レビュー
ちょっと大きいけれど、すばやい消臭と集じんが魅力的

花粉対策にも! フィルターを搭載したシャープの車載用イオン発生機で自動車が快適に!!

このエントリーをはてなブックマークに追加

土足で出入りし、飲食をすることもある自動車内の空気は意外と汚れているにもかかわらず、家の中ほど気にしている人は少ないのではないでしょうか。筆者もそうだったのですが、どうやらニオイやホコリっぽさがあるようで……価格.comマガジンの編集部員に「1回、設置してみなよ」と、シャープの車載用イオン発生機「IG-HCF15」を渡されました。必要性を感じないまま使い始めたところ、使用から3日ほどでイイことが続々! 筆者の自動車ライフを変えたIG-HCF15の実力を紹介します。

空気清浄機のようなイオン発生機

車内の空気対策としてよく使用されている「イオン発生機」は、イオンを放出して空気を浄化するものなので脱臭はできても、花粉やホコリなどを除去することはできません。これら空気の汚れをクリーンにするには、家庭用の空気清浄機同様にフィルターでろ過するしかないのですが、本格的に集じんできるフィルターを搭載したイオン発生機はほとんどありません。

今回紹介するIG-HCF15は、プラズマクラスターイオンを放出するイオン発生機でありながら、花粉、黄砂、PM2.5などを捕集する集じんフィルターと、タバコ臭や汗臭などを除去する脱臭フィルターが搭載されているのがポイント。一般的なイオン発生機より本体サイズは大きいですが、最強モード(ターボモード)で運転すれば、車内にただよう花粉やホコリを普通車なら約13分、ミニバンなら約20分で除去できるパワフルさを備えています。

サイズは184(幅)×243(高さ)×77(奥行)mm。同社のカップホルダーに設置できるタイプのイオン発生機(IG-KC15)のサイズは74(直径)×162(高さ)mmなので、大きさの違いは歴然

サイズが大きい理由は、本格的なフィルターによる空気清浄機能を装備しているから。一般の空気清浄機と同じく、プレフィルター、脱臭フィルター、集じん・脱臭一体フィルターが搭載されています

集じん・脱臭一体フィルターは、0.1〜2.5μmの粒子を99%キャッチする性能。花粉やホコリ、黄砂、PM2.5、ディーゼルの粉じんなどが捕集できます。なお、脱臭フィルターと集じん・脱臭一体フィルターの交換の目安は6か月〜1年。2つのフィルターがセットで販売されており(IZ-FGCF15)、希望小売価格は2,000円(税別)となっています

家庭用の空気清浄機が小さくなったような構造で、本体両サイドに吸込口を装備(赤い囲み部分)。ホコリセンサーとニオイセンサーを搭載しており、自動モードにしておけば空気の汚れに応じて風量が自動で調整されます

センサーで検知した空気の汚れは、「きれいモニター」のランプの色と「ニオイモニター」の点灯/消灯で知らせてくれます

フィルターでろ過され、キレイになった空気は吹出口からプラズマクラスターイオンとともに放出。プラズマクラスターイオンは付着臭の消臭や静電気除去といった効果のほか、肌にツヤを与える効果もあるといいます

自動車にこもるニオイは軽減される?

さっそく、筆者が10年以上乗っているミニバンに設置してみました。なお、筆者は車内でタバコを吸うのでニオイはなかなか強烈なはず。付着したニオイまで完全に除去できるとは思っていませんが、非喫煙の家族が乗った際に感じる不快感が軽減されれば、かなりありがたい!(罪悪感はあるもののタバコを止めることはできないので、IG-HCF15のチカラを借りたい!)

給電はシガーソケットから行います。DC12V対応のため、DC24Vバッテリー使用者では使えません

給電はシガーソケットから行います。DC12V対応のため、DC24Vバッテリー使用者では使えません

取り付けは、付属のベルトでアームレストやヘッドレストに装着するだけなのでカンタン。筆者の自動車のアームレストはIG-HCF15を設置できるほどの幅がないため、運転席側のヘッドレスト背面に設置しました。大きく見えますが、実際に取り付けると大きさはそれほど気になりません

運転モードは「自動」「弱」「標準」「ターボ」モードが用意されていますが、車内の空気の汚れに応じて自動で風量が切り換わる「自動」モードで運転します

IG-HCF15はエンジンのオン/オフと連動しているので、自動車のエンジンをオンにするとIG-HCF15も運転スタート。自動車を運転しながら、まず一服……とタバコに火をつけると、IG-HCF15はすばやく反応して風量がアップしました。筆者は運転席でタバコを吸っていたのでわかりませんでしたが、後方で確認してくれた人によるとニオイモニターときれいモニターの色が瞬時に変わったそうです。

