確かめておきましょう。

内釜は米と水を入れた重さも考慮しましょう。洗米の際に持ち上げたり、シンクから炊飯器の場所まで持ち運ぶ時に苦労しない重さがベストです

内ブタや蒸気を確保するカートリッジなどは、どれだけ分解しなければならないのか、また、分解したパーツの凸凹具合などもチェックしておきましょう

内釜の水位目盛りも各メーカーでそれぞれ。目盛りが0.5合ごとに小刻みになっていると、少量炊きの時などに便利です

おすすめ5合炊きIH炊飯器を厳選ピックアップ

1.象印「炎舞炊き NW-LB10」

象印のフラッグシップモデルといえば、底部のIHヒーター(IHコイル)を複数に分割し、それぞれ順に電流を流す「ローテーションIH構造」が特徴。対角にある2つのヒーターを同時に加熱することで、炎で炊くかまどのような“ゆらぎ”を再現し、複雑で激しい対流により炊きムラを抑えます。さらに、6分割された最上位機「NW-LB10」の底IHヒーターは、一般的な形状の底IHヒーターの4倍以上の単位面積あたりの火力となるのだそう。この火力を生かすため、IHと相性がよい鉄素材をアルミとステンレスの間に仕込んだ内釜を採用。内釜の内面には、「うまみプラス」プラチナコート(遠赤外線+プラチナナノ粒子)が施されており、ごはんの旨み成分(還元糖)とうまみ成分(アミノ酸)を引き出します。

前回炊いたごはんの感想を入力すると食感が調整されていく「わが家炊き」機能も搭載

前回炊いたごはんの感想を入力すると食感が調整されていく「わが家炊き」機能も搭載

●スペック
・サイズ:275(幅)×350(奥行)×235(高さ)mm
・最大炊飯容量:5.5合
・消費電力(炊飯時):1,240W
・圧力:○(1.3気圧)
・炊飯時間(白米「ふつう」):51〜57分

2.象印「炎舞炊き NW-PT10」

前述のNW-LB10のように、分割した底IHヒーターで加熱する部分を切り替えて炊く「ローテーションIH」を搭載した5.5合炊のIH炊飯器はもうひとつラインアップされています。4つの底IHヒーターで加熱する「NW-PT10」も対角線上にある2つのヒーターを同時に加熱する方式で、単位面積あたりの火力は一般的な形状の底IHヒーターの2倍。激しい対流で米をかき混ぜながら炊飯します。内釜の素材も最上位機「NW-LB10」と同様ですが、釜のふちの厚さはNW-LB10より7mm薄い3mm。炊くたびに好みの食感に近づく「わが家炊き」機能も完備されており、最大81通りの炊き方で食感を好みに近づけてくれます(なお、最上位機「NW-LB10」は最大121通り)。

NNW-PT10の内ぶたもNW-LB10同様に蒸気口セットのない構造。毎回の洗い物は内ぶたと内釜だけでOKです

NNW-PT10の内ぶたもNW-LB10同様に蒸気口セットのない構造。毎回の洗い物は内ぶたと内釜だけでOKです

●スペック
・サイズ:275(幅)×345(奥行)×215(高さ)mm
・最大炊飯容量:5.5合
・消費電力(炊飯時):1,240W
・圧力:○(1.3気圧)
・炊飯時間(白米「ふつう」):47〜55分

