レビュー
“冷やしながら混ぜる”面倒な作業は、アイスクリームメーカーにおまかせ!

「アイスクリームメーカー」で添加物が入っていない美味しいアイスクリームを作りたい!

暑くなってくると食べたくなるのがアイスクリーム。最近ではコンビニなどでもおいしいアイスクリームがお手頃価格で買えるので、比較的都心に住んでいる筆者はいつでも気軽にアイスクリームを調達することができます。でも今、「アイスクリームメーカー」にかなり注目しています。1つは自分好みの贅沢なアイスを作りたいという理由ですが、もう1つの大きな理由は、食の安全のため。アラフォーになり、健康によろしくないとされる「トランス脂肪酸」やそのほかの添加物をなるべく摂らないように気を付けるようになったからです。自分の選んだ材料でアイスクリームが作れるなんて、楽しいし安心ですよね。

「アイスクリームメーカー ICM01」(アイリスオーヤマ)

「アイスクリームメーカー ICM01」(アイリスオーヤマ)

今回使ってみたのは、このお手頃価格のアイスクリームメーカー「アイスクリームメーカー ICM01」(アイリスオーヤマ)。アイスクリームメーカーは、“冷やしながら混ぜる”といったアイスクリーム作りの工程での面倒な作業を行ってくれる家電製品のこと。材料とその分量をを調節することでアイスクリームだけでなく、シャーベットやジェラートなども作ることができます。筆者は普段、凍らせたバナナを基本材料にアイスクリームのようなデザートが作れる「ヨナナスメーカー」を愛用しているので、使用感などを比較しつつ作ってみようと思います。

⇒価格.comで「アイスクリームメーカー ICM01」(アイリスオーヤマ)をチェック!

サイズは、約14.6(幅)×約14.6(奥行き)×約16.2(高さ)。重量は1kgとコンパクトで軽量。操作ボタン類は、「電源オン/オフ」の1個のみ。コードの長さは約1.0m。消費電力は7Wとなっています

ちなみに、スーパーやコンビニなどで売っているアイスクリームは、アイスクリーム類と氷菓に大別されています。そのうちのアイスクリーム類は、乳固形分と乳脂肪分の含有量によって3つに分類されており、含有量の多い順に「アイスクリーム」「アイスミルク」「ラクトアイス」となっています。……と書くと、“じゃぁラクトアイスは低脂肪で太りにくいのね!植物性だし”と勘違いしてしまう方もいるかもしれませんが、そういうことでありません。ラクトアイスには乳固形分/乳脂肪分がほとんど含まれていないのに、トランス脂肪酸を多く含む植物性油脂や添加物を加えることで“アイスクリーム風”に仕上げられています。コーヒーフレッシュが、実は牛乳を含んでいないのにミルクっぽいのと似ています。毎日大量に食べるものではないのでさほど神経質になる必要はないでしょうが、気になる方は見比べてみてください。

植物性油脂(サラダ油やパーム油、ヤシ油など)は「トランス脂肪酸」が多く含まれています。トランス脂肪酸は、植物油に水素を添加して固体化していく過程で生成されるそう。「アイスクリーム」の材料には、植物性油脂が記載されていないのがわかります

長くなってしまいましたが、今回筆者が作ってみたいのが、大好物のイチゴをタップリ使用した採算度外視の贅沢なクリーミーシャーベット。さっそく作ってみましょう!

……とその前に、「8時間」の準備が必要!

作るぞー! と意気込んでも、たいていの家庭用アイスクリームメーカーは準備ナシでは作れないのでご注意を(パナソニック「BH-941P」のように電池内蔵で準備が不要なものもありますが、生産終了。在庫のみとなっているようです)。アイスクリームメーカー ICM01は準備が必要なタイプで、冷凍庫で容器を予冷しなければなりませんが、その時間が「8時間以上」。使ったことがない方は驚くかもしれませんが、“アイスクリームメーカーはだいたいこんな感じ”といったところ。つまり、リーズナブルな家庭用のアイスクリームメーカーには、本体自体に冷却機能は搭載されていないのが普通です。

冷凍庫でポット部分を8時間以上冷やします。ポット容量は500mですが、保冷効果のある構造になっているため、容量よりも場所をくうイメージ。いつも冷凍後にぴっちりものが入っているホームフリージング派の筆者にとってはちょっとジャマ……

なお、取り扱い説明書には冷凍庫は庫内温度が−18℃以下に設定できるタイプのモデルを使用してくださいと書かれています。

自由にアレンジできるのがホームメイドアイスの醍醐味!

予冷完了! 基本のバニラアイスの前に、待ちきれず、まずは「イチゴシャーベット」を作ってみました。のっけから勝手にアレンジし、レシピよりもイチゴの量をちょっと(3個)増やし、生クリームも少々加えてみることに。そもそもアイスクリームは、材料を混ぜて冷やせばどうにかできるもの。美味しく仕上げるためには冷やしながら混ぜて空気を含ませたりしなければならないのですが、そこはアイスクリームメーカー ICM01がやってくれるので、多少分量が増えたところで失敗するわけがないという算段。さて、どうなったでしょう!?

取り扱い説明書にあるレシピは、2人分で「イチゴ120g、砂糖25g、レモン汁小さじ1」と、とってもシンプル。なんだか安心!

