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50通り以上の淹れ方ができるカプセル式コーヒーマシン「ドリップポッドDP3」

UCC上島珈琲は、カプセル式コーヒーマシンの最新モデル「ドリップポッドDP3」(参考価格は税別12,000円)を、2020年1月24日より発売すると発表しました。発売に先立って行われた体験会にて公開された、本機の詳細をレポートします。

いつでも新鮮なコーヒーを完ぺきな淹れ方で楽しめる!

UCC上島珈琲によると、日本国内のコーヒー消費量は増加傾向にあるものの、自宅でコーヒーを楽しむとなると、プロが行うような「正しい淹れ方」を再現することは容易ではなく、適切な抽出ができている人は多くないそう。

豆の味と香りを最大限に引き出すためには、豆の適正な管理(自宅保管の場合は、小分けして冷凍保存がよいそう)はもちろん、適正量の粉に適正な温度の湯を適正な量、適切な速度で注いでしっかり蒸らす、というように、外せないポイントがいくつもあります。しかし、それらの条件を満たすには、手間も時間もかかります。

そこで有力な選択肢となってくるのが、煎りたて・挽きたての豆を密封した専用カプセルを使い、カプセルに合った条件で1杯ずつ抽出できる1杯抽出型のコーヒーマシンです。UCC上島珈琲が展開する「ドリップポッド」は、2015年に初代モデルが発売されている製品ですが、今回発売されるのはその最新モデル「ドリップポッドDP3」。新機能として、苦みと濃厚さを味わえる「ストロング」、アイスメニュー用の「アイス」という、2つの抽出モードが追加されています。

左から、ホワイト、ブラウン、アッシュピンク、ペールミントの4色展開。サイズは133(幅)×224(高さ)×290(奥行)mm、重量は約3kg。電源コードの長さは1m。幅と高さが抑えられているので、ほかのカプセル式コーヒーメーカーに比べてコンパクトな印象を受けました

「ドリップポッドDP3」で使える専用カプセル。フィルムに推奨湯量が印刷(赤枠)されているので、この表示に合わせて湯量を設定します

カプセルはフィルムをはがし、中身だけを本体にセットします

カプセルはフィルムをはがし、中身だけを本体にセットします

給水タンクの容量は700mlで、タンクは取り外し可能です

給水タンクの容量は700mlで、タンクは取り外し可能です

カップを置く台は高さを3段階で変えられ、外して使用すれば、高さ15p以下のタンブラーであればセットできそうです

電源を入れると、わずか30秒で抽出準備が完了します。また、準備中でも(抽出)スタートボタンが押せるようになったので、準備が完了するまでマシンの前で待機する必要がなくなりました。ドリンクの種類はコーヒー(92〜94℃)、ティー(95℃)、グリーンティー(80℃)、抽出モードはストロング、スタンダード、アイスのそれぞれ3種類、湯量は70〜200mlを7段階で調整できます。

フィルムの記載に従って湯量を設定し、ドリンクの種類と抽出モードを選んで「スタート」ボタンを押すだけ

フィルムの記載に従って湯量を設定し、ドリンクの種類と抽出モードを選んで「スタート」ボタンを押すだけ

30秒ほどで抽出完了(左)。抽出後のカプセルはふっくらとふくらんでおり、コーヒー粉がしっかりと蒸らされていることがわかります(右)

抽出後のカプセルのフィルターは、ムラなくコーヒー色に染まっています。カプセルはお湯が均一に抜けるように設計されているので、カプセル内の粉がしっかりと蒸らされ、豆の味を余すことなく引き出します

「ストロング」「アイス」モードを備え、50通りの飲み方が可能に

「ドリップポッドDP3」には、新機能として「ストロング」「アイス」モードが搭載されました。「ストロング」は、湯を細く注いで蒸らし時間を2倍にしてじっくりと苦みを引き出し、濃厚な味わいが楽しめるモード。「アイス」は、抽出の仕方自体は「スタンダード」同じですが、湯量をアイスメニューに適した「1」(70ml)に自動設定することで、手間なくアイスメニューを抽出できるモードです。

この2モードが追加されたことによって、カプセルとモードの組み合わせは50通りに。シーンに合わせて多様な楽しみ方ができるようになりました。

2019年末現在、カプセルの種類は14種類(コーヒー10、紅茶(ジャスミン茶)3、緑茶1)。価格は8杯入りで504円(税別)〜。2020年3月には、新たなラインアップが追加される予定

体験会では、スタンダードとストロングで淹れたコーヒー(モカ&キリマンジァロ)を飲み比べ。筆者はコーヒー通ではありませんが、それぞれの特徴をはっきりと感じることができました。ここまではっきり違いが出るのであれば、気分に合わせていろいろ変えてみたいという気持ちになりそうです

カプセルがなくても大丈夫! コーヒー粉用のメッシュフィルターも付属

「ドリップポッドDP3」のもうひとつの特徴が、市販のコーヒー粉で抽出ができる、専用のメッシュフィルターが付属していること。カプセル式のコーヒーマシンは、カプセルでしか抽出できないことがほとんどですが、コーヒー粉を使用できることで、カプセルでは味わえない、お気に入りの豆を選んでコーヒーを淹れたり、うっかりカプセルを切らしてしまった時にも、コーヒーを楽しむことができます。

カプセルをセットするユニットと付け替えて使用します

カプセルをセットするユニットと付け替えて使用します

大泉瑠梨(編集部)

大泉瑠梨(編集部)

美容・健康家電を中心に新製品レポートやレビュー記事を担当。時には体を張って製品の実力をチェックします。

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