3.タイガー「〈炊きたて〉 土鍋ご泡火炊き JPL-G100」

炊飯時の遠赤効果が金属鍋の約4倍ある土鍋を内釜に採用している「JPL-G100」は、最高温度約280℃の高火力を実現。土鍋は細かく均一な泡が発生するのも特徴で、その泡が米を一粒ひと粒包み込むことにより、激しい熱対流を起こしながら炊飯しても米が傷つきにくく、デンプンの流出を防ぎ、甘み成分たっぷりのごはんを炊き上げます。くわえて、より甘みを引き出すため、蒸らし温度を高く維持しながらゆっくりと温度を変化させられるよう、段階的に圧力を調整する「多段階圧力機構」や、過剰な熱と蒸気を取り除き、余分な水分を放出することでハリのあるごはんに仕上げる「ハリつやポンプ」を搭載。さらに本製品は、蒸らし工程で「間欠呼吸」を行うことで、ごはんのハリを保ちながらお米本来の甘みを引き出せるように進化しました。このハリつやポンプは保温時にも効果を発揮し、木製のおひつのような保温もできるとのこと。また、3段階に火かげんを調節する機能により、おこげを楽しむこともできます。

中ぶたをセットすることで炊飯空間を物理的に小さくし、1合、0.5合といった少量に適した炊飯を行う「一合料亭炊き」は引き続き搭載。炊き込みごはんも中ぶたを使うことで1合からおいしく炊き上がります

中ぶたをセットすることで炊飯空間を物理的に小さくし、1合、0.5合といった少量に適した炊飯を行う「一合料亭炊き」は引き続き搭載。炊き込みごはんも中ぶたを使うことで1合からおいしく炊き上がります

●スペック
・サイズ:290(幅)×351(奥行)×220(高さ)mm
・最大炊飯容量:5.5合
・消費電力(炊飯時):1,080W
・圧力:○(1.25気圧)
・炊飯時間(白米/銘柄指定なし):43〜70分

4.東芝「RC-10ZWP」

内釜の底部に60°の丸みをつけることで大きな熱対流を生み出し、羽釜の羽より上の部分に高さを設けることで吹きこぼれを抑制。連続沸騰で炊飯することにより、ふっくらとしたごはんを炊き上げる本製品には、東芝ならではの真空技術も完備されています。真空技術とは、内釜内の空気をポンプで抜いて真空状態にし、浸水や保温を行うというもの。たとえば、浸し工程で内釜内を真空状態にすると、米の中の空気も抜け、早い段階から米の芯まで熱がしっかり届けられるようになり、α化が促進。一般的なIH炊飯器の浸し工程では米の表面しかα化せず、食感がやわらかくなりすぎることがありますが、「真空ひたし」なら、ふっくらと弾力のある炊き上がりが望めるといいます。また、真空状態で保温することも可能。酸化が抑えられるので黄ばみづらく、長時間保温しておいても水分がしっかり残ったごはんが味わえます。

白米と玄米を混ぜて炊ける「玄米・白米混合コース」も搭載。白米と玄米の配合を「2:1」「1:1」「1:2」の3通りから選択できます

白米と玄米を混ぜて炊ける「玄米・白米混合コース」も搭載。白米と玄米の配合を「2:1」「1:1」「1:2」の3通りから選択できます

●スペック
・サイズ:303(幅)×386(奥行)×279(高さ)mm
・最大炊飯容量:5.5合
・消費電力(炊飯時):1,420W
・圧力:○(1.2気圧)
・炊飯時間(かまど名人):35〜45分

5.パナソニック「Wおどり炊き SR-VSX101」

炊飯中に加圧(1.2気圧/105℃)と減圧(1気圧/100℃)を繰り返すことで激しい対流を起こすとともに、IHコイルの通電を細かく切り替え、泡の発生を内向き、外向きと変えて対流を生み出すことで米を“おどらせて”炊き、仕上げのタイミングで220℃のスチームを噴射して旨みを閉じ込めます。そして、米の鮮度を見極める「鮮度センシング」機能を完備しているのもポイント。米の鮮度に合わせて圧力制御を行う機能で、精米後、保存中に乾燥してしまった「乾燥米」を新米と同じレベルのおいしさに復活させることができるのだそう。さらに本製品では、米の鮮度に合わせて追い炊き工程で噴射するスチームの温度を、通常は220℃、水分量の多い新米は250℃、乾燥米は180℃と調節されるようになりました。また、IoT機能が搭載されているので、スマートフォンのアプリ「キッチンポケット」(無料)を使い、その年の米の出来映えに最適化された炊飯プログラムに更新したり、新しい銘柄の炊飯プログラムを追加することもできます。

