レビュー
衣類用スチーマーで洋服をきれいに仕上げるコツも伝授

“洗濯王子”がチェック! パワフルな衣類用スチーマーの使い勝手は?

こんにちは。洗濯家の中村祐一です。最近、ハンガーにかけたままの衣類にスチームを当ててシワを伸ばせる衣類用スチーマーが人気ですね。アイロン台が必要ないので、急いでいる時にはとくに便利です。今回はその中から、タンク大きさが特徴のティファール「インスタントスチーム 3320」(以下、インスタントスチーム)を使ってみます。使用して感じた「インスタントスチーム」の魅力とともに、きれいに仕上げる衣類用スチーマー使いのコツをお伝えしましょう

たっぷりスチームが安定して出続けるから使いやすい

冒頭でもお伝えしたように「インスタントスチーム」はタンクが大きく、容量はたっぷり1L。片手で持てるコンパクトな衣類用スチーマーのタンク容量は50ml程度が主流ですが、「インスタントスチーム」はその20倍の水が入ることになりますね。衣類用スチーマーはタンク内の水がスチームとなり、そのスチームによってシワを伸ばす仕組みなので、長時間連続して使用が可能(連続使用が可能なのは30分まで)なだけでなく、スチームの量が安定している(最大30g/分)ためシワが伸ばしやすいのです。

サイズは29.6(幅)×15.5(奥行)×20.5(高さ)cm、重さは2.6kgほど。女性にも簡単に移動できる大きさなので、コンセントさえあれば使用する場所を選びません。電源コードの長さは約3mです

使用準備は、タンクに水を入れて電源ボタンを押すだけです。「容量いっぱいに水を入れてしまうと立ち上がりに相当時間がかかるのでは?」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。立ち上がりまでの時間はおよそ60秒。ほかの衣類用スチーマーと比べて特段早いというわけではありませんが、アイロンの場合は2分ほどかかるものも多いので十分スピーディと言えるでしょう。

タンクには目盛りがありません。水位を確認しながら溢れないように入れましょう

タンクには目盛りがありません。水位を確認しながら溢れないように入れましょう

電源ボタンをオンにすると、ボタンがオレンジに点灯します

電源ボタンをONにすると、ボタンがオレンジに点灯します

スチームによるヤケド防止のグローブと毛足の長い素材に使用するためのブラシ、スチームヘッドをかけておけるドアフックが付属します

スチームヘッドにはトリガーもボタンもありません。電源ボタンを押せばスチームが出続ける仕組みなので、継続して使用しても指が疲れないのはうれしいです。

スチームヘッドの幅は約12cmと大きめ。広範囲を効率よくシワ伸ばしできます

スチームヘッドの幅は約12cmと大きめ。広範囲を効率よくシワ伸ばしできます

スチームは本体と同色の穴から出ます

スチームは本体と同色の穴から出ます

ドアフックを使用すれば、スチームヘッドを一時的にかけておくことができます

ドアフックを使用すれば、スチームヘッドを一時的にかけておくことができます

ここがポイント! 細かい部分をきれいに仕上げるには、手を使いましょう

ここからは衣類用スチーマーの使い方のコツをお伝えしながら、衣類のシワを伸ばしてみましょう。今回は、全体にシワのよったシャツとニットで試してみました。使用の要領は衣類の種類に関わらず、片手で軽く衣類を引っ張りながらスチームヘッドを上から下に当てて行くだけです。ただ、ウールや絹、ベルベットなどのデリケートな素材の場合は、スチームヘッドが衣類に直接触れない程度に間隔を空けて使用しましょう。ちなみに革や人工皮革、麻には使用できません。

ああああああああああああああああああああああ

衣類をやさしくなでるような感覚でスチームを当てていきます

ここでポイント! スチームを当てた部分に湿気が残っているとシワが戻りやすいことがあります。特にワイシャツなどのハリのある衣類はその傾向が強いので、パタパタと振るなどして湿気を飛ばしてあげましょう。より仕上がりがきれいになりますよ。

シワが伸びたら繊維の水分を飛ばしてあげましょう。軽くでOKです

シワが伸びたら繊維の水分を飛ばしてあげましょう。軽くでOKです

また、衣類用スチーマーを使用している方からよく聞くのが「衿や袖口など細かい部分のシワがとりにくい」ということ。そんな時はスチームだけでシワを伸ばそうとせず、スチームを当てた後に指で形を整えたり、やさしく引っ張るなど手でサポートしてあげましょう。

