Bluetoothスピーカーは、スマホやPCとワイヤレスで接続して使える便利なアイテムです。手軽に使えるにもかかわらず、期待できる音質改善効果は劇的。多くのメーカーから価格や見た目のバリエーションに富んだ製品が発売されています。
ここでは、価格.comで人気のBluetoothスピーカーを集め、実機をチェック。音質だけでなく、操作性やバッテリーの持ち時間(連続再生時間)、防水機能などの使いやすさを総合的に検証し、おすすめモデルを選出しました。
検証を通してわかったBluetoothスピーカーの基本的な選び方も解説します。購入の際の参考にどうぞ。
〈レビュー・監修〉AVライター 小岩井 博
カフェ店員、オーディオビジュアル・ガジェット関連媒体の編集・記者を経てライターとして活動。黒物・白物を問わず家電製品、身の回りの生活に役立つモノ、インテリアなど幅広いジャンルで執筆を行う。
Bluetoothスピーカーとは、スマホやPCとBluetooth(無線)接続して、音楽を再生するためのもの。スマホ本体から音を出すよりも断然高音質を期待できるうえ、バッテリーを搭載しているため持ち運んで使える手軽さも魅力です。
多くの製品は防水(と防じん)機能を備えているため、お風呂やアウトドアでも利用したい人は防水性能に注目するとよいでしょう。
Bluetoothスピーカーのメリットを確認したところで、まずは基本的なBluetoothスピーカーの選び方を解説します。
迫力のある低音を出すためには、どうしてもスピーカーの大きさが必要なもの。つまり、音質のよいものが欲しい場合は、それなりに大きなサイズの製品を選ぶ必要があります。あくまで目安ではありますが、価格のほかにも本体のサイズや重量を気にしてみるとよいでしょう。
本体が大きいと音質に有利ないっぽうで、携帯性は下がります。手のひらサイズとも言える製品は非常に便利ですが、低音の再現性は期待できません。
また、メーカーや製品にもよりますが、本体が大きければ大きめのバッテリーを搭載する余裕も生まれやすく、より長時間の再生に対応できる可能性もあります。
Bluetoothスピーカーの音質の良し悪しは、基本的にはスピーカーの設計に依存しています。しかし、音質を決定づけるのはそれだけではなく、実は対応するコーデック(音声データの圧縮方式)にも影響されます。使っているスマホ(音楽の送信機)とBluetoothスピーカー(音楽の受信機)がどちらも音のよいコーデックに対応していれば、さらに高音質を期待できます。
「iPhone」と「Pixel」シリーズなどのAndroidスマホでは対応コーデックが異なるので、それぞれ見ていきましょう。
・「iPhone」(Apple製品)ユーザーは……
AACに対応しているかどうかをチェック
「iPhone」などのApple製品は、SBCとAACのコーデックに対応しているので、製品ごとに細かく確認する必要がありません。BluetoothスピーカーがAACに対応していれば、「iPhone」と最高の相性と言えます。
・Androidスマホユーザーは……
aptX以上のコーデックに対応しているかどうかをチェック
Androidスマホは、製品によって対応コーデックがバラバラ。まずは使っているスマホがaptX以上のコーデックに対応しているかどうかを確認してみましょう。もし対応しているようならば、Bluetoothスピーカーも同じコーデックに対応しているものを選ぶと、より高音質を期待できます。
防水機能が欲しい場合は、「IPX7」以上の等級の製品が安心です。誤って水中に落としても(沈めても)壊れる可能性が低いため、あらゆるシーンで使えるでしょう。シャワーや少しの雨に対応していればよい場合は、「IPX5」や「IPX6」でも十分と言えます。
なお、細かなチリの侵入を防ぐ、防じん性能もある製品は「IPX」の「X」部分に数字が入ります。やはり数字が大きいほど性能が高く、最大等級は6。「IP67」であれば水もチリも防ぐため、砂浜などでも安心して利用できるでしょう。
製品によって連続再生可能な時間はさまざま。外に持ち出すことも想定するならば、1日中使っても安心な20時間以上使えるものを選ぶとよいでしょう。
いっぽう、あくまで固定した場所で使う想定であれば、あまり気にする必要はありません。こまめに充電するのであれば、急速充電に対応しているかどうかも確認するとよいでしょう。
製品 価格.com最安価格 | 画像 | ショップリンク | サイズ | 重量 | 連続再生時間 | 防水・防じん | 対応コーデック |