タバコが入った写真を撮るために後部座席に移動しましたが、運転席で吸った際もニオイモニターときれいモニターは汚れを示す黄色に点灯。同時に風量もアップしました

風量がアップすると運転音も大きくなりそうな気がしますが、下の動画のように意外と静か。運転音は「弱」が26dB、「標準」が32dBなので、自動モードでは最大32dBにしかならないからです。これは、図書館(40dB)よりも静かな数値。実際、運転席のヘッドレストの後ろに取り付けていましたが、運転音は気になりませんでした。

もっとすばやくニオイに対処したい時には「ターボ」ボタンを押すと、最大風量での運転に切り換わります。ターボ運転時の運転音も42dBと図書館と同じぐらいの騒音レベルなので、車内での会話をさまたげることはなさそう

センサーの反応が上々なことはわかりましたが、筆者が長年吸って車内に付着したタバコ臭はなかなか取れず。喫煙者の本人としてはタバコのニオイがするのかすらわからない状況ですが、とりあえず自動車に乗るたびにIG-HCF15を自動モードで数日間稼動させておいたところ、タバコを吸わない家族が乗車と同時に「あれ、ニオイがよくなっている」とひと言。ニオイについてこちらから質問したワケでもないのに、このような言葉が発せられるということは、IG-HCF15を使う前はどれだけ臭かったのだろう……と申し訳ない気持ちになりました。

タバコのニオイだけでなく、筆者宅の場合、子どもが車内で食べ物を食べた時にもIG-HCF15が大活躍。ニオイが残りがちなハンバーガーも、約10分後にはニオイがかなり薄くなっていました。IG-HCF15を使わない状況では30分経過してもニオイが強烈に残っていたので、IG-HCF15の脱臭力は相当なものであることは間違いないでしょう

ホコリっぽさもなくなる?

IG-HCF15の大きな魅力は、家庭用の空気清浄機のようなフィルターで集じんできること。筆者は花粉症ではないため、花粉の除去具合はわかりませんでしたが、車内を掃除機がけした際にIG-HCF15の恩恵を受けました。筆者の自動車は土のついた自転車をそのまま入れることもあり、車内はかなりホコリっぽく、さらに、使っている自動車用の掃除機が古いので排気からホコリが出てしまっている状況。そのため、掃除をすると車内が3日間くらいホコリっぽく感じることもあるほどです。

見るからに土ホコリが立ちそうな車内の掃除は、掃除機がけしたり、シートを外ではたいたりして行います。もちろん、この際、自動車のエンジンはオフに。掃除を終えたあと、しばらくドアを開けてはいるのですが、なかなかホコリっぽさは取れません

掃除を終えて、エンジンをオンにするとIG-HCF15は初っぱなからパワフルに稼動。そのまま10分ほど運転したところでいったんエンジンを切って下車し、再び戻ってきてドアを開けたところ、ホコリっぽさは感じず。いつもなら数日間、何か違和感があるのですが、IG-HCF15を使った今回は空気がクリーンなような気がしました

まとめ

筆者はひんぱんに自動車に乗るため気付くことがなかったのですが、思い起こせば、たまに子どもを乗せると鼻をつまんでいることがありました。親に気を遣ってか、直接言ってくることはなかったのですが、タバコや飲食物のニオイが混じり、臭かったのでしょう。IG-HCF15を設置してからは不快臭が消えたのか、子どもたちのがまんする姿を見ることがなくなりました。このような脱臭効果はイオン発生機でも同様の効果を得ることができますが、やはりスピードが違います。プラズマクラスターイオンと脱臭フィルターでニオイを除去するIG-HCF15のほうが断然、効きがいい! しかも、集じんフィルターで微粒子もキャッチできるので、車内の空気を本気でキレイにしたいならIG-HCF15を選ぶほうが確実でしょう。ホコリっぽさもかなり改善されたので、花粉症で困っている人にもIG-HCF15は役立つはずです。

2週間くらいしか使用していないため、プレフィルターに若干ホコリが付いていた程度で、フィルターに目で見てわかるほどの変化はありませんでした。しかし、IG-HCF15の有無で車内の空気が異なるのは確か。家族のことを考えると、このまま使い続けたい!

増谷茂樹

増谷茂樹

カメラなどのデジタル・ガジェットと、クルマ・バイク・自転車などの乗り物を中心に、雑誌やWebで記事を執筆。EVなど電気で動く乗り物が好き。

紹介した製品の最新価格・クチコミをチェックする
このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事
ページトップへ戻る