レビュー
焼肉から煮込み、無水調理までコレ1台で!

“2つの鍋”でマルチに料理! その名も「フュージョンクッカー」はお家ごはん派の強い味方

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毎日の食事は生きる基本! 節約のため、できるかぎり自炊をする「お家ごはん派」の人も多いのでは? しかし、忙しいときに食事の支度って大変ですよね。手軽に済ませたいときは自動調理鍋やホットプレートなど、卓上で調理ができる家電を使うと便利ですが、その2つが1台にまとまった電気調理鍋をご存知ですか? それが大同日本(TATUNG)の「フュージョンクッカー」(型番:TSB-3016EA)。2種類の内鍋を入れ替えることで、煮込みから焼き物までマルチに対応してくれるお鍋なんです!

焼き物も煮込みも、幅広い調理に対応する2in1型の電気調理鍋「フュージョンクッカー」

焼き物も煮込みも、幅広い調理に対応する2in1型の電気調理鍋「フュージョンクッカー」

2種類の鍋と2種類のフタで、さまざまな調理に対応

フュージョンクッカーの“フュージョン”とは、調理用のお鍋として「深鍋」と「グリル鍋」の2つを付属していることに由来します。1台で煮込みや炒め物、蒸し物などに対応する自動調理器はほかにも多いですが、そこに焼き物調理ができるグリル鍋も付いていることがフュージョンクッカーの特徴というわけ。

この深鍋とグリル鍋を、円形のIHクッキングヒーター本体に付け替えることで、焼き物から煮込み料理まで幅広い調理が行えます。さらにフタも、通常のガラス製フタのほかに金属製のフタが同梱されていて、金属フタを使えば無水調理ができるのもポイント。

本体フロントには操作用のタッチパネルを装備しており、電源オン/オフや自動調理モードの選択ができます。自動調理モードは「加熱モード」「グリルモード」「煮込みモード」「ケーキモード」の4種類。圧力調理機能などは付いていませんが、2種類の鍋と2種類のフタ、そして4つの調理モードを使いこなして、いろいろな料理を作れるという1台なのです。

こちらがフュージョンクッカー。ホワイトを基調とした外観が特徴的で、グッドデザイン賞も受賞しています

こちらがフュージョンクッカー。ホワイトを基調とした外観が特徴的で、グッドデザイン賞も受賞しています

IHヒーター部である本体(後列真ん中)のほか、2種類のフタと2種類の内鍋を付属

IHヒーター部である本体(後列真ん中)のほか、2種類のフタと2種類の内鍋を付属

深鍋(左)と、グリル鍋(右)。どちらもフッ素加工されていて、食材が焦げ付きにくく手入れしやすいのがポイント。深鍋のほうは容量3Lまで対応します

こちらはフタ。一般的なガラス製のフタ(左)と、金属製のフタ(右)が同梱されています

こちらはフタ。一般的なガラス製のフタ(左)と、金属製のフタ(右)が同梱されています

フュージョンクッカーを使いこなすうえで特にポイントとなるのが、金属フタ。重みによって鍋本体とフタのすき間をぴっちり密閉し、鋳物ホーロー鍋のように無水調理に対応できるようになっています

重い金属フタがぴったりと密閉。保温性も高く、素材のうま味を閉じ込められるのだとか

重い金属フタがぴったりと密閉。保温性も高く、素材のうま味を閉じ込められるのだとか

本体フロントに備えるタッチパネルで操作する仕組み。「加熱モード」は火力を5段階、「グリルモード」は温度を60・80・110・130・150・170・200・230℃の8段階で調整できます

台湾・大手家電メーカーのヒット商品が日本上陸

フュージョンクッカーを手がけている大同日本の母体は、台湾の大手家電メーカー「TATUNG(漢字で“大同”と表記)」。台湾本国では、黒物/白物を問わず幅広い家電開発を手がけ、2018年でちょうど創業100周年を迎える老舗家電メーカーです。

そんな同社が、日本に本格参入を果たした第1号製品が、このフュージョンクッカーというわけ。ちなみに台湾での製品名は「複合料理無水鍋」。本国では2016年に発売されていて、これまでに2万台ほど売り上げたヒット商品だそうです。「焼き物も煮込みも1台でできる」という点が、特にひとり暮らしのサラリーマン層にウケているのだとか。

なお、製品にはレシピ集が同梱されているのですが、日本で発売されているモデルにはちゃんと日本の料理家さんが考案したという“日本人好みのメニュー”が掲載されています。うれしい配慮ですね。

このレシピ集がなかなかおしゃれでかわいくて、見ているだけで食欲がそそられる!

