レビュー
「ザイグル」よりも素早く焼けて、ラクに片付けできるって素晴らしい!!

小さなザイグルが出た! 「ザイグルミニ」はひとり暮らしにピッタリかも♪

卓上調理に利用する調理器具だけれど、馴染みあるホットプレートとは形や加熱方法が異なる「ザイグル」。「ザイグル」は上から放射する赤外線の輻射熱により食材を炙るように焼きあげることで、炭火焼きのようなふっくらとした仕上がりとなるのが特徴だ。また、煙が出にくい機構も人気の秘密。そんな「ザイグル」に小さな「ザイグルミニ」が登場した。先に発売された「ザイグルシンプル」とは違い、見た目も「ザイグル」そのもの。どこが通常の「ザイグル」と違うのか、比較してみた。

「ザイグル」と同じようなデザインだけれど、小さい「ザイグルミニ」。どのぐらいコンパクトなのかは以下をウォッチ!

「ザイグル」と「ザイグルミニ」を比較してみよう

「ザイグル」シリーズ全般に共通しているのは、円形のプレートとその上に熱源(カーボンヒーター)のある構造。ヒーターから放射された赤外線が食材を炙るとともに、プレートを加熱し、その熱で食材の裏面が焼かれる。プレートの下に熱源のある一般的なホットプレートのようにプレートが高温にならないため、煙が出にくいという。この基本の仕様はそのままに、小型化したのが「ザイグルミニ」だ。

「ザイグル」(左)のサイズは直径400×高さ270〜345mmで、「ザイグルミニ」(右)が直径320×高さ278/321mm。プレートの上にあるフード(熱源となるヒーター搭載)は位置が変えられるようになっているが、「ザイグル」が9段階調整なのに対し、「ザイグルミニ」は2段階のみ

プレートを重ねてみると、これだけの差が。実際に食材を並べることができるゾーンを筆者が測定したところ、「ザイグル」のプレートの直径は約370mm、「ザイグルミニ」は約285mmだった。ヒーターの直径は両機とも約145mm(筆者測定)となっているので、プレートとヒーターのサイズに差が少ない「ザイグルミニ」のほうが加熱の効率がよさそうな気がする

円形の一部が熱を発しない構造(点灯していない部分)となっており、ヒーターには違いがないように感じた

円形の一部が熱を発しない構造(点灯していない部分)となっており、ヒーターには違いがないように感じた

ヒーターの出力の切り替えはどちらも5段階だが、定格出力が「ザイグル」のほうが100W高い、1,200Wとなっている

大きな違いは、プレートの取り外し方。「ザイグル」はプレートの一部を外して全体を抜き取る仕様となっているが、「ザイグルミニ」のほうは2分割できる

両機共通で、食材の余分な油が落ちるようにプレートの中央には穴が空いている。落ちた油を受けるトレイも設置

「ザイグルミニ」で焼肉スタート!

卓上調理の代表格ともいえる焼肉を、「ザイグルミニ」でやってみよう。フードは下段で、火力は「5」でスタート。プレートに油は塗らなくてよい。通常サイズの「ザイグル」でも焼肉をしたことがあるのだが、焼け具合や使い勝手に差は出るのだろうか。

牛肉と鶏肉を各2切れ、ししゃも1匹、ゲソ足/ピーマン(半分)/しいたけを1個ずつ、ウインナー/かぼちゃを2個ずつを並べると、プレートはほぼいっぱいに。「ザイグル」で試した時の食材は若干異なるが、「ザイグルミニ」の倍は並べられる。「ザイグルミニ」は、「ザイグル」の半分ぐらいが一度に調理できると考えていいだろう

かぼちゃを除く食材が約5分で焼けた。「ザイグル」でも肉が焼ける時間は同じぐらいだが、ししゃもは8分以上かかっていたので、「ザイグルミニ」のほうが効率よく焼けるようだ

一般的なホットプレートとは違い、赤外線で焼くため、焼き色がついていなくても中までしっかり火はとおっている。だが、視覚的に焼き色があるほうがおいしそうであるのは確かだ。そこで、焼きあがった状態から約2分ほど放置(加熱)してみると、食欲をそそる焼き色が! その際も、煙がモクモクと立ち上るというようなことはなかった

味わいに関しては、通常の「ザイグル」と遜色は感じず。焼肉をすると硬くなりがちな肉も、柔らかくジューシーなままだ。ししゃもは皮がパリッとして、身はホクホクだった。そんなおいしさだけでなく、焼きあがる早さにも感動。1巡目の肉が焼けるスピードはそれほど差はなかったが、ほかの食材も含めると「ザイグルミニ」のほうが素早く焼けた。ヒーターに対しプレートが大き過ぎないので、効率よく熱が届くのだろう。高温のプレートで焼くホットプレートと比べると、「ザイグル」は焼きあがりに時間がかかる。「ザイグルミニ」もホットプレートほど早くは焼けないが、肉を食べつつ野菜が焼けるのを待てば、それほど待機することはない。

