レビュー
スマートディスプレイを買うならコレで決まり

デカいは正義。「Google Nest Hub Max」は満足度高めのスマートディスプレイ

Googleからスマートディスプレイ「Google Nest Hub Max」が2019年11月22日に発売されました。スマートディスプレイとは、スマートスピーカーにディスプレイを搭載したデバイスのことで、「OK, Google〜」で質問した答えを、音声だけでなく画面にも表示してくれます。つまり、耳だけでなく、目でも情報を確認できるというわけです。

Googleは、2019年6月にスマートディスプレイ第1弾となる「Google Nest Hub」を発売。その5か月後に発売された「Google Nest Hub Max」は、「Google Nest Hub」のディスプレイを大型化させ、新たにカメラを搭載し、さらに、サウンド性能が改良されたモデルです。

今回は、「Google Nest Hub」を使っている筆者が、「Google Nest Hub Max」を実際に試し、新機能を中心に両モデルの違いや使い勝手をレビューします。

ディスプレイが大きくなって使い勝手は超向上

スマートスピーカーと比べると、スマートディスプレイでできることは多岐にわたります。時刻や天気、ニュースといったシンプルな情報だけでなく、料理のレシピやGoogleマップのルート、動画再生といった複雑な情報も、音声の読み上げと、画面表示でユーザーに伝えてくれます。

後述するカメラに関する機能以外で、「Google Nest Hub Max」と「Google Nest Hub」はできることは基本的に同じ。時刻や天気といったベーシックな情報から、ユーザーのGoogleアカウントに紐付いたスケジュールなどパーソナルな情報を画面に表示してくれます

フィリップスの「Hue」といったスマートホーム製品をコントロールするためのハブとしても使えます。これも「Google Nest Hub」と同じ

「Google Nest Hub」はディスプレイが7インチでしたが、「Google Nest Hub Max」は10インチに大型化。画面が大きくなったことで、情報が見やすくなり、使い勝手は劇的に向上しました。

「Google Nest Hub Max」(左)と「Google Nest Hub」(右)のサイズ比較。「Google Nest Hub Max」のほうが画面の見やすさにおいて優位なのは明らかです

レシピなどを確認するのも、やっぱり画面が大きいほうが見やすいです

レシピなどを確認するのも、やっぱり画面が大きいほうが見やすいです

Googleのスマートディスプレイだけの特徴として、Googleフォトとの連携機能があります。これは、Googleフォトに保存しているアルバムをスマートディスプレイに表示できるというもの。つまり、デジタルフォトフレーム的な使い方ができるというわけです。しかも、特定の人物が写った写真を自動的にアルバムに追加する設定にしておけば、最新の写真を勝手に追加してくれるAIデジタルフォトフレームとして使えます。

スマートディスプレイって、実際のところ操作している時間よりも、何もせずに待機させている時間のほうが圧倒的に長いんです。1時間に何回も「OK, Google. 〜して」なんて言いません。必要なときにちょこっと使ったら、後は待機というのが一般的な使い方でしょう。そのため、待機中にデジタルフォトフレームとして使えるのは、非常にうれしい機能なんです。

これが、「Google Nest Hub Max」だと画面の大型化により、写真がより見やすくなりました。「Google Nest Hub」を使っていたときも十分満足していましたが、写真を見るなら画面は大きいほうが断然イイです。

Googleフォトとの連携でデジタルフォトフレームとして利用。「Google Nest Hub Max」は大きな写真立てのような迫力があります

サウンド面では、ウーハーとステレオスピーカーを搭載しており、日常で音楽を楽しむ程度であれば十分満足できる範囲です。

画面が大型化したことのデメリットは、あえてあげるのであれば、本体が大きくなったため、インテリアとして目立つことくらいでしょうか。個人的には、「Google Nest Hub Max」のデザインはインテリアになじむため、気になりませんでした。

カメラ搭載でより便利に。プライバシーが気になる人はオフにできる

画面の大型化以上に大きな進化は、カメラを搭載したことです。これにより、アプリ「Google Duo」を使ったビデオ通話、ユーザーの顔を認識してパーソナライズな情報を表示する「Face Match」、そして外出先からカメラを通して家の様子を確認できるセキュリティカメラの機能が追加されました。

