レビュー

話題の「レンズボール」を使って、憂鬱な通勤風景を幻想的にしてみた

ステイホームの日々が続いている。気晴らしに家の周りを散歩してみるが、特にこれといった発見があるわけでもない。まだ寒いし。

そんな、やるせない日々を送る筆者だが、あるアイテムを見つけた。

KING「レンズボールKLB70」

KING「レンズボールKLB70」

レンズボールである。

景色を上下反転させて撮影できるアイテム

レンズボールとは、まるで水晶玉のような透明度の高いクリスタルで、被写体にかざすと、その景色を上下反転させて撮影することができるアイテムだ。

付属品も充実

付属品も充実

購入したレンズボールは、直径70mmで約430g。デジタルカメラやスマートフォンの撮影に最適なサイズなんだそう。

付属品には、キャリングケースと台座が入っていた。なお、キャリングケースにはカラビナも付いているため、持ち運びにも便利。

というわけで、今回はこのレンズボールを持って、散歩に出かけてみようと思う。

曇天でもレンズボールがあれば晴れ気分

散歩に出てみたが、あいにくの天気。いつもであれば、気分もだだ下がりだ。
しかし、今日はレンズボールがある。

さっそく、外に出て写真をパシャリ。
180°のダイナミックな風景が、筆者の手のひらに収まっている!
すごいな!

歩道橋の上に登った

歩道橋の上に登った

高架下をくぐった

高架下をくぐった

いつも見慣れている風景だが、レンズボールをかざせば、この通り。
橋も車も、球体の中にギュッと閉じ込めることができるのだ。

野花。花の名前は知らない

野花。花の名前は知らない

レンズボールにピントを合わせるといい

撮影していくうちに気付いたことがある。
背景をボカしつつ、レンズボールにピントを合わせると、より写真が映えるということ。

街のグラフィックアート。曇空だけに色があるときれい

街のグラフィックアート。曇空だけに色があるときれい

さらに、もう1点。レンズボールは、持ち方や角度を変えるだけで、さまざまな見え方をする、ということ。「かざす」という単純な動作なのに、意外と奥が深そうだ!

出勤の憂鬱も幻想的な世界へ

後日、会社に出勤する日があった。久しぶりの出社はどこか憂鬱だ……。
しかし、今の筆者にはレンズボールがある! 出社の気だるさも、レンズボールを使えば楽しいものになるはず! 

さっそく、レンズボールを片手に出勤する。
はたから見れば、不審者に映るだろうけど……。

今日は晴天。
先日の曇り空よりも、ぐっと写真映えしている。

先日の歩道橋に再度登った

先日の歩道橋に再度登った

撮影風景はこんな感じ

撮影風景はこんな感じ

奥のスカイツリーが見えますか?

奥のスカイツリーが見えますか?

なお、使用上の注意点が一点。レンズボールは虫眼鏡のように集光効果が高いため、太陽の向きによってはやけどや発火の恐れがあるのだ。この時、手が熱くなって気付いた……。

しかし、さまざまな景色を撮ってみたが、お花との相性は抜群である。
レンズボールをのぞき込むと、まるで水晶玉の中にお花が埋め込まれているみたいだ。

野花。もちろん、花の名前は知らない

野花。もちろん、花の名前は知らない

続いて、電車に乗り込む。レンズボール越しだと電車が天井を走っているみたいで愉快だ。
いつか、そんな未来が来るのかもしれない(来ないと思う)。

いつもの通勤電車

いつもの通勤電車

いつもの乗り換えの駅

いつもの乗り換えの駅

レンズボールの被写体として、何がきれいに映えるのか、まだ模索中だ。
そのため、どんどんと撮影枚数が増えていく。
しかし一向にかまわない。だって楽しいから。

会社の最寄り駅

会社の最寄り駅

電車が離れていく寂しさをレンズボールに閉じ込めておこう。
何気ないシーンでも、レンズボールで撮影するだけで個性的な写真になるからすばらしい。

神田川にかかる橋

神田川にかかる橋

こちらは、上に高速道路、下に川が流れている景色だ。これはこれで好きだが、やはり色が入っていたり、青い空が映っていたりしたほうがきれいだと思う。

そうこうしているうちに会社に到着。一応、デスクを撮影してみたが、まったく映えてはいない。ただ、このユーモアがあれば、今日の仕事は頑張れる気がする。

僕のデスクです。汚くてすみません

僕のデスクです。汚くてすみません

会社の屋上は空が広く感じられる

会社の屋上は空が広く感じられる

休憩中のひとコマ。
屋上にやってきたが、やはり快晴はレンズボールと相性がいい。
空と建物が逆さまに映るだけで、異世界に感じられた。

夜景との相性がいいらしいが……

なお、ネットの情報によると、レンズボールは夜景との相性もいいらしい。本当かな?

オフィス街は光が多い

オフィス街は光が多い

本当だった。今日イチの写真である。どこか神秘的で、うっとりしてしまう。
……あとで、Instagramに上げようっと。

近くの東京ドームに来てみた

近くの東京ドームに来てみた

光が集まるこの場所は、絶好のレンズスポットかもしれない。キラキラした被写体があれば、すべてが幻想的に映るようだ。

東京ドームの近くにあったモニュメント

東京ドームの近くにあったモニュメント

現実で見てもきれいだが、レンズボールをかざすだけでロマンティックな雰囲気に。これもInstagramに上げようっと。

東京ドームに併設された遊園地

東京ドームに併設された遊園地

この写真を見ているだけでセンチメンタルな気持ちになるのは筆者だけだろうか? 観覧車ほどの巨大な物体もギュッと閉じ込められるレンズボールは、まさに魔法のアイテムだ。

次回は、海や山などの非日常の景色を撮影したい。Instagramで1億いいねくらいの写真が撮れるだろう。その前にもっと角度や持ち方を練習しておこうと思う……。

レンズボールで映えるシチュエーションは、快晴と夜景がオススメ

レンズボールで映えるシチュエーションは、快晴と夜景がオススメ

というわけで、レンズボールを使えば、日常の景色でさえ、映えさせることができた。持ち運びも楽なので、散歩や旅行に持っていけばより印象的な写真が撮れることだろう。なお、今回は現実離れしたキラキラした写真ばかり撮ってきたが、現実も輝くように頑張ろうと思う。

小野洋平

小野洋平

1991年生まれ埼玉育ち。編集プロダクション「やじろべえ」所属。服飾大学を出るも服が作れず、ライター・編集者を志す。https://twitter.com/onoberkon

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