シャープ「AN-SS1」とJVC「SP-A10BT」差分として、シャープ「AN-SS1」のみ利用できる機能がテレビ音声をBluetoothで飛ばすことだ。これは製品パッケージに含まれるUSB接続のBluetooth送信機で対応している。
シャープ「AN-SS1」パッケージに含まれるBluetooth送信機
接続方法はテレビのUSB端子にBluetooth送信機を接続し(USB接続といっても、あくまで給電用するのみ)、ヘッドホンジャックの音声を接続する。シャープ「AN-SS1」とBluetooth送信機のペアリングは長押しのみだ。
テレビのUSB端子とヘッドホン端子を使ってBluetooth送信機を接続
注意してほしいのがテレビ側のヘッドホン出力の仕様。ほとんどのテレビにはヘッドホン端子はついているが、LINE出力扱いだったり、ヘッドホン端子だったり仕様は様々。僕が自宅で試したREGZAだと、ヘッドホン用の設定では出力を確認できず、外部スピーカー用として設定するとシャープ「AN-SS1」のみから出力できた。この状態でテレビ側をミュートにすると、「AN-SS1」のみで音声を聴ける。
テレビ側のヘッドホン出力の仕様は要確認
音量操作は「AN-SS1」から出来るのだが、「AN-SS1」側の音量を最大に設定しても小さめ。声は首元あたりでクリアに聴こえるので、例えば深夜の部屋で一人で聴く、別の部屋に迷惑をかけずテレビを見たいという用途では使えるだろう。スポーツ中継や音楽番組といった音の広がりのある番組では、自然な音の広がりを感じられた。なお、テレビにHDMIで接続したPS4の音声も聴けたが、僕の環境では音量不足で迫力のゲーム体験には向いていないが、これはテレビ側の問題だろう。
スポーツ中継のような音の広がるコンテンツは相性がいい