レビュー

どちらを選ぶ? ブーツ型や折りたたみ可能に進化した「レッグリフレ」

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

マッサージする

実際にマッサージをしてみよう。ちなみに2機種とも、ふくらはぎ周囲約27〜48cmに対応。「ブーツタイプ」は足サイズ20〜28cmに対応しているので、男性の使用も十分に可能だ。

「ブーツタイプ」
まずは「ブーツタイプ」を使用してみる。足先からふくらはぎまでカバーするアタッチメントには、足先、足首、ふくらはぎをそれぞれ掴むように3つのエアーバッグを配置。部位に合わせて適度な圧力を加え、手もみ感覚で脚全体を下から上へしぼり上げるという。

写真のように、エアーバッグと温感ヒーターを内蔵。サイズは570(幅)×300(奥行)×390(高さ)mmと大きく、扱いの手軽さには欠ける

つま先部分は縫い付けられていて完全に開くことができないため、収納にスペースを要するだろう

つま先部分は縫い付けられていて完全に開くことができないため、収納にスペースを要するだろう

アタッチメントの左右を確認するためのラベル。アタッチメントを正しい位置に装着するための目印にもなる

アタッチメントの左右を確認するためのラベル。アタッチメントを正しい位置に装着するための目印にもなる

ラベルにふくらはぎの中心を合わせて、ブーツを履くように足を入れ、足先→足首→ふくらはぎの順で、下からアタッチメントを巻き付けていく。残暑厳しい中の使用だったこともあり、温感機能を使用しなくても、アタッチメントを装着しただけで十分に暖かいと感じた

アタッチメントを正しく装着したら、アタッチメントのホースプラグを操作器に差し込む

アタッチメントを正しく装着したら、アタッチメントのホースプラグを操作器に差し込む

操作器で好みのコースを選択して、マッサージスタート。装着したまま歩くことはできないので、マッサージ中のおよそ10分間はその場から動けない。雑誌やTVのリモコンなどを手の届く範囲に用意しておくとよいだろう

足先からふくらはぎまで、しぼり上げるように加圧してくれる「しぼり上げ」コースを試した。足先とふくらはぎ、どちらか片方ずつのマッサージだと、マッサージされていないほうのむくみが余計気になってくるものだが、同時にマッサージできることで、片方ずつマッサージするよりも、血液の流れがよりスムーズになるように感じた。また、アタッチメントを付け替える手間がないことや、ちょっとした時短にもなるのもうれしい。温感機能は5分ほどで温かく感じるようになり、「低」に設定していても、マッサージが終わる頃にはやや熱過ぎると感じるように。感じ方に個人差はあるだろうが、靴下を履いて使用するくらいがちょうどよいかもしれない。

足裏・すね用パッドを使用
付属の足裏・すね用パッドも試してみた。アタッチメントとあわせて使用することで、“加圧プラスつぼ押し”のような感覚が味わえるという。

足裏用パッド

足裏用パッド

すね用パッド。足裏用パッドとともにプラスチック製で硬さがあり、2個ずつのセットになっている

すね用パッド。足裏用パッドとともにプラスチック製で硬さがあり、2個ずつのセットになっている

足裏用パッドは、アタッチメント底面のポケット(写真上の赤い○)にセット。土踏まずの内側・外側どちらをより強く刺激したいかで、パッドの向きを変えて装着できる。たとえば、写真下のように、大きな突起が足の内側に来るようにセットすれば、土踏まずの内側をより強く刺激できるというわけだ

すね用パッドは、あらかじめパッドを当てて気持ちよい部分を探しておき、アタッチメントを装着した後に、パッドを気持ちよい部分にめがけて入れる

パッドを使用することで、部分的ではあるが、たしかにつぼ押しに似た感覚が味わえて非常に気持ちがよい。だが欲を言えば、もっと大きいパッドが欲しい。たとえば、足裏用のパッドはインソール型にするなど、一度にもっと広範囲のつぼ押しができると、より気持ちよいのではないだろうか。

「コンパクトタイプ」
続いて、「コンパクトタイプ」を使用してみる。こちらは従来機種「EW-NA33」に近い形状だが、アタッチメントの巻き付けが2分割で行えるようになったのがポイント。これにより、もまれ心地がどのように変化したのかチェックしてみよう。なお、アタッチメントを装着後、操作器にアタッチメントのホースプラグを差し込むという使用手順は「ブーツタイプ」と同様。

