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スマホと組み合わせて使いたい最新Bluetoothスピーカーの選び方

「いいモノに悩みなくたどりつける!」をテーマに、最新のトレンドや機能を交えながら、選び方と人気モデルを紹介する新連載「悩み無用の“失敗しない”製品購入ガイド」。連載1回目に取り上げるのは、スマートフォンと組み合わせて使いたい「Bluetoothスピーカー」。最新のBluetoothスピーカーの選び方と人気モデルを紹介しよう。

Bluetoothスピーカーの選び方を解説しながら人気モデルをピックアップ

Bluetoothスピーカーの選び方を解説しながら人気モデルをピックアップ

スマートフォンとの親和性の高さで人気

スマートフォンで本格的に音楽が聴けるようになって約8年(iPhone 3Gの日本発売が2008年)。最近では「音楽はスマホで再生することがほとんどで、CDで聴くことは減っている」という方も多いのではないだろうか。販売形態がCDなどのメディアからデータのダウンロードに移ってきているうえ、2015年には多くの事業者から定額音楽サービスが始まり、スマホで音楽をストリーミング再生することも当たり前になった。

そんなスマートフォン時代のオーディオ機器として今人気を集めているのがBluetoothスピーカーだ。Bluetoothスピーカーは、音声をワイヤレスで受信して再生するスピーカーで、スマホとの親和性が高いのが特徴。スマホをプレーヤー代わりにして音楽を楽しめるのが魅力だ。

最近のBluetoothスピーカーは高音質をうたうモデルも増えてきており、いろいろなタイプの製品を選べるようになった。ミニコンポからBluetoothスピーカーへの買い替えも進んでいるという。

まず、持ち運んで使うのか、決まった場所で使うのかを選択しよう

現在、Bluetoothスピーカーは、1,000円台の安いモデルから50,000円を超える高音質モデルまで幅広く製品がラインナップされている。コンパクトなサイズのものが多いが、その中から自分に最適なものを選ぶには、最初に、「いろいろな場所に持ち運んで利用する」のか「リビングなど決まった場所で利用する」のどちらを選択するかを決めておこう。

持ち運んで利用するのであれば、バッテリーが内蔵されているタイプが便利だ。このタイプの製品はコンパクトなものが多く、価格も比較的安いものから用意されている。ただし、「何でもいい」というのであれば別だが、音質も大事にしたいのであれば、あまり小さくて軽いものは選ばないほうがいいだろう。Bluetoothスピーカーは一般的なスピーカーと同じように、ある程度本体サイズが大きいほうが音質面では有利なところがある。たとえば、迫力のある低音を鳴らすためには一定の空気の移動や振動が必要となる。スピーカー自体が、大きければ大きいほど、大量の空気を振動させることができるため高音質になる傾向があるのだ。もちろん、コンパクトな持ち運びタイプの中にも高音質なものはあるので、本体サイズやバッテリー容量、そして音質のバランスで製品を選んでほしい。

決まった場所で利用するのであれば、バッテリー内蔵タイプを視野に入れつつ、大きなスピーカーユニットを搭載するなど音質にこだわったものを選ぼう。AC駆動のみの製品ではソニーのフラッグシップモデル「SRS-X99」などが代表的なモデルとなるが、後述するサウンドバーや、高音質コーデックに対応したステレオ対応の製品を選ぶといいだろう。

屋外利用やキッチン・浴室用途を考えるなら防水機能が便利

スマートフォンといっしょに(屋内・屋外ともに)持ち運んで使いたいなら、大容量バッテリーを搭載し、さらに防水機能を備えたモデルが便利だ。一般的にこのタイプのスピーカーは、アウトドア向けというイメージで見られるが、防水機能があれば、キッチンや浴室といった水回りでも利用することができる。たとえばUltimate Earsの「UE BOOM 2」はIPX7相当の防水機能を備えており、短時間の水没であれば問題ないため、浴室でも安心して利用できる。

360°に音が広がる円筒状フォルムを採用した「UE BOOM 2」

360°に音が広がる円筒状フォルムを採用した「UE BOOM 2」

また、UE BOOM 2のような360°に音が広がるタイプのスピーカーは、置き場所を気にすることなく利用できるのもポイント。スピーカーの周辺であれば、どこにいても高音質で音楽が楽しめる。また、ペットボトルサイズなので、車内のドリンクホルダーなどにも置けるなど、設置の自由度が高いのも魅力だ。

