レビュー

スペックでは伝わらない、ニコンのフルサイズミラーレス「Z 7II/Z 6II」5つの魅力

実写作例

最後に、Z 7II/Z 6IIで撮影した作例を掲載します。解像感が高くクリアで抜けのよい描写や、ボケの質のよさなどを感じていただけると思います。また、Z 6IIについては、暗所にてAFを使って撮影した作例も掲載します。

Z 7IIで撮影した作例

Z 7II、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S、14mm、F16、1/80秒、ISO64、WB:自然光オート、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:標準、回折補正:する、自動ゆがみ補正:する、JPEG撮影写真(8256×5504、16.2MB)

Z 7II、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S、14mm、F16、1/80秒、ISO64、WB:自然光オート、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:標準、回折補正:する、自動ゆがみ補正:する、JPEG
撮影写真(8256×5504、16.2MB)

Z 7II、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S、14mm、F14、1/40秒、ISO64、WB:自然光オート、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:標準、ヴィネットコントロール:標準、回折補正:する、自動ゆがみ補正:する、JPEG撮影写真(8256×5504、21.0MB)

Z 7II、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S、14mm、F14、1/40秒、ISO64、WB:自然光オート、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:標準、ヴィネットコントロール:標準、回折補正:する、自動ゆがみ補正:する、JPEG
撮影写真(8256×5504、21.0MB)

Z 7II、NIKKOR Z 50mm f/1.2 S、F1.2、1/640秒、ISO64、WB:オート1、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:標準、回折補正:する、自動ゆがみ補正:する、JPEG撮影写真(8256×5504、17.2MB)

Z 7II、NIKKOR Z 50mm f/1.2 S、F1.2、1/640秒、ISO64、WB:オート1、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:標準、回折補正:する、自動ゆがみ補正:する、JPEG
撮影写真(8256×5504、17.2MB)

Z 7II、NIKKOR Z 50mm f/1.2 S、F1.2、1/800秒、ISO64、WB:オート1、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:標準、回折補正:する、自動ゆがみ補正:する、RAW現像(Capture NX-Dで明るさを調整)撮影写真(8256×5504、27.6MB)

Z 7II、NIKKOR Z 50mm f/1.2 S、F1.2、1/800秒、ISO64、WB:オート1、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:しない、ヴィネットコントロール:標準、回折補正:する、自動ゆがみ補正:する、RAW現像(Capture NX-Dで明るさを調整)
撮影写真(8256×5504、27.6MB)

Z 6IIで撮影した作例

Z 6II、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S、24mm、F11、1/640秒、ISO100、WB:自然光オート、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:オート、ヴィネットコントロール:標準、回折補正:する、自動ゆがみ補正:する、JPEG撮影写真(6048×4024、9.1MB)

Z 6II、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S、24mm、F11、1/640秒、ISO100、WB:自然光オート、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:オート、ヴィネットコントロール:標準、回折補正:する、自動ゆがみ補正:する、JPEG
撮影写真(6048×4024、9.1MB)

Z 6II、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S、70mm、F14、1/250秒、ISO100、WB:自然光オート、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:オート、ヴィネットコントロール:標準、回折補正:する、自動ゆがみ補正:する、JPEG撮影写真(6048×4024、13.4MB)

Z 6II、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S、70mm、F14、1/250秒、ISO100、WB:自然光オート、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:オート、ヴィネットコントロール:標準、回折補正:する、自動ゆがみ補正:する、JPEG
撮影写真(6048×4024、13.4MB)

Z 6II、NIKKOR Z 20mm f/1.8 S、F1.8、1/13秒、ISO100、WB:オート1、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:オート、ヴィネットコントロール:標準、回折補正:する、自動ゆがみ補正:する、JPEG撮影写真(6048×4024、8.3MB)

Z 6II、NIKKOR Z 20mm f/1.8 S、F1.8、1/13秒、ISO100、WB:オート1、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:オート、ヴィネットコントロール:標準、回折補正:する、自動ゆがみ補正:する、JPEG
撮影写真(6048×4024、8.3MB)

