レビュー
マットがないから準備も片付けも簡単! 乾燥・暖め・ダニ対策もバッチリ対応

5分で足もとがポカポカになるパナソニックの“マットレス”布団乾燥機が便利!

本格的に寒くなるこれからのシーズン。ふかふかとした暖かい布団に包まれた睡眠は、至福の時間だ。とはいえ、日照時間も短い冬場は布団を外に干すタイミングも難しく、せっかく干したとしても就寝時にはすでに冷たい。そんな時に役立つのが布団乾燥機。なかでも、“ふとん暖め乾燥機”と銘打つパナソニック「FD-F06X1」には手軽に布団をホカホカにできる機能があるという。さっそく試してみる。

サイズは300(幅)×398(高さ)×140(奥行)mm。重量は3.3kgなので、持ち運びにも苦労しないだろう

サイズは300(幅)×398(高さ)×140(奥行)mm。重量は3.3kgなので、持ち運びにも苦労しないだろう

マットいらずの仕組みとは?

布団乾燥機というと、敷き布団と掛け布団の間に挟んだマットに温風を溜めて暖めるのが一般的だったが、近年は“マットレス”が人気。「FD-F06X1」も、マットなしで布団乾燥ができる。本体とつながったホースの先端にあるノズルを布団の中に入れるだけという仕様だ。この手のタイプの場合、温風が布団全域に行き渡りにくいことがあるのだが、「FD-F06X1」はノズルの高さで敷布団と掛け布団の間に空間を作り出し、前方・左右に装備した吹出口で効率的に温風を届けるという。

本体上部のハンドルを引き上げると、ノズルとホースが出てくる。ホースは最長55cmまで伸び、上下に動かすことができるのでベッドでも床敷きの布団でもノズルは届く

ノズルの両サイドにある吹出口から、温風が敷布団に這うように送られるという

ノズルの両サイドにある吹出口から、温風が敷布団に這うように送られるという

前方の吹出口にはルーバーを装備。上下に向きを変えられるので、用途によって角度を調整するといい

前方の吹出口にはルーバーを装備。上下に向きを変えられるので、用途によって角度を調整するといい

「FD-F06X1」でできることは、大きく分けて4つ。布団の乾燥と暖め、ダニ対策、そして衣類や靴を乾かすスポット乾燥だ。基本的に運転時間が異なるだけで、使い方はほぼ同じ。

モードの選択は「冬」と「夏」というボタンで行う。温風メインで利用するものは「冬」ボタンを押すというイメージだ

さっそく布団を暖めてみよう

布団の暖めは、布団全体を熱するだけでなく足もとだけをポカポカにできるのがポイント。全体を暖める場合、最短でも20分かかるが、足もとだけなら5分で完了する。

まずは、布団全体の暖めをチェック。隅々まで暖かくなるのだろうか。

本体から引き出したノズルを敷き布団の中央に置き、その上に掛け布団をかければOK。電源コードの差し込みを含めても、30秒もかからずに準備が完了した

布団全体を暖めるモードには、「標準(20分)」と「しっかり(40分)」が用意されている。筆者の布団は綿布団なので「しっかり」がよいそう。「標準」でも問題ないが、羽毛や羊毛布団でないならば「しっかり」のほうが快適になるようだ

運転が始まるとすぐに温風が放出されたが、マットを利用した時のように掛け布団が膨らむことはなかった
※写真は運転スタート前の状態。運転中も、掛け布団の膨らみはほぼ同じ

運転開始前の敷き布団の表面温度は21.4℃(室温は22.5℃)だったが、40分後の温度を測ってみるとノズル付近の布団は約50℃に!(写真が40.6℃になっているのは、撮影中に温度が下がったため)。中心部は人肌まで暖められた。ただ、枕もとと足もとは25℃でストップ。中央部の測定をしてから端のほうの温度を測ったので温度が下がってしまったのかもしれないが、全体が均一に暖まるとはいかないようだ

上の結果だと足もとはあまり暖かくない印象を受けるが、ノズルを差し込む位置を布団の中心部から下のほうにずらせば、足もとをもっとホカホカにできるだろう。しかし、40分または20分という運転時間は長い。そんな時には、5分だけの暖め「足もとモード」が役立つ。

自分の足の来る位置に、ノズルをセット

「足もとモード」を選べば、5分間温風が放出される

「足もとモード」を選べば、5分間温風が放出される

たった5分の暖めで、敷き布団の表面温度は約25℃も上昇。これなら足もとはポカポカだ

たった5分の暖めで、敷き布団の表面温度は約25℃も上昇。これなら足もとはポカポカだ

布団乾燥も使ってみよう

季節柄、布団を暖めるモードを紹介してきたが、乾燥運転もチェックしておこう。放出される温風の温度や使い方は暖めの時と同じだ。ただし、布団に含まれる湿気を飛ばすということから、運転時間が「標準」で60分、「しっかり」で80分と長め。また、温風で乾燥させた後、送風で熱気を取り除く暑い日に重宝するモードも搭載している。