イチゴはミキサーでピューレにし、砂糖、レモン汁を加えてよく混ぜます。生クリームをちょっと足してみました。材料の準備はこれだけ

モーターが搭載されているフタ部分に、かくはん用のパドルを差し込みます

モーターが搭載されているフタ部分に、かくはん用のパドルを差し込みます

フタ部分をポットにセット。電源をオンにしパドルが回転するのを確認したら、材料をフタ部分の穴から流し込んでいきます

あとは待つのみ。説明書には「約5〜20分でできあがります」とあるのでようすを見つつ、結局20分混ぜてみました。……が、ちょっとゆるい感じ。追加で5分混ぜてみましたが、固まりきっていないようす。30分以上の連続運転はNGとなっていたので、いったん終了。

シャーベットのような感じではあるものの、固まってはいない感じ

シャーベットのような感じではあるものの、固まってはいない感じ

時間いっぱい稼動させたせいか、モーター部分がかなり熱をもっていました。これ、アイスクリーム作りに影響はないのでしょうか?

時間いっぱい稼動させたせいか、モーター部分がかなり熱をもっていました。これ、アイスクリーム作りに影響はないのでしょうか?

「20分たっても固まらないときは冷凍庫に入れて固めてください」とあるので試してみましたが、美味しそうで待てない(笑)! 結局、冷凍庫で10分冷やしたのち、フローズンドリンクのような状態でいただきましたが、これはこれで美味しい! おそらく、固まりきらなかったのは筆者が勝手にアレンジし、容量をオーバーしてしまったからだと思われます(材料の上限容量目安は200ml)。

……と、そこで問題なのが、だったら作り直そうということがすぐにはできないこと。1回作ったら、次にこのアイスクリームメーカーを使えるのは最短でも8時間後。しかも1回に作れる量が200ml分(2人分)。もちろん、できたアイスは冷凍庫で保存しておけばいいわけですが、風味が変わってしまいそう。兄弟が多い家庭やホームパーティーなどではふるまいにくいかもしれません。

「アイスクリームメーカー ICM01」で25分混ぜて、その後冷凍庫10分冷やした「ストロベリーシャーベット」。固まりきらずフローズンドリンクにようになってしまいましたが、味は◎。暑い日にはこれはこれでアリかも(笑)

基本のバニラアイスクリームを作ってみました

勝手なアレンジでやや残念な結果におわったストロベリーーシャーベットを反省し、今度はほぼレシピどおりにバニラアイスクリームを作ってみました。これは大成功。濃厚なのに味がクリア! 甘さの調整が自分でできるので、あまり甘党でない筆者は、このバニラアイスが病みつきになりそう!

材料はこれだけ。卵黄、生クリーム、牛乳、砂糖、バニラエッセンス。筆者は牛乳が苦手なので、分量の半分を豆乳にしてみました

8時間以上冷凍庫で冷やしたポットに泡だて器で混ぜ合わせた材料を投入し、20分かくはん

8時間以上冷凍庫で冷やしたポットに泡だて器で混ぜ合わせた材料を投入し、20分かくはん

本体にタイマー機能はないので、別途時間を確認できる状態にしておくとよいでしょう。投入口から、中の固まり具合をチェックすることができます

完成! 見た目も美味しそうにできました。これ、本当に病みつきになります。美味しくて2人分一気に食べてしまいました

まとめ

アイスクリームメーカーを使って家でアイスクリームを作るのは、経済的なことだけでなく、筆者の場合、添加物や保存料などを気にしなくていいことが大きなメリットに感じられました。シンプルな材料で作ったホームメドアイスクリームは美味しいけれど、正直、ハーゲンダッツのようなちょっといいアイスクリームには、総合的な美味しさで負けています(笑)。もうちょっと試行錯誤を繰り返せば近づけるかもしれませんが、アイスクリームメーカー ICM01のメリットはそこではなく、筆者のように添加物を避けるたい人や、作ることそのものを楽しめることにあるのだと思います。現に筆者も、この後、バニラアイスをベースに、ジャムを混ぜたりココナッツミルクで作ったりと、オリジナルのアイスクリーム作りを楽しみました。

ですが、食べる前に「8時間以上冷凍庫で冷やす」というのがやや面倒。「毎日アイスを食べたい!」という方にはいいですが、冷やしておいてやっぱり今日は食べたくないと思っても、容器は冷凍庫で場所を取るし、また、連続して作れないので3人以上には振舞えないことが、筆者のライフスタイルにはネック。その点において、バナナさえ常に凍らせておけば、いつでもアイスクリーム風のデザートが作れる「ヨナナスメーカー」のほうが、できあがるのも早いので、忙しい人には向いているのかも。凍らせたバナナを投入すれば、ソフトクリームのようにヨナナスデザートがニョロニョロとすぐに出てきます。ただ、ヨナナスメーカーは後片付けがちょっと面倒なんですよね〜。

アイスクリームメーカー ICM01は、後片付けが非常にラク! 洗うのは、ポットのほかは、フタ部分の投入口のある透明キャップとパドルのみ(写真左側のモーター部は洗えません)

高橋美幸(編集部)

高橋美幸(編集部)

家電製品アドバイザー。家電製品を中心にレポート・レビュー記事を担当。趣味は、バイクとカメラと作業中の家電の働き具合を監視すること。特に洗濯機。

紹介した製品の最新価格・クチコミをチェックする
関連記事
「価格.comマガジン」プレゼントマンデー
ページトップへ戻る