ごはんを冷凍保存して電子レンジで再加熱した時にもおいしさが保たれる「冷凍ごはん用コース」も新たに搭載

ごはんを冷凍保存して電子レンジで再加熱した時にもおいしさが保たれる「冷凍ごはん用コース」も新たに搭載

●スペック
・サイズ:275(幅)×361(奥行)×234(高さ)mm
・最大炊飯容量:5.5合
・消費電力(炊飯時):1,210W
・圧力:○(1.2気圧)
・炊飯時間(銀シャリ/ふつう):48分

<関連記事>乾燥米も新米のように炊き上がるパナソニックの炊飯器が進化! IoT化された「SR-VSX1」シリーズ

6.日立「ふっくら御膳 RZ-W100EM」

圧力とスチームを用いる炊飯器は、日立にもあります。ただし、パナソニックの「Wおどり炊き」ように、水を入れる専用容器は不要。内ブタ部分に蒸気を溜める機構とヒーターがあり、そこで加熱し、スチームにして噴射します。さらに、「Wおどり炊き」と異なる点は、1.3気圧(107℃)で炊飯し、そのまま減圧することなく、蒸らし工程でも高温をキープしたままスチームを投入すること。最後まで高温をキープすることにより、ふっくらと甘く、ツヤやかなごはんが炊き上がるといいます。さらに、「RZ-W100EM」は浸し工程の水温にも着目。内釜に入れた水の温度が低い時には水温を40℃まで上げながらじっくり吸水させ、水温が高めな時には吸水しすぎないように浸し時間を短くするなど、季節を問わずに、米の芯までしっかり吸水させられるように。これにより、京都の米料亭「八代目儀兵衛」と共同開発した、噛むと甘みが際立つ食感「外硬内軟」の炊き上がりが通年で安定して再現できるようになりました。

内釜が約790gと軽いので、洗米した米と水を入れて持ち歩くのがラク!

内釜が約790gと軽いので、洗米した米と水を入れて持ち歩くのがラク!

●スペック
・サイズ:248(幅)×302(奥行)×234(高さ)mm
・最大炊飯容量:5.5合
・消費電力(炊飯時):1,400W
・圧力:○(1.3気圧)
・炊飯時間(極上「ふつう」):40〜60分

7.日立「ふっくら御膳 RZ-V100EM」

「RZ-V100EM」も、前述の「RZ-W100EM」同様に「外硬内軟」のごはんに炊き上げられるモデル。最上位機「RZ-W100EM」と比べると、浸し工程の水温制御機能は搭載されていないほか、側面ヒーターは35Wとなり(RZ-W100EMは70W)、「極上コース」(「極上」と付いているが、スタンダードなコース)の食感の炊き分けも白米と無洗米のみとなる(RZ-W100EMは雑穀米、玄米(発芽玄米)、麦ごはんも対応)など、異なる点はいくつかありますが、最上位機より18,000円ほど安い価格で購入できるのは魅力的(2022年1月4日時点)です。

液晶画面にバックライトが搭載されていないので、視認性にこだわるなら最上位機「RZ-W100EM」のほうがいいかもしれません

液晶画面にバックライトが搭載されていないので、視認性にこだわるなら最上位機「RZ-W100EM」のほうがいいかもしれません

●スペック
・サイズ:248(幅)×302(奥行)×234(高さ)mm
・最大炊飯容量:5.5合
・消費電力(炊飯時):1,400W
・圧力:○(1.3気圧)
・炊飯時間(極上「ふつう」):40〜60分

