特別企画
「銀だこ」を認めない頑固な関西人が立ち上がる

おうち“たこ焼き”の新境地! これを読めば家で店レベルの味を再現できる

大阪から東京に引っ越して約1年。東京でできた友人や仕事仲間から「銀だこ」を勧められるも、いまだに“たこ焼き”と認めることができません。もちろん!「銀だこ」もおいしいです。しかし、生まれも育ちも関西の私からすると、本場のたこ焼きとは少し違うんです。

外は薄皮でカリッとしていて、中は出汁のきいた生地がトロトロになっており、火傷を覚悟しひと口で食べるのが関西のたこ焼きです。

「銀だこ」は、外がカリッカリで、中はしっかり火が通っていいて、関西のたこ焼きとはちょっと違うんですよね。しかし、東京出身の同僚は「銀だこ」で育っており、関西風のたこ焼きを食べたことがない! と言うんです。「銀だこ」が唯一無二のたこ焼きみたいになっているのは、関西人としてさみしいものがあります。

そんなわけで今回は、関西出身の筆者がいつも自宅で行っている絶品たこ焼きの作り方を伝授します。伝授って言いましても、道具とたこ焼き粉さえそろえれば、誰でも簡単に作れちゃうんです。これを参考にすれば、自宅でも関西のたこ焼き屋の味を再現できるはず!

たこ焼き器はイワタニ「スーパー炎たこ(えんたこ)」の1択

たこ焼きを作るうえで絶対に外せないのが、イワタニのたこ焼き器「スーパー炎たこ」です。多くの人は、ホットプレートに付属するたこ焼きプレートでたこ焼きを作っているのではないでしょうか。しかし、電気式のホットプレートだと、火の通りが非常に遅いという難点があります。

たこ焼き好きなら絶対に持っておくべきイワタニの「スーパー炎たこ」

たこ焼き好きなら絶対に持っておくべきイワタニの「スーパー炎たこ」

「スーパー炎たこ」は、カセットボンベ式で直火で焼けるのが特徴。たこ焼き好きの間では、ほとんどマストのアイテムになっています。筆者の友人(関西限定)も全員がコレを使っています。

たこ焼きプレートは、4×5個で合計20個のたこ焼きを1度に作れます。複数人で作るときにピッタリです

たこ焼きプレートは、4×5個で合計20個のたこ焼きを1度に作れます。複数人で作るときにピッタリです

「スーパー炎たこ」で使えるカセットボンベは「イワタニカセットガス」のみ。他社製のものは使用できない点に注意してください

「スーパー炎たこ」と一般的なホットプレートの違いは、ずばり火力にあります。鉄板を十分に熱して生地を流し込んでも、生地の温度により鉄板は少し冷えてしまいます。火力の強いガス火だとすぐに元の温度に戻りますが、電熱線ヒーターを使うホットプレートだとなかなか元の温度に戻りません。鉄板を温めるスピードが全く違うというわけです。

この時、ゆっくりと熱くなるホットプレートだと、たこ焼きの中までしっかりと焼けてしまい、外カリ中トロのたこ焼きを作るのが難しいんです。しかし、ガス火で一気に鉄板の温度を上げられる「スーパー炎たこ」だと、誰でも簡単に外カリ中トロを作れます。

ホットプレートとは違い焼きムラも少なく、どの場所にもしっかりと熱が伝わるのも「スーパー炎たこ」の特徴。1度使うとホットプレートには戻れなくなるでしょう。ホットプレートはたこ焼きプレート以外に、焼き肉やお好み焼きに使えるプレートが付属するなど、マルチな料理に使えるという利点があり、一概には言えませんが、たこ焼に限定すれば、「スーパー炎たこ」のようにカセットボンベ式のものが最適です。

