カフェで飲むようなコーヒーフラッペも作れる!

ミキサーにもコーヒーメーカーにもなる「クワトロチョイス」の“使える度”は?

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あると便利な調理家電だが、数が増えるとどうしても場所をとる。欲しい調理家電があるけれど、置き場所がなくて断念した、という話もよく聞く。そんな悩みを解決してくれるかもしれないのが、ドウシシャ「クワトロチョイスQCR-85A」(以下、クワトロチョイス)。1台で、コーヒーメーカーとしてもミキサーとしても使用できるだけでなく、カフェで飲むようなコーヒーフラッペも作れるというスグレモノだ。ただ、たくさんの機能がある製品は、結局一部の機能しか使わなかったり、実用性に欠けることも。そこで今回は、いろいろなドリンクを作って、「クワトロチョイス」の“使える度”をチェックした。

ミキサーとコーヒーメーカー1台2役の仕組みは?

「クワトロチョイス」で作ることができるドリンクは、「コーヒー」「アイスコーヒー」「スムージー」「フラッペ」「コーヒーフラッペ」の5種類。それぞれ、操作は該当するメニューボタンを押すだけと簡単だ。ミキサーのような本体に、コーヒーを淹れる際に使用する「真空ステンレスサーバー」がセットになっている。

本体はやや大きめのミキサーといった印象。サイズは約150(幅)×320(奥行)×410(高さ)mmで、重量は約3.5kg(真空ステンレスサーバーを含むと約3.8kg)だ。電源コードの長さは1.5m。コンテナの材質は耐熱性樹脂製

メニューボタンは、イラスト付きで非常にわかりやすい。製品名は「クワトロ(4つ)」なのに、メニューボタンが5つなのは、コーヒーとアイスコーヒーを別々のメニューとしてカウントしているから

ミキサー機能のカッターはステンレス(チタンコーティング)製で、回転数は最大で●回(すみません確認中です)

ミキサー機能のカッターはステンレス(チタンコーティング)製で、回転数は約12,500回転/分

コーヒーメーカー機能はドリップ式。コーヒー粉は、本体上部のフタを開けたところにあるメッシュフィルターに投入する

コーヒーメーカー機能はドリップ式。コーヒー粉は、本体上部のフタを開けたところにあるメッシュフィルターに投入する

水タンクは本体上部背面に配置されており、着脱可能

コーヒーフラッペは本格的なカフェの味

さっそく、コーヒーフラッペを作ってみることに。通常、自宅でコーヒーフラッペを作ろうと思うと、コーヒーを淹れ、そのコーヒーをほかの材料と一緒にミキサーでかくはんするという手順になる。2台の道具を使うとなると手間がかかるだけでなく、洗い物も増えてしまうが、それが1台でできるというのだから、うれしい限り。

材料はコーヒー粉、家庭で製氷した氷、牛乳(今回は豆乳を使用)、砂糖(今回ははちみつを使用)、水。普段から家でコーヒーを淹れる人なら常備していそうなものだけで作れる

メッシュフィルターに、直接コーヒー粉を入れる。メッシュフィルターを外して、市販の紙フィルターを使用することも可能。コーヒーフラッペの場合、コーヒー粉の量は付属の軽量スプーン7杯までで、好みによって減らしてもOKだ

タンクに水を投入。一般的なコーヒーメーカー同様、タンクには目盛りが付いているので、軽量カップいらず。ただ、目盛りは本体の真後ろなので、本体にタンクを装着したままだと見えづらい。注水の際は、本体から外したほうがいいかもしれない

コンテナに、氷→その他の材料の順で投入する。なお、コンテナの定格容量は800mlなので、800mlの目盛りを越えないようにする

材料を入れたらフタをして、本体にセットする

材料を入れたらフタをして、本体にセットする

準備ができたら、「Coffee Frappe」のボタンを押すだけ。仕上がりの調節や、運転時間の設定は必要ない

準備ができたら、「Coffee Frappe」のボタンを押すだけ。仕上がりの調節や、運転時間の設定は必要ない

「クワトロチョイス」でコーヒーフラッペを作っている様子は、以下の動画で確認できる。スタートからできあがりまでは4分ほど。先にコーヒーを抽出してジュース容器に落とした後、かくはんするという流れだ。氷を粉砕するということもあり、かくはん時はかなり音が大きいので、深夜に使用する場合は配慮したい。なお、初めて製品を動かした時は、かくはん時間が30秒を越えたくらいのタイミングで、プラスチックが加熱された時のような独特のにおいがしたが、2回目以降の運転では問題なかった。

できた量は800mlほどで、スターバックスのトールサイズ(350ml)2杯分以上になる

できた量は800mlほどで、スターバックスのトールサイズ(350ml)2杯分以上になる

できた量は800mlほどで、スターバックスのトールサイズ(350ml)2杯分以上になる

グラスに移してハーブを飾ってみると、カフェで見るようなたたずまいに。「おうちカフェ」のメニューとしては上出来すぎる!