写真上が「コンパクトタイプ」、写真下が「EW-NA33」。アタッチメントのサイズは約 570(幅)×15(奥行)×360(高さ)mmでまったく同じだが、温感ヒーターがなくなり、エアーバッグの位置が少し変わっている

同じふくらはぎでも、足首に近い位置とひざに近い位置で、太さはずいぶん違うもの。それぞれに合わせて巻き付けることができるので、ふくらはぎとアタッチメントの間に余分な隙間ができることがない。「EW-NA33」や「ブーツタイプ」では隙間ができがちだった足首にも、しっかり密着している

足に巻き付ける場合も、2段階で足先までぴったりと巻き付けられるので、「EW-NA33」よりもしっかりマッサージ効果を感じられた

「コンパクトタイプ」の場合、マッサージ中も立ち上がったり歩いたりできるが、立ち上がることでふくらはぎの筋肉が硬くなるせいか、気持ちよさは半減したように感じた。座って、もしくは横になってマッサージに集中したほうがよい

こちらも、足首からふくらはぎまでしぼり上げるように加圧する「しぼり上げ」コースを試してみた。マッサージしたい箇所の太さに合わせて装着することができるようになったおかげで、「EW-NA33」と比べてマッサージ効果を強く感じ、「強」で使用した際は、“ちょっと緩めたほうかいいかな?”と思ったほどだ。また、「ブーツタイプ」だけを使用した時点では気が付かなかったが、「ブーツタイプ」は足部分にもアタッチメントがあるせいか、足首部分の締め付けがゆるくなってしまうことがある。それでも十分に気持ちがよいが、足首に疲れがたまりがちという人は、「コンパクトタイプ」のほうが、効果を実感しやすいだろう。

ちなみに、オフィスでも使用してみたところ、筆者のオフィスは電話が鳴ったり、周りを人が通る機会が多いため、携帯のバイブレーション程度の動作音に気まずい思いをすることはなかった。しかし意外に気になったのが、面テープをはがす際の「びりびり」という音。オフィスで使用できるかの判断基準は、この音を許容できるかどうかかもしれない。

強力かつ面積の広い面テープ。オフィスで使用できるかの判断基準は、面テープをはがす「びりびり」音を許容できるかどうか!?

身長、体形によってもまれ心地はどのくらい違う?

「レッグリフレ」は体に直接装着するタイプのマッサージ機だが、身長や体格でもまれ心地はどのように変わってくるのか。筆者は、「166cm中肉」と女性としては大柄のため、「154cm痩せ型」の小柄な女性にも「レッグリフレ」を使ってもらい、感想を聞いてみた。

「ブーツタイプは、足首の部分に少し隙間ができるせいか、弱だとあまりマッサージ効果を感じず、ちょっとくすぐったかったです。でも、中以上にすれば、ちゃんと気持ちよく感じました。コンパクトタイプは足首もしっかり巻けるので、弱でも十分でした。装着が若干大変でしたが、冷え性なので、買うなら温感機能付きのブーツタイプかな」

まとめ

「ブーツタイプ」と「コンパクトタイプ」はそれぞれ、「足先からふくらはぎまで一度にマッサージできるようになったこと」「アタッチメントがしっかり装着できるようになったこと」で、どちらも従来機と比べ、マッサージ効果は確実に向上したと言ってよいだろう。筆者が強めのマッサージが好きなこともあるが、一度新製品を使ってしまうと、今までは満足していた従来機種では正直物足りなく感じるようになったほどだ。どちらを購入するべきかは迷うところだが、ここではそれぞれどんな人に向いているのかをまとめておこう。

「ブーツタイプ」
・ふくらはぎから足先まで一気に疲れを癒したい
・収納スペースが確保できる
・冷え性

「コンパクトタイプ」
・手軽な使用感を求める
・コンパクトに収納したい
・足首に疲れがたまりがち

上記を参考に、どちらが自分の体質や生活スタイルに合っているのかで選ぶといよいだろう。家では「ブーツタイプ」、オフィスでは「コンパクトタイプ」などといった使い分けももちろんアリだ。

大泉瑠梨
Writer
大泉瑠梨
美容・健康家電を中心に新製品レポートやレビュー記事を担当。時には体を張って製品の実力をチェックします。
記事一覧へ
記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
本ページはAmazonアソシエイトプログラムによる収益を得ています
関連記事
SPECIAL
ページトップへ戻る
×