本体上部に650万画素の広角カメラを搭載。これを利用する機能が新しく追加されました

本体上部に650万画素の広角カメラを搭載。これを利用する機能が新しく追加されました

「Google Duo」は、Googleが提供するビデオ通話アプリで、Androidスマートフォンであればプリインストールされているものです。Google Duoのアカウントを「Google Nest Hub Max」に紐付けるだけで、自宅にいる家族とビデオ通話を楽しめます。スマホとは違い、手で持っている必要がないのは楽ないっぽうで、家の中を移動しながらビデオ通話することはできないというデメリットもあります。

続いては「Face Match」機能。これは、「Google Nest Hub Max」に顔情報を登録しておくと、ユーザーが近くにきたことをカメラで認識して、パーソナライズな情報を表示してくれる機能です。パーソナライズな情報とは、ユーザーのGoogleアカウントに紐付いたスケジュール(Googleカレンダー)やマップのルート(Googleマップ)などのことです。

ユーザーが「Google Nest Hub Max」の近くにくると、スケジュールや職場までのルートを画面右上に表示してくれます。これをタップすると詳細な情報をカード形式で教えてくれるといった感じです

「OK, Google. 今日の予定は?」などと聞かなくても、前に立つだけで教えてくれるというわけです。使う前は「これって必要なのか?」と思っていたのですが、実際に使ってみると、朝であれば職場までのルートや乗換情報、そしてその日の予定などを教えてくれるため、聞く前に教えてくれる優秀なアシスタントが自宅にいるようで、便利に感じました。

いっぽうで、カメラが顔を認識する精度が高いため、「Google Nest Hub Max」の前を通りすぎるだけでも反応し、意図しないタイミングでも教えてくれるのは、ちょっとおせっかいがすぎるかも。また、家族が一緒にいるときでもGoogleカレンダーの予定などが表示されるのは、敬遠したい人がいるかもしれません。

もちろん、「Face Match」機能はオフにすることも可能ですし、そもそもカメラ機能自体を本体背面のボタンやアプリからオフにすることもできます。ここをユーザーがコントロールできるようになっているのは、プライバシーが配慮されているということ。また、顔認証に使用されるデータは、クラウドではなく端末内に保存されるため、流用される心配はないとのことです。

あと、もうひとつ触れておきたい新機能は、外出先からこのカメラにアクセスして「Google Nest Hub Max」をセキュリティカメラとして使えることです。スマホのアプリ「HOME」から自宅の様子をいつでも確認できます。

スマホから自宅の様子を確認。セキュリティカメラとしても活用できます

スマホから自宅の様子を確認。セキュリティカメラとしても活用できます

ユーザーがカメラを使用して自宅を見ているときは、「Nest Camの映像を表示しています」という通知とともに、カメラ右側のライトが緑色に点灯。家族といえども、了承なしに勝手に見られるのは少し気持ち悪いので、こういう機能は搭ありがたいですね

また、アプリ「Nest」と「Google Nest Hub Max」を連携させることで、就寝時や外出中など必要なときだけカメラをオンにするスケジュール機能や、誰かが映ったときに知らせてくれるアクティビティの通知など、より高度なセキュリティカメラとして使用することもできます。セキュリティカメラは、単なる副次的な要素ではなく、メインに据えてもおかしくないくらいの機能性の高さです。

1週間使ってみたら手放せなくなってしまった

「Google Nest Hub Max」を実際に1週間ほど使ってみましたが、「Google Nest Hub」に戻るのは厳しくなってしまいました。それくらい大きな画面によるメリットは大きいです。音声操作やスマート家電のハブ、デジタルフォトフレームなど、できることは同じでもやっぱり大きな画面のほうが圧倒的に便利です。

また、カメラを搭載したことで、ビデオ通話や「Face Match」機能に加え、セキュリティカメラとしても使えるのもポイントが高いです。スマートディスプレイを買うのであればコレを選べば間違いなしと言えるくらい高い満足度を得られるでしょう。

カメラによるプライバシーが気になるという人は、カメラを搭載していない「Google Nest Hub」という選択肢もありますが、カメラをオフにして使うとしても、大きなディスプレイの「Google Nest Hub Max」のほうが総合的な使い勝手は高いです。

ただし、「Google Nest Hub」はGoogle公式サイト実売価格が15,400円(税込)であるのに対して、「Google Nest Hub Max」は28,050円(税込)と、そこそこの価格差があります。スマートディスプレイを検討している人はココで悩むと思いますが、個人的には13,000円の価格差があっても「Google Nest Hub Max」のほうが満足度は高いと思います。

水川悠士(編集部)

水川悠士(編集部)

最新ガジェットとゲームに目がない雑食系ライター。最近メタボ気味になってきたので健康管理グッズにも興味あり。休日はゲームをしたり映画を見たりしています。

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