大きな氷のかたまりが残ることなく、さらさらとさわやかなのど越しだった

大きな氷のかたまりが残ることなく、さらさらとさわやかなのど越しだった

普段は人の目が気になって注文できないホイップもりもりのフラッペを作ってみた。好き放題カスタマイズできるのはおうちカフェの醍醐味だ

正直なところ、「コーヒーフラペチーノなら、ペットボトルのアイスコーヒーを材料と一緒にかくはんしてしまえばできるのでは?」という思いもよぎらなかったわけではない。しかし、完成したコーヒーフラッペを飲んでみると、市販のコーヒー粉とはいえ淹れたてのコーヒーを使用しているため、香ばしい香りと新鮮な苦味を感じることができ、カフェで飲むような本格的な味だ。コーヒー好きなら、ひと手間かける価値はあるはず。

コーヒー粉を入れたメッシュフィルターは、さっと洗い流すだけでほぼきれいになる。思いのほか手入れは楽だ

保温性能も十分なホットコーヒー機能

次に、同梱されている「真空ステンレスサーバー」を使用して、ホットコーヒーを淹れてみた。一度に最大で120mlのカップ4杯分(480ml)のコーヒーができる。

「真空ステンレスサーバー」の容量は500mlほど、コンテナにすっぽり入れて使用する

「真空ステンレスサーバー」の容量は500mlほど、コンテナにすっぽり入れて使用する

「真空ステンレスサーバー」はステンレス製の断熱構造になっているので、淹れたコーヒーの保温・保冷ができる

コーヒー抽出の手順は、コーヒーフラッペを作る際と同じ。ホットコーヒーの場合は、コーヒー粉の量は4杯まで

コーヒー粉4杯の場合、水タンクの「ホットコーヒー4杯」の目盛りまで水を入れる

コーヒー粉4杯の場合、水タンクの「ホットコーヒー4杯」の目盛りまで水を入れる

「真空ステンレスサーバー」のフタを閉めて、本体に設置。コンテナのフタは必要ない

「真空ステンレスサーバー」のフタを閉めて、本体に設置。コンテナのフタは必要ない

「Hot Coffee」ボタンを押す

「Hot Coffee」ボタンを押す

ホットコーヒー4杯分の場合、抽出時間は5分ほど。抽出時は一般的なコーヒーメーカーと同様、コポコポという音がする。

抽出される様子は目で確認することはできない。また、抽出中にコンテナを触っても熱くないので安全

抽出される様子は目で確認することはできない。また、抽出中にコンテナを触っても熱くないので安全

最大量でコーヒーを淹れると「真空ステンレスサーバー」がほぼいっぱいになるので、フタをあける時は注意。筆者はコーヒー通ではないからか、「クワトロチョイス」で淹れたコーヒーと、一般的なコーヒーメーカーで淹れたコーヒーの味わいに大きな差は感じなかった

「クワトロチョイス」には、コーヒーメーカーのようにヒーターによる保温機能はないが、「真空ステンレスサーバー」の保温・保冷機能によって温度が保てるようになっている。そこで、どれくらいの時間まで温かいコーヒーが楽しめるかチェックした。淹れたての温度が約78℃で、30分経過ごとに温度を確認したところ、2時間経過した時点の温度は約59℃だった。好みがあるとは思うが、「ホットコーヒーの適温は60〜70℃」と聞いたことがあるので、淹れてから約2時間後まではおいしく飲めると考えてよさそうだ。

淹れたコーヒーは、「真空ステンレスサーバー」に入れておけば、2時間後(右)くらまではおいしく飲めそう

ちなみに、メッシュフィルターに直接コーヒー粉を入れた場合、メッシュを通過した粉が底に溜まる。紙フィルターを使用すれば粉が溜まることはなかったので、気になる場合は紙フィルターを使用するとよいだろう。

メッシュフィルター使用の場合は「真空ステンレスサーバー」にもカップにも、細かいコーヒー粉が残るが、紙フィルターの場合、コーヒー粉はまったく残っていない

コーヒーの味や温度については問題がなかったものの、ちょっと気になったのが、コーヒーを淹れた後のコンテナにコーヒーの香りがつくこと。コーヒーを淹れた後にフルーツのスムージーなどを作るとなると、一度コンテナを洗うことになるので、少し手間と感じるかもしれない。

容器内にコーヒーがこぼれるなどということはないが、ニオイがつく

容器内にコーヒーがこぼれるなどということはないが、ニオイがつく

「真空ステンレスサーバー」に氷を入れるだけのアイスコーヒー

アイスコーヒーも淹れてみる。基本的な手順はホットコーヒーと同様だが、「真空ステンレスサーバー」に氷を入れておき、濃い目に抽出することでアイスコーヒーにする。アイスコーヒーの場合は付属のスプーンすりきり5杯分のコーヒー粉で、2杯分のアイスコーヒーができるという。

