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高機能なハイエンドモデルから高コスパモデルまで!続々登場する最新機種も完全網羅!

《2019年》完全ワイヤレスイヤホン一気レビュー!音質や装着感をイヤホンのプロが徹底検証

16. Mavin「Air-X」
「QCC3026」搭載で高い接続性を確保!Mavin初の完全ワイヤレスイヤホン

Mavin「Air-X」 イヤホン本本は比較的小柄なデザイン。付属のイヤーピースは楕円形の独特の形状だ イヤホンをたてに収納するタイプの専用ケースは薄型で持ち運びしやすい Mavin「Air-X」で装着したところ

これまでさまざまなメーカーへ、イヤホンなどのオーディオ製品をOEM/ODM供給してきたオーディオメーカーMavinが、自社ブランドでの製品展開をスタート。そのなかでも、初となる完全ワイヤレスイヤホンとなったのがこの「Air-X」だ。

片側約4.5gの小柄なイヤホン本体やスマートな専用ケースなど、特徴はいろいろあるが、なかでも最大のトピックといえるのが、Qualcomm社製SoC「QCC3026」の搭載だろう。これによって、約10時間もの連続再生を実現(専用ケースからの充電を含めるとトータル50時間の再生か可能)したほか、aptXコーデックにも対応して音質的なアドバンテージを確保。さらに、独自アンテナ設計もあわせて、約30mの距離までプレーヤー(DAPやスマートフォンなど)を離しても安定した接続を実現しているという。本当にそんなに離して大丈夫?と思い軽くチェックしてみたが、確かに仕事場の端から端、10m程離れた場所(別の部屋なうえ直線上には点灯中のテレビモニターがある状態)にプレーヤー(ウォークマンZX300とaptX接続)を置いてもほとんど途切れることはなかった。

もうひとつ、実際に使ってみて便利だったのが専用ケースだ。コンパクトだけど取り出しやすく、フタもマグネットで閉まるタイプのため、持ち運びはしやすい。さらに、ケースの脇にペアリングボタンが用意されているため、接続がとても簡単だった。

さて、肝心のサウンドはというと、ややドライな音色傾向を持つ、メリハリのよい音。男性ボーカルも女性ボーカルも、いつもよりほんの少しだけ大人っぽい、元気溢れる歌声を聴かせてくれる。Jポップなどを聴くと、中域やや高めあたりにちょっとしたざわつき感があるが、それほど気にならない。いっぽう、低域の量感は必要充分なレベルで、フォーカス感がしっかり確保されているため、ドラムなどはグルーヴ感の高い演奏を楽しませてくれる。イヤホン本体の小柄さなども含め、巧みなパッケージングをもつ製品だ。

イヤホン重量(片耳):約4.5g
再生時間:最大10時間
充電方法:専用ケース(内蔵バッテリー併用で50時間の再生が可能)
対応コーデック:SBC、AAC、aptX
カラーバリエーション:ブラック、ホワイト、ブルー

17. GLIDiC「Sound Air TW-7000」
カナルワークス監修! 装着感にこだわった筐体デザインに注目

GLIDiC「Sound Air TW-7000」 装着感に直結するイヤホン本体の形状は、カスタムIEMメーカーのカナルワークスが監修 専用ケースはコンパクトで携帯性も良好だ GLIDiC「Sound Air TW-7000」を装着したところ

ソフトバンクセレクションがプロデュースするオーディオブランド「GLIDiC」から、第2弾となる完全ワイヤレスイヤホン「Sound Air TW-7000」が発売された。

こちらの製品、最大の特徴といえばフィット感を大幅に向上させたイヤホン本体のデザインだろう。カスタムIEMメーカーであるカナルワークスの協力を得て、ウイングチップなどの追加パーツなしで、隙間なく耳に装着でき、かつ圧迫感のない絶妙なデザインを作り上げているという。試しに装着してみたところ、いわゆるユニバーサルIEM然とした着実な装着感を持ち合わせている。このあたりは、さすがカナルワークスの監修といったところだろう。