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| ![]() | Amazon楽天市場Yahoo! | 216×112×58mm | 891g | 9時間 | - | SBC、AAC |
| ![]() | Amazon楽天市場Yahoo! | 121×83×49mm | 265g | 20時間 | IP67 | SBC、AAC |
| ![]() | Amazon楽天市場Yahoo! | 229×99×94mm | 1,370g | 24時間 | IP68 | SBC、AAC |
| ![]() | Amazon楽天市場Yahoo! | 265×120×105mm | 2,130g | 20時間 | IP67 | SBC、AAC、aptX Adaptive |
| ![]() | Amazon楽天市場Yahoo! | 256×113×79mm | 1,200g | 24時間 | IP67 | SBC、AAC |
| ![]() | Amazon楽天市場Yahoo! | 183×70×72mm | 1,820g | 16時間 | IP68 | SBC、AAC、LC3 |
| ![]() | Amazon楽天市場Yahoo! | 320×144×125mm | 3.300g | 25時間 | IP67 | SBC、AAC、LDAC |
| ![]() | Amazon楽天市場Yahoo! | 86×135×46mm | 285g | 15時間 | IP67 | SBC |
| ![]() | Amazon楽天市場Yahoo! | φ76×218mm | 580g | 12時間 | IP67 | SBC、AAC、LDAC |
| ![]() | Amazon楽天市場Yahoo! | 105×238×119mm | 1,300g | 24時間 | IP67 | SBC、AAC、LDAC |
| ![]() | Amazon楽天市場Yahoo! | 160×68×76.9mm | 670g | 32時間 | IP67 | SBC、AAC、LC3 |
| ![]() | Amazon楽天市場Yahoo! | 206×77×76mm | 650g | 12時間 | IP67 | SBC、AAC |
| ![]() | Amazon楽天市場Yahoo! | 201×91×53mm | 600g | 12時間 | IP67 | SBC、aptX Adaptive |
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| ![]() | Amazon楽天市場Yahoo! | 310×81×170mm | 1,930g | 12時間 | IPX7 | SBC、AAC、LDAC |
| ![]() | Amazon楽天市場Yahoo! | φ76×95mm | 274g | 16時間 | IP67 | SBC、AAC |
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| ![]() | Amazon楽天市場Yahoo! | 168×47×56mm | 414g | 24時間 | IPX7 | SBC |
ここまで解説してきたBluetoothスピーカーの選び方と試聴の結果、おすすめスピーカーとして選出したのは上記の3製品。何を重視するか? で選び分けるとよいでしょう。
やっぱり音質がいちばん大事、という人にはBOSE「SoundLink Home Bluetooth Speaker」がおすすめ。
この製品の魅力は、低域から高域までバランスよく、非常にクリアーなサウンドを実現していること。電子音のきらめきやボーカルの抜けがよく、幅216mmという本体サイズから想像する以上の広がりを感じられます。低音はスッキリしつつも張りがあり、リズム隊(ドラムやベース)のタイトな表現も好印象。特にベースのうねりが自然に再現されており、全体として聴きやすくまとまっています。
操作ボタンは天面に集約され、カラーと調和した控えめなデザインがポイント。アルマイト加工のアルミボディに布製のグリルを採用するなど、デザインの面でも高品位な仕上がりになっています。
「BOSE」アプリには非対応ですが、ハンズフリー通話や同製品2台でのステレオ再生に対応しており、使い方の幅は広がります。
いっぽうで、連続再生時間が最大約9時間と短く、防水機能がないのはネック。また、サイズの割には重量感があるので、あまり持ち運ぶことを考えず、リビングや寝室などに設置してある程度決まった場所で使用するのがよいかもしれません。
