レビュー
実使用時のサイズと重量が従来モデルの半分になった軽量・小型タイプ

キューブ型GoPro「HERO4 Session」の使い勝手が想像以上にイイ!

大は小を兼ねるというが、アクションカムの場合は動作の妨げにならないといったことから小さいほうが望ましい。アクションカムの代表格であるGoProはこの点を常に意識したラインアップを展開しており、昨年登場したタッチパネル液晶搭載モデルも操作性は高めつつサイズ感は保持されている。今回紹介するのは、従来のGoProとは見た目がまったく異なるキューブ型の「HERO4 Session」。より小型化され、本体が防水対応になったことがポイントだ。さっそく、実用性と性能を確かめてみよう。

構造を見てみよう

GoProといえば、一般的なコンパクトデジタルカメラを小さくしたようなデザインが思い浮かぶが、HERO4 Sessionは立方体フォルム。ひと目見ただけではGoProとはわからないだろう。デザイン変更とともにサイズがよりコンパクトになっており、上位モデルHERO4 Silverと比べると体積は30%以上ダウン。さらに、本体が10m防水に対応しているのでハウジングに入れる必要がないため、実使用時にはHERO4 Silver(ハウジングに入れた状態)より体積と重量が1/2以下となる。

上位モデルHERO4 Silver(左)のサイズは、59(幅)×40.5(高さ)×30(奥行)mmで重さは88g。いっぽう、HERO4 Sessionはサイズが38.2(幅)×38.2(高さ)×36.4(奥行)mmで重さ74gとなっており、若干小さいといった印象だが……

実際に使用する時には、防水機能を備えない上位モデルHERO4 Silverはハウジングが必要となる。HERO4 Sessionも「マウントフレーム」というものを装着しなければならないが、1辺の厚さは2.5mm程度(突起部分は約18mm)、重さ約15gなのでサイズ感が大きく変わることはない(筆者測定)。ハウジングに入れた際のHERO4 Silverのサイズは69.5(幅)×70.5(高さ)×39(奥行)mmで、重さは151gとなる。大きさも重さもHERO4 Sessionのほうが、半分以下だ

上でHERO4 Sessionに装着すると紹介した、マウントフレーム。ハウジングは不要だが、身体や乗り物に付けるために必要なアクセサリーにセットする際に必ず装備しなければならない。2種類用意されており、装着したい向きなどにあわせて使い分ける

コンパクトなキューブ型になったことで、操作ボタンの数も最小限に抑えられた。撮影時に利用するボタンは、1つ。電源ON/OFFや録画開始/停止といった操作がワンボタンで行える。

天面にあるボタンを押すと電源がONになり、同時に録画がスタート。録画中にボタンを押すと、録画停止→電源OFFとなる。さらに、長押しで「タイムプラス(コマ撮り)撮影」が開始。ボタン下にあるディスプレイでは、録画時間やバッテリー残量などがチェックできる

背面にもボタンが1つ用意されている。このボタンは、Wi-Fi機能のON/OFF。スマートフォンとのペアリング時にも利用する

録画するためのmicroSDカードを入れるためのスロットは、側面に装備。マウントフレームを装着した状態でも、カバーの開閉は可能だ。また、バッテリーは内蔵式となっており、交換は不可。満充電状態で最大2時間連続撮影できる

撮って見て基本性能をチェック!

小型・軽量になったことは魅力的だが、やはり画質などの性能は見すごせない。HERO4 Sessionは4K撮影には対応しないが、1080p/60fpsのフルHD画質での撮影が可能。F値2.8、広角約170°のレンズは従来モデルと同様だ。

自転車に装着し、操作性を確かめながら画質チェックまでしていこう。

「ハンドルバー/シートポストマウント」というアクセサリー(別売)で、自転車のハンドルに装着。アクセサリーへの装着性は従来モデルと変わらない

アングル確認がしたい場合は、ペアリングしたスマートフォンを利用する。画質などの設定も、基本的にスマートフォンから行う

準備ができたら、天面のボタンを押して録画スタート! ワンタッチで電源ON→録画開始となるが、ボタンを押してから録画が始まるまで3秒ほど時間がかかるので注意しよう

録画がスタートすると前面・背面のLEDが赤く光るので、録画されているかが確認できる。ちなみに、電源がOFFの状態でもバックグラウンドでWi-FiがONになっているとLEDが青く点滅するので、Wi-FiをONのまま放置してしまって電池切れ……というような事態を招きにくい

自転車のハンドルに付けて撮影した映像を見てみよう。

周辺部の歪みはあるものの、画面全体にピントが合ったようなGoProシリーズらしい写り。従来モデルに比べ、速度が出てきた際に風景が流れやすくなっているようにも感じるが、撮影時の天候が曇りでやや暗いことが原因かもしれない。4K画質と比べれば見劣りはするが、本体のサイズを考えれば十分な画質と言える。

次は、水中撮影の検証だ。10mまでの防水対応となったHERO4 Sessionを水の中に入れて、画質や音を確認してみた。

自撮り棒のように使える「3-Way」というアクセサリー(別売)に装着し、川の中を撮影してみる。「3-Way」は、折りたたんで1/3の長さにすることも可能

まずは、水中での画質をチェック(下の動画参照)。川に入れた状態でも、陸上にいる筆者の姿は鮮明に映っている。水質によるかもしれないが、歪みや色味の変化もなかった。

上の動画は緩やかな流れの川に入れたものなので、もう少し流れの速い川でも撮影してみた。地上から水中に切り替わった際の音を聞いてみてほしい。

ハウジングに入れる既存モデルでも録音はできるが、どうしてもこもったような音になっていた。HERO4 Sessionはハウジングが不要なため、水中でも音がクリア。また、本体の前後に装備されたマイクのうちノイズの少ないほうを優先する機能も搭載しているので、動いている最中の風切音も低減される。

ちなみに、「3-Way」というアクセサリーは折りたたんで三脚のように利用することも可能。

高さはない三脚だが、手に持つ以外の使い方もできるのは便利

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