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ドライヤー市場でダントツ人気のパナソニック「ナノケア」 。新モデル発売で、新旧両モデルの人気が急上昇!

ヘアドライヤー市場ではダントツ人気のパナソニック「ナノケア」

ここ数年、ヘアドライヤー市場でダントツの人気を誇っている製品がある。パナソニックの「ナノケア」シリーズだ。本シリーズは、送風時にパナソニック独自の「ナノイー」イオンを放出することで、ドライヤーでありながらも髪にうるおいを与えるというコンセプトがうけ、徐々に人気を拡大。1万円以上の高価格帯製品でありながらも、価格.com上では常に売れ筋ランキングのトップを維持しており、すでに定番となった感がある。

図1:「ドライヤー・ヘアアイロン」カテゴリーのメーカー別PVシェアの推移(過去2年)

図1:「ドライヤー・ヘアアイロン」カテゴリーのメーカー別PVシェアの推移(過去2年)

図1は、「価格.comトレンドサーチ」で、過去2年間における「ドライヤー・ヘアアイロン」カテゴリーのメーカー別PVシェアの推移を示したもの。これを見れば一目瞭然だが、首位のパナソニックは、2位以下のメーカーを大きく引き離し、圧倒的な人気を維持していることがわかる。特にこの1年は、さらに大きくアクセス数を伸ばしており、今なおそのアクセスは増加の一途をたどっている。まさに「パナソニック一強」とでもいうべき状況になっているのだ。

図2:「ドライヤー・ヘアアイロン」カテゴリーの売れ筋ランキング推移(過去3か月)

図2:「ドライヤー・ヘアアイロン」カテゴリーの売れ筋ランキング推移(過去3か月)

このパナソニック人気は、価格.comの売れ筋ランキングからも明らかだ。図2の「ドライヤー・ヘアアイロン」カテゴリーにおける売れ筋ランキング推移を見てもわかるように、現在売れ筋ベスト5内の4製品までがパナソニックの製品で占められており(うち3製品が「ナノケア」シリーズ)、5月に発売されたダイソンの「Dyson Supersonic」のみが唯一、ベスト5に食い込んできているものの、パナソニック製品の人気の安定度はかなり高い。ちなみに、売れ筋ランキングのベスト10を見ても、上述の「Dyson Supersonic」を除く9製品すべてがパナソニック製品で占められている。

この「ナノケア」人気はもう数年続いているものだが、ここ数年の人気は特に高いものがある。ユーザーの評価をベースにその年にもっとも支持された製品を表彰する「価格.comプロダクトアワード」でも、「ナノケア EH-NA90」が2008年に生活家電のプロダクト大賞に選出されているほか、「ドライヤー・ヘアアイロン」部門では2011年からすでに5年連続で金賞を受賞している。ユーザーレビューの評価も高く、「風量もあり乾かすだけでサラサラになります。あっという間に乾くしそれでいてツヤツヤ。まるで魔法のドライヤーみたい(笑) 絶対お奨め!」「そんなに違いはないだろうと思っていたのですが、実際に使ってみると、髪のしっとり感や乾きの速さが違います。家族にも聞いてましたが、皆『値段が高いだけの違いがある』と言ってました」(いずれも「EH-NA97」のレビューより抜粋)など、乾燥スピードの速さと、ナノイー効果による髪へのうるおい効果が、多くの人に実感されているようだ。

新モデル「EH-NA98」の発売とともに、従来モデル「EH-NA97」の人気も急上昇

パナソニック「ナノケア EH-NA98」

パナソニック「ナノケア EH-NA98」

そんな大人気の「ナノケア」シリーズの2016年新モデルとして、この9月1日に3モデルが発売開始されたが、その最上位モデルとなるのが「ナノケア EH-NA98」(以下、EH-NA98)だ。基本構造・デザインなどは、前モデルの「ナノケア EH-NA97」(以下、EH-NA97)と大きくは変わらないものの、「ナノイー」発生量が約20%アップしたのに加え、「ナノイー」吹出口の面積を拡大し、「ナノイー」を送り出す風量が約20%アップしている。なお、ボディカラーは、従来からの「白」「ルージュピンク」に加え、新色となる「ピンクゴールド」が加わった(従来モデルは「白」「ピンク」「ビビッドピンク」の3色展開)。

図3:「ドライヤー・ヘアアイロン」カテゴリーの売れ筋5製品のアクセス数推移(過去1か月)