Bluetoothスピーカーとしては非常に高音質なモデルであり、本格的なサウンドを求める人におすすめできます。
・安定した音質で、もっと早く購入すればよかったと思った
・中高音(歌声)がハッキリ聴こえると同時に、引き締まった低音が気持ちよくビートを刻んでくれる
※2025年8月6日時点の、価格.com「SoundLink Home Bluetooth Speaker」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
Ankerの「Soundcore Select 4 Go」は、とてもコンパクトなうえIP67の防水防じん性能を備えた、ポータビリティにすぐれた1台です。
そのサウンドは、軽やかで明るいことが特徴。中高域がやや強調されており、低音は控えめなものの、イコライザーで「低音強化」モードを活用すればバランスの取れた音に調整可能です。サイズの制約もあり、ボリュームを上げすぎるとやや無理をしているような鳴り方になりますが、全体的には聴きやすい仕上がり。爽やかな楽曲には特にマッチし、ポジティブな印象を与えてくれます。
ボディは小さくとも、電源ボタンとBluetoothボタン、音量調整、一時停止/再生ボタンと必要な操作ボタンを本体に搭載し、操作性は良好。カラーリングは6色を展開するほか、ロゴやストラップの色が統一されていて、デザイン性にもすぐれています。
縦置きやストラップでの吊り下げなど設置方法に幅があり、2台同時ペアリングにも対応。連続再生時間は最大約20時間と充実していて、携帯性を重視する人にもおすすめ。そして何と言っても、4,000円切りというリーズナブルな価格でこの性能を実現した点がポイントです。
・音質はすばらしく、高低音もしっかり出ている
・安価でコンパクト、再生時間も長い防水対応Bluetoothスピーカーとしておすすめ
※2025年8月6日時点の、価格.com「Soundcore Select 4 Go」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
JBLの「CHARGE 6」は、その名前のとおりモバイルデバイス(スマホなど)をチャージ(充電)できる、モバイル用バッテリー機能が特徴のBluetoothスピーカーです。
サウンド面では、何と言ってもパンチ力だけでなく深みもある低音が魅力的。伸びのよい低音が全体を下支えすることで、自然な広がりも感じられるのもよいところでしょう。音離れがよく、ハツラツとした再現性は、アップテンポな楽曲との相性が抜群です。
音楽に力強さを求める人にはピッタリですが、そのパワーに引っ張られるように中高域にわずかな歪みが感じられ、繊細さという点ではやや弱め。また、指向性が強く、スピーカー正面から外れると音質が大きく変わるため、設置場所には少し工夫が必要です。
本体だけでスムーズに操作が行えるほか、「JBL Portable」アプリからのイコライジングも可能。スマホなどの充電は、本体背面のUSB-C端子から行えます。本体の再生時間も最大約24時間(省電力モードで最長28時間)と長寿命で、IP68の防水防じん性能と耐衝撃性能も備えるなど、パワフルかつタフに使える1台です。
・広がりのある音が印象的で、特に低域の出方に余裕がある
※2025年8月6日時点の、価格.com「CHARGE 6」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
「おすすめ」としてテーマ別に推挙した3つの製品のほかにも、個性豊かなBluetoothスピーカーが揃いました。個別に気に入った点、気になる点を紹介しますので、ぜひこちらもご覧ください。
Bose「SoundLink Max Portable Speaker」は、パーティーやイベントなど大人数が集まるシーンにも対応可能なパワフルさが魅力の1台です。
ボーカルをストレートに表現する勢いのあるサウンドで、一音一音がくっきりと再現されます。身体に響くような低音が楽しめるいっぽうで、低音のパワーが中高域をマスキングしてしまっている面も。ステレオらしい広がり感に加え、離れて聴いても音質の変化が少ないのも特徴です。
コーデックはaptX Adaptiveまでサポートするほか、アナログ音声入力による有線接続にも対応。「Bose」アプリでのイコライザー調整や、「Bose SimpleSync」テクノロジーで、本機を「Bose Smart Soundbar」やスマートスピーカーと連携も可能です。