このレシピ集がなかなかおしゃれでかわいくて、見ているだけで食欲がそそられる!

フュージョンクッカーで、いつものお家ごはんを手軽においしく!

それではさっそく、レシピ集に載っている日本食のレシピから何品か作ってみましょう。日本食はなかなか手間のかかりそうなメニューですが、フュージョンクッカーを使えば、材料と調味料を鍋に入れてあとはほったらかしておけばOKです。

本製品には圧力調理機能などは付いていませんが、金属フタでぴっちり密閉されるおかげか、食材への火の通りが普通のお鍋よりは早いようです。いつものお家ごはんで作る和食のメニューが、簡単・時短においしくできあがりました。

▼無水調理できんぴら! 容量3Lなので作り置きにも最適

フュージョンクッカーの特徴である金属フタを利用して、まずは無水調理からスタート。水を使わずにゴボウのきんぴらを作ってみました。といっても、ささがいたゴボウと調味料を深鍋にセットしたら、あとは金属フタを閉めてボタンを押すだけ。炒める必要もなく、8分後にはゴボウの栄養とうま味が凝縮されたピリ辛のきんぴらが完成です。フュージョンクッカーの深鍋は3Lの容量まで対応するので、こういった常備菜を作り置きするのにぴったり!

準備としては、ゴボウ、しょう油、みりん、砂糖、とうがらしを全て深鍋に入れるだけ

準備としては、ゴボウ、しょう油、みりん、砂糖、とうがらしを全て深鍋に入れるだけ

あとは金属フタを閉めたら、「加熱モード」の「火力3」を設定して8分間ほったらかしておけばOKです

あとは金属フタを閉めたら、「加熱モード」の「火力3」を設定して8分間ほったらかしておけばOKです

ちなみにこのタッチパネル、ボタン類がシンプルなので、慣れるまではちょっととまどうかもしれませんが、使いこなせるようになるとスムーズに操作できてイイ感じです。使い方はレシピ集にもわかりやすく書いてあるので、最初のうちはこれを参考に

全く水は入れていませんが、調理中にジワジワとゴボウの水分が出てきているよう

全く水は入れていませんが、調理中にジワジワとゴボウの水分が出てきているよう

完成したら全体を軽く混ぜて、器に盛り付け。面倒くさいきんぴらが8分で簡単にできました! 味もちゃんと染みこんでいます

▼グリル鍋+金属フタで、時短魚焼き器に!

続いては、グリル鍋に付け替えてみましょう。このグリル鍋を使えば、魚を焼くこともできます。今回は塩サバを焼いてみたのですが、なんと焼き時間はトータルでたったの4分! グリル鍋に金属フタを組み合わせることで、サバの身に一気に火が通って、ジュウジュウに焼き上げることができました。

グリル鍋をセットし、「グリルモード」で230℃の温度に設定します

グリル鍋をセットし、「グリルモード」で230℃の温度に設定します

グリル鍋が温まったら、塩サバを並べて金属フタをし、2分タイマーで焼きます

グリル鍋が温まったら、塩サバを並べて金属フタをし、2分タイマーで焼きます

2分後に裏返してみると、片側がキレイにこんがり。裏返した状態で再び金属フタをして、温度を130℃に調整して再び2分タイマーで焼きます。普通の魚焼き器と比べて、煙やニオイが少しだけ抑えられる印象(金属フタをしていても、魚焼きのニオイは多少漏れます)

