アンダーアーマーvsミズノ、どちらが早く乾く?

何分で乾くか検証! 「野球用アンダーシャツ」の速乾性がすごいんです

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自動車ライターのマリオ高野です。

自動車メディアの仕事は、ライターも屋外(車外)で活動することが意外に多いため、夏場は炎天下対策が重要となります。

車両の特性や気付いた点を書き留めます

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カメラマンの要望に合わせ、車両を微妙に動かす役目などもあります

カメラマンの要望に合わせ、車両を微妙に動かす役目などもあります

クルマの内外装の細部をひととおり撮影するには、1台あたり最低でも30分程度はかかり、クルマ数台の撮影ともなると、場合によっては数時間炎天下にさらされることもしばしば。特にアスファルトやコンクリートの照り返しがきつく、屋根もないサーキットでの長時間に及ぶ取材や撮影では、熱中症や日焼け対策をしなければ仕事になりません。

野球用アンダーシャツ、アンダーアーマーとミズノで速乾性を比較

個人的には、2年前から始めた草野球で、速乾性の高い“野球用のアンダーシャツ”がとても涼しいことを知り、Tシャツの下