レビュー

サウンドバー+Android TVの1台2役! JBL「LINK BAR」がなかなか便利でハイコスパ

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薄型テレビのテレビ音声や外部機器接続ももちろんカバー

もちろん、Android TV以外の作品の視聴でも「LINK BAR」は大活躍する。

たとえば普通のテレビ番組。薄型テレビの内蔵チューナーによる地デジの番組視聴にも、HDMI(ARC対応)端子に接続している「LINK BAR」でそのまま音声を高音質に再生できる。現在売られているサウンドバーとして当たり前の機能だが、「LINK BAR」にHDMI入力を合わせている時はAndroid TV端末のような挙動なので、テレビ放送視聴時にはHDMIのARCの音声を受ける一般的なサウドバーのような振る舞いをすることになる。

普段はテレビ側からプレーヤーのように入力を合わせて利用する「LINK BAR」

普段はテレビ側からプレーヤーのように入力を合わせて利用する「LINK BAR」

テレビ内蔵チューナーで地デジ番組を視聴している際も「LINK BAR」から高音質に再生が可能

テレビ内蔵チューナーで地デジ番組を視聴している際も「LINK BAR」から高音質に再生が可能

「LINK BAR」をサウンドバーとしてHDMI入力に接続した音声の再生も可能だ。この場合は「LINK BAR」でサウンドを再生して、4K/HDRの映像信号をパススルーする挙動になる。ただ、現在のファームウェアではBD/UltraHD Blu-rayのディスクで24p(24コマ)の映像信号を入力すると機器との相性により映像が表示されないケースがあるようだ。該当した場合には、あらかじめディスク再生に使用しているプレーヤー側で、24p出力をオフにしておくと問題を回避できるはずだ。

「LINK BAR」側の入力切り替えでUltraHD Blu-rayも高音質で楽しめる

「LINK BAR」側の入力切り替えでUltraHD Blu-rayも高音質で楽しめる

「LINK BAR」をしっかり使い込んでみると、サウンドバーとしてバーチャルサラウンドを搭載しないという弱点こそあるものの、Android TVをサウンドバーに一体化させた合理性を実感する。接続はシンプルに済むし、実売価格3万円台後半で購入できるとコスパも良好。手持ちのテレビからネット接続機能も高音質もアップグレードさせたいなら、「LINK BAR」はベストな1台になることだろう。

折原一也
Writer
折原一也
オーディオ&ビジュアルライター/AV評論家。「オリチャンネル」主催。IT系出版の編集者出身で、2004年に独立後はモノ雑誌やオーディオ・ビジュアル専門誌で活動。2009年より音元出版主催のVGP審査員。画質・音質にこだわるAV評論家ではあるが、ライフスタイルになじむ製品、コスパにすぐれた製品を評価する庶民派。2022年に立ち上げたYouTubeチャンネル「オリチャンネル」では、取材メディアの人間として一次情報の発信、検証と測定データに基づくレビューなど独自の発信も行っている。最近のマイブームはAI全般。
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遠山俊介(編集部)
Editor
遠山俊介(編集部)
2008年カカクコムに入社、AV家電とガジェット系の記事を主に担当。ポータブルオーディオ沼にはまり、家にあるイヤホン・ヘッドホンコレクションは100オーバーに。最近はゲーム好きが高じて、ゲーミングヘッドセットにも手を出している。家電製品総合アドバイザー資格所有。
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