パワフルな出力の代わりに、本体サイズはかなり大きめ。持ち手が用意されていますが、重さは2.13kgと片手で持ち運ぶには少ししんどいかもしれません。
IP67相当の防水防じん性能と約20時間のバッテリー寿命、そしてパワフルなサウンドを生かして、アウトドアなどで活用すると場が盛り上がるのではないでしょうか。
・高音から低音まで、非常にクリアーな音質
・デカいだけあって、ずっしりした音を響かせてくれる
※2025年8月6日時点の、価格.com「SoundLink Max Portable Speaker」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
「SRS-ULT30」は、ソニーが展開する重低音Bluetoothスピーカー「ULT FIELD」シリーズのスタンダードモデルです。パワフルサウンドに多彩な機能、そして高い堅牢性を兼ね備えた、使い勝手のよい1台と言えます。
シリーズに共通するクリアーでナチュラルな傾向のサウンドはそのままに、より高い駆動力によって音の情報量と厚みが向上しています。また、「ULT POWER SOUND」のパワフルな重低音に負けない高域の再現性で、空間の広がりが感じられるバランスのよいリスニング体験が可能となっています。
2台でのステレオ再生やパーティーコネクト、自動的に周囲のノイズに応じて音質を最適化する「音場最適化機能」など、便利な機能も豊富。縦横どちらにも設置可能なデザインのおかげで設置位置による聴こえ方のブレも少なく、安定したサウンドを楽しめます。
連続再生時間は最大約24時間と長めで、急速充電にも対応。防水(IPX6/7)・防じん(IP6X)、防さび仕様に加えて、耐衝撃仕様と、持ち運ぶのに心強い設計になっています
・「ULT POWER SOUND」を有効にしない状態では、どの帯域もあまり強調感のないサウンド
※2025年8月6日時点の、価格.com「SRS-ULT30」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
JBLのロングセラー「FLIP」シリーズの最新モデルが「FLIP 7」。すぐれたポータビリティに加えて、スピーカーの能力をリアルタイムで最適化する「AI Sound Boost」機能の搭載が特徴の1台です。
エネルギッシュで力強いサウンドが魅力的。本体の両端に搭載されたパッシブラジエーターで増強された低音は、量感こそ控えめですが、サイズ感を遥かに超える迫力があります。そんな低音に埋もれることなく高音も主張し、歪みのないクリアーな音質を実現しています。スピーカーから離れて聴くと低音やボーカルがやや強調される傾向がありますが、音量の上げすぎに気を付ければ快適に楽しめます。
本体に備えられたボタンで基本操作は問題なし。「JBL Portable」アプリでは4つのプリセット+カスタム1種のイコライザーが利用できるほか、最大48kHz/24bit(ハイレゾ)のUSB接続にも対応。豊富なカラーバリエーションから、好みのデザインを選べるのもうれしいポイントです。
連続再生時間は最大約14時間(節電モードで16時間)とやや短めですが、IP68の高い防水・防じん性能に加え、落下耐性まで備えているため、アウトドアでも安心して使えます。カラビナやストラップの付け替えが可能と、携帯性にも配慮されています。
・「低音のJBL」と思っていたけれど、「クリアーな音質」という印象
・耳がよくなったような錯覚すら感じる。楽器の音の違いをしっかり聴き取れた
※2025年8月6日時点の、価格.com「FLIP 7」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
ソニー「SRS-ULT50」は、あくまで一体型スピーカーながら、高域再生用のツイーターを左右独立して搭載した音質重視のモデルです。
クリアーでナチュラルな音作りをベースにしていますが、充実したスピーカーユニット構成による豊かな音圧が加わることで、ロックやエレクトロニカなど、パワフルさを求められる楽曲でもしっかり応えてくれます。低音はデュアルパッシブラジエーターの効果もあり、迫力がありながらもブーミーにならない絶妙なチューニング。バスドラムの音圧や電子楽器の重低音が再現されるだけでなく、抑揚や余韻もていねいに描き出す表現力が魅力です。中高域とのバランスもよく、特にボーカル帯域の輪郭が明瞭に聴き取れる点は好印象です。
