暑い日に食べる料理といえば冷たい麺などが思い浮かぶと思いますが、そればかりでは体が冷えてしまい、栄養も偏りがちに。健康維持のためにも、ちゃんとしたご飯を食べたいですよね。だけど、どうしても暑い日に火を使う調理をする気になれません……。
私もずっとそうだったのですが、ある家電に出合ってから悩みが解決しました! その家電とは、電気蒸し器です。スチームクッカーや電気スチーマーとも呼ばれるもので、電気の力で蒸し調理ができる家電。使ってみると想像以上に便利で、今では暑い日こそ蒸し料理が定番になりました。今回はそんな、私が頼りにしている電気蒸し器をご紹介させてください♪
価格:5,500円(税込)
本体サイズ:155(幅)×135(奥行)×260(高さ)mm
重量:0.85kg
コードの長さ:1.0m
付属品:エッグトレイ(2枚)、スチーム皿(2枚)
こちらが、私が愛用中しているラッセルホブスの「クイックミニスチーマー」です。同シリーズでひと回り大きなモデルもありますが、私の持っている小さいモデルでも個人的には十分で、使い勝手がいいですよ。コンパクトで場所を取らず、見た目もスタイリッシュなので、キッチンに置きっぱなしで使えちゃいます。
私は元々「せいろ」を使った蒸し調理が好きなのですが、一気にまとめて蒸すので気軽にはできないのと、火を使うので夏場は気が進みませんでした。しかし「クイックミニスチーマー」を導入してからは、夏でも臆せず、そして日常的に蒸し調理ができるようになったんです。
使い方はとても簡単。まず本体のウォータータンクに水を入れ、付属のエッグトレイやスチーム皿を乗せて、食材を入れてふたをします。後はダイヤルを回して時間を設定するだけ! よく作るゆで卵(蒸し卵)でご説明しますね。
水位マークの上部まで水を注ぎます
食材を入れます。ゆで卵の場合は、穴の開いたエッグトレイを使います
コンパクトながらも、2段式なので想像以上にたくさんの食材を蒸せるのが魅力。卵の場合は1段で4個、2段なら計8個も同時に蒸せます。
タイマーを設定すれば後は待つだけ!
黄身の硬さ加減もタイマーの設定次第で自由自在なので、ゆでるより失敗が少ないです。時間の目安は、1段なら約10分で半熟、約15分で硬ゆで、2段なら約12分で半熟、約17分で硬ゆでに仕上がります(冷蔵庫から出したばかりの卵だともう少しかかります)。
設定した時間に達するとアラーム音が鳴り、自動的に電源がオフになります。火を使わずにゆで卵(蒸し卵)が完成!
たとえば麺類を食べる際に、ちょい足しで1〜2個だけゆで卵が欲しいとき、わざわざお湯を沸かして作るのは手間だし暑いですよね。そんなとき「クイックミニスチーマー」があれば、放置している間に簡単にゆで卵を作れます。
実際に使ってみると本当に便利で、私は今ではほぼ毎日活用しています。日々どんな風に使っているか、活用法をご紹介させてください。
まずは、忙しい日や暑い日の朝食作りです。たとえば我が家の場合、朝食はパンを食べることが多いのですが、付け合わせの蒸し野菜、ウインナー、ゆで卵などを「クイックミニスチーマー」で一気に調理しています。
卵以外の食材を蒸す際は、エッグトレイにスチーム皿を乗せて食材を置きます
この朝は、ブロッコリー、ウインナー、そして洋風卵蒸しを準備しました
洋風卵蒸しは、耐熱カップに溶き卵と、細かく刻んだベーコンやパプリカなどを混ぜて塩コショウを入れるだけ。簡単なのに手が込んでいるように見えること間違いなし! 朝食にぴったりのおすすめメニューです。
10分程度蒸します。タイマーをひねって放置している間にコーヒーなどを準備できるので、時短になりますよ
火を使わずに、健康的でおいしい朝食のできあがり♪
実はパンも蒸すとおいしくて、カンパーニュや小さめのベーグルなどを数分蒸すこともあります。ふわふわでおいしいですよ。
もちろん朝食以外にも大活躍しています。たとえば、メインのお料理にちょっとだけ根菜などの野菜を添えたいときがありませんか? そんなときに毎回お鍋を出して少量の野菜をゆでたり蒸したりするのは大変。「クイックミニスチーマー」があれば、メイン料理を作っている傍らで、火を使わずに同時進行で付け合わせの野菜を用意できます。
私はよくあまった野菜でバーニャカウダーを作っています
冷蔵庫に少しずつあまっている野菜を切って下段に入れ、上段にバーニャカウダーソースを乗せて同時に蒸して完成。えびやベーコンなども一緒に蒸すと、リッチになりますよ!