図3:「ドライヤー・ヘアアイロン」カテゴリーの売れ筋5製品のアクセス数推移(過去1か月)

この新モデル「EH-NA98」は、発売と同時に、価格.comの売れ筋ランキングでも1位を獲得するなど、順調な滑り出しを見せている(図2参照)。これにともない、これまで1位をキープし続けてきた従来モデル「EH-NA97」は2位へと後退したわけだが、実はアクセス数自体はいずれも伸びている。図3は、過去1か月における、「ドライヤー・ヘアアイロン」カテゴリーの売れ筋5製品のアクセス数推移を示したものだが、「EH-NA98」の発売直前直後に、従来モデル「EH-NA97」のアクセスが急増していることがわかる。特にアクセスが突出しているのは、8月29日と、9月2日の2日だが、全体的なアクセスも上がっており、新モデル「EH-NA98」の発売を契機に、従来モデル「EH-NA97」のほうも注目度が上がっている状態にある。

図4:「ナノケア EH-NA98」と「ナノケア EH-NA97」の最安価格推移(過去1か月)

図4:「ナノケア EH-NA98」と「ナノケア EH-NA97」の最安価格推移(過去1か月)

新モデル「EH-NA98」の発売と同時に、従来モデル「EH-NA97」の注目度も上がっているのには理由がある。その大きな要素は価格だ。図4は、過去1か月における「EH-NA98」と「EH-NA97」の最安価格推移を示したもの。「EH-NA98」の発売までまだ10日ほどあった8月20日時点では「EH-NA98」の最安価格は予価レベルの22,390円という高値のまま推移していたが、発売が近づくにつれ価格が下がっていき、発売日の9月1日には約27%安の16,335円にまで下がっている。この時点で、従来モデル「EH-NA97」の最安価格は12,100円。両者の価格差は4,235円だ。なお、この後、新モデル「EH-NA98」の最安価格はやや上昇に転じており、9月7日時点では17,399円となっている。

このように、新モデルと従来モデルとの価格差が4,000〜5,000円程度あるわけだが、この価格差を大きいと見るか小さいと見るかは、人によって意見の分かれるところだろう。上述したように、新モデル「EH-NA98」は、基本構造は同じとはいえ、従来モデルに比べて「ナノイー」発生量、風量とも約20%アップしている。「ナノケア」の最大の魅力は、このナノイーイオンによるうるおい度にあるので、これを大きな進化だと考えれば、4,000円程度の価格差はあまり気にならず、新モデルを購入するだろう。しかも、現在パナソニックでは、「ナノケア」シリーズの新モデル「EH-NA98」「EH-CNA98」を対象にした2,000円分のキャッシュバックキャンペーンを行っている(9月30日購入分まで)。こちらを合わせて考えると、両者の価格差はさらに縮まり2,000〜3,000円程度になる。この程度の価格差であれば、よりパワーアップし、うるおい効果が増すと考えられる新モデル「EH-NA98」を選ぶという人が多いのもうなずける。

ただそのいっぽうで、20%程度の性能アップであれば、すでに定評のある従来モデル「EH-NA97」を安く購入したほうがオトクと見る向きもある。時期モデルの発表内容を見てから購買を判断しようと考えていた層もかなりの数いたと見られ、こうした層が、価格がこなれている従来モデル「EH-NA97」を、まだ市場在庫があるうちに購入しておこうといち早く動いた結果、新モデル「EH-NA98」の発売前後に大きく動いたと考えられる。「EH-NA97」のクチコミの中でも、「2016年製が25,000円で大々的に売り出されているとなりに、1年落ちのこの商品が13,800円の11%ポイント還元で売られていました。店員さんに聞くと、出てくるイオンの量が2016年製の方が多いと。そのくらいの差ならばこちらでということで購入に至りました」といった書き込みがあるように、性能進化のメリットをしっかり理解したうえで、あえて旧モデルを選ぶという、賢い消費者が増えている様子もうかがえる。

いずれにしても、ヘアドライヤー市場におけるパナソニック「ナノケア」シリーズの人気は盤石であり、一般的には、従来モデルと新モデルの間でもう少し売れ筋の微妙な駆け引きが行われるモデルチェンジの時期にあっても、理想的と言えるような新旧バトンタッチが行われていると言っていい状況だ。

鎌田 剛(編集部)

鎌田 剛(編集部)

価格.comの編集統括を務める総編集長。パソコン、家電、業界動向など、全般に詳しい。人呼んで「価格.comのご意見番」。自称「イタリア人」。

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