また、バッテリーの長寿命化も進められ、約9時間という格別の連続再生時間を実現したほか、10分充電で約2時間再生のFast Chargeも実現している。リップステックサイズ、といいきれるコンパクトサイズの専用ケースからの充電も合わせると、約25時間の使用が可能となっている。Bluetoothチップに関しては具体的な型番は公表されていないが、比較的最新のものを採用しているのだろう。ここまでの長時間再生に加えて、クイックチャージにも対応している点はありがたいかぎりだし、とても便利だ。なお、コーデックはSBCとAACに対応する。

肝心のサウンドはというと、先に登場した「Sound Air TW-5000」とはグレードの異なる、良質さを誇る。中域を重視した厚みのあるウォーミーな音色、ボーカルが強い存在感を示すサウンドキャラクターは変わらないが、音の広がり感やセパレーションが向上し、音楽全体の見通しがかなりよくなっている。楽器それぞれの立ち位置がしっかりと分かるようになったし、ドラムのスネアやタムにもキレがある。いっぽう、低域はやや強めだが、バランスを崩さないレベルにうまく納められているため、演奏のノリもいい。シビアな録音のピアノの音などはやや濁りを感じることもあったが、特にポップスやロックなどはノリのよいサウンドを存分に楽しめるので、不満に思う人はほとんどいないだろう。装着感、音質ともに、完成度の高い製品だ。

イヤホン重量(片耳):約6.5g
再生時間:最大9時間
充電方法:専用ケース(内蔵バッテリーで1.7回分のフル充電が可能)
対応コーデック:SBC/AAC
カラーバリエーション:ブラック

18. ANKER「Soundcore Liberty Air」
AirPodsスタイルのボディを採用した高コスパ完全ワイヤレスイヤホン

Anker「Soundcore Liberty Air」 AirPodsのような縦長ボディを採用。アンテナ部分を長くすることで、安定した接続性を実現 専用ケースはイヤホンを縦に収納する形だ Anker「Soundcore Liberty Air」を装着したところ

グラフェン振動板採用の新型ドライバーを搭載した新デザインの完全ワイヤレスイヤホン。マイクを2つ搭載したノイズリダクション機能のほか、イヤホン本体にタッチパッドを採用することで、スムーズな音楽再生や通話操作が行えるようになっているという。

また、Bluetooth 5.0対応に加えて、イヤホン本体はアンテナ部分が突出したデザインを採用しているが、これは接続性とともに、装着時の安定性をも追求している様子。加えて、IPX5の防滴性能も持ち合わせていて、小雨や運動時の汗なども気にせずに活用できるようになっている。

なお、連続再生時間は最大5時間は、必要十分なスペックを持ち合わせている。さらに、バッテリー内蔵の専用ケースを活用すると最大20時間の使用が可能となっている。コーデックはSBCとAACに対応している。

さて、実際のサウンドはというと、メリハリのしっかりしたクリアな印象だ。音数はそれほど多くはないものの、中低域のフォーカス感が高く、高域への伸びやかさも持ち合わせているので、ボーカルやギターなどのメイン楽器が際立って聴こえる。特に女性ボーカルは、ヌケのよい伸びやかな歌声を聴かせてくれるので、とても心地よい。聴かせ方の巧みなサウンドチューニングといえるだろう。

イヤホン重量(片耳):-
再生時間:最大5時間
充電方法:専用ケース(内蔵バッテリーで3回のフル充電が可能)
対応コーデック:SBC/AAC
カラーバリエーション:ブラック、ホワイト

19. エレコム「LBT-TWS02BK」
重量約4gの超小型ボディで耳栓のような軽快な付け心地

エレコム「LBT-TWS02BK」 重さわずか4gという超小型ボディを採用。付け心地はまるで耳栓のようだ 専用ケースも非常にコンパクトに仕上がっている エレコム「LBT-TWS02BK」を装着したところ

エレコム製完全ワイヤレスイヤホンの第2段となる製品。Web限定販売とするなど、販売ルートを限定することで低価格を実現したモデルとなっている。ボディ先端にドライバーをレイアウトする「Direct Contact Mount」構造や5ミクロンのPETフィルム振動板を採用した6mm口径「マイクロETEMドライバー」、完全な左右対称の内部構造など、音質に関して随所にこだわりが見られ、(完全ワイヤレスとしては)かなりリーズナブルな価格ながらも、音質に関してはいっさいの手抜かりはない。