低音をさらに強化できる「ULT POWER SOUND」のほか、音場最適化機能、2台接続によるステレオ再生、パーティーコネクト、そしてライティング機能も搭載と充実の内容。
最大25時間の長時間再生に急速充電機能、防水(IPX6/7)、防じん(IP6X)、防さびに耐衝撃仕様でアウトドアシーンにも対応できますが、サイズ・重量ともにやや大きいため、片手で気軽に持ち歩けるスピーカーとは性格が異なります。
BluetoothコーデックはAAC、SBCに加えてLDACをサポートし、ハイレゾ相当の高音質再生にも対応している点は大きなメリットです。Bluetoothスピーカーの中でも音質重視派にとって有力な選択肢となるでしょう。
・交響曲に迫力があり、クッキリ。この価格と手軽さでこの音が聴けるとはびっくり
・縦にも横にも置けるので、意外と場所を取らない
※2025年8月6日時点の、価格.com「SRS-ULT50」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
カラビナが一体化した特徴的なデザインを採用したJBLの「CLIP 5」。カラーバリエーションが豊富なだけでなく、ロゴやカラビナ部もデザインが統一されており、アウトドアで映えるルックスも魅力的です。
そのサウンドは、低音から高音までシャープでクリアーなバランス型。特に低音にはパンチがあり、ロックやダンスミュージックとマッチします。サイズからは想像できないほどの広がり感が得られるのも本機のメリット。離れて聴いても音の印象が大きく変わらず、ある程度自由なリスニングポジションが取れます。ただし本体を自立させられず、基本は横置きかカラビナで吊しての使用となるため、設置環境によっては音がややぼやけるケースもあります。
小さくとも本体には操作ボタンが用意され、「JBL Portable」アプリに対応するなど、基本機能は必要十分。IP67対応の防水・防じん仕様で、風呂場などでも安心して使えるタフネス設計になっています。本体に一体化されたカラビナは開きやすく、さまざまな場所に持ち運んで自由に吊して設置できます。
ただし、連続再生時間は最大約12時間、節電モードでも最大約15時間と、スタミナはそこそこ。クイック充電には非対応なので、本機の機動力を生かすためにも、事前の充電は欠かさないようにしたいところです。
・大きさからは想像できない迫力のある音がする
・カラビナ構造が便利で、特にキャンプに持ち出すと最高
※2025年8月6日時点の、価格.com「CLIP 5」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
ソニーの高音質デジタルアンプ技術「S-Master」を搭載した、横置き/縦置きに両対応するBluetoothスピーカーが「SRS-XB23」です。
全体的にクリアーで、中低域の密度感が特徴的なサウンド。低域を強化する「EXTRA BASS」モードを使ったタイトで力強い低音は、一切の不足を感じさせません。ボーカルをハキハキと聴かせてくれるので、ハイテンポな楽曲と相性がよい印象です。
また、縦置き/横置きの両対応に加えて、モノラル/ステレオモード切り替えにも対応しているため、設置場所の自由度が高く、広いリスニングエリアをカバーできるのもポイント。IP67の防水防じん、および防さび仕様を備え、室内はもちろん、海など幅広いシーンで活用できます。
対応デバイスと組み合わせれば、高音質コーデックのLDAC接続も可能。連続再生時間は最大約12時間と短い点は気になりますが、機能・音質・耐久性のバランスにすぐれた1台。テンションの上がるサウンドを持ち歩きたい人にピッタリです。
・防水・防じん・防さびと謳っているだけあって、頑丈な感じ
・価格を考えると高レベルで、Bluetoothスピーカーのお手本のような優等生
※2025年8月6日時点の、価格.com「SRS-XB23」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
ソニー「SRS-XE300」は、独自技術「Line-Shape Diffuser」によって、部屋のどこにいてもバランスよく音楽を楽しめるのが特徴です。
音質は全体的にシャープかつ音像の輪郭がくっきりとしています。特にボーカル帯域の明瞭さと、高音域の抜けのよさが印象的でした。低音は引き締まっていて、密度感のあるエネルギッシュな鳴り方を実現しています。