リビングで使うならBluetooth対応サウンドバーに注目

「リビングに設置して持ち運ばない」というのであれば、テレビと接続して利用するサウンドバータイプのスピーカーに目を向けてみてはどうだろうか。サウンドバーでもBluetooth接続に対応したモデルが多く登場しており、リビングでスマートフォンの音楽を聴きたい場合、そうした製品を選ぶのもひとつの手だ。テレビの前にすっきりと設置して、テレビやブルーレイなどを高音質で楽しめるだけでなく、スマホの音楽も高音質で鳴らすことができる。

サブウーハー内蔵のワンバータイプの製品では、オンキヨーの「SBT-200」と、ヤマハの「YAS-105」の人気が高い。いずれもコストパフォーマンスの高い製品だ。

高さ73mmのコンパクトな筐体を実現したオンキヨーのサウンドバー「SBT-200」

高さ73mmのコンパクトな筐体を実現したオンキヨーのサウンドバー「SBT-200」

Bluetoothスピーカーとしても使える人気のサウンドバー、ヤマハ「YAS-105」

Bluetoothスピーカーとしても使える人気のサウンドバー、ヤマハ「YAS-105」

音質にこだわるなら対応コーデックをチェック

音質にこだわる場合にチェックしておきたいのが、使用するスマートフォンとBluetoothスピーカーが対応するコーデックだ。これは通信するスマートフォンなどとの間でどの圧縮方式を利用するかということ。ほぼすべてのスマートフォンとBluetoothスピーカーが対応しているのが、標準で使われている「SBC」だ。ただし、このコーデックは圧縮率を重視しているため、音質的には有利ではない。

Bluetoothでも高音質で音楽を楽しみたいという場合は、高音質コーデックを利用したい。たとえば、iPhoneと組み合わせて利用するなら、「AAC」に対応したスピーカーを選ぶといい。この圧縮形式は、「SBC」と比べると圧縮率が低く、高音質が得られる。いっぽう、Androidスマートフォンでは、高音質コーデックとして「aptX」が主流になっている。「AAC」と同じように高音質で、多くのAndroidスマートフォンが対応している。さらに高音質なコーデックとして、2015年に「LDAC」が登場しているが、これはソニー製のスマートフォンやウォークマン、スピーカーのみが対応している。

最新の高音質コーデック「LDAC」に対応するBluetoothスピーカー、ソニー「SRS-X77」

最新の高音質コーデック「LDAC」に対応するBluetoothスピーカー、ソニー「SRS-X77」

タッチするだけでペアリングできるNFC対応モデル

Bluetoothの機能面で便利なのがNFCだ。同機能を搭載するスマートフォンとBluetoothスピーカーの組み合わせなら、スマホをスピーカーのNFCタグにかざすだけでBluetoothのペアリングができる。自分のスマホだけでなく、友人や知人のスマホでも(NFC対応モデルであれば)手軽に接続して音楽を聴くことができるので、パーティーなど不特定多数が集まるシーンで非常に便利な機能だ。ただし、iPhoneをはじめとしたNFC機能を搭載しないスマートフォンの場合、通常のペアリング手順となる。自宅内で自分のスマホと接続するだけならば、それほど利用する機会はないため、必須とまでは言えないだろう。

タッチするだけでペアリングできるNFC対応の小型スピーカー、ソニー「SRS-X1」

タッチするだけでペアリングできるNFC対応の小型スピーカー、ソニー「SRS-X1」

まとめ
カジュアルさを求めるならコンパクトモデルを、音質重視なら高音質コーデック対応モデルを選ぼう

今、Bluetoothスピーカーを選ぶうえで、カジュアルかつアクティブに使いたいなら、ソニー「SRS-X1」のような、コンパクトな持ち運びタイプがお買い得だ。高音質コーデックには対応しないが、NFC機能により簡単に接続して使うことができる。可搬性や防水機能を備えた「UE BOOM 2」も、音質と機能性のバランスにすぐれたモデルだ。

いっぽう、音質を追求するなら、高音質コーデック対応モデルや大型のスピーカーユニットを搭載するモデルが選択肢となる。なかでも、ウォークマンや最新のXperiaとの組み合わせなら「LDAC」コーデックが利用できるソニー「SRS-X77」のコストパフォーマンスが高い。重量が2kg近く(約1900g)あるので気軽に持ち運ぶというわけにはいかないが、バッテリーも内蔵している。

持ち運んでアクティブに使うのか、据え置いてじっくりと音楽を楽しむのか。接続するスマートフォンの種類などをもとに、ベストな製品をチョイスしてほしい。

コヤマタカヒロ

コヤマタカヒロ

デジタル機器から白物家電まで幅広い範囲で執筆活動を展開。特に炊飯器には注力しており、米・食味鑑定士の資格も所有。

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