掃除機をかけるのって本当に面倒ですよね? もっとキレイにしたい気持ちはあるのですが、私は月に1〜2回しかかけません。そこで、数年前から普及しだしたロボット掃除機が欲しいな〜と思った次第です。
でも、ロボット掃除機って高いんです。平均4万〜5万円するし、高いのだと10万円超えとか…。筆者は1人暮らしで部屋も広くないので、そこまでして買わなくてもいいかなと悩んでいました。あまり知識がなかったので、有名どころしか知らなかったのですが、「価格.comで最安値のロボット掃除機ってどんな商品かな?」と気になって調べたところ、なんと5,746円(2017年1月25日現在)のものを発見! すぐさま購入しちゃいました。
自走式ロボットクリーナー 「macaron(マカロン)」です
片手で楽々持てちゃいます
V-BOT(ブイボット)の自走式ロボットクリーナー 「macaron(マカロン)」です。大きさは直径24.2cm、高さ10.06cm、重さが1kgと軽くてコンパクトなボディーです。高級ロボット掃除機はだいたい、直径35cm以上で重さも4kg近くありますから、結構違うことがわかっていただけるかと思います。
見た目が掃除機っぽくなく、マカロンという名前が付けられたのも納得のかわいいフォルム。ちなみに色はこのミントのほかに、ローズとフランボワーズがあります。この色が一番男子っぽかったので選びました。
本体のほかに充電池、ACアダプター、ダストボックスカバー、ダストボックスフィルター×2個、回転ブラシ2個、そしてマニュアル付きです
機能も紹介しながら、さっそくセットして掃除してみたいと思います。
底面です
ひっくり返すとこんな感じです。中心の横長の部分が吸い込み口です。特許取得の陰圧式吸い込み口というものが使われているそうで、小さい体でパワフルにゴミを吸い取ってくれるそうです。
回転ブラシを取り付けます
差し込むだけの簡単装着です。外すときも引っ張るだけで、簡単に外すことができるので、お手入れも楽ちん。この360度回転するWブラシがしっかりと隅のゴミもかき集めてくれます。
車輪部分(駆動輪)
この車輪周りに、コードの巻き込み防止カバーが付いています。引き出すと下の画像のようになります。
コード巻き込み防止カバー
ここを引き出すことでブラシの位置が高くなり、コードの巻き込みを防止できます。配線などがある場所ではカバーを引き出して使用しましょう。
続いて上面のセッティングです。
こちらが上面です
めちゃくちゃシンプルな作りで、「えっ」と思ってしまったくらいです。
完成!
バッテリーとダストボックスをはめれば、セット完了です。
次に充電します
約4時間でフル充電できます。環境によっては最長で6時間ほどかかることもあるそうです。充電中は青いランプがゆっくりと点滅を繰り返します。青いランプがついたままになったら、充電完了。フル充電で約45分間連続で使用できます。
裏返した状態でスイッチを入れてみました
スイッチを入れると、ブラシが回転しながらゴミを吸い取ってくれます。もし触ってしまっても全然痛くありませんでした。
使用可能な床の種類は「木、タイル、リノウルムなどの床」。絨毯(じゅうたん)では使用できません。実際に絨毯で試してみたのですが、やはりうまく動きませんでした。畳はメーカーに確認したところ大丈夫だそうです! 部屋の広さは約12畳までとのこと。
いよいよ実際に掃除してもらいましょう。
実際に掃除してみた様子
何度か使ってみたところ、なぜ安いのかがわかってきました。動画をご覧になった方は気づいたかもしれません。
安い理由@:動きがランダム
最新式のお高いロボット掃除機はセンサーと内蔵カメラを駆使して、むだのない動きをしますが、macaronはランダムに自由気ままに動くだけです。方向転換もするにはしますが、ほとんどが壁などに接触したとき(たまに自分でバックしたりもします)。また、狙ったポイントになかなか行ってくれずに、同じルートを行ったり来たりして「そこはもういいから〜」とイライラして大声で叫びたくなることもありますが、うまく汚れを取ってくれたときは、「そこそこ、よくやった!」と褒めてあげたくなりますよ。
安い理由A:落下防止機能や自動停止機能がない
落下防止機能や異常時の自動停止機能などは付いていないため、落下の可能性のある場所では柵を設けるなどして対応しなければいけません。また、段差を乗り越えることはできません。ただここも気まぐれなところがありまして、厚さ5mm程度ならまれに乗り越えてくれます。どうやら段差への侵入角度が関係しているようです。タイヤが運よく障害物に対して垂直になったときに乗り越えているようでした。
安い理由B:戻ってこない
ちなみに、掃除が終わっても所定の位置(充電場所)に戻ってくる機能はありません。電池が切れそうになったときも戻ってきません。最後の力を使いきるまでフルパワーで掃除し続けたのち、好きな場所で静かに眠りにつきます。ちなみに電池切れの直前には本体のLEDランプが通常より早く点滅して、もうすぐ力尽きることを知らせてくれます。
この3点が、高級なお掃除ロボットと違うところでしょうか。
あまり賢くはありませんが、お掃除ロボットとしての仕事はしっかり果たしてくれます。20分ほど稼働したあと、ダストボックスを見てみると…
ダストボックスを取り出してみました
おお、結構取れてるかも?
20分でこれだけ取れました〜
使っているときは、音が静かなのでちゃんと吸ってくれるか心配でしたが、髪の毛やホコリなど、予想以上に取れていました。ちなみにダストボックスの容量は290mlです。
正直、最安値のロボット掃除機ということであまり期待はしていなかったのですが、個人的には大満足です。高機能ではありませんが、日々の掃除をちょっと手伝ってもらいたいというくらいなら十分ではないでしょうか? ロボット掃除機が欲しかったけど、値段でためらっているという筆者のような方なら試す価値アリだと思います。