機能性においては、DSEE(高域補完)やステレオ再生、パーティーコネクト、さらには音声ガイダンスまで備えた多機能ぶりが光ります。専用アプリ「Music Center」や「Fiestable」にも対応し、サウンドエフェクトやイコライジングのカスタマイズも可能です。コーデックはLDACに対応しているのも大きな強みで、対応機器と組み合わせればより高音質な再生が実現できます。
連続再生時間は最大約24時間と十分で、急速充電にも対応。アウトドアでも安心して使えるIP67等級の防水防じん性能に加え、防さび仕様まで備えています。いっぽうで、サイズがやや大きめでストラップも装着できないため、持ち運びしにくいという面も。広い空間やリビングで、音に包まれるような体験を求める人にマッチする1台です。
・均一な音を広く遠くに届けられているため、広めのリビングで場所を気にせずに聴ける
・思いのほか音の広がりがよく、音質自体もしっかりしている
※2025年8月6日時点の、価格.com「SRS-XE300」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
「Emberton III」は、ギターアンプメーカーであるMarshall(マーシャル)らしいデザインテイストをしっかり継承しつつ、バンドサウンドをノリよく聴かせてくれるBluetoothスピーカーです。
全体的にクリアーで勢いがあるサウンドで、ギターの粒立ちやボーカルの抜けのよさが特徴的。過度にならないよう再現されたベースラインが、しっかりと音楽の土台を支えてくれています。音量によって音質を自動調整する「ダイナミックラウドネス」機能によって、トーンバランスが適切に保たれるのもポイント。特にポップスやロックチューンとの相性が抜群です。
独自の「トゥルーステレオフォニック」による空間音響をアピールしていますが、実質的な広がり感は標準レベルで、価格やサイズを考えるともう少し欲しいところ。オーケストラなど、音の広がりを求めたくなるジャンルでは少し物足りなさを感じるかもしれません。
操作系統はシンプルで、インジケーターでバッテリー残量を表示する仕様もわかりやすい。またバッテリー寿命を延ばす保護機能や、Bluetooth LE Audio対応、ハンズフリー通話が可能など、機能も充実しています。いっぽうで、「Marshall Bluetooth」アプリは日本語表示がやや怪しいのが難点。
最大約32時間の長寿命バッテリーで、クイック充電にも対応。IP67の防水・防じん性能を備え、外に持ち出しても安心して使用できます。若干重めではあるものの、デザインと質感はMarshallらしい存在感で、所有欲を満たしてくれる1台です。
・サイズからは想像できないすぐれた音質と、Marshallらしいデザインが魅力
・この手の製品に搭載されているものとしては、内蔵マイクがなかなか優秀
※2025年8月6日時点の、価格.com「Emberton III」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
「SRS-ULT10」は、低音とパワーを強化する「ULT POWER SOUND」の搭載が特徴のBluetoothスピーカーです。
全体としては、音の分離感がよくクリアー。音数の多い現代的な楽曲もスッキリと聴かせてくれるナチュラルチューニングと言えます。さらに「ULT POWER SOUND」モードをオンにすると、沈み込むような低音も体感できます。ただし、若干重心が低くなりすぎて、高域がややマスキングされる印象もありました。なお、「Music Center」アプリからもイコライザーでの音質調整が可能です。
音の空間的な広がりは十分に感じられますが、スピーカーから「鳴っている感」が少し残ります。縦置き・横置きのどちらにも対応するデザインにより、置き方による音質の変化は比較的小さめ。設置の自由度が高いと言えます。
連続再生時間は最大約12時間と短めで、フル充電に約5時間かかるのも少々気になるところ。とはいえ、IP67相当の防水防じん対応に加え、防さび仕様、さらに耐衝撃性まで備えている点はアウトドアユースには大きな魅力です。
・「ULT POWER SOUND」を使ったときの低音の重厚さに驚いた
・気軽に持ち出せるサイズはこのくらいまでかなと思う
※2025年8月6日時点の、価格.com「SRS-ULT10」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
Boseの人気モデル「SoundLink Flex Portable Speaker」の第2世代モデルは、スリムなデザインにIP67の防水防じん性能を備えたBluetoothスピーカーです。