コーヒーの濃さは氷の量で加減する。氷は、「真空ステンレスサーバー」が満杯になる高さから、1cmほど下まで入れることができる

「真空ステンレスサーバー」に氷を入れるだけで、手間なくアイスコーヒーが作れるのはうれしい

アイスコーヒーも、どれくらいの時間、冷たく飲めるのかをチェックした。計測の結果、こちらも2時間くらいは余裕な模様。

淹れたて(左)と、2時間後(右)の様子。ちなみに、6時間後も氷は完全には溶けていなかった

淹れたて(左)と、2時間後(右)の様子。ちなみに、6時間後でも氷は完全には溶けていなかった

子どものおやつにも最適なフラッペ

「クワトロチョイス」では、コーヒー以外のフラッペも楽しめるので、お子さまやコーヒーが苦手な人もご安心を。作り方は、ジュース容器に氷を含む材料を入れてボタンを押すだけなので、コーヒーフラッペよりさらに手軽だ。「フラッペ」機能では、自動でかくはん←→停止を繰り返してパワフルに氷を粉砕していく。

用意したのは、氷、フレッシュパイナップルと冷凍マンゴー、豆乳、ヨーグルト

用意したのは、氷、フレッシュパイナップルと冷凍マンゴー、豆乳、ヨーグルト

用意したのは、氷、フレッシュパイナップルと冷凍マンゴー、豆乳、ヨーグルト

材料は氷を一番下にして入れる

「Frappe」のボタンを押して運転スタート。コーヒーフラッペを作る時と同様、氷を砕くため大きな音がでる。1分ほどかくはん←→停止を繰り返してできあがり

コーヒーフラッペと同じく、氷が砕け残ることはなく、文句なしにおいしい! 材料次第でヘルシーに作れるので、子どもの夏のおやつにもぴったり

スムージーは、仕上がりのなめらかさが足りないかも

最後に、氷を入れないスムージーを作ってみる。葉物野菜や繊維の豊富なフルーツなども、なめらかに仕上がるだろうか?「スムージー」機能は「フラッペ」と違い、一度ボタンを押すと連続で最大2分間かくはんを続ける。運転を止めたい場合は再度ボタンを押せば停止するので、コンテナ内の食材を好みの状態に仕上げることが可能だ。

繊維の多いパイナップルと、葉物野菜の小松菜、バナナを用意

繊維の多いパイナップルと、葉物野菜の小松菜、バナナを用意

材料を入れた飲料ボトルをセット。一般的なミキサーと同様、葉物野菜を一番上にする

材料を入れた飲料ボトルをセット。一般的なミキサーと同様、葉物野菜を一番上にする

「smoothie」ボタンを押してスタート。2分間連続してかくはんさせた

「smoothie」ボタンを押してスタート。2分間連続してかくはんさせた

できあがったスムージーは小松菜とパイナップルの繊維を感じる食感で、正直なめらかさには欠ける。もっと長い時間かくはんすればなめらかさが増す可能性もあるが、野菜や果物の栄養素を壊したくないので、これ以上かくはんはしたくない。なめらか系のスムージーが好みの人は、繊維のつぶれやすい材料を選ぶとよいかもしれない

まとめ

「クワトロチョイス」は、ミキサーほぼ1台分の置き場所で、ミキサーとコーヒーメーカー2台分(それ以上?)の機能を楽しめるのが最大の魅力だ。それだけでなく、その2つの機能を同時に生かしたコーヒーフラッペを作る機能が搭載されていることで、製品を使用する楽しさも増している。多機能でも操作はボタンひとつなので迷うことはないし、準備や後片付けも、一般的なミキサーやコーヒーメーカーを使用するのと大差があるわけではないので、実用的だと感じた。

ただひとつ残念なのが、ミキサーとしての性能。スムージーを、もう少しなめらかに仕上げられるようになってくれると非常にうれしい。「クワトロチョイス」には家庭用の製氷機で作った氷を砕くことができるパワーがあるので、改良は可能な気がする。それが叶えば、本製品の“使える度”はより高まるのではないだろうか。

大泉瑠梨(編集部)

大泉瑠梨(編集部)

美容・健康家電を中心に新製品レポートやレビュー記事を担当。時には体を張って製品の実力をチェックします。

製品 価格.com最安価格 備考
SOLUNA Quattro Choice QCR-85A-BR 12,476 ミキサーとコーヒーメーカー1台2役
SOLUNA Quattro Choice QCR-85A-RD 12,586 ミキサーとコーヒーメーカー1台2役
SOLUNA Quattro Choice QCR-85A-WH 12,797 ミキサーとコーヒーメーカー1台2役
SOLUNA Quattro Choice QCR-85B-DBR 0 ミキサーとコーヒーメーカー1台2役
SOLUNA Quattro Choice QCR-85B-NWH 0 ミキサーとコーヒーメーカー1台2役
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2017.1.19 更新
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