後片付けをチェック

さらに2巡ほど食材を焼き、焼肉終了。プレートに食材がくっついてしまうことはなかったが、油汚れはたっぷり。また、油受けにも余分な油が溜まっていた

円形のプレートは半分に分割できるため、とても洗いやすい。小さめのシンクであっても、対応できそうだ

円形のプレートは半分に分割できるため、とても洗いやすい。小さめのシンクであっても、対応できそうだ

プレートを外したところにも汚れが付いている。取り外しはできないが、濡らしたティッシュで拭き取ったらキレイになった

いろいろ調理してみた

「ザイグル」と同じ味わいが得られつつ、後片付けが容易になった「ザイグルミニ」に気をよくした筆者。ひとり暮らしの調理器具として、「ザイグルミニ」を活用してみた。

揚げ物の温め
時間がない時の食事に重宝するお惣菜の温めにチャレンジ。フライと天ぷらを混合した状態で、上手に温められるだろうか。

フライが少し焦げてしまったが、サクサクでおいしい。なすやかぼちゃの水分も抜けておらず、衣だけサックリした感じだ。温めには10分かかっており、電子レンジと比べると長いが、このサクサク感が得られるなら待てる!

食材から油が落ちる様子があまり見られなかったので、それほど脱油はできなかったのか? と思っていたのだが、調理後のプレートには油がたっぷり。流れ落ちるまでではなかったが、きちんと不要な油は落ちていたようだ

焼き魚
オーブンレンジで焼くこともできるが、ひとり暮らしでなかなか調理しようと思えない焼き魚にトライ。

プレートから尾と頭が少しはみ出してしまったので、その部分は生焼けになると思ったのだが、熱により魚が湾曲。きちんと熱される範囲内に納まった。焼き魚で困る“煙がモクモク”にもならず、魚の焼けるいい香りだけが漂う

約8分で焼きあがり。裏面にも、焼き色がきちんとついてる。皮はパリッと中はふっくらと、理想的な魚の焼け具合だ

ノンフライのから揚げ
揚げ物はもっとも敷居が高い調理(筆者基準)であると同時に、カロリーも気になるので自宅で作ったことはない。から揚げ粉をまぶした鶏肉を「ザイグルミニ」で調理すると、油で揚げないから揚げができるという。これなら、準備や片付けも簡単そうなので作ってみることにした。

約12分で完成。油で揚げたから揚げとは別物だが、悪くない。さっぱりしているので、写真の量を一度に食べ切ってしまってもまだまだイケる!

セット調理
複数の料理を作るのがめんどうな筆者は、ついつい1品食べの食生活になりがち。オーブンレンジのレシピにもあるような“一度に複数の料理が完成!”ができないかを試してみた。

食パンは途中でひっくり返さないといけないが約2分で焼きあがるので、完成までに時間がかかる耐熱容器に入れた玉子から調理スタート。その後、様子を見ながらウインナーを置き、最後に食パンをセットする。このように、異なる食材(量)の調理には時間差を使うワザが必要となるが、うまくできればセット調理が可能だ。「ザイグルミニ」の前に座って、番をしているだけで1皿作りたい筆者にはもってこいの調理だった

まとめ

「ザイグル」との大きな違いは、プレートのサイズとヒーターのあるフードの調整可能段階数、プレートの取り外し方のみだが、断然「ザイグルミニ」のほうが使いやすかった。フードの高さは2段階にしか切り替えできないが、上で行った検証はすべて下段で調理していたので、細かい調整はそれほどしなくても問題なさそうだ。それよりも、ヒーターとプレートの比率がよく、効率的に熱することができるほうを評価したい。素早く焼いて食せるというのは、食事時にはとても大切だ。

そしてなによりも素晴らしいのは、プレートが分けて外せるということ。取り外しがラクなだけでなく、洗浄も大助かり! 狭めのシンクにもすっぽりと納まるので、洗いやすい。いかにおいしく作れる調理器具であっても、片付けがめんどうだと使う頻度は減ってしまう。「ザイグルミニ」は、「ザイグル」で改良してほしかった点がほとんどクリアできており、実用度が高まった。ただ、プレートのサイズが「ザイグル」よりも8cm小さいため、3人以上のファミリー世帯には適さないかもしれない。片付けの容易さを優先したいファミリー世帯は、「ザイグル」よりは直径が3cmほど小さくなるが、「ザイグルシンプル」を選ぶというのもアリだ。

【関連リンク】
《2019年》おすすめホットプレート11選! 売れ筋トレンドや選び方も紹介

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいマス。

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