本体のサイズ感を超えた迫力ある低音が魅力。クラブ系ミュージックや打ち込み系の楽曲との相性がよく、楽曲にノリを与えてくれます。また、中高域の粒立ちもよく、ボーカルがしっかりと耳に届きます。スピーカーの向きを自動検知して音声を最適化する「PositionIQテクノロジー」によって、どんな向きに置いてもこのバランスのサウンドが楽しめるのも特徴です。
シンプルな本体ボタンは直感的に操作可能で、モバイル機器(スマホなど)の音声コントロール機能にもアクセスできます。「Bose」アプリから設定できるイコライザー機能は、プリセットのサウンドモードがなく、低音増強/減衰、高音増強/減衰で調整するスタイル。特に高音の効果がわかりやすいので、普段は音質調整機能を利用しない人も試してみる価値がありそう。
連続再生時間は最大12時間と短め。フル充電に必要な時間もやや長い点は惜しいところですが、aptX Adaptiveにも対応しており、音質重視のユーザーにも応えるモデルと言えます。
・車のダッシュボードに置いて使うと、純正システムを軽々と超える圧倒的な高音質
・コンパクトながら音量、音質は期待以上だった
※2025年8月6日時点の、価格.com「SoundLink Flex Portable Speaker (第2世代)」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
「Willen II」は、ギターメーカーであるMarshall(マーシャル)らしいビジュアルをまとったコンパクトボディと、同ブランドのエッセンスが感じられるサウンドが魅力のモデルです。
ギターの鳴りっぷりがよく、ソロやカッティングも明瞭。低音はサイズなりながらも適度に出ており、ボーカルが前に出るような再現性です。また、空間的な広がりは控えめですが、閉塞感はなく、音の分離感もグッド。インストゥルメンタルも落ち着いて聴けるので、部屋の隅においてBGMを流すような用途にも向いています。
基本操作は直感的に行える半面、複数機能を1つのボタンにまとめた部分は少しとまどう可能性も。「Marshall Bluetooth」アプリからは3つのサウンドモードを選べるほか、Bluetooth LE Audio対応など、見た目以上に多機能な点も本機の魅力です。
連続再生時間は約17時間で、クイック充電にも対応。IP67の防水・防じん性能を備えた、持ち運びやすい設計です。ゴム製のストラップを付属していますが、あまり長さと伸縮性がないため、固定できる場所は限られそう。
手のひらサイズのMarshallスピーカー、という付加価値は何ものにも代えがたい個性。オシャレにもこだわりたい人なら、要チェックな1台です。
豊富なサウンド機能を備えた「Soundcore Motion X600」は、AnkerのBluetoothスピーカーの中でもワンランク上の高音質モデルです。
解像感の高いクリアーなサウンドは、ポップスからクラシックまで幅広いジャンルとマッチ。特に「空間オーディオ」をオンにすると、ボーカルが立体的に浮かび上がり、臨場感がぐっと増します。また、デフォルトのバランスも良好ですが、「BassUP」を活用することで低音の厚みが増し、迫力ある音に変化します。
操作ボタンは天面に配置され、「空間オーディオ」や「BassUP」のオン・オフも本体から簡単に切り替え可能。アプリによる「Proイコライザー」の調整にも対応し、音のカスタマイズも楽しめます。
外観は金属製で高級感があり、ラジカセのような珍しいデザインも魅力のひとつ。ただし、サイズは大きめで重さもあり、連続再生時間は最大12時間と短めなので、持ち運びにはやや不向き。ですが、据え置きで高音質を楽しみたい方にはピッタリの1台です。
・低音はズッシリ響き、高音もきれい
・可動しない取っ手がじゃま
※2025年8月6日時点の、価格.com「Soundcore Motion X600」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
ソニーのBluetoothスピーカーの中でも、特にコンパクトなのが「SRS-XB100」です。
まろやかで聴き心地のよいサウンドが特徴で、全体のバランスとしては少し低音が強め。底面に低音が放出されるバスレフポートを配置した構造ということもあり、設置場所の材質や広さで低音の出方が結構変わる点にも、個性を感じさせます。
コンパクトサイズのモデルとしては標準以上のクリアーさを実現しており、独自技術「Sound Diffusion Processor」による広がり感も得られます。元気なポップスやダンスミュージックを“楽しく”鳴らすのが得意な性格です。