また、機能面に関しても、充電ケースから取り出したらすぐに左右のイヤホンが自動的につながるオートペアリングやSiriやGoogleアシスタントなどの音声アシスタントに対応するなど、十分な内容を持ち合わせている。

もうひとつ、イヤホン本体、ケースともに軽量小型な点も嬉しい。特にイヤホン本体は、片側で4gという、格別の軽量さを誇っている。装着時に、まったくといっていいほど重さを感じない、ただの耳栓と思えてしまうほどの軽さだ。そんな小柄ボディのためか、連続再生時間は2時間ほどと、イマドキとしてはかなり短い。とはいえ、専用ケースからの充電を合わせるとトータル6時間の使用が可能となっているので、使い方を少々工夫すれば、それほど不満に思うことはないだろう。

さて、肝心のサウンドはというと、メリハリも音の抜けもよく、同時に細やかな表現もしっかりと伝わるクリアさも持ち合わせている。ボーカルはリアリティこそ薄いが、ハリのあるのびのびとした歌声を楽しませてくれる。もちろん、(他社製の)1万円を超える高級モデルには届かないものの、小気味いいサウンドのため音質的な不満は感じない。価格を考えると、十分以上のサウンドクオリティといえる。価格やサイズ感なども含めた総合的な見方をすれば、なかなかに良質な製品といえるだろう。

イヤホン重量(片耳):約4g
再生時間:最大2時間
充電方法:専用ケース(内蔵バッテリーで3回のフル充電が可能)
対応コーデック:SBC
カラーバリエーション:ブラック

20. JBL「UA SPORT WIRELESS FLASH」
アンダーアーマーとコラボしたスポーツ向け完全ワイヤレスイヤホン

JBL「UA SPORT WIRELESS FLASH」 スライドタイプの専用充電ケース。屋外の持ち出しを想定し、布製のストラップもついている JBL「UA SPORT WIRELESS FLASH」を装着したところ

アメリカ、ボルティモアを本拠とするアスレチックブランド「UNDER ARMOUR(アンダーアーマー)」とJBLとがコラボレーションした「UA SPORT WIRELESS」シリーズの完全ワイヤレスイヤホン。

雨天時の使用や運動中の汗にも安心なIPX7の防水防汗仕様や、イヤホンを取り外さずにまわりの人と会話できる「トークスルー機能」、ランニング時の安全を確保できる「アンビエントアウェア機能」、激しい運動の際にも外れることのないウイング付スタビライザーの採用など、ハードなスポーツでの使用にも配慮された、スポーツユース前提の製品に仕立てられているのが特徴だ。さらに、アンダーアーマー社が提供するランニングアプリ「Map My Run」のプレミアムメンバーシップを、1年間無料で利用できる特典クーポンが付属されていて、これを活用することで効率的なランニングスケジュールを組み立てることができるという。

連続再生時間は最大約5時間(充電は約2時間)で、専用ケースからの充電により最大約25時間の使用が可能となっている。コーデックは、SBCとAACに対応する。

イヤホン本体は大きすぎず(小さくもないが)、ウイング付スタビライザーによって耳側接触面全体が覆われているため、装着感はまずまずと行った印象だ。運動で汗をかいた際でも、ポロリとこぼれ落ちることはまずなさそう。スマートフォンとの接続も、とても分かりやすかった。左右イヤホン本体をケースから取り出し、しばらく待つと自動的にペアリングモードがスタート。UA | JBL True Wireless Flashと表示されるので、それを選ぶだけでよい。

いっぽうで、サウンドキャラクターはかなり特徴的といえるもの。たっぷりとした重低音、煌びやかでキレのよい高域が組み合わされた、迫力満点のサウンドだ。やや奔放な鳴りっぷりだが、解像感がしっかり確保されているうえに音色的な再現性も良好なので、単なるドンシャリとは一線を画す、良質なサウンドに感じられる。男性ボーカルはややハスキーで、ハキハキとした歌い方。女性ボーカルもハスキーだが、大人っぽく上品なイメージを持った。何よりも、声の通りがよくて、屋外でもしっかりと届いてくれるのが嬉しい。確かに、スポーツ向きの製品だといえる。

イヤホン重量(片耳):約16g
再生時間:最大5時間
充電方法:専用ケース(内蔵バッテリーで4回分のフル充電が可能)
対応コーデック:SBC/AAC
カラーバリエーション:ブラック

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