ネスレのコーヒーマシン「バリスタ」シリーズに、クリーマー専用タンクを搭載することで、カフェで飲むようなふわふわ泡のラテが自宅で簡単に作れる「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ デュオ HPM9637」(以下、HPM9637)が登場。2019年11月1日より発売されます。メーカー希望小売価格は14,950円(税別)。発売を前に、ひと足早くHPM9637で作ったラテを飲んできたので、その味わいをレポートします。
HPM9637。カラーは写真のプレミアムブラックとプレミアムホワイトの2色を用意
HPM9637は、2009年に初代モデルが発売され、累計販売台数530万台(2019年8月時点)を突破したというネスレのコーヒーマシン「バリスタ」の最新モデル。専用のソリュブルコーヒーとクリーマー(粉末ミルク)を使用することで、8種のカフェメニューを、簡単なボタン操作のみで作ることができます。
作れるカフェメニューは、「エスプレッソタイプコーヒー」「ブラックコーヒー」「ブラックコーヒーマグサイズ」「カプチーノ」「カフェラテ」「アイスコーヒー」「アイスコーヒーマグサイズ」「アイスカフェラテ」(アイスメニューはグラスに氷を入れる)です。
HPM9637のもっとも大きな進化点は、新たにクリーマータンクを搭載したこと。従来の「バリスタ」は、「カプチーノ」や「カフェラテ」といったミルクメニューを作る際は、あらかじめカップに温めた牛乳を入れておくという準備が必要でした。そんなめんどうを解消するため、HPM9637には牛乳の代わりとなるクリーマー専用のタンクとかくはん部を搭載。コーヒーと同時にフォームミルクを抽出できるようになりました。
操作部にはこれまでの「バリスタ」にはなかった「コールドメニュー」ボタンも。コーヒー、クリーマー、水の量をセンサーが検知し、抽出可能なメニューのボタンのみ点灯します
タンクの容量は2L
湯量や濃さ、泡立ちなど、細かい調整は専用アプリで行うと便利。設定を保存しておけば、「またあのラテが飲みたい」という時にもすぐに呼び出せます
それぞれのタンクから出たコーヒーとクリーマーを、専用のかくはん部で別々にかくはんし抽出。抽出時にコーヒーとミルクが混ざり合うことがないため、それぞれ異なるおいしさを味わえます
HPM9637で作ったラテを飲んでみました。抽出時間は1分ほどです。
「カフェラテ」の抽出をスタート。まずはフォームミルクが抽出されます。これまでは温めた牛乳に熱いお湯を噴射して泡立てるという方法だったので、まわりに飛び散る点がネックでしたが、HPM9637ではその点も解決
抽出完了。見た目にも、ミルクのキメが非常に細かいのがわかります。飲んでみると、ひと口めにむっちりとしたミルクがぽこっと口に入ってきて幸せ気分。ホイップクリームのような舌ざわりです
従来のバリスタで淹れたカフェラテ。HPM9637で淹れたものに比べると、ミルクのキメが粗いように見えます。こちらはむっちりというより、ふんわりとした口当たり。これはこれで十分おいしいですが、HPM9637のむっちりミルクを体験すると、もう引き返せません
HPM9637の発売に合わせ、プロが作るような本格カフェラテが楽しめるというソリュブルコーヒー「ネスカフェ ロースタリー ダークロースト エコ&システムパック 50g」と、クリーマー「ネスレ ブライト エクスクリーミー 110g」、そして、「ネスレ ブライト 110g」の3製品が新たに発売されます。
「ネスカフェ ロースタリー ダークロースト エコ&システムパック 50g」は、厳選されたアラビカ豆を100%使用した、ネスカフェ最上級のレギュラーソリュブルコーヒー。プロのロースターがその場で焙煎したかのような、ロースティーな香り、しっかりとした深煎りのコク、 贅沢な味の余韻を味わえるそうです。
「ネスレ ブライト エクスクリーミー 110g」は、ラテにした時のコーヒーとの相性にこだわったという「バリスタ デュオ」対応のクリーマー。動物性の乳原料を使用しているので、ミルク感たっぷりのリッチな味わいを楽しめます。
「ネスレ ブライト 110g」は、従来と同じ植物性のクリーマー。「エクスクリーミー」よりあっさりしているので、よりコーヒー感の強い味が好きな場合は、こちらがおすすめとのこと。
左から、「ネスカフェ ロースタリー ダークロースト エコ&システムパック 50g」(税別998円)と、クリーマー「ネスレ ブライト エクスクリーミー 110g」(税別398円)「ネスレ ブライト 110g」(税別248円)
HPM9637の機能はそのままに、オフィスや店舗で本格的なカフェラテやコーヒーを提供できるレンタル専用マシン「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ デュオ プラス」(以下、バリスタ デュオ プラス)のサービス提供が、2019年11月15日にスタート。先行予約受付は11/1より開始予定です。
「バリスタ デュオ プラス」は10インチのディスプレイを搭載しているため、タッチするだけで操作が可能。月額1,000円(税別)から、設置場所のニーズに合わせたいくつかのプランが選べます。プランによっては、交通系ICカードや「バリスタ デュオ プラス」専用のNFC搭載タンブラーや、専用アプリを使ったキャッシュレス決済が可能に。現金の支払いや回収が不要になります。
10インチのディスプレイを搭載したデュオ プラス。ディスプレイは操作に使用できるだけでなく、抽出中にニュースを表示したり、独自のプロモーション動画を表示するなどの用途で活用することも可能
タブレットに表示されるメニューは見やすい写真付き。価格は設置者が自由に設定することができます
「決済サービス利用プラン」を利用すれば、設置者は集金の手間がなくなり、購入者は小銭を用意する手間がなくなります
専用の「ネスカフェ パーソナル タンブラー」は、保冷機能あり(税別3,980円)と保冷機能なし(税別1,480円)がラインアップ。カラーはそれぞれブラックとホワイトを用意。ネスレオンラインショップで11月15日より発売予定
美容・健康家電を中心に新製品レポートやレビュー記事を担当。時には体を張って製品の実力をチェックします。