突然ですが……
これ、なんだかわかりますか? 実は「折りたたみ洗濯機」なのです
サンコー「折りたたみ洗濯機 SFPSWMLG」という製品です
サイズはちょっと大きめのバケツくらい。だけど……
よいしょ、と上部をひっぱると……
ででん! 少し高さが出ます!身長158pの筆者のひざ下くらいまでの高さ。それでも洗濯機としてはかなり小さい
フタが付いているのが唯一、洗濯機らしい感じでしょうか
ホースは長いものと短いものの2種類が付属しており、一般的な洗濯機のように蛇口から直接水を入れることも可能ですが、今回は「どこでも使える」かどうかの検証のために、自力で水を入れる方法で試してみました。
このホースを……
背面に取り付け、しっかりとクリップで固定します
もう片方は本体上部にひっかける個所があるのでひっかけておきます
こんな感じですね! ホースをひっかけずにだらんとしていると、中に入れた水が全部出てきてしまうので要注意! これでコンセントにつなげば準備は完了です
今回はフェイスタオル2枚、ふきん1枚を洗ってみます
ふきんにはケチャップ汚れを付けてみました。汚れは落ちるのでしょうか
まずは水を注ぎます
本体の内部にはオレンジ色の線が2本引かれており、上が「H」、下が「M」と書かれています。洗濯物が少ない時には「M」、厚手の生地のものがある場合には「H」まで水を注ぎましょう
今回は「M」まで注水しましたが、2リットルのペットボトルで5回分必要だったので、約10リットルの水が必要です。
そして洗濯物と適量の洗濯洗剤を入れます
本体のタイマーをセットします。基本的には約9分、汚れが激しい場合には15分が目安です
タイマーをセットした瞬間、本体内部が洗濯機のように(というか洗濯機なのですが……)ぐるぐると回り、中の洗濯物が洗濯機のような動きをし始めました!(というか洗濯機なのですが……)
9分たって動きが止まったら、ひっかけていたホースを取り、排水しましょう。今回はベランダに流しましたが、バケツなどで受け止めてもOKです
中はまだ洗剤の泡が付いている状態です
続いて「すすぎ」をします。もう一度水を「M」の線まで入れ、今度は3分タイマーをセットします。その後排水、また水を入れ3分。「2回繰り返すことですすぎが完了する」と説明書には記載がありました。
3分間の「すすぎ」を2回繰り返したあとの状態です。まだ泡が付いている……自力で泡を水洗いして落とすか、あと2回くらい「すすぎ」をしなければなりませんね
本製品には「脱水機能」がないため、洗濯物はかなりずっしりと重く、水分をしっかりと含んでいます
脱水機能がないので、自分でしっかり絞ってから干す必要があります!
ちなみに、ケチャップ汚れは、バッチリ落ちていました! 洗浄力は問題なさそうです
普通の洗濯機よりも注水などの手間はかかりますが、1万円以下で購入できること、場所を取らないこと、設置が簡単なことを考えたら、妥当なところかもしれません。
お子様がいるご家庭で、「激しい汚れが付いた洗濯物をほかのものと一緒に洗うのは抵抗がある」という場合の2台目としてや、「ひとり暮らしを始めるけれど、洗濯物が大して多くないのに洗濯機を買うのはちょっと……」なんて方にはいいかも! 手洗い派や、基本クリーニングに出す派の方も、ちょっと汚れのきついものをしっかり洗いたい、という場合にはちょうどいいかもしれません。
何しろ、使わないときには折りたたんで棚やクローゼットにしまっておけるコンパクトさが◎。
「いいな」とメリットを感じられた方は、検討してみては?
恋愛・就職・食レポ記事を数多く執筆し、社長インタビューから芸能取材までジャンル問わず興味の赴くままに執筆するフリーランスライター。Twitter:@KA_HO_MA