シャツの衿は指でシュシュッとさするように整えます。フリルやギャザーも同じ要領できれいになりますよ

シャツの衿は指でシュシュッとさするように整えます。フリルやギャザーも同じ要領できれいになりますよ

シャツのアイロンがけは通常5分ほどかかりますが、今回「インスタントスチーム」でのシワ伸ばしは2分ほどで完了しました。アイロンの立ち上がりまでの時間も含めると、かなりの時間が短縮できそうですね。

左がスチームを当てる前、右がスチームを当てた後です

左がスチームを当てる前、右がスチームを当てた後です

次に、ニットのシワを伸ばしましょう。素材にもよりますが、ニットのシワにはアイロンのコテの熱よりもスチームの熱と水分が効果的なので、衣類用スチーマーの使用が適しています。シワが残りやすい袖や裾のリブは、伸びてしまわない程度の力加減で引っ張ることできれいに仕上がりますよ。

スチームを当てた直後に“ぴんぴん”とやさしく伸ばしましょう

スチームを当てた直後に“ぴんぴん”とやさしく伸ばしましょう

左がスチームを当てる前、右がスチームを当てた後です。裾のリブもきれいになりました。こちらも所要時間は2分ほど

ニットは、スチームを当てることでシワが目立たなくなるだけでなく、繊維がふっくらとする効果もあります。シワがよっていなくても、着用の直前にスチームを当てることで着心地や見た目がよくなりますよ。

ニオイやアレルギー対策に! 洗濯しづらいアイテムのケアにも◎

衣類にスチームを当てることで、気になるニオイの消臭やアレルギー対策の効果もあります。「インスタントスチーム」の場合、喘息や鼻炎、アトピーの原因となることもあるコナヒョウヒダニアレル物質や花粉アレル物質を低減することが立証されているのだとか。家庭での洗濯が難しいコートやジャケットのニオイ取り、カーテンやソファなど大物のファブリックについたニオイやアレル物質対策も「インスタントスチーム」なら簡単ですね。

30分間連続使用可能なので、カーテンなど広範囲のケアも一気にケアできます

30分間連続使用可能なので、カーテンなど広範囲のケアも一気にケアできます

スチームヘッドに付属のブラシを装着すれば毛足の長いラグやクッションカバー、ファー(人工)にも使用できます。また、繊維に付いた糸くずやホコリ、毛髪などを取り除くことができるのでコートの着用後のケアにも便利ですね。

ブラシを装着した状態。ブラシの装着はヘッドが完全に冷めてから行ってください

ブラシを装着した状態。ブラシの装着はヘッドが完全に冷めてから行ってください

ブラシを付けて使用すれば、スーツのほこりとニオイを同時に取ることができます

ブラシを付けて使用すれば、スーツのほこりとニオイを同時に取ることができます

ファーなど毛足の長いものは、毛の流れに沿ってやさしくスチームを当てましょう

ファーなど毛足の長いものは、毛の流れに沿ってやさしくスチームを当てましょう

まとめ

衣類用スチーマーは「シワ取りスプレーや衣類用消臭スプレーの使用」といった手軽なケアと「洗濯やアイロンがけ」のしっかりケア、その両者の中間にあたるケアになるでしょう。特別な技術も必要なく気持ちよくシワが伸ばせるので、アイロンがけが苦手だったり、衣類ケアを億劫に感じている方にとっても使いこなしやすいのではないでしょうか。衣類用スチーマーの使用が、衣類のお手入れや身だしなみケアに関心を持つキッカケの1つとなればいいなと思います。ニオイやアレル物質にも働くので、着用前だけでなく着用後のケアとしても有効ですよ。

衣類用スチーマーの中でも「インスタントスチーム」は、スチームの量が多く長時間継続して使用可能なため、広範囲のケアに適しています。人数が多く一度にケアをする衣類の多い家庭や、頻繁に洗濯ができない布製のソファやラグなど衣類以外の布製品のケアも小まめに行いたいという方にとくに向いていると言えるでしょう。

中村祐一

中村祐一

国家資格のクリーニング師で、洗濯アドバイザー。“洗濯王子”の愛称で呼ばれ、テレビや雑誌などの各種メディアでも活躍中。自身のホームページでも、洗濯に関する相談などを受け付けている。

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