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価格帯別の売れ筋モデル全9機種を実際にテストしました!

飛行機に持ち込んでガチ比較! ノイズキャンセリングヘッドホン・イヤホン本当の実力

2万円クラスのノイズキャンセリングヘッドホン・イヤホン

ソニー製品大集合となった「2万円クラス」のヘッドホン3機種

ソニー製品大集合となった「2万円クラス」のヘッドホン3機種

2万円クラスのヘッドホンとしてピックアップしたのは、ソニー「WF-1000X」(完全ワイヤレス型)、「WI-1000X」(ネックバンド型)、「h.ear on 2 Wireless NC WH-H900N」(ヘッドホン型)の3機種だ。すべてソニー製という冗談のような顔ぶれだが、実際に売れている機種を上位から選んだ結果なのだから仕方がない。

同一メーカー対決となった2万円クラス。ソニー製品としてともに“業界最高水準”(注:同一タイプのなかで)を掲げるモデルであり、人気の完全ワイヤレスの「WF-1000X」と音質評価の高いネックバンド型の「WI-1000X」、そしてシリーズが違うがヘッドホン型の「h.ear on 2 Wireless NC WH-H900N」のどれが一番ノイズキャンセリング性能にすぐれているのだろうか。さっそく見ていこう。

ソニー「WF-1000X」

ソニー「WF-1000X」

このクラスでまず取り上げるのは、完全ワイヤレスイヤホンとしても人気の「WF-1000X」だ。本機のノイズキャンセリング機能は「Headphones Connect」のアプリから設定でき、外音をカットする標準的なノイズキャンセリングモードに加え、音楽を聴きながら外音を取り込む2種類の「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」も用意されている。飛行機の機内だと、「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」を有効にするとノイズが多少聴こえてしまうが、「ノーマルモード」も意外と使え、「ボイスモード」で人の声を聴くのも実用レベルだ。

「WF-1000X」はイヤホンということで、ノイズキャンセリング効果は電源オフのまま装着しただけでも若干の耳栓効果があり、“カー”という高域は一段収まる。そこからノイズキャンセリングをオンにすると、“ゴー”という重低音、“ブーン”という中低音が収束するが、“シー”というホワイトノイズは若干現れる。もっとも、音楽を流すとホワイトノイズも聴こえなくなるし、精細感と低音のリズム感のある音質はなかなかだ。

なお、本機は装着状態での連続再生時間が3時間と今回紹介する機種のなかでも極端に短く、長距離フライトではバッテリーが持たないことに注意してほしい。

ソニー「WI-1000X」

ソニー「WI-1000X」

ワイヤレスイヤホン・ヘッドホンの「1000X」シリーズのなかで、イヤホンではあるが完全ワイヤレスではないネックバンド型という立ち位置のモデルが「WI-1000X」だ。ノイズキャンセリングの仕様で見ると、「WF-1000X」がシングルマイクに対し、「WI-1000X」は2マイクの「デュアルノイズセンサーテクノロジー」採用とワンランク上のグレード。機能面も「フルオートAIノイズキャンセリング機能」を搭載し、気圧変化を検出してノイズキャンセリング性能を最適化するなど、「1000X」シリーズの最上位機能が提供される。

実際に「WI-1000X」を装着、アプリから気圧検出も実行した上でノイズキャンセリングをONにすると、まさに周囲の環境音が一変。“ゴー”と響く重低音はほぼゼロ、“ブーン”と聞こえる中域ノイズはわずかに聴こえるレベル、“カー”という高域のノイズもあまり気にならないレベルに抑えられている。音楽を聴くと持ち前の音質のよさも発揮し、ダイナミックで明瞭なサウンドでから騒音もまったく気にならなくなるほど。音楽を聴くなら、標準的なノイズキャンセリングモードでまったく不満ナシだ。

なお、「WI-1000X」は専用アプリの「Headphones Connect」を使い、外音取り込みを20段階で調整できるが、1段下げただけでも騒音が気になってしまった。飛行機のフライト中の利用なら、外音取り込みOFF設定以外の出番はなさそうだ。

ソニー「h.ear on 2 Wireless NC WH-H900N」

ソニー「h.ear on 2 Wireless NC WH-H900N」

2万円台で購入できるノイズキャンセリング対応の“ヘッドホン”として注目したいのが、ソニー「h.ear on 2 Wireless NC WH-H900N」。発売時期としては「1000X」シリーズと同じ2017年秋だが、「h.ear」シリーズはファッション志向のシリーズということもあり、ノイズキャンセリング機能の仕様は「デュアルノイズセンサーテクノロジー」と上位に近いものの、気圧検出の機能が用意されていないなど、「WI-1000X」やこの後で登場する「WH-1000XM2」とは若干差別化が図られている。

実際のノイズキャンセリング効果はというと、ノイズキャンセリングをONにすると“ゴー”と響く重低音、“ブーン”と聞こえる中域ノイズはほとんど気にならないレベルまで落ちる。“カー”という高域のノイズは若干残るものの気にならないレベルだ。ただ、同じ2万円クラスで比較するとトータルの騒音軽減効果は「WI-1000X」の方が一枚上手だ。音楽を流すと立体的で情報量も多く、静寂感も見事に再現されている。高域のノイズもほぼ気にならない。2万円台のノイズキャンセリングヘッドホンとしては納得の出来栄えだ。

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