レビュー

必要な情報がパッと目に入る! Amazon「Echo Show 15」はおうちの中心で大活躍するスマートハブ

Amazonの手がけるスマートディスプレイ「Echo Show」シリーズの最新モデルとして4月7日に発売となった「Echo Show 15」。15.6型というシリーズ最大の画面サイズを有し、壁への取り付けを前提としたこれまでにないスタイルを提案するスマートディスプレイだ。今回は実際に壁に取り付け、約1か月使ってみてわかった「Echo Show 15」の魅力をレポートしていこうと思う。

壁掛け設置に対応したAmazon「Echo Show 15」。Amazon.co.jpでの価格は29,980円

壁掛け設置に対応したAmazon「Echo Show 15」。Amazon.co.jpでの価格は29,980円

壁取り付けは思いのほか簡単だが、日本の住宅だとオプションの取り付け金具はかなり重要。設置場所も事前にしっかりと考えたい

冒頭にも述べたどおり、「Echo Show 15」は壁へ取り付けて利用することを前提にした、これまでにないコンセプトのスマートディスプレイだ。

パッケージの中には、「Echo Show 15」本体のほか、電源アダプター、壁掛け金具、マニュアル冊子などが同梱されている。画面サイズが15.6型、重さ2.2kgもある本体を支えるため、付属の壁掛け金具はボードアンカーを使ってネジで固定するかなりごついものだ。壁掛け金具は一度取り付けてしまうと場所を変えることが難しいので、パッケージに付属するネジ穴ガイドが書かれた用紙を貼り付け、慎重に取り付けていこう。

Amazon「Echo Show 15」のパッケージ

Amazon「Echo Show 15」のパッケージ

パッケージ内には「Echo Show 15」の本体のほか、電源アダプターや壁掛け金具が入っている

パッケージ内には「Echo Show 15」の本体のほか、電源アダプターや壁掛け金具が入っている

「Echo Show 15」の大きさがわかるように、B4サイズのスケッチブックと並べてみたところ。重さは2.2kgとそれなりに重量感がある

「Echo Show 15」の大きさがわかるように、B4サイズのスケッチブックと並べてみたところ。重さは2.2kgとそれなりに重量感がある

壁掛けに使用する付属の取り付け金具。重量のある本体をしっかりと壁に固定するため、壁掛け金具はボードアンカーを使ってネジで固定する形。ちなみに、壁掛け金具は横画面・縦画面両対応。ネジ穴ガイドが書かれた用紙も付属するが、水平器はついてこないので別途準備しておきたい

壁掛けに使用する付属の取り付け金具。重量のある本体をしっかりと壁に固定するため、壁掛け金具はボードアンカーを使ってネジで固定する形。ちなみに、壁掛け金具は横画面・縦画面両対応。ネジ穴ガイドが書かれた用紙も付属するが、水平器はついてこないので別途準備しておきたい

ただ、ここで注意しておきたいことは、この付属の壁掛け金具だと下地ボードに確実に穴が空いてしまうということ。日本の住宅事情、特に賃貸で原状復帰が求められる場合は、付属の壁掛け金具は完全にアウトだ。この問題を回避するために、日本市場では石こうボードに専用ホッチキス針で簡単に固定できる若林製作所の「壁美人」とタッグを組んだ専用固定金具が用意されている。

この専用固定金具であれば、壁にネジ穴を一切残すことなく固定できる。取り付けに必要な工具もホッチキスだけととても手軽だ。壁に大きなネジ穴が空くのが嫌だという人や、賃貸物件への取り付けを検討している人は、この専用金具は必須と言えるだろう。

オプションで用意されている専用固定金具(Amazon.co.jpで3,480円)。若林製作所の「壁美人」というシリーズのひとつで、専用のホッチキス針だけで簡単に固定でき、壁にも小さな穴が空くだけ。下地が石膏ボードだけでも問題なく取り付けられる

オプションで用意されている専用固定金具(Amazon.co.jpで3,480円)。若林製作所の「壁美人」というシリーズのひとつで、専用のホッチキス針だけで簡単に固定でき、壁にも小さな穴が空くだけ。下地が石膏ボードだけでも問題なく取り付けられる

