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まとめ買いした米も、まとめ炊きしたごはんももっとおいしく炊けるようになった!

乾燥米も新米のように炊き上がるパナソニックの炊飯器が進化! IoT化された「SR-VSX1」シリーズ

通常の水量で普通に炊くだけで、乾燥してしまった米(乾燥米)も新米のような炊き上がりになるパナソニックの炊飯器の最上位モデルに、新型「SR-VSX1」シリーズが登場。新型は、乾燥米をまるで新米のようにみずみずしく炊き上げる機能が進化し、新米までもこれまで以上においしく炊けるようになりました。さらに、同社初となる炊飯器のIoT化により、銘柄ごとの炊き分けの質が向上。冷凍保存用ごはん専用コースの追加や、保温したごはんのおいしさを高める機能の改良など、こだわりが詰まった新型の進化点を紹介します。

2021年6月1日に発売される「SR-VSX1」シリーズには、写真の炊飯容量0.5〜5.5合の「SR-VSX101」(市場想定価格は115,000円前後/税込)と、1合〜1升の「SR-VSX181」(市場想定価格は120,000円前後/税込)がラインアップ。どちらもブラックとホワイトの2カラーが用意されています

2021年6月1日に発売される「SR-VSX1」シリーズには、写真の炊飯容量0.5〜5.5合の「SR-VSX101」(市場想定価格は115,000円前後/税込)と、1合〜1升の「SR-VSX181」(市場想定価格は120,000円前後/税込)がラインアップ。どちらもブラックとホワイトの2カラーが用意されています

【進化点1】乾燥した米の鮮度が復活! しかも、新米ももっとおいしくなる

生鮮食品のひとつである米は鮮度の劣化を防ぐため、精米後は冷蔵庫(特に野菜室)での保存が推奨されていますが、スペースの問題もあり、多くの人が、キッチンのキャビネットや食器棚の中、流し台の下といった常温の場所で保存しているといいます。そうした場所で精米した米を保存しておくと、急速に乾燥が進行。パナソニックが行った調査によると、精米直後の米の含水率が14%なのに対し、常温(20℃)で2週間保存しておくと含水率は12%にまでダウンしてしまうのだそう。数値的にはたった2%の差ですが、実際に炊いてみると明らかな違いを感じるようです。

新米、古米にかかわらず、精米直後の米に含まれる水は14%だったものの、常温の場所で保存しておくと、たった2週間で含水率は2%低下

新米、古米にかかわらず、精米直後の米に含まれる水は14%だったものの、常温の場所で保存しておくと、たった2週間で含水率は2%低下

このように精米してから時間が経って乾燥した米のことを、パナソニックでは「乾燥米」と称しています。そんな乾燥米も、精米したてや新米のようにみずみずしくおいしいく炊き上げられるセンシング機能を搭載しているのが「SR-VSX1」シリーズの特徴。炊飯方法のひとつである、加圧(1.2気圧)と減圧(1.0気圧)を繰り返す「可変圧力」を使用し、減圧スピードの違いをフタに装備された圧力センサーでチェックし、米の状態を検知するのです。減圧するスピードが遅ければ「新米(精米したての米)」、早ければ「乾燥米」というように見極め、乾燥米の場合は新米よりも沸騰中の圧力を強く長めにかけることで、食感や甘みを新米に近づけられるように引き出していくのだそう。この機能自体は2018年に発売された「SR-VSX8」シリーズから採用されているものですが、新型「SR-VSX1」シリーズでは、追い炊き工程で噴射するスチームの温度も鮮度に合わせて変えることで、より高い仕上がりを追求。通常の220℃のスチームを、水分量の多い新米では少し高めの250℃とすることにより余分な水分を飛ばし、乾燥米は少し低めの180℃とすることでみずみずしさを改善します。

フタに内装された圧力センサーが、炊飯中にリアルタイム(0.1秒)で釜内の圧力を検知。減圧スピードの違いで、新米と乾燥米を見分けます。なお、圧力センサーの隣にあるのはスチーム噴射口

フタに内装された圧力センサーが、炊飯中にリアルタイム(0.1秒)で釜内の圧力を検知。減圧スピードの違いで、新米と乾燥米を見分けます。なお、圧力センサーの隣にあるのはスチーム噴射口

水分量がたっぷりな新米(精米したての米)と乾燥米それぞれに適した圧力のかけ具合で炊き上げ、最後に最適な温度のスチームを噴射します

水分量がたっぷりな新米(精米したての米)と乾燥米それぞれに適した圧力のかけ具合で炊き上げ、最後に最適な温度のスチームを噴射します

鮮度を見極め、米の状態に適した炊き方を行うことにより、新米はベタつきが抑えられ、乾燥米はみずみずしさや甘さが向上した炊き上がりになると言います

鮮度を見極め、米の状態に適した炊き方を行うことにより、新米はベタつきが抑えられ、乾燥米はみずみずしさや甘さが向上した炊き上がりになると言います

米の鮮度に合わせて、大火力IHと可変圧力、高温スチームをコントロールして炊き分ける炊飯方法(おまかせ見極め炊き)で、炊き上がりにどのくらい差が出るのかを比べてみました。使用したのは、精米日から2週間以上経った乾燥米。通常の5.5合炊きタイプ「SR-VSX101」と、それを特別に改造して「おまかせ見極め炊き」非搭載としたモデルで炊飯してみました。