たこ焼き粉は「わなかのたこ焼きの素」が超絶おいしい

たこ焼き器の次は、たこ焼き粉をそろえましょう。自分で小麦粉から生地を作るのは、カツオの出汁をとるなど何かと手間がかかるので、筆者はたこ焼き粉で済ませちゃいます。「そこは、こだわらんのかい!」と怒られそうで申し訳ないのですが、自分で作るよりもプロが作ったたこ焼き粉のほうがおいしいんですよ……。

スーパーで売っている大手メーカーのものでもおいしく作れます。しかし、筆者がいつも使っているのは「わなかのたこ焼の素」です。「わなか」は大阪の千日前に本店を構えるたこ焼き屋で、地元では非常に高い人気を誇ります。

たこ焼きの名店「わなか」のたこ焼き粉で作れば間違いなくおいしく仕上がります

たこ焼きの名店「わなか」のたこ焼き粉で作れば間違いなくおいしく仕上がります

「わなか」は、「ミシュランガイド京都・大阪2016」において「ビブグルマン」に選ばれた実力派のお店で、千日前の本店はいつも長い行列ができています。昆布とカツオの絶妙な出汁がきいた生地は、1度食べたらやみつきになるんです。

その「わなか」が、お店の味を自宅でも再現できるたこ焼き粉を販売しているというわけで、これがおいしくないはずがないのです。インターネットでも販売しているので、1度試してください。

「スーパー炎たこ」と「わなかのたこ焼きの素」がそろえば、もう勝負はついたようなもの。オセロだと4つ角をすべて制した、将棋だと19枚落ちのハンデをもらった状態でしょう。後は、作り方さえ間違えなければ大丈夫です。

実際に絶品たこ焼きを作る

ここからは実際にたこ焼きを作っていきます。筆者おすすめのアレンジも載せるので、興味がある人は参考にしてみてください。

まずは生地作り。「わなかのたこ焼きの素」は、卵3個と水1400ccを使い1袋(400g)で約90個のたこ焼きが作れます。これだと筆者には多すぎるので、1袋の3分の1(約133g)と卵1個、水約466ccで作ります

作り方では「水を最初に全部入れてから少しずつ粉を足してダマができないように混ぜる」とされていますが、筆者の経験上では粉を全部入れてから水を足していくほうが、ダマができにくいです

水と粉を混ぜた後に卵を投入して、かき混ぜたら生地は完成

水と粉を混ぜた後に卵を投入して、かき混ぜたら生地は完成

基本の具材は、タコ、天かす、紅ショウガ、刻みネギ。ただし、筆者はタコを小さめに切ります。タコって高くないですか? お店みたいに豪快に大きくカットするとすぐなくなるし……特大タコ入りが少量焼けるのと、小さいタコ入りが大量だったら、筆者は後者を選びます

タコを小さくする代わりに、0.5mmのさいの目切りにした「こんにゃく」と「たくあん」を入れます。我が家では“歯ごたえの嵩(かさ)増し”と呼んでおり、呼び名の通り歯ごたえをアップさせるというわけ。たくあんのうまみが生地に溶けて、味もおいしくなるんです。今では、「こんにゃく」と「たくあん」なしのたこ焼きが考えられなくなったほど

生地と具材を用意したら、いよいよ“焼き”の工程へ。「スーパー炎たこ」は、フッ素加工プレートを採用しているので、金属製の千枚通しではなく樹脂製のものを使用してください。また、油を引くための「油引き」は、割り箸にキッチンペーパーを巻き付けたもので代用できます。