8.三菱電機「本炭釜 KAMADO NJ-AWB10」

IHと相性のよい純度99.9%の炭素材を採用した羽釜形状の内釜は、本体にセットすると羽より上の部分がかまどからはみ出すようになっており、この構造により加熱空間と羽より上に温度差が生じ、沸騰時に発生する泡を抑制。火力を弱めることなく大火力で沸騰し続けるため、粒立ちのよいふっくらごはんが炊き上がります。最新モデル「NJ-AWB10」は、じっくり吸水させてから炊き上げることで、ごはんを冷凍してもおいしさが損なわれない「まとめ炊き(冷凍用)モード」を搭載。炊きたてのごはんと比較しても粒感は変わらず、甘みにおいては、電子レンジで再加熱した冷凍したごはんのほうが、甘み成分が約12%アップしたそうです。なお、三菱電機のIH炊飯器は最近ではめずらしい、圧力をかけないタイプ。一般的に圧力IH炊飯器のほうがやわらかめの食感になる傾向があるため、しゃきしゃき感のあるごはんが好みなら非圧力式の本製品のほうがいいかもしれません。

エスニック料理に最適な長粒米の特性を生かして炊き上げる「長粒米モード」も新搭載

エスニック料理に最適な長粒米の特性を生かして炊き上げる「長粒米モード」も新搭載

●スペック
・サイズ:285(幅)×320(奥行)×249(高さ)mm
・最大炊飯容量:5.5合
・消費電力(炊飯時):1,400W
・圧力:非搭載
・炊飯時間(白米「ふつう」):46〜55分

9.愛知ドビー「バーミキュラ ライスポット」

もともと鋳物ホーロー鍋で人気のメーカーだけに、IH炊飯器といっても一般的な炊飯器とは別物。ざっくり説明すると「鍋+卓上IHコンロ」といった構造で、専用のIHコンロに、熱をキープするための「断熱カバー」と鋳物ホーロー鍋を載せて炊飯します。高い機密性や熱伝導性、蓄熱性を有する鋳物ホーロー鍋の特徴を最大限に生かせるように、フタに吹きこぼれ抑制の機構を設け、高火力を維持。さらに、加熱部分と鍋上部の温度差を大きくすることで激しい対流を起こし、米をムラなく炊き上げます。炊飯モードは「普通」と「おこげ」のみとシンプルですが(白米と玄米で選択可能)、試食した価格.com編集部員や家電ライターが「弾力が強く、食べ応えがあり、とにかくおいしい」と絶賛するほど!

愛知ドビー「バーミキュラ ライスポット」

IHコンロにある調理モード(中火、弱火、極弱火、保温)を利用すれば、料理を作ることもできます

●スペック
・サイズ(IHコンロに載せた状態):311(幅)×296(奥行)×208(高さ)mm
・最大炊飯容量:5合
・消費電力(炊飯時):1,300W
・圧力:非搭載
・炊飯時間(白米「普通」):60分
・炊き分け機能:なし
・最大保温時間:保温機能なし

<関連記事>家電ライターが絶賛する「バーミキュラ ライスポット」の味とは?

10.アイリスオーヤマ「瞬熱真空釜 RC-IF50-B」

炊飯中に米を激しくかくはんさせながら炊くのがいいとされてきたIH炊飯器の常識を根底からくつがえす、“おどらせない”炊飯方法を採用。アイリスオーヤマによると、本物のかまども炊飯時に米はかくはんされていなかったため、その炊き方を再現したのだそう。キーとなるのは、内釜に応用された熱伝導技術「ヒートパイプ」。内鍋が真空の二重構造になっており、その真空空間に封入した作動液(熱を伝える媒体)が、加熱により蒸気となって瞬時に熱を全体に伝える仕組みになっています。従来モデルの内釜の約100倍という熱伝導速度で熱が瞬時に内釜全体に広がるため、熱ムラのない加熱が可能。そして、内釜の温度が均一に上昇することで水の温度で生じる対流も起こりにくくなり、炊飯時に米がおどりにくくなるのです。米同士がぶつかって傷つくことも少なくなるため、粒立ちのいいハリのあるごはんが炊き上がるとのこと。