いっぽう、音源のディテールや細かなニュアンスを求めるユーザーには若干物足りなく思えるかもしれません。
操作性や搭載する機能面は標準的ですが、ハンズフリー通話やステレオペアにも対応するなど基本的な使い勝手はしっかりカバー。連続再生時間は最大約16時間と、1日しっかり使えるレベルです。
IP67の防水防じん性能を備え、非常に軽量かつコンパクトで持ち運びやすいので、どこでも気軽に音楽を楽しめるスピーカーとして完成度は高いと言えます。
・どこでも気軽に音楽をかなりよいレベルの音で聴かせてくれる
・2台用意してステレオペアリングすると、気持ちよく音が広がる
※2025年8月6日時点の、価格.com「SRS-XB100」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
JBL「GO 4」は、非常にコンパクトで携帯性にすぐれた製品。ストラップが付属しており、好きな場所に気軽に吊して使える点も魅力です。
置き方や設置場所による音の変化が少なく扱いやすい半面、音質はやや粗く、ボーカルと楽器の分離が甘いため、クリアーさに欠ける印象があります。サイズの割には低音が出ており、ボリュームを上げても破綻しにくいのは好印象。騒がしい場所でも一定の聴き取りやすさが確保されています。
2つの面に分けて配置された操作ボタンにより、本体だけでも基本的な操作が可能。「JBL Portable」アプリからイコライザー機能が利用できるなど、シンプルながら使い勝手がよい仕様になっています。
IP67の防じん・防水性能を備えているのはメリットですが、連続再生時間は最大約7時間(節電モードで最大9時間)と短め。クイック充電にも非対応なのは惜しいポイント。ちょっとした外出に持っていくなど、手軽さを重視したい人にちょうどよいモデルです。
・どこでも気軽に音楽をかなりよいレベルの音で聴かせてくれる
・2台用意してステレオペアリングすると、気持ちよく音が広がる
※2025年8月6日時点の、価格.com「GO 4」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
コストパフォーマンスの高さが評判のAnker製品ですが、「SoundCore 3」も使い勝手に一定の完成度を感じさせるモデルです。
デュアルパッシブラジエーターの搭載により、「SoundCore 2」よりも低音の再現力は上。軽やかなサウンドで、ギターのカッティングや電子音のビートがシャープに響きます。中低域がやや強めで、高域の伸びに物足りなさはあるものの、ポップスを気軽に流す用途には十分でしょう。
形も「SoundCore 2」と似通っていますが、こちらは専用アプリによるイコライジングに対応しており、自分好みに音を調整できる点がポイントです。
IPX7の防水性能を備えているうえ、連続再生時間は最大24時間。浴室やキッチン、さらには屋外でも安心して使えます。「SoundCore 2」との価格差は1,000円程度なので、予算が許すのならこちらを選ぶほうが満足度は高そうです。
・価格を考えれば妥当な音質
・セール時に購入するとお得
※2025年8月6日時点の、価格.com「Soundcore 3」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
Ankerの「SoundCore 2」は、シンプルな使い勝手を実現したお手ごろ価格のBluetoothスピーカー。音質は中域が目立つピラミッドバランスになっていて、どっしり構えずBGMがてら音楽を流すような聴き方によさそう。低音の出方は弱めですが、逆に無理をしていないとも言えます。静かなボーカル主体の楽曲などとマッチする印象です。
使い勝手としては、各種操作ボタンが一列に配置されていてわかりやすい。少しボタンのデザインが大きいので、そこは好みが分かれるかもしれません。
連続再生時間は最大約24時間と長持ちで、IPX7の防水性能を備えているため、室内外のさまざまな場所に持ち運んで使えます。対応BluetoothコーデックがSBCのみなのは残念ですが、価格を考えれば十分。お試し用の1台として選びやすいモデルです。
・持ち運びやすいサイズなので、旅行やキャンプには必ず持って行く
・セール時に購入すればコスパはよい
※2025年8月6日時点の、価格.com「SoundCore 2」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。