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番組表の見やすさや表示切り換えの速度、録画機能や編集機能の使いやすさを徹底検証

4Kブルーレイレコーダーベストバイはどれ? パナソニック、シャープ、ソニーの3機種をガチ比較

パナソニック VS. ソニー、4K長時間録画の画質は?

第2世代4Kレコーダーの目玉機能が、4K長時間録画への対応だ。4K放送をオリジナルの4K DR画質で録画すると約33Mbpsと高ビットレートで、たとえば1層25GBのBDには約1時間35分しか収録できない。それをH.265/HEVC形式で4Kのまま長時間録画すれば、録画時間も延びるし、HDRや広色域といった最新の信号も保持できる。

2019年12月時点で4K長時間録画はパナソニックとソニーの2社。両社のビットレートをあわせた上での対応録画モードは次の表の通りだ。

パナソニックとソニーの4K長時間モード比較

パナソニックとソニーの4K長時間モード比較

今回は録画画質を比較する目的で、BS4Kの同じ番組を4KDR画質で比較。ダビング10を駆使したBDメディアへのレート変換ダビング、HDD上のモード変換を利用して、3倍録画約11Mbps(パナソニックの3倍録画、ソニーのSRモード)、最長録画モード(パナソニックのおまかせ長時間“4K 8〜12倍録モード”=4.1Mbps〜2.7Mbps、ソニーのEERモード=3Mbps)で保存。80インチの8Kテレビに表示した上で、画面上1/16ほどの領域をカメラで撮影した。なおシャープは参考までに2K画質の同一レートで撮影している。

パナソニックの長時間録画は17段階が選択可能

パナソニックの長時間録画は17段階が選択可能

ソニーの4K長時間録画モードは7種類で選択可能

ソニーの4K長時間録画モードは7種類で選択可能

サンプルの録画モード選びは、パナソニックのレコーダーにある“4.5倍以上の録画倍率はBDメディアへの変換時に指定不可”という制約を受けた上の選択だ。このため“4K 8〜12倍録モード”への変換はHDD上で実施している。オリジナルの4K DRモードの画質サンプルは下記の通り。なお、撮影した写真は、動きのあるシーンを手持ちカメラで撮ったもののため、厳密に同一フレームではない点はご容赦いただきたい。

4KDRモードで撮影した高画質サンプル(ソニーで撮影)

4KDRモードで撮影した高画質サンプル(ソニーで撮影)

パナソニック、ソニーで比較した4K画質の2倍録画モード相当(約16Mbps)のHEVC映像は、80インチの8Kテレビでもひと目で4K放送との違いに気づかない精細感だ。ソニーのXSRモードの方が若干ノイズを押さえ気味で、パナソニックの2倍録画はクッキリでノイズも出たが、映像で視聴している状態では違いを見つけることが難しいほど。どちらも4KDRに代用できる画質だ。参考までにシャープの2倍録画(HD画質)は、精細感・ノイズとも4K画質より不利なようだ。

パナソニックの2倍録画モード

パナソニックの2倍録画モード

ソニーのXSRモード(2倍相当)

ソニーのXSRモード(2倍相当)

【参考】シャープの2倍録画モード

【参考】シャープの2倍録画モード

パナソニック、ソニーの4K画質最長録画モードでは、番組としては見られるが画質評価は厳しい。ソニーのEERモードは計算上11倍録相当にもなり画画面全体がぼやけノイズも出るし、カメラが動くとブロックノイズも現れる。同じくパナソニックの“4K 8〜12倍録モード”も画面全体が甘く動くとノイズも出た。ただパナソニックの録画倍率が最大12倍ながら、ディテールを維持している。なお、シャープの2K画質12倍は画面全体が崩れていて実用性は厳しかった。

パナソニックの“4K 8〜12倍録モード”

パナソニックの“4K 8〜12倍録モード”

ソニーのEERモード(11倍相当)

ソニーのEERモード(11倍相当)

【参考】シャープの12倍録画モード

【参考】シャープの12倍録画モード

4K放送も自動チャプター対応が当たり前に

録画番組の再生機能は、録画した番組の再生画面からチェックした。

パナソニックの録画一覧は番組名が見やすいが、詳細情報は選択中の番組のみ。タブ形式で切り替えて最新録画、未視聴、新番組などよく使う絞り込みに対応する。タブはジャンル等にカスタマイズ可能で、リモコン左右を切り替えるだけなので頻繁に使う条件を登録しておけばラクだ。なお、おまかせは自動録画に相当するタブで、条件もここから登録できる。

パナソニックは見やすい画面とタブ切り替えが特徴

パナソニックは見やすい画面とタブ切り替えが特徴

タブは分類ラベル設定としてジャンル絞り込みも登録できる

タブは分類ラベル設定としてジャンル絞り込みも登録できる

シャープは、録画番組のサムネイルがタイルのように並ぶタイプ。画像中心で文字タイトルが切れやすい。表示は文字サムネイルに切り替えもできるが、今度は文字のみで味気ない。ジャンル等の絞り込みも別画面に切り替えて操作する形で、デフォルト画面以外は操作に迷いそうだ。シャープのオリジナル機能である「番組内容まるわかり」は、再生をスタートせず内容を確認できるので便利。

シャープの録画リストは番組サムネイルが並ぶ

シャープの録画リストは番組サムネイルが並ぶ

リモコンのまるわかりボタンから再生せず番組内容を表示できるのもポイント

リモコンのまるわかりボタンから再生せず番組内容を表示できるのもポイント

ソニーの録画リストはサムネイル入りの広々とした画面で、番組名、チャンネルや時間、録画モードなどの情報量が豊富。画面左からジャンルや放送、予約方法、キーワード検索などを一体化していて、番組絞り込みも得意だ。

ソニーの録画リストは一画面の情報量が豊富

ソニーの録画リストは一画面の情報量が豊富

ジャンル絞り込み、キーワード、グループ、録画先(USB HDD接続の場合)などを指定可

ジャンル絞り込み、キーワード、グループ、録画先(USB HDD接続の場合)などを指定可

レコーダーユーザーは番組を視聴する際にスキップしながら使う人も多いだろう。スキップ操作に必要なシーンを検出する自動チャプターは、3社とも4K放送録画でも対応する。シーン検出にはメーカー毎に特徴があるが、パナソニックは若干のシーン検出あり、シャープはほぼCM前後のみ、ソニーは番組内でも積極的に自動チャプターを付与するような振る舞いになっている。

なお、早見再生は3社とも4K放送は非対応。なお、シャープは0.9倍の“ゆっくり再生”に対応しているが、音質劣化と声の違和感がやや出るようだ。

3社とも4K放送録画でも自動チャプターに対応(写真はパナソニック)

3社とも4K放送録画でも自動チャプターに対応(写真はパナソニック)

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