たったの4分で、油が乗ってふっくらおいしいサバの塩焼きが完成! 身離れもよく、ジューシーに焼き上がっています

サバを焼いたあとの焦げ付きも、台所用中性洗剤で軽く洗うだけですぐに落ちます。普通の魚焼き器より手入れがしやすいのはうれしいポイント

▼火の通りが早い! お味噌汁の作り置きも

「加熱モード」を使って汁物も作れるので、普通のお味噌汁を作ってみました。深鍋の中にダシ汁と具材を入れて10分加熱したら、最後に味噌を溶き入れるだけ。野菜に火が通るのが早いので、かなり時短になります。こういった電気調理器は火を使わないので、安全なのもイイところ。

深鍋の中にダシ汁と具材を入れたら、ガラスフタをして「加熱モード」で10分間加熱します。本当にこれだけ

深鍋の中にダシ汁と具材を入れたら、ガラスフタをして「加熱モード」で10分間加熱します。本当にこれだけ

最後に味噌を溶き入れたら、具だくさんお味噌汁の完成! 作り置きでたくさん作っておいてもよさそうです

最後に味噌を溶き入れたら、具だくさんお味噌汁の完成! 作り置きでたくさん作っておいてもよさそうです

そんなわけで、気付いたら焼き魚定食ができあがっていました。こういった毎日の食事を、簡単・時短に作れます。ちなみに、フュージョンクッカーはご飯を炊くことはできません

「深鍋+金属フタ」で作る煮込み料理がおいしい

フュージョンクッカーをいろいろ使ってみた筆者がよさを実感できたのは、やはり「深鍋+金属フタ」の組み合わせでした。そこで、作ってみた中でも特においしかった煮込み料理をご紹介したいと思います。

▼無水チキンカレーが絶品!

付属のレシピ集で最初のページにあって推されているメニューが、無水調理で作るチキンカレー。食材やカレールウを深鍋に入れて、あとは金属フタをして30分加熱するだけでほぼ終わりなのですが、やってみたらこれがとにかくおいしい! 食材のうま味がじっくりと溶け出していて、数時間煮込んだあとなのではないかと思うほどでした。

切った野菜や鶏肉などの具材と、カレールウ、白ワインを深鍋にセット。事前に具材を炒める手間はいりません

切った野菜や鶏肉などの具材と、カレールウ、白ワインを深鍋にセット。事前に具材を炒める手間はいりません

あとは、金属フタをして「加熱モード」の火力3で30分加熱します

あとは、金属フタをして「加熱モード」の火力3で30分加熱します

30分後にフタを開け、プレーンヨーグルトを入れてかき混ぜ、さらに5分ほど加熱すれば完成!

30分後にフタを開け、プレーンヨーグルトを入れてかき混ぜ、さらに5分ほど加熱すれば完成!

何時間か煮込んだあとなのではないかというような仕上がりの無水チキンカレー。具材とルウが一体化しているようなイメージで、味に深みがあります

カレーを作ったあともこびり付きが少ないので、ゴシゴシこすったりせずすぐキレイにお手入れできます

カレーを作ったあともこびり付きが少ないので、ゴシゴシこすったりせずすぐキレイにお手入れできます

▼「煮込み」モードで簡単ミネストローネ

続いて、「煮込みモード」を使ってみましょう。こちらは温度や時間設定ができない完全おまかせモードになっていて、自動で温度調整しながら60分間の加熱を行います。今回はミネストローネを作ってみました。圧力調理機能などは付いていませんが、やわらかくなった野菜がスープに半分一体化しているような仕上がりに。こういった、煮込めば煮込むほどおいしくなる料理を作るときには最適です。

角切りにした野菜、ローリエ、トマト缶、水、オリーブオイルを深鍋に入れて塩・コショウをしたら、金属フタを乗せて「煮込みモード」を選択

「煮込みモード」をスタートすると、自動で60分間の加熱が行われます。煮込み終了の10分前から、残り時間が1分刻みで表示される仕組み

コトコトに煮込まれたミネストローネが完成! 野菜が柔らかくスープの中に溶けています

コトコトに煮込まれたミネストローネが完成! 野菜が柔らかくスープの中に溶けています

卓上調理器にもなる! 焼き肉や鍋物メニューもおいしい

フュージョンクッカーは、卓上調理器としても使えます。お客さんが来たときに、みんなでワイワイ言いながら焼肉や鍋物なんかをするのもアリ。サイズ的にはちょうど2〜4人くらいで使いやすいです。