今回は10分蒸しました。根菜類は基本的に10分以上が目安です
いろいろな種類の野菜を同時に蒸す際は、蒸しあがりの時間が近いものを同じ段にまとめています。蒸し時間が短くてよいものは上段に入れて途中で上段だけ外したり、食材を一部取り出したりと、臨機応変に蒸し時間を調整できますよ。スチームが熱いので素手での取り扱いは危険ですが、2段式であることを生かして一気にできあがるように工夫できるのが便利です。
おしゃれで健康的なおつまみの完成です。ワインなどにもぴったり♪
バーニャカウダーソースは、オリーブオイルにアンチョビペーストとニンニクペーストを少しと、塩・コショウ適量を入れて、耐熱容器に入れて野菜と同時に蒸してみてください。とっても簡単にできますよ。バーニャカウダーソースがあれば無限に蒸し野菜が食べられちゃいます!
また、野菜などの調理だけでなく、冷凍食品のシュウマイなどを蒸すのにも使っています。電子レンジ調理もできますが、やはり蒸すとおいしさが格段に上がるんです。
約10分蒸します
肉まんの温め直しにも最適で、1段にちょうど肉まんが1つ入るサイズ感なのがよくできているなと思うポイント。
ほかにも、冷やご飯やパンなども電子レンジで温めるよりおいしく仕上がります。スイッチひとつで蒸せるので、蒸すハードルが下がって気軽に使えるのがいいですね。
暑い日はなんとしても火を使わずに調理したくて、「クイックミニスチーマー」を活用しまくっています(笑)。私のおすすめレシピはバンバンジー。加減が難しい蒸し鶏もパサつきなしで、しっとりおいしく仕上がりますよ♪
付属のスチーム皿にはささみ肉を直接乗せられますが、私のおすすめの方法は、耐熱カップにカットしたささみを入れ、お酒を少し振り入れて10分くらい蒸す方法です。
上の段で同時に卵も蒸せば、バンバンジーに添えられますよ♪
ささみを蒸した後に出る蒸汁が濃厚でとてもおいしいので、バンバンジーのタレにぜひ活用してください
<タレのレシピ>
・蒸汁 調味料のトロミ加減を見ながら入れる
・醤油 大さじ2
・酢 大さじ1
・砂糖 大さじ1
・練りごま 大さじ3〜4
・ごま油 大さじ1
・ラー油 お好みで
*タレはあまったら冷ややっこなどにかけてもおいしいです。
蒸している間に千切りしておいたきゅうりの上に、蒸しあがったささみを裂いて乗せ、卵をトッピングしてタレをかければ完成
火を使わずに一品作れちゃいます!
こんな風に工夫次第で、火を使わずにスチーマーだけでおかずの調理もできますよ! ぜひ試してみてください♪
とても便利な「クイックミニスチーマー」ですが、押さえておくべき注意点も書いておきますね。
まず、蒸しあがり直後は本体がとても熱くなっているので、素手で触るとやけどの危険があります。必ずミトンなどをして、素手で触らないようにしましょう。
また、連続で使用したい場合は、本体を20 分以上休ませる必要があります。そして使う際は、ウォータータンクの水を交換してから使いましょう。ここを忘れると空焚きになってしまう恐れがあるのでご注意ください。空焚き防止機能が搭載されているため自動的に停止してくれますが、再度使用するにはまた20分以上休ませないといけません。
使い終わったら、まず本体とウォータータンク内のお湯が十分冷めてから排水します。
お手入れについてですが、本体を除く付属品のパーツは水洗い可能(食洗機は使えません)。中性洗剤を使いスポンジで水洗いし、乾いたやわらかい布で拭きます。
パーツが細かく分かれるので洗いやすいです
本体は洗えないため、中性洗剤を含ませたやわらかい布で汚れを拭いて、水を絞った布で拭き取ります。最後に、乾いたやわらかい布で水分を拭き取れば完了。ウォータータンクはフッ素加工が施されていて、油汚れや水垢が付着しにくい仕様です。
最初は私も、わざわざ電気式のスチーマーを買うなんて……とちゅうちょしていました。でもいざ導入してみるととにかく手軽で、朝食に、お弁当に、おかずに、おつまみにと大活躍でほぼ毎日使うことになり、買ってよかったなと実感しています。
ヘルシーで栄養価の高い蒸し料理が、食べる分だけ手軽に作れて感激!
小さなスチーマーがあるだけで、レンチン調理では味わえない、おいしくて豊かな食生活がかないますよ! 特に暑い季節は、火を使わずに調理ができてうれしいです。1台あると暮らしが豊かになること間違いなし、私のイチオシ電気調理器のご紹介でした。