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トヨタ最小のコンパクトミニバン「シエンタ」が12年ぶりのフルモデルチェンジ! 特徴的なデザインや競合車種との比較がクチコミで話題に

2015年7月9日、トヨタ最小のコンパクトミニバン「シエンタ」がフルモデルチェンジした。異例とも言える約12年ぶりとなるリニューアルを遂げ、スポーティーな外観に広い室内空間、ハイブリッド(HV)システムを含む低燃費なパワートレインを採用するなど、最近のトレンドをふんだんに凝縮。トヨタでは、50%をHV車とする月販7000台の販売目標を掲げているが、激戦区のコンパクトミニバン市場で、並みいるライバル車種の人気を上回ることができるか注目だ。

トヨタ「シエンタ」は、トヨタのラインアップでは最小サイズとなるコンパクトミニバン。2003年から約12年を経てのフルモデルチェンジとなった。「Active & Fun」をテーマに、箱型のデザインが多い従来のミニバンと一線を画し、トレッキングシューズをイメージしたスポーティーなデザインを採用。低床フラットフロア設計により、3列目までゆとりのある室内空間と、スライドドアの乗り込み高が330mm(2WD車)のすぐれた乗降性能を実現した。1.5Lのガソリン車とHV車をラインアップし、燃費性能はガソリン車が20.6km/L、HV車はミニバントップレベルの27.2km/L。安全面では、衝突回避支援パッケージ「トヨタ セーフティ センスC」を全車にオプション設定した。ボディサイズは、1695(全幅)×4235(全長)×1675(全高)mm。新規開発色のエアーイエローを含む全8色を設定したのも特徴だ。価格帯は168万円〜232万円。

「シエンタ」のアクセス推移

「シエンタ」のアクセス推移

「価格.comトレンドサーチ」で見ると、本車種「シエンタ」の製品詳細ページへのアクセス数は、フルモデルチェンジが発表された翌日の7月10日に11,462PV/日を記録。「自動車」カテゴリー内における人気(注目)ランキングでは、7月13日に前日の25位より5つ順位を上げて20位まで上昇するなど、大きな注目とまでは言えないが、じわりと注目度が上がっている。

「シエンタ」のクチコミ投稿数推移

「シエンタ」のクチコミ投稿数推移

本車種「シエンタ」の製品詳細ページに寄せられたクチコミは、7月13日現在で50件程度となっており、12年ぶりとなる久々のモデルチェンジに関してもさまざまな感想が寄せられている。特徴的なデザインについては、「カッコいいと思います」「写真の実車を見ると思ったより格好よさそうですね」「デザインは中々ですよ」「新色のイエロー、私は好きです」と好評な声があるいっぽうで、「今度の新しいデザインが吉と出るか凶と出るかは、出てみないとわかりませんね」といった見方もあった。また、価格帯については、「予想していたより安いですね。ハイブリッドはもっと高くなるかと思っていました」「コストパフォーマンスがすぐれていると思います」と、好意的なコメントが多く寄せられている。

「シエンタ」のクチコミキーワードランキング

「シエンタ」のクチコミキーワードランキング

上の図は、本車種の製品詳細ページに寄せられたクチコミのうち、どのような話題が注目されているかを検証する「クチコミキーワードランキング」だが、これを見ると、ホンダ「フリード」など、早くもライバル車種の話題が登場していることがわかる。具体的なクチコミでは、「フリードとシエンタの車重と排気量は同じですが、フリードの方がわずかに馬力やトルクは高いです」「デザインでフリードですね」「デザインが受け入れられるのであれば、シエンタで決まりではないですか」など、「フリード」と新型「シエンタ」のどちらを選んだほうがいいかについて、さまざまな比較が行われている。

クチコミでも見られるように、ライバル車種と目されるホンダ「フリード」のJC08モードにおける燃費性能は、1.5Lガソリン車が16.6km/Lで、HV車が21.6km/L。新型「シエンタ」のほうがカタログ上はかなり好燃費であり、競合車と比較されたときのアドバンテージになりそうだ。個性的なデザインとすぐれた燃費性能を武器に、本車種が激戦区のコンパクトミニバン市場でどんな存在感を発揮するか、今後のユーザーの評価が注目される。

宮澤保生(編集部)
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宮澤保生(編集部)
学生時代から価格.comのヘビーユーザーで、外資系金融機関、出版社、新聞社を経て念願のカカクコムへ。趣味はドライブ、JAZZ鑑賞、映画鑑賞。ユーザー目線に立った記事の作成を心掛けています。
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