米の量に合わせて最適な水分量を計測する「量り炊き」機能も搭載されています

米の量に合わせて最適な水分量を計測する「量り炊き」機能も搭載されています

●スペック
・サイズ:249(幅)×353(奥行)×239(高さ)mm
・最大炊飯容量:5.5合
・消費電力(炊飯時):1,240W
・圧力:非搭載
・炊飯時間(白米「標準」):45〜70分

<関連記事>本物のかまど炊きと同じ“米をおどらせない”アイリスオーヤマの「瞬熱真空釜炊飯器」登場

おすすめ小容量タイプIH炊飯器

11.タイガー「〈炊きたて〉JPJ-G060」

本土鍋を使用した内鍋で炊くごはんのおいしさを、小容量タイプでも味わってほしいと開発された本製品。最高温度 約220℃の高火力と、1.25気圧で炊き上げ、炊き上げ直前に1.05気圧まで減圧する「可変W圧力」を組み合わせた炊飯方法で米の旨みと甘みを引き出します。「価格.comプロダクトアワード2021」の炊飯器カテゴリーで金賞を受賞したモデルでもあるので、炊き上がったごはんの味は期待できそう。

火加減は「弱」「中」「強」の3段階で選択でき、白米メニューと炊込みメニューではおこげをつけることも可能

火加減は「弱」「中」「強」の3段階で選択でき、白米メニューと炊込みメニューではおこげをつけることも可能

●スペック
・サイズ:237(幅)×278(奥行)×229(高さ)mm
・最大炊飯容量:3.5合
・消費電力(炊飯時):850W
・圧力:○(1.25気圧)
・炊飯時間(白米「火加減:中」):48〜67分

12.東芝「RC-6PXR」

健康のことを考えて玄米を食べたいけれど、ちょっと苦手ならば、白米と玄米を混ぜて炊ける「RC-6PXR」はいかがでしょうか。炊飯中に圧力を細かく調節することで、浸水にかかる時間が異なる白米と玄米をどちらもほどよい食感で炊き上げることを実現。白米のみの炊飯も、強火で一気に炊き上げ、高温を維持したまま蒸らし工程に移行することで、ふっくらと粒立ちのいい甘みのあるごはんが炊き上がるそうです。

浸し時間を長くすることで、ごはんの甘みをアップさせる「甘み炊きコース」も搭載。玄米のほか、麦ごはんや雑穀米、発芽玄米、分づき米、発芽米も炊くことができます

浸し時間を長くすることで、ごはんの甘みをアップさせる「甘み炊きコース」も搭載。玄米のほか、麦ごはんや雑穀米、発芽玄米、分づき米、発芽米も炊くことができます

●スペック
・サイズ:246(幅)×302(奥行)×216(高さ)mm
・最大炊飯容量:3.5合
・消費電力(炊飯時):700W
・圧力:○(1.2気圧)
・炊飯時間(本かまど):40〜50分

13.三菱電機「本炭釜 NJ-SWB06」

内釜は、三菱電機こだわりの純度99.9%の炭素材。釜底中央が凸形状となった内釜は、炊飯中に中心部に気泡がより多く発生し、激しい対流を起こします。さらに、火力を弱めることなく沸騰をキープし続けるとともに、炭ならではの遠赤効果も加わることで、米の芯までしっかり火が通り、ふっくら炊き上がるのだそう。小容量タイプには圧力をかけない炊飯方式を採用するモデルがたくさんありますが、クラスを問わず非圧力方式を貫いている三菱電機の製品にはアドバンテージがあります。