強火で鉄板を温めながら油を引きます。油は気持ち多めにすると、たこ焼きの表面がカリッと焼き上がります

強火で鉄板を温めながら油を引きます。油は気持ち多めにすると、たこ焼きの表面がカリッと焼き上がります

生地を穴の半分より少し多いくらいまで注ぎ入れます。ちなみに、作った生地は時間が経つと分離してしまうので、入れる前によくかき混ぜましょう

用意した具材を投入。サクサクの食感を残すため、天かすは最後に入れます。ホットプレートとは違い焼けるのが早いので、ここは手早く行います

具材を入れたら、生地を再度投入。フタをするように全体にまわしかけてください

具材を入れたら、生地を再度投入。フタをするように全体にまわしかけてください

いよいよひっくり返す工程へ。鉄板の溝に沿って、線を引くように千枚通しで形を整えます

いよいよひっくり返す工程へ。鉄板の溝に沿って、線を引くように千枚通しで形を整えます

次は、中火にしてたこ焼きを半分だけひっくり返します。フッ素加工プレートはひっくり返すのも超簡単

次は、中火にしてたこ焼きを半分だけひっくり返します。フッ素加工プレートはひっくり返すのも超簡単

全部ひっくり返したら、はみ出ている生地を穴に入れ込むようにして形を整えていきます

全部ひっくり返したら、はみ出ている生地を穴に入れ込むようにして形を整えていきます

全体に焼き目が付いたら完成。写真を撮りながら作っていたので、少し焦げたのもできてしまいました

全体に焼き目が付いたら完成。写真を撮りながら作っていたので、少し焦げたのもできてしまいました

できたてほやほやのたこ焼き。おいしそうなうえに、なでてあげたいくらいかわいい。今すぐ抱きしめたい

できたてほやほやのたこ焼き。おいしそうなうえに、なでてあげたいくらいかわいい。今すぐ抱きしめたい

中は熱々のトロトロ。火傷するくらい熱いですが、これをハフハフ言いながらひと口で食べるのがおいしいんです

たこ焼きは、ソース、もしくはソースとマヨネーズをかけて食べるのが定番。しかし、関西では味付けをアレンジして食べることも多々あります。その味付けは、人によってさまざまですが、筆者が好きなのは、マヨネーズをかけた後に塩を少々、パラパラとかける塩マヨネーズです。ソースほどくどくなく、カツオ風味の生地と塩が絶妙なバランス。1度お試しあれ。

まずは、定番のソースで食べてみてください。中から出汁の味がしっかりとついたトロトロの生地があふれ出てくるこのうまさ。いつも食べているたこ焼きとは少し違うのがわかるはず

筆者のお気に入りは塩マヨネーズ。少しアクセントをつけたかったら、七味唐辛子をかけるのもアリ

筆者のお気に入りは塩マヨネーズ。少しアクセントをつけたかったら、七味唐辛子をかけるのもアリ

後は、ソースとからしマヨネーズ、ネギとポン酢、出汁醤油などの組み合わせもおいしいです。いろんな味付けを試して、自分好みの味付けを探すのも楽しいでしょう。

からしの刺激がクセになるソースからしマヨネーズ

からしの刺激がクセになるソースからしマヨネーズ

サッパリとした口当たりのネギポン酢。ポン酢好きはぜひ試してみてください。せっかくカリカリに仕上がった生地がやわらかくなってしまうので、かけすぎには注意です

鎌田醤油の「だし醤油」をかけると、出汁の味わいが豊かになり、ほんのりとした甘みが加わります

鎌田醤油の「だし醤油」をかけると、出汁の味わいが豊かになり、ほんのりとした甘みが加わります

これで充実したおうちたこ焼きを満喫

ホットプレートでたこ焼きを作っている人は「スーパー炎たこ」を1度試してみてください。電熱線ヒーターとガス火で焼いたときの違いは如実に出ます。たこ焼き粉は、記事で紹介した「わなかのたこ焼きの素」が個人的にベストだと思いますが、世の中にはほかにもおいしいたこ焼き粉もあるはずなので、いろんなものを試して自分好みのものを見つけるのがよいでしょう。でも、1回は「わなかのたこ焼きの素」を試しても、損はないと思います。

本記事を参考にして、これからのたこ焼きライフを楽しんでください!

水川悠士(編集部)

水川悠士(編集部)

最新ガジェットとゲームに目がない雑食系ライター。最近メタボ気味になってきたので健康管理グッズにも興味あり。休日はゲームをしたり映画を見たりしています。

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