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パンや揚げ物の温め直しが得意! 税込2万円台で買えるバルミューダのリベイクトースター「ReBaker」

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バルミューダのオーブントースターに新モデル「ReBaker(リベイカー)」が登場。既存の「BALMUDA The Toaster」とは異なる新たに追加されたラインで、パンや冷めてしまった揚げ物などを温め直す「リベイク」が得意なモデルです。

スチーム機能はなし! リベイク専用の温度制御を搭載

既存の「BALMUDA The Toaster」でも「フランスパンモード」や「クロワッサンモード」でパンのリベイクはできますが、新モデルの「ReBaker」は、パンの「リベイクモード」と、冷めた揚げ物を温め直す「フライドモード」というリベイク専用モードを搭載。さらに、予熱なしで、庫内温度を240度にキープして調理する「オーブンモード」も用意されています。

サイズは347(幅)×330(奧行)×216(高さ)mmで、消費電力は1,300W

サイズは347(幅)×330(奧行)×216(高さ)mmで、消費電力は1,300W

ホワイト(KTT01JP-WH)とブラック(KTT01JP-BK)の2色展開。公式オンラインストア価格は24,200円(税込)で、2024年2月20日発売予定

ホワイト(KTT01JP-WH)とブラック(KTT01JP-BK)の2色展開。公式オンラインストア価格は24,200円(税込)で、2024年2月20日発売予定

このほか、「BALMUDA The Toaster」でもおなじみの「トーストモード」と「チーズトーストモード」も搭載。ただし、「ReBaker」はスチーム機能を備えていないため、スチームと正確な温度制御で焼き上げる「BALMUDA The Toaster」や「BALMUDA The Toaster PRO」で焼いたトーストやチーズトーストとは味わいが異なります。

スチーム機能はありませんが、上下に1本ずつヒーターを搭載するなど基本的な構造は「BALMUDA The Toaster」と同じ。上下のヒーターをオン/オフするタイミングを調整し、各モードに最適な温度制御で焼き上げます

スチーム機能はありませんが、上下に1本ずつヒーターを搭載するなど基本的な構造は「BALMUDA The Toaster」と同じ。上下のヒーターをオン/オフするタイミングを調整し、各モードに最適な温度制御で焼き上げます

トーストモードの場合、上下ヒーターのオン/オフはこのように制御されています。温度制御の技術は「BALMUDA The Toaster」直伝ですが、トーストモードやチーズトーストモードもスチームを使わない「ReBaker」用に調整しているとのこと

トーストモードの場合、上下ヒーターのオン/オフはこのように制御されています。温度制御の技術は「BALMUDA The Toaster」直伝ですが、トーストモードやチーズトーストモードもスチームを使わない「ReBaker」用に調整しているとのこと

スチームを使わないので、水をセットする手順は不要。ボタンを押してモードを選び、時間を設定するだけで調理できます

スチームを使わないので、水をセットする手順は不要。ボタンを押してモードを選び、時間を設定するだけで調理できます

リベイクモードとフライモードの実力は?

ここからは、プレス向けの発表会で試食したパンや揚げ物のリベイクの仕上がりをレポートします。

▼リベイクモード

パンの表面が焦げないギリギリの温度帯で加熱することで、表面はパリッ、中は水分をキープしたまま熱々に温めます。クロワッサンやフランスパン、惣菜パンなどは完成した状態で販売されているので、本来、それ以上、焼く必要がないもの。だから、表面は焦がさず、サックリ感をよみがえらせるだけで十分。それでいて、中は熱々になるように温度が制御されます。

リベイクモードで5分加熱した、マヨネーズとウインナーの惣菜パンの仕上がりをご覧ください。表面はまったく焦げていません。パンの表面がツヤツヤして、マヨネーズもちょっとトロッとしています

リベイクモードで5分加熱した、マヨネーズとウインナーの惣菜パンの仕上がりをご覧ください。表面はまったく焦げていません。パンの表面がツヤツヤして、マヨネーズもちょっとトロッとしています

一般的なオーブントースターの場合、パンの表面は焦げても具材の中は冷たいままということが起こりがち。それに対し、「ReBaker」のリベイクモードは具材の中までしっかり熱くしつつ、パン表面の焼き色は最初の状態から変わっていません

一般的なオーブントースターの場合、パンの表面は焦げても具材の中は冷たいままということが起こりがち。それに対し、「ReBaker」のリベイクモードは具材の中までしっかり熱くしつつ、パン表面の焼き色は最初の状態から変わっていません