セッティングも操作方法も「ふとん暖め」と同じ。ノズルを布団の間に入れて、「ふとん乾燥」を選択すればOKだ。綿布団なので、「しっかり」で乾燥させてみる

天候が悪い日が続き干せずにいた布団が、ふかふかになった。暖めで40分間運転した時より、ふっくらしているような気がする

普通の乾燥でも熱過ぎることはないが、夏期には送風で仕上げてくれる運転モードを利用しよう。「夏」ボタンを押せば、そのモードにできるのでわかりやすい。ちなみに、夏向けのモードには「標準」と「しっかり」が用意されており、前者は約90分(温風60分+送風30分)、後者は約120(温風90分+送風30分)となる

このように布団に含まれる湿気を低減させる乾燥運転だが、さらなるメリットも! それは同社の空気清浄機にも利用される「ナノイー」との併用だ。ナノイーを放出させながら温風を当てることで、枕のスポット脱臭ができるという。

布団全体を脱臭というわけではなく、枕に付着したニオイの除去となる。敷布団と掛け布団の間に枕を入れて乾燥してもいいが、写真のように枕に直接ノズルを向けて脱臭することも可能

ナノイーの放出がONになっている状態で、「ふとん乾燥」を選べばいい。ちなみに「ふとん暖め」でも同様の効果が得られるが、脱臭効果を得るには20分以上の運転が推奨されている

脱臭した枕を嗅いでみると、こもったような頭皮のニオイが消えていた

脱臭した枕を嗅いでみると、こもったような頭皮のニオイが消えていた

ダニに効くモードも搭載

布団乾燥機は湿気を取ったり、暖めたりするだけでなくダニ対策ができるのも魅力だ。「FD-F06X1」にも、もちろん専用モードが搭載されている。放出される温風は50℃程度なので、これまでの運転モードと同じ。ただ、1回の運転で90分かかる。それを布団半分ずつで実施し、さらに布団を裏返して再度実行しなければならない。つまり、90分×4回=6時間の所要時間が必要に。時間がかかり過ぎると思われるかもしれないが、一般的にダニは50℃以上で死滅すると言われている。布団全体をまんべんなく温風で満たすためには、仕方ないだろう。

布団を2分割したエリアの中央部分にノズルをセットする

布団を2分割したエリアの中央部分にノズルをセットする

「ダニモード」で90分運転した後、残り半分にも同作業を実施。さらに、敷布団と掛け布団を裏返して同じように半分ずつ「ダニモード」を行う

運転が終了したら、掃除機でダニの死がいやフンを取り除くことを忘れずに

運転が終了したら、掃除機でダニの死がいやフンを取り除くことを忘れずに

ちょっとした衣類のスポット乾燥機にもなる

布団を乾燥・暖めする時はノズルを引っ張り出して使用しているが、本体に収納した状態でも利用可能。この形のまま温風の放出もでき、ハンカチや靴下などの小物や靴を乾かすスポット乾燥機として使うことができる。

子どもの上履きを洗って洗濯機で脱水した後、「FD-F06X1」で乾燥させてみたところ約1時間で乾いた。上下に動くルーバーの角度を調整し、温風が的確に靴に当たるようにするのが早く乾燥させるポイントだ

まとめ

マットレスの仕様なので、取り扱いや片付けのしやすさはバツグン。この手のタイプの場合、本体を横にして使用しなければならないこともあるが「FD-F06X1」は本体を立てたままの状態で使える。上部からノズルを引き出すだけなので、とても手軽だ。これならば、気軽に使ってみようという気持ちになれる。

乾燥やダニ対策という布団乾燥機本来の使い方だけでなく、容易だからこそ活用したいのが暖め。「FD-F06X1」には足もとを5分でポカポカにできるモードが搭載されているが、これがとても便利。筆者の場合、湯たんぽや電気毛布のような継続して暖めるものはいらないが、冷たい布団に入るのはつらい。そんな時は、「足もとモード」で寝る前にサッと暖め。たった5分でも快適さは雲泥の差だ。「FD-F06X1」の消費電力が460W(60Hz)なので、5分の運転にかかる電気代は約1円(1kWhあたりの電力量料金は27円で算出)。布団全体を暖めるより、ずっとリーズナブルなので気に入っている。

神野恵美

神野恵美

雑誌記者・編集者などを経て、2004年に渡仏。2006年に帰国後はさまざまな媒体において、家電をはじめ“ライフスタイル”的切り口で多ジャンルの記事を執筆。

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