▼グリル鍋で手軽に焼肉

グリル鍋を使って、焼肉を焼いてみました。グリル鍋は波型のプレートになっているので、お肉の余分な脂もちゃんと落としてくれます。また、温度を8段階から調整できるのも、焼肉をするときには便利なポイント。

ひとり暮らしの部屋でひとり焼肉を楽しみました。若干切ない図に……

ひとり暮らしの部屋でひとり焼肉を楽しみました。若干切ない図に……

グリル鍋をセットして、200℃で熱してお肉を焼きます。焼き目も付いておいしそうな仕上がりに

グリル鍋をセットして、200℃で熱してお肉を焼きます。焼き目も付いておいしそうな仕上がりに

波型プレートに余分な油が落ちてくれるので、グリル鍋は焼肉にぴったり。ちょっと熱すぎるかなと思ったらタッチパネルで温度調整も手軽

焼肉で後の焦げ付きも、指でスルッとはがれちゃうほど。台所用中性洗剤で洗えばすぐにピカピカになります

焼肉後の焦げ付きも、指でスルッとはがれちゃうほど。台所用中性洗剤で洗えばすぐにピカピカになります

▼深鍋であったかい鍋物も! 金属フタでダシからおいしく作る

もうひとつ、フュージョンクッカーを卓上調理器として使う場合に推したいのが鍋物です。ダシからおいしくとれますし、食事中に煮詰まってきたら火力を1にするなど、簡単に温度調整しながら楽しくおいしく鍋をつつけるのがうれしいところ。

「煮込みモード」を選択して、ダシからおいしくとることが可能

「煮込みモード」を選択して、ダシからおいしくとることが可能

今回はキムチ鍋を作ってみました。上でとったダシの中に、キムチ、豚肉、豆腐、ニラなどの具材と調味料を入れて「加熱モード」の火力3に変更。コトコト煮えてきたら完成です。タイマーをかけずに、加熱しながら食べます

食事中にスープが詰まってきたら、火力を1に弱めます。保温機能が付いていないので、火力の調整でまかなう感じに

〆の卵雑炊までおいしく楽しみました

〆の卵雑炊までおいしく楽しみました

金属フタの取扱いで注意したいポイント

最後に、少し気をつけないといけない金属フタの取扱いについてご紹介しましょう。まず重量が重いのはもちろん、調理中〜後はフタの表面がかなり熱くなるので、うっかり触るとヤケドします。個人的には、調理中に重い金属フタの置き場を確保できるとありがたいので、フタを立てておけるスタンドがあると便利だな〜と思いました。

小さいお子さんがいる家庭では、金属フタを使うのはキッチンの上でだけにするなど工夫が必要

小さいお子さんがいる家庭では、金属フタを使うのはキッチンの上でだけにするなど工夫が必要

またこの金属フタ、形状は平面的で普通のフタですが、内側がフッ素加工されていてかなり滑りがよいです。このため、料理完成後にフタを開けて裏返そうとすると、その内側に付いた水蒸気の水滴が、フタを滑って一気にボタボタボタッと落ちてきます。フタを開けるときには、できるだけ並行にズラしながら置くなど注意が必要。

特に無水調理や煮込みをしたときは、勢いよくフタを開けると同時に、フタの内側に付いた水滴がこぼれてきて、鍋の周囲が濡れてしまいがちに

まとめ。電気調理鍋とホットプレートを購入すると思えばお得

今回はフュージョンクッカーでお家ごはん系の料理を中心に作りましたが、調理モードには「ケーキモード」なんかも付いているので、休日にケーキを焼くのもおもしろそうです。ちなみに実勢価格は2万円台ですが、電気調理鍋とホットプレートを一気に購入すると考えれば、手軽だしお得かも。1台持っていれば、普段の食事を簡単・時短でおいしく作れる、お家ごはん派の強い味方です。

杉浦 みな子(編集部)

杉浦 みな子(編集部)

オーディオ&ビジュアル専門サイトの記者/編集を経て価格.comマガジンへ。私生活はJ-POP好きで朝ドラウォッチャー、愛読書は月刊ムーで時計はセイコー5……と、なかなか趣味が一貫しないミーハーです。

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