そして、「ReBaker」のリベイクモードで温めたパンは、ふっくらとカサが増しているように見えませんか? ゆっくりと中に熱を入れるリベイクモードを使うと、でんぷんがゆっくりα化し、温めるだけでなく、パンがふんわりと膨らむそう。

食べてみると、パンの表面はサクッとしていて、中はふわふわ。ウインナーも中心部までしっかり温かかったです

食べてみると、パンの表面はサクッとしていて、中はふわふわ。ウインナーも中心部までしっかり温かかったです

実は、このパン、山崎製パンの「まるごとソーセージ」なんです。熱々の「まるごとソーセージ」を食べたいと子どものころから想っていたバルミューダの代表取締役社長 寺尾さんの願いが、リベイクモードで叶えられたそう。コンビニやスーパーで売っているパンが、リベイクモードで買ってきたときよりもおいしく味わえます

実は、このパン、山崎製パンの「まるごとソーセージ」なんです。熱々の「まるごとソーセージ」を食べたいと子どものころから想っていたバルミューダの代表取締役社長 寺尾さんの願いが、リベイクモードで叶えられたそう。コンビニやスーパーで売っているパンが、リベイクモードで買ってきたときよりもおいしく味わえます

リベイクモードで温めたメロンパンやたい焼きもすごくおいしいとのこと

リベイクモードで温めたメロンパンやたい焼きもすごくおいしいとのこと

高さのある「明太フランス」も、フランスパンの表面は適度にサックリ、中はふわふわ。中心部まで火が通っていますが、明太子が変色するほどではなく、絶妙な温度制御がされていることがわかります

高さのある「明太フランス」も、フランスパンの表面は適度にサックリ、中はふわふわ。中心部まで火が通っていますが、明太子が変色するほどではなく、絶妙な温度制御がされていることがわかります

「明太フランス」のリベイク前と後を見比べても、表面の焼き色に変化は見られません

「明太フランス」のリベイク前と後を見比べても、表面の焼き色に変化は見られません

▼フライドモード

から揚げやコロッケなど揚げ物は冷めるにつれ、衣が空気中の水分を吸収してしなしなになり、揚げたときには液体だった油が固形化します。この状態を戻すことで、揚げたての食感と香りを復活させるのがフライドモード。リベイクモードより上ヒーター弱め、下ヒーター強めで温度を制御し、衣は焦がさず、中身は熱々に温めます。

揚げ物を温め直す際、中まで熱くなるように電子レンジを使うことがありますが、表面はベタついてしまいます。「ReBaker」のフライドモードは表面をサクサクの状態に戻し、中を熱々に。過度に加熱しないように制御しているので、中身の食感や風味も損ないません

揚げ物を温め直す際、中まで熱くなるように電子レンジを使うことがありますが、表面はベタついてしまいます。「ReBaker」のフライドモードは表面をサクサクの状態に戻し、中を熱々に。過度に加熱しないように制御しているので、中身の食感や風味も損ないません

発表会に出席していた家電ライターに評判だったのが、フライドモードで温めたコロッケ。衣はサクサクで、中は熱々。じゃがいもがふっくらとして、おいしい! という声があちこちであがっていました

発表会に出席していた家電ライターに評判だったのが、フライドモードで温めたコロッケ。衣はサクサクで、中は熱々。じゃがいもがふっくらとして、おいしい! という声があちこちであがっていました

から揚げも、加熱され過ぎていないので鶏肉はやわらかく、ジューシー。表面のサクッと感は言わずもがな

から揚げも、加熱され過ぎていないので鶏肉はやわらかく、ジューシー。表面のサクッと感は言わずもがな

個人的には、天ぷらのリベイクに感動しました。一般的なオーブントースターで天ぷらを温め直すと、表面が焦げる可能性があるだけでなく、海老が縮んで硬くなったり、衣が必要以上にカリカリになったりすることがありますが、「ReBaker」でリベイクしたものは、海老はプリップリで、衣やしっぽはちょうどいい感じでサクサク。揚げたときのような油のいい香りも感じました

個人的には、天ぷらのリベイクに感動しました。一般的なオーブントースターで天ぷらを温め直すと、表面が焦げる可能性があるだけでなく、海老が縮んで硬くなったり、衣が必要以上にカリカリになったりすることがありますが、「ReBaker」でリベイクしたものは、海老はプリップリで、衣やしっぽはちょうどいい感じでサクサク。揚げたときのような油のいい香りも感じました