Z 6II、NIKKOR Z 50mm f/1.8 S、F1.8、1/8秒、ISO200、WB:オート1、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:オート、ヴィネットコントロール:標準、回折補正:する、自動ゆがみ補正:する、JPEG撮影写真(4024×6048、11.4MB)

Z 6II、NIKKOR Z 50mm f/1.8 S、F1.8、1/8秒、ISO200、WB:オート1、ピクチャーコントロール:スタンダード、アクティブD-ライティング:オート、ヴィネットコントロール:標準、回折補正:する、自動ゆがみ補正:する、JPEG
撮影写真(4024×6048、11.4MB

Z 6II、NIKKOR Z 50mm f/1.8 S、F1.8、1/10秒、ISO800、WB:オート1、ピクチャーコントロール:モノクローム、アクティブD-ライティング:オート、ヴィネットコントロール:標準、回折補正:する、自動ゆがみ補正:する、JPEG撮影写真(4024×6048、7.7MB)

Z 6II、NIKKOR Z 50mm f/1.8 S、F1.8、1/10秒、ISO800、WB:オート1、ピクチャーコントロール:モノクローム、アクティブD-ライティング:オート、ヴィネットコントロール:標準、回折補正:する、自動ゆがみ補正:する、JPEG
撮影写真(4024×6048、7.7MB)

まとめ “写真機”としての魅力が詰まったモデル。基本性能も十分に高い

普段、Zシリーズのカメラの中ではZ 7IIを使うことが多いのですが、その中で強く感じるのは「本当に使いやすいカメラ」だということ。周辺までクリアで自然な見えのEVFや、十分なクリアランスを確保したグリップは、使い勝手にこだわるニコンだからこその部分で、数あるフルサイズミラーレスの中でもZ 7II/Z 6IIの操作性のよさはトップレベルにあると思います。そのうえで、Z 7II/Z 6II はZマウントレンズのポテンシャルを引き出す、最新の画質性能が備わっています。操作性と画質はカメラの使い勝手を左右する最も重要な要素です。それらをしっかりと押さえたZ 7II/Z 6IIは、“写真機”としての魅力が詰まった、ニコンらしい実直なモデルと言えるでしょう。

また、スペックを見ると他メーカーのハイエンドモデルほどの突き抜けた内容ではないところがありますが、Z 7II/Z 6IIは、画質以外の性能も十分なレベルにあることは付け加えておきたいです。たとえば、連写性能を見ると、Z 7IIは最高約10コマ/秒、Z 6IIは最高約14コマ/秒の高速連写が可能です(※いずれもAF/AE追従。14bit RAW時はZ 7IIは約9コマ/秒、Z 6IIは約10コマ/秒)。連写の持続性も高く、対応のCFexpressカードを使用してロスレス圧縮RAW(L)/12bitで記録する場合、Z 7IIは約10コマ/秒連写が最大77コマまで、Z 6IIは約14コマ/秒連写が最大124コマまで持続します。もちろん、連写性能は高ければ高いほど望ましいですが、実用的にはこのくらいで十分ではないでしょうか。

Z 7IIとZ 6IIのどちらを選ぶかについては、画質重視で予算に余裕があるのならZ 7IIを選びたいところです。ディテールの解像感にすぐれるのはZ 7IIで、高感度により強いのはZ 6IIになりますが、Z 7IIも高感度画質は十分なレベルで、画質重視ならZ 7IIを選んだほうが満足度が高くなると思います。とはいえ、Z 6IIも高画質なことには変わりなく、A1を超えるような大判で高精細なプリントを求めないのであれば十分です。より高速な連写や撮影データの取り回しのよさなどを考慮すると、総合的にはZ 6IIのほうが使いやすいという人も多いと思います。

真柄利行(編集部)

真柄利行(編集部)

フリーランスから価格.comマガジン編集部に舞い戻った、カメラが大好物のライター/編集者。夜、眠りに落ちる瞬間まで、カメラやレンズのことを考えながら生きています。

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