炊き上がったごはんをしゃもじでほぐしてみると、この段階ですでに違いが! まったく同じ米、水量、炊飯コースで炊いたにもかかわらず、「おまかせ見極め炊き」で炊いたごはんのほうがしっとりとしています

炊き上がったごはんをしゃもじでほぐしてみると、この段階ですでに違いが! まったく同じ米、水量、炊飯コースで炊いたにもかかわらず、「おまかせ見極め炊き」で炊いたごはんのほうがしっとりとしています

試食してみると、最初は「おまかせ見極め炊き」で炊いたごはんはやわらかいと感じてしまったのですが、それは筆者が普段乾燥米を食べているからだと気付きました。年に数回しか食べたことのない新米で炊いたごはんを思い出してみると、とてもみずみずしくて甘く、粘りもたっぷり。まさに、今回試食した「おまかせ見極め炊き」で炊いたごはんと同じ食感と味わいだったのです。適度な粘りがあり、それでいて粒感も健在。乾燥米が新米レベルに復活するのは間違いないようです

試食してみると、最初は「おまかせ見極め炊き」で炊いたごはんはやわらかいと感じてしまったのですが、それは筆者が普段乾燥米を食べているからだと気付きました。新米で炊いたごはんを食べた時のことを思い出してみると、とてもみずみずしくて甘く、粘りもたっぷり。まさに、今回試食した「おまかせ見極め炊き」で炊いたごはんと同じ食感と味わいだったのです。適度な粘りがあり、それでいて粒感も健在。乾燥米が新米レベルに復活するのは間違いないようです

【進化点2】冷凍したい派にうれしい新コース搭載。保温ごはんももっとおいしく食べられるように!

近年は、一度にたくさんの米を炊き、冷凍保存する人が増えています。そのニーズに応えるべく、冷凍したごはんを電子レンジで温めても、ほぐれやすい特性で炊き上がる「冷凍用ごはん」コースを新たに追加。通常の炊飯コースよりも高温で浸水させることにより米粒内外の吸水を均一にし、じっくり長時間沸騰させて炊くことで、再加熱時のごはんのベタつきを抑制します。さらに、高温スチームで米粒にハリが出る効果で、再加熱後にほぐれやすくなるのだそう。

カレーや寿司など、用途に合わせて炊き分けてくれるメニューに「冷凍用」が追加されました

カレーや寿司など、用途に合わせて炊き分けてくれるメニューに「冷凍用」が追加されました

それに加え、炊飯器で保温しておくごはんの保温方法も改良されました。これまでも、保温時に高温スチームを噴射することで保温中のごはんのパサつきを防ぐ「スチーム保温」を採用していましたが、新型はスチームの噴射回数が大幅にアップ。保温開始から約6時間後と約12時間後にスチームを噴射する従来の仕様から、12時間の間に約10回噴射する仕様に変更することで、さらに乾燥が低減し、ごはんの黄ばみも抑制できると言います。

新しくなった「スチーム保温」により、12時間保温しておいたごはんのやわらかさが従来モデルより約10%向上。炊飯器で保温できる最大時間は24時間ですが、スチームが噴射されるのは12時間後までなので、保温したごはんをおいしく食べたいなら保温時間は12時間までにしておいてほうがいいでしょう

新しくなった「スチーム保温」により、12時間保温しておいたごはんのやわらかさが従来モデルより約10%向上。炊飯器で保温できる最大時間は24時間ですが、スチームが噴射されるのは12時間後までなので、保温したごはんをおいしく食べたいなら保温時間は12時間までにしておいてほうがいいでしょう

【進化点3】IoT化でその年の米に合わせた理想的な炊飯が可能に!

最後に紹介する進化点は、パナソニックの炊飯器としては初めて搭載されたIoT機能。アプリ「キッチンポケット」(無料)をダウンロードしたスマートフォンと連携させることで、その年の米の出来映えに応じて調整された炊飯プログラムに更新したり、新しい銘柄の炊飯プログラムを追加することができます。ここ数年、銘柄ごとに合わせた炊飯プログラムで炊き分ける機能を搭載した炊飯器が複数のメーカーから発売されていますが、その炊飯プログラムは過去に収穫した米を参考にして作ったもの。米は気象状況などで毎年出来映えが変化するため、その年の米にベストな「銘柄炊き分け」にはなっていませんでした。これについては筆者も前々から課題だと感じていましたが、今回、パナソニックがアプリを通じて更新するという手法を採用することにより、毎年収穫した米の出来映えに合わせて炊き方をアップデートすることができるようになったのです。