壁掛け金具以外だと、取り付ける場所についても事前にしっかりと考えておきたいところ。というのも、「Echo Show 15」に標準で付属する電源アダプターのケーブル長が約1.5mと微妙に短く、近くにコンセントがない場合は延長ケーブルなどを用意しなければいけないためだ。ケーブルをだらだらと壁に這わせるのもスタイリッシュじゃないので、事前にコンセントとの位置関係はチェックしておくほうが無難だ。また、「Echo Show 15」はグレア仕様(光沢)の液晶パネルが使われており、直射日光などの強い光源が画面に映り込むような場所だと画面が見にくくなる。視野角も若干狭く、斜めからの視認性もあまりよくないので、この点も考慮して設置場所は決めたほうがよさそうだ。

ほかにも、「Echo Show 15」には後述するカメラを使ったパーソナライズ機能が用意されているので、取り付け位置の高さについても注意しておきたい。使い勝手も考えると、画面が目線の高さになるような高さが理想だ。

「Echo Show 15」は電源アダプターを接続して使用する形になるため、近くにコンセントがあるかは確認しておきたい

「Echo Show 15」は電源アダプターを接続して使用する形になるため、近くにコンセントがあるかは確認しておきたい

「Echo Show 15」はグレア仕様(光沢)の液晶パネルで視野角も若干狭いので、コンセントの位置だけでなく、取り付け場所そのものにも気を付けたい

「Echo Show 15」はグレア仕様(光沢)の液晶パネルで視野角も若干狭いので、コンセントの位置だけでなく、取り付け場所そのものにも気を付けたい

取り付けが完了したら電源アダプターを接続、後はこれまでの「Echo Show」シリーズ同様、画面の指示にしたがって初期設定を完了すれば使えるようになる。ちなみに、「Echo Show 15」は大画面ということもあり、無線LANのパスワード入力など、ソフトウェアキーボードによる文字入力がかなり快適になっている。これも、大画面化した大きなメリットと言えそうだ。

初回セットアップはこれまでの「Echo Show」シリーズとほぼ同じ流れ。ソフトウェアキーボードが大きくなって入力しやすい点はうれしいところ。ここでも撮影している筆者がしっかりと映り込んでいるのはご愛嬌

初回セットアップはこれまでの「Echo Show」シリーズとほぼ同じ流れ。ソフトウェアキーボードが大きくなって入力しやすい点はうれしいところ。ここでも撮影している筆者がしっかりと映り込んでいるのはご愛嬌

ここまで、実際に「Echo Show 15」を取り付けた経験を交えて、壁への取り付けで押さえておきたいポイントを紹介してきたが、正直、これまでの「Echo Show」シリーズに比べると、いろいろと設置場所や設置方法を考えなければいけないことは確かだ。そういった面倒なことを考えたくないという人は、オプションで用意されている専用スタンドに取り付けて設置することも可能となっている。こちらも、壁掛け設置と同じように、画面の縦置き・横置きの両方が可能となっている。せっかくの大画面なので、いろいろな場所に持ち運んで使いたいということであれば、こちらをチョイスするというのもアリだろう。

「Echo Show 15」の専用スタンド(Amazon.co.jpで3,980円)。組み立て式で、電源アダプターはスタンド支柱に通す形

「Echo Show 15」の専用スタンド(Amazon.co.jpで3,980円)。組み立て式で、電源アダプターはスタンド支柱に通す形

電源アダプターの接続は必須だか、これならどこにでも持ち運びできる

電源アダプターの接続は必須だか、これならどこにでも持ち運びできる

壁掛け設置と同じく縦画面にも対応。画面を縦にすると、本体のセンサーが感知して自動で縦表示に切り替わる

壁掛け設置と同じく縦画面にも対応。画面を縦にすると、本体のセンサーが感知して自動で縦表示に切り替わる

必要な情報がパッと目に入る! 15.6型の大画面を生かした「Echo Show 15」だけで使えるウィジェット機能がとても便利

「Echo Show 15」は、これまでの「Echo Show」シリーズにはない、15.6型の大画面を生かしたさまざまな機能が搭載されている。

そのひとつが「ウィジェット機能」だ。これまでの「Echo Show」シリーズは、天気予報なら天気予報のみ、話題のニュースなら話題のニュースのみを一画面で表示、それらが一定時間で自動的にスクロールして切り替わるようなUIとなっていた。画面サイズと表示される情報量を考えればこのUIがいちばんだったのだろうが、見たい時に必要な情報が表示されていないということも多く、必要な情報へのアクセスのしやすさという点では課題があったのも事実だ。

その点、「Echo Show 15」は広大な画面サイズをうまく活用し、好みのウィジェットを配置して一画面で必要な情報を整理して表示できる新しいUIを導入。画面を見るだけで必要な情報がパッと目に入り、画面上の情報量が飛躍的に高まったのが大きなポイントとなっている。

15.6型の大画面を生かし、好みのウィジェットを配置できるようになった「Echo Show 15」

15.6型の大画面を生かし、好みのウィジェットを配置できるようになった「Echo Show 15」

ウィジェット機能は、5月6日時点で「やることリスト」や「よく使うスマートホーム」「ミュージック&オーディオ」、「今日/今月の予定・リマインダー」「付せん」「天気」など、大小あわせて12種類のウィジェットが用意されており、画面に最大6つまで表示することが可能だ。

ウィジェットの種類は5月7日時点で全12種類用意されている

ウィジェットの種類は5月7日時点で全12種類用意されている

たとえば、「よく使うスマートホーム」をホーム画面に追加しておけば、「Echo Show 15」の画面をタッチするだけで、スマート家電の操作が行える

たとえば、「よく使うスマートホーム」をホーム画面に追加しておけば、「Echo Show 15」の画面をタッチするだけで、スマート家電の操作が行える

最大6個のウィジェットを配置しても画面すべてが埋まることはなく、画面の一部はこれまでの「Echo Show」シリーズのように設定したホーム画面が表示されるようになっている

最大6個のウィジェットを配置しても画面すべてが埋まることはなく、画面の一部はこれまでの「Echo Show」シリーズのように設定したホーム画面が表示されるようになっている

そして、このウィジェット機能をより便利にしてくれる機能が「Echo Show 15」には搭載されている。それが、「Echo Show 15」の前にいる人をカメラで判断し、その人に合わせた情報を表示してくれるパーソナライズ機能「ビジュアルID」だ。

あらかじめ顔のデータを「Echo Show 15」で学習させ、そのユーザーのAlexaアプリからカレンダーや音楽サービスといったユーザー情報を登録しておく必要があるが、登録ユーザーをカメラが認識した場合、そのユーザーのスケジュールを優先して表示したり、そのユーザーの音楽再生履歴やそれに基づくおすすめコンテンツのレコメンドなどが表示されるようになる。

「ビジュアルID」は、本体のカメラを使って登録ユーザーを認識する。個人識別精度自体はスマートフォンに搭載されている同様の機能に比べると粗いが、照明を落とした暗い部屋でもしっかりと反応してくれる

「ビジュアルID」は、本体のカメラを使って登録ユーザーを認識する。個人識別精度自体はスマートフォンに搭載されている同様の機能に比べると粗いが、照明を落とした暗い部屋でもしっかりと反応してくれる

プライバシーに配慮するため、カメラには物理カバーも用意されている。ちなみに、物理カバーを閉めなくても、マイクをミュートするとソフトウェア的にカメラもオフになる仕様だ

プライバシーに配慮するため、カメラには物理カバーも用意されている。ちなみに、物理カバーを閉めなくても、マイクをミュートするとソフトウェア的にカメラもオフになる仕様だ

「ビジュアルID」を利用するには、事前に顔データを登録しておく必要がある。「Echo Show 15」を目線の高さくらいに設置しておきたい理由はここにある

「ビジュアルID」を利用するには、事前に顔データを登録しておく必要がある。「Echo Show 15」を目線の高さくらいに設置しておきたい理由はここにある

ちなみに、パーソナライズといってもあくまでも“個人向けに最適化された情報を優先して表示する”だけであり、たとえば「今日/今月の予定・リマインダー」「今日の予定・リマインダー」というカレンダー機能では、ほかのユーザーのスケジュール情報もしっかりと確認できる。

「ビジュアルID」はあくまでも個人向けに最適化された情報を優先して表示するだけなので、家族のスケジュールデータをすべて紐づけておけば、紐づいているデータはすべて確認できる

「ビジュアルID」はあくまでも個人向けに最適化された情報を優先して表示するだけなので、家族のスケジュールデータをすべて紐づけておけば、紐づいているデータはすべて確認できる

音楽ストリーミングサービスのパーソナライズ機能も用意。ただ、この機能はAlexa経由で再生したものをベースにレコメンドしているようで、Amazon Musicアプリで再生したものが反映されないのは少々残念だ

音楽ストリーミングサービスのパーソナライズ機能も用意。ただ、この機能はAlexa経由で再生したものをベースにレコメンドしているようで、Amazon Musicアプリで再生したものが反映されないのは少々残念だ

個人のスケジュールを紐付けて家族みんなでスケジュールを確認できるというと、スケジュールはプライベートなものという秘密主義の多い日本人だとちょっと身構えてしまうかもしれないが、欧米では“家族間では見られて困るようなスケジュールはないよね”という考え方が主流ということも関係しているそう。元々、「Echo Show 15」は家のコネクションハブを目指して開発された製品でもあるし、登録しているユーザーをカメラが判断できない時は、家族全員の情報をミックスして表示する仕様になっているなど、この考え方は「Echo Show 15」の設計思想にも大きく影響しているようだ。

この家族間の情報やスマートホーム機能を「Echo Show 15」にまとめて表示するという部分、実は意外に便利だったりする。筆者の場合、ごみ捨ての予定を忘れないようにリマインダー設定しているのだが、スケジュールに今日は〇〇のごみの日って表示されると、普段ごみ捨てをあまり意識していない家族もゴミ捨てを率先してやってくれるようになった。

また、在宅勤務あるあるかもしれないが、以前、重要なWeb会議でマイクをオンにしてしゃべっている最中にとなりの部屋で掃除機をかけはじめたため、慌ててストップをかけたことがあった。そのトラブル以降、在宅勤務で重要なWeb会議がある日は「○時から会議があるから静かにしてね」と説明していたのだが、スケジュールを表示するようにしてから、そういった説明をわざわざしなくても、家族間のスケジュールを理解しているため、互いに自然と配慮しあえるようになったのも「Echo Show 15」を導入してよかったポイントだ。

リマインダー機能にごみ捨てを登録したところ、家族が積極的に協力してくれるようになったのはうれしい誤算。在宅勤務でおうちにいる時間が多い人は、スケジュールを家族で共有するといろいろとスムーズになるので、ぜひ試してみてほしい

リマインダー機能にごみ捨てを登録したところ、家族が積極的に協力してくれるようになったのはうれしい誤算。在宅勤務でおうちにいる時間が多い人は、スケジュールを家族で共有するといろいろとスムーズになるので、ぜひ試してみてほしい

最後にもうひとつ、「Echo Show 15」でとても気に入った機能を紹介したい。それは、Amazon Photosに保存している写真を大画面に表示してくれる「フォトフレーム機能」だ。スマートフォンで撮った写真を自動でAmazon Photosにアップロードする設定にしておけば、何気なく撮った写真もまるでアートのように表示することができる。スマートディスプレイとして必要な情報を表示してくれるだけでなく、額縁を部屋に飾るみたいにインテリアとしても使えるというのはなかなか面白いので、ぜひ活用してみてほしい。

「Echo Show 15」を大画面のデジタルフォトフレームのように活用できる「フォトフレーム機能」。Amazon Photosとスマートフォンを事前に連携しておけば、スマートフォンで撮った写真を大画面で楽しめる

「Echo Show 15」を大画面のデジタルフォトフレームのように活用できる「フォトフレーム機能」。Amazon Photosとスマートフォンを事前に連携しておけば、スマートフォンで撮った写真を大画面で楽しめる

マルチメディア機能も充実。音も意外といい

ここからは、「Echo Show 15」のマルチメディア機能について紹介しておこう。

「Echo Show 15」は、これまでの「Echo Show」シリーズ同様、Amazonプライム・ビデオやNetflix、YouTubeなどのネット動画サービスや、Amazon MusicやSpotify、Apple Musicなどの音楽ストリーミングサービスなどを楽しめるようになっている。ちなみに、Amazonプライム・ビデオについては、「Echo Show 15」の15.6型フルHDという大画面ディスプレイを生かし、フルHD画質での再生にも対応している。これは、これまでの「Echo Show」シリーズにはない「Echo Show 15」ならではの大きなメリットと言える。

「Echo Show 15」なら、Amazonプライム・ビデオやNetflix、YouTubeなどのネット動画サービスも楽しめる。なお、YouTubeは内蔵のWebブラウザーでアクセスする形だ

「Echo Show 15」なら、Amazonプライム・ビデオやNetflix、YouTubeなどのネット動画サービスも楽しめる。なお、YouTubeは内蔵のWebブラウザーでアクセスする形だ

画面サイズが大きい分、これまでの「Echo Show」シリーズよりも大迫力で映像コンテンツを視聴するのには確かに向いている。だたし、先述したどおり、壁に取り付けた場合は視野角が狭く、壁に向かって立って長時間視聴するっていう機会はあまりないと思うので、活躍するシーンは少ないかもしれない。「Echo Show 15」でネット動画サービスを思う存分楽しみたいなら、視聴位置近くまで持ってくることができるスタンド取り付けを検討したほうがよさそうだ。

いっぽう、画面を見なくても楽しめる音楽サービスは、「Echo Show 15」との相性はかなりよかった。「Echo Show 15」は、本体背面にスピーカーを2基搭載しており、本体を横にした時は画面の左右に位置し、ステレオ再生に対応。画面を縦にした場合は、上下に位置するスピーカーがそれぞれモノラル再生で動く仕組みになっている。このスピーカーが壁掛けを想定してチューニングされているのか、壁の反射をうまく活用し、部屋全体を満たすように音が大きく広がってくれるのだ。

「Echo Show 15」の本体背面には、1.6インチ×2のスピーカーが搭載されている。壁をうまく活用したチューニングになっているようで、想像以上に音が広がる

「Echo Show 15」の本体背面には、1.6インチ×2のスピーカーが搭載されている。壁をうまく活用したチューニングになっているようで、想像以上に音が広がる

さすがに単体のスマートスピーカーの「Echo」シリーズと比べると音質はやや見劣りするが、バランスのとれたサウンドなので、イージーリスニングにはもってこいだし、ボリュームを上げすぎると壁を隔てたとなりの部屋にも影響するくらい出力もパワフルで、広々としたリビングに設置しても十分活躍してくれるだろう。

【まとめ】おうちの中心に設置したい新スタイルのスマートディスプレイ

「Echo Show 15」を1か月ほど使ってみたが、新搭載のウィジェット機能でパッと見るだけで天気やスケジュール、メモなどの重要な情報に素早くアクセスできたり、画面をすばやくタッチするだけで家じゅうのスマート家電を手軽にコントロールできたりする点は、ほかの「Echo Show」シリーズにはない「Echo Show 15」ならではの魅力だった。Amazonが自信あり気に“家のコネクションハブを目指して開発”したというのもうなずける。この魅力を余すことなく味わうなら、リビングなど、家族の集まるおうちの中心にぜひ設置したいと思った。

いっぽう、今回使ってみて改善してほしいと思ったのが、壁掛け設置やカレンダーの表示方法など、いわゆるローカライズの部分だ。壁掛け設置については、日本の住宅事情を考えると、標準取り付け金具をオプションで用意されている石こうボード取り付け用にしてもらいたかった。カレンダー表示についても、日本のカレンダーは土日祝日に色が付いていて、ひと目でお休みの日がわかるというものが多いと思うが、「Echo Show 15」のカレンダーはすべて同じ色で少々使いにくく感じてしまった。今後、日本での「Echo Show 15」の展開を進めていくなら、こういった細かな部分をブラッシュアップしてほしいところ。このあたりは今後の改善に期待したいところだ。

ウィジェット「今日/今月の予定・リマインダー」では月別カレンダーが表示されるのだが、曜日も日付もすべて白文字でパッとみていつが祝日なのかがわかりにくい。表示サイズもやや小さめなので、もう少し大きく表示するなど、カレンダーとしてもっと使いやすくなってくれるとうれしいところ

ウィジェット「今日/今月の予定・リマインダー」では月別カレンダーが表示されるのだが、曜日も日付もすべて白文字でパッとみていつが祝日なのかがわかりにくい。表示サイズもやや小さめなので、もう少し大きく表示するなど、カレンダーとしてもっと使いやすくなってくれるとうれしいところ

いろいろと書いてしまったが、これまでの個人向けスマートディスプレイという概念から一歩踏み込み、家族みんなで使えるおうちのハブ機能がつまった1台という新スタイルを提案したデバイスであることは確かだ。せっかくスマートスピーカーを買ったけどあまり使っていないという人も、これなら思った以上に便利に使いこなせるはず。壁に取り付けられるので、置き場所にも困らない。少々値が張るが、スマートスピーカー・スマートディスプレイのファーストチョイスとしては大いにアリだと思う。

遠山俊介(編集部)

遠山俊介(編集部)

PC・家電・カメラからゲーム・ホビー・サービスまで、興味のあることは自分自身で徹底的に調べないと気がすまないオタク系男子です。最近はもっぱらカスタムIEMに散財してます。

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