レビュー

水泳中にも使える骨伝導イヤホン、Shokz「OpenSwim」の使い勝手がいい

Shokzと言えば、骨の振動を利用して音を伝える骨伝導イヤホンのトップブランド。耳を塞がないのに高音質、しかも高い防水性能を備え、ランニングやジム通いをする人たちから、在宅勤務やテレワークを行う人たちの間で人気を集めています。さまざまなラインアップがある中でも、水泳中にも使えるほどの高い防水性能を備えているのが「OpenSwim」です。泳いでいるときにきちんと音が聞こえるのか? どんな聞こえ方なのか? ランニング、水泳、トライアスロンを専門に手がける筆者が実際に試してチェックしてみました。

Shokz「OpenSwim」レビュー。水中でも音が聞こえるってどんな感じなのでしょうか。

Shokz「OpenSwim」レビュー。水中でも音が聞こえるってどんな感じなのでしょうか。

メディアプレーヤー内蔵。IP68準拠の防水・防塵性能

Shokz「OpenSwim」は、メディアプレーヤー内蔵の骨伝導イヤホン。近ごろのイヤホンと言えば、スマートフォンとBluetooth接続して使用するものが主流ですが、本機はBluetoothなどのワイヤレス通信機能を搭載しない、今どき珍しい製品です。

形状はShokzおなじみの耳にひっかけるネックバンド型。重量は30g。バッテリー駆動時間は8時間で、これはShokzのトップモデル「OpenRun Pro」と同様のスペックとなっています。

Bluetoothなどのワイヤレス通信は使わず、本体に楽曲などを保存。ここは、一般的な骨伝導イヤホンと異なる点です

Bluetoothなどのワイヤレス通信は使わず、本体に楽曲などを保存。ここは、一般的な骨伝導イヤホンと異なる点です

着け心地は、トップモデルの「OpenRun Pro(左)」とほぼ同じような装着感でした。形状のよさもありますが、軽い着け心地で、陸上でも水中でも耳が痛くなることはありませんでした

着け心地は、トップモデルの「OpenRun Pro(左)」とほぼ同じような装着感でした。形状のよさもありますが、軽い着け心地で、陸上でも水中でも耳が痛くなることはありませんでした

大きな特徴はShokzのモデルの中でも、最も高い防水性能を備えているところです。IP68に準拠する防水・防塵ボディにより、水深2mまでの完全水没に耐えることができるため、プールでの水泳のほか、サーフィン、SUPなどのウォーターアクティビティにも対応。もちろん汗にも強いので、ランニングなどでも問題なく使用できます。

IP68の防水・防塵ボディで水泳中にも使用できるのが特徴。水泳中にもお気に入りの音楽が聴きたい! と思ったことがある人はいるはず

IP68の防水・防塵ボディで水泳中にも使用できるのが特徴。水泳中にもお気に入りの音楽が聴きたい! と思ったことがある人はいるはず

PCに接続して音楽を転送。直感的なボタン操作で使い勝手は良好

先ほども書きましたが、「OpenSwim」はBluetooth機能を搭載していません。そのため、PCに接続してイヤホン内蔵の4GBストレージにオーディオファイルを保存する必要があります。対応するファイル形式・コーデックはMP3/WMA/FLAC/WAV/AAC。ハイレゾ音源などの再生には対応しないので、4GBでも容量的に問題はないでしょう。

音楽を「OpenSwim」に保存するには、PCに有線で接続する必要があります

音楽を「OpenSwim」に保存するには、PCに有線で接続する必要があります

ただし、ひと昔前のMP3プレーヤーで行っていた“あの手間”がかかるので、少々面倒ではあります。しかし、"スマホを持たないで音楽が聴ける身軽さ"に改めて気付かされ、プールで泳いでいるときにも使えるという利便性の高さもあり、使ってみると「かなりいい!」と感じさせるイヤホンでした。

パッケージには、専用の充電器のほか、耳栓、防水仕様のイヤホンケースが付属しています。ケースには水抜き用の穴が開いているなど、プールなどでも使いやすい配慮がありがたいですね