同じ銘柄でも気象状況によって食味が大きく違ってしまうため、理想の銘柄炊分けを目指すなら、収穫年に応じた炊飯プログラムが必要。SR-VSX1シリーズはIoT化し、スマートフォンと連携することで長年の課題を解決しました

同じ銘柄でも気象状況によって食味が大きく違ってしまうため、理想の銘柄炊分けを目指すなら、収穫年に応じた炊飯プログラムが必要。SR-VSX1シリーズはIoT化し、スマートフォンと連携することで長年の課題を解決しました

ただし、現段階で2021年秋収穫分の米の出来映えに合わせた炊き方にアップデートされるのは、「銘柄炊き分け」にある63銘柄のうち、コシヒカリ、魚沼産コシヒカリ、あきたこまち、ひとめぼれ、ゆめぴりかの5銘柄のみの予定。炊飯プログラムの調整には時間がかかるため、すぐには全銘柄に対応できないのかもしれませんが、今後、ラインアップが増えていくことに期待します

ただし、現段階で2021年秋収穫分の米の出来映えに合わせた炊き方にアップデートされるのは、「銘柄炊き分け」にある63銘柄のうち、コシヒカリ、魚沼産コシヒカリ、あきたこまち、ひとめぼれ、ゆめぴりかの5銘柄のみの予定。炊飯プログラムの調整には時間がかかるため、すぐには全銘柄に対応できないのかもしれませんが、今後、ラインアップが増えていくことに期待します

更新できる炊飯プログラムが追加されると、アプリ上の「今年流」が選択可能になります

更新できる炊飯プログラムが追加されると、アプリ上の「今年流」が選択可能になります

銘柄炊き分けのアップデートのほか、アプリ「キッチンポケット」を使えば、外出先から予約中の炊き上がり時間を変更することも可能。ほかにも、問診に回答していくと自分にぴったりな銘柄に出会えるコンテンツ(銘柄コンシェルジュ)も用意されています。

アプリ上で行える予約時間の変更はコースによって異なりますが、「白米銀シャリふつう」コースの場合、約1時間前までとなっています

アプリ上で行える予約時間の変更はコースによって異なりますが、「白米銀シャリふつう」コースの場合、約1時間前までとなっています

アプリ上で行った炊飯時間の変更が炊飯器のほうでも正しく設定されたら、きちんとメッセージが届くので安心です

アプリ上で行った炊飯時間の変更が炊飯器のほうでも正しく設定されたら、きちんとメッセージが届くので安心です

ちょっと新しい銘柄を試してみたい時には、アプリ上の「銘柄コンシェルジュ」を使ってみましょう。3つの質問に答えるだけで、自分に合う銘柄が見つけられるかも!

ちょっと新しい銘柄を試してみたい時には、アプリ上の「銘柄コンシェルジュ」を使ってみましょう。3つの質問に答えるだけで、自分に合う銘柄が見つけられるかも!

【おまけ】お手入れカンタン! 洗浄後も場所を取らずに乾かせるってイイ!!

「SR-VSX1」シリーズの体験会を終え、会場をあとにしようとした時、メーカーの人が洗った内釜などを乾かしていたのですが、そのスタイルがとてもコンパクトで便利だと感じたので紹介しておきます。

炊飯後に洗浄するパーツは、蒸気ふた、内釜、ふた加熱板、水容器と、写真には写っていませんがしゃもじの5点

炊飯後に洗浄するパーツは、蒸気ふた、内釜、ふた加熱板、水容器と、写真には写っていませんがしゃもじの5点

その洗ったパーツを、このように乾かしてOKなのだそう。蒸気ふた以外、すべて炊飯器にセットして乾かせるので、場所を取りません

その洗ったパーツを、このように乾かしてOKなのだそう。蒸気ふた以外、すべて炊飯器にセットして乾かせるので、場所を取りません

このような乾かし方ができる大きなポイントは、ふた加熱板が一気に外れる仕様でないこと。ふた加熱板を外すボタンを押しても、下部がフタに引っかかった状態でキープされるようになっています。なので、この状態で乾かすことも可能

このような乾かし方ができる大きなポイントは、ふた加熱板が一気に外れる仕様でないこと。ふた加熱板を外すボタンを押しても、下部がフタに引っかかった状態でキープされるようになっています。なので、この状態で乾かすことも可能

とはいえ、ふた加熱板が一気に外れない設計とされたのは乾かすためではありません。後片付けの際、片手に内釜を持ちながらでも安全にふた加熱板を外せるように、このような仕様にしたのだそう

とはいえ、ふた加熱板が一気に外れない設計とされたのは乾かすためではありません。後片付けの際、片手に内釜を持ちながらでも安全にふた加熱板を外せるように、このような仕様にしたのだそう

ついでに言っちゃうと、ふた加熱板はビス止めをしないことで隙間をなくし、耐久性を高めているのだとか

ついでに言っちゃうと、ふた加熱板はビス止めをしないことで隙間をなくし、耐久性を高めているのだとか

この機構は従来から継承されているものなので、従来モデルを所有している人で知らなかった人は試してみては!?

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいマス。

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