通常の玄米を炊くモードのほか、より玄米をおいしく炊く「芳潤炊き(玄米)モード」も用意されています

通常の玄米を炊くモードのほか、より玄米をおいしく炊く「芳潤炊き(玄米)モード」も用意されています

●スペック
・サイズ:231(幅)×289(奥行)×204(高さ)mm
・最大炊飯容量:3.5合
・消費電力(炊飯時):800W
・圧力:非搭載
・炊飯時間(白米「ふつう」):42〜48分

14.愛知ドビー「バーミキュラ ライスポット ミニ」

前述の「バーミキュラ ライスポット」と構造はまったく同じ。そのまま小さくなっただけなので、炊飯だけでなく、無水鍋として調理にも使用できます。一般的に、炊飯方法などは同じでもレギュラータイプと小容量タイプで炊いたごはんの仕上がりは若干違ってくるもの。しかし、本製品はまったくと言っていいほど炊き上がりに違いがありませんでした。 少量炊きが欲しかった人は、「ミニ」を迷わず選んでも問題なしです。

無水鍋として使った調理も、レギュラータイプと同レベルの仕上がりでした

無水鍋として使った調理も、レギュラータイプと同レベルの仕上がりでした

●スペック
・サイズ(IHコンロに載せた状態):258(幅)×250(奥行)×173(高さ)mm
・最大炊飯容量:3合
・消費電力(最大):1,000W
・圧力:非搭載
・炊飯時間(白米「ふつう」):60分

<関連記事>小さくなってもおいしさ変わらず!噂の炊飯器「バーミキュラ ライスポット ミニ」がスゴすぎた!!

15.象印「炎舞炊き NW-US07」

小容量タイプの炊飯器の炊飯容量は3合または3.5合が主流ですが、本製品は「普段は3合炊きで十分だが、来客時に足りない」「炊き込みごはんは具が入るため、1度に2合しか炊けないのが困る」といった声に応えるべく開発された4合炊きモデルです。炊飯容量は1合多いですが、本体サイズは一般的な3合炊きタイプとほぼ同じなので、少し足りないと思うことがあるなら4合炊きを選んでおくほうが安心かもしれません。炊飯方法に関しては、レギュラータイプと同じように、複数のコイルの通電を切り替えながら加熱するIH構造を採用。4ブロックに分かれた底IHヒーターは、従来モデルと比べて単位面積当たり4倍以上の大火力での炊飯を実現しています。

上位機同様に、ごはんの炊け具合を回答することで食感が調整されていく「わが家炊き」機能も搭載

上位機同様に、ごはんの炊け具合を回答することで食感が調整されていく「わが家炊き」機能も搭載

●スペック
・サイズ:230(幅)×305(奥行)×205(高さ)mm
・最大炊飯容量:4合
・消費電力(炊飯時):1,140W
・圧力:○(1.3気圧)
・炊飯時間(白米「ふつう」):50〜56分

16.東芝「RC-4ZWJ」

ここまで紹介した小容量タイプとは異なり、炊飯容量は少なめの2.5合。小容量タイプの炊飯器を選ぶ人の大多数が、1回あたり2合以下の炊飯量であることから、2.5合サイズの炊飯器にしたのだそう。2.5合というと少なそうに感じますが、お茶碗1杯に約150gのごはんをよそうと6杯分の量になるので、来客時に使うことがないなら困ることはないでしょう。内釜はレギュラーサイズ(5.5合)の炊飯器同様に羽釜形状。内釜上部に高さを持たせることで連続加熱・沸騰を可能とし、60°に角度のついた釜底で激しい熱対流が起こることで、お米1粒ひと粒に熱が素早く行き渡るそうです。

東芝「RC-4ZWJ」

玄米が炊けるのはもちろん、麦ごはん専用の炊飯コースも搭載

●スペック
・サイズ:220(幅)×289(奥行)×180(高さ)mm
・最大炊飯容量:2.5合
・消費電力(炊飯時):1,000W
・圧力:非搭載
・炊飯時間(かまど名人「おすすめ」):50〜60分

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価格.comマガジン編集部

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