フライドモードは常温や冷蔵の揚げ物に対応。冷凍保存しておいた揚げ物を凍った状態のままリベイクはできないそうです

フライドモードは常温や冷蔵の揚げ物に対応。冷凍保存しておいた揚げ物を凍った状態のままリベイクはできないそうです

マクドナルドのポテトもリベイクすれば、揚げたてに近い食感と香りが復活します

マクドナルドのポテトもリベイクすれば、揚げたてに近い食感と香りが復活します

なお、リベイクモードではアルミ箔を使用します。リベイクした揚げ物の表面はサクサクになりますが、ものすごく厳密に言うと、揚げ物の種類によっては、アルミ箔に接している下側のサクッと感がほかの部分と比べると若干弱めになることも。全然気にならないレベルですが、仕上がりにこだわるなら別売の「ステンレストレイ&アミセット」を使うといいでしょう。

フライドポテトのような細いものは網に直接置けませんが、コロッケやから揚げなどは網に載せてリベイクすれば、余分な油がトレイに落ちて、表面の食感の仕上がりがよりよくなります。公式オンラインストア価格は2,420円(税込)

フライドポテトのような細いものは網に直接置けませんが、コロッケやから揚げなどは網に載せてリベイクすれば、余分な油がトレイに落ちて、表面の食感の仕上がりがよりよくなります。公式オンラインストア価格は2,420円(税込)

「ReBaker」はどんな人向き?

「ReBaker」が加わり、バルミューダのオーブントースターのラインアップは3機種になりました。どの機種を選ぶか悩ましいところですが、トーストやチーズトーストは「BALMUDA The Toaster」や「BALMUDA The Toaster PRO」で焼いたほうが断然おいしいので、トーストのおいしさにこだわるなら「BALMUDA The Toaster」か「BALMUDA The Toaster PRO」を選んだほうがいいでしょう。

「ReBaker」で焼いたトーストとチーズトースト。おいしいですが、「BALMUDA The Toaster」や「BALMUDA The Toaster PRO」で焼いたものと比べると食感や香りが落ちる印象

「ReBaker」で焼いたトーストとチーズトースト。おいしいですが、「BALMUDA The Toaster」や「BALMUDA The Toaster PRO」で焼いたものと比べると食感や香りが落ちる印象

「ReBaker」は、リベイクをウリとした「BALMUDA The Toaster」の名を冠さない別モデル。得意とする調理や、使い勝手が異なるので、何をいちばんおいしく食べたいか、どのような使い方をしたいのかということを考えて機種を選択するのがいいと思います。

スチーム機能がない「ReBaker」は、水をセットする手間がなく、お手入れする部分が少ないのもメリット。一般的なオーブントースターと同じように、焼き網やパンくずトレイをお手入れすればOKです。水を注ぐためのカップもないので、紛失の心配がないのもいいところ

スチーム機能がない「ReBaker」は、水をセットする手間がなく、お手入れする部分が少ないのもメリット。一般的なオーブントースターと同じように、焼き網やパンくずトレイをお手入れすればOKです。水を注ぐためのカップもないので、紛失の心配がないのもいいところ

前述のとおり、「BALMUDA The Toaster」や「BALMUDA The Toaster PRO」でもパンのリベイクはできますが、フランスパンモードとクロワッサンモードのどちらを使ったらいいのだろうと悩むことがありました。その点、「ReBaker」はパンのリベイクはリベイクモードひとつなので、わかりやすい。揚げ物の温め直しもクラシックモードを使えば可能ですが、一定の庫内温度を維持する加熱方法なため、温度制御しながら温める「ReBaker」のフライドモードのほうが理想的な仕上がりになると思います。

「BALMUDA The Toaster」や「BALMUDA The Toaster PRO」と比べると落ちるというだけで、「ReBaker」のトーストやチーズトーストも普通においしいですし、価格も手ごろなので、中食派やデリバリーをよく使う人なら「ReBaker」のほうが合うかもしれません。

公式オンラインストア価格は「BALMUDA The Toaster PRO(K11A-SE)」が37,400円(税込)、「BALMUDA The Toaster(K11A)」が29,700円(税込)、「ReBaker」が24,200円(税込)

公式オンラインストア価格は「BALMUDA The Toaster PRO(K11A-SE)」が37,400円(税込)、「BALMUDA The Toaster(K11A)」が29,700円(税込)、「ReBaker」が24,200円(税込)

中村真由美(編集部)
Writer / Editor
中村真由美(編集部)
モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。気づけば15年以上、生活家電の情報を追い、さまざまな製品に触れています。
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