パッケージには、専用の充電器のほか、耳栓、防水仕様のイヤホンケースが付属しています。ケースには水抜き用の穴が開いているなど、プールなどでも使いやすい配慮がありがたいですね

充電器は、音楽データ転送を確実に行うため、Shokzのほかのモデルとは共用できない独自のものが付属しています

充電器は、音楽データ転送を確実に行うため、Shokzのほかのモデルとは共用できない独自のものが付属しています

音楽ファイルの転送さえ済んでしまえば、あとの操作は簡単。右のこめかみ辺りに操作ボタンが4つあり、音楽の再生/停止、ボリュームの上下などを行います。このあたりはShokzのほかのモデルと大差なく、初見でも直感的に使えます

音楽ファイルの転送さえ済んでしまえば、あとの操作は簡単。右のこめかみ辺りに操作ボタンが4つあり、音楽の再生/停止、ボリュームの上下などを行います。このあたりはShokzのほかのモデルと大差なく、初見でも直感的に使えます

Shokzのほかのモデルとひとつ違うのが、後頭部側に配置されたモードボタン。長押しするとイコライザーの設定が「通常モード」と「水泳モード」に切り替わります

Shokzのほかのモデルとひとつ違うのが、後頭部側に配置されたモードボタン。長押しするとイコライザーの設定が「通常モード」と「水泳モード」に切り替わります

プールの水泳、ランニングで使ってみた

さて、「OpenSwim」の水中での音質はどんなものなのか、気になりますよね? 今回は実際に水泳を行いながら、「OpenSwim」で音楽を聴いてみました。

イヤホンが水流でズレないように、耳の上の部分をキャップで覆って固定。イコライザーを「水泳モード」にして泳いでみました

イヤホンが水流でズレないように、耳の上の部分をキャップで覆って固定。イコライザーを「水泳モード」にして泳いでみました

筆者は、これまでにShokzの骨伝導イヤホンをいくつか使ってきて、使うたびに音質の高さに驚かされましたが、今回は水中なのにしっかりと聴けるところに驚かされました! 逆に、水中のほうがしっかり聞こえる印象です。それもそのはず、Shokzのイヤホンは、周囲が騒がしいときなどに使う耳栓がついており、耳をふさいでしまうほうがよく聞こえるという特徴があるんです。水が耳栓の効果を発揮して、きちんと聴こえるのでしょう。イコライザーも水中で聴くために最適化されているため、こもる音も少なく思ったよりもクリアな印象です。

装着感も問題なし。痛みを感じさせないほどよいフィット感とホールド感があり、水の抵抗がある中でもズレることはありませんでした。

ランニングでも使ってみましたが、こちらも使い勝手は良好でした。クルマや自転車など、周囲の雑音が聞こえるので安全に走れますし、BGMとして音楽を流しながら走る感覚は、骨伝導イヤホンならではといったところ。あとは、スマートフォンを一緒に携帯する必要がないという点もイイですね。スマートフォンを持って走るのが当たり前になっていましたが、久しぶりに自宅にスマートフォンを置いて走ると、やっぱりものすごく身軽です。この手のメディアプレーヤーはあまり見かけなくなりましたが、スポーツシーンにおける使い心地の高さを再認識させられました。

「OpenSwim」は水泳だけではなく、ランニングでも使い勝手は抜群。水泳とランニングの両方に取り組む人は要チェックです

「OpenSwim」は水泳だけではなく、ランニングでも使い勝手は抜群。水泳とランニングの両方に取り組む人は要チェックです

まとめ

軽い装着感とクリアな音質というShokzの骨伝導イヤホンのイイトコをきっちりと継承しつつ、水中でも使える「OpenSwim」。陸上はもちろん、水中での使い心地もかなりよかったです。ただし、PCに接続して音楽ファイルを転送する必要がある点は少々面倒臭さを感じたポイントでした。

ただし、だからこそスマートフォンを携帯できない水中でも音楽を楽しめる珍しいデバイスになっていますし、陸上でも運動中に仕事などの通知を気にしなくていいのは快適。運動にしっかり集中もできます。

今 雄飛

今 雄飛

ミラソル デポルテ代表。自転車、トライアスロン、アウトドア関連のライターとしても活動中。趣味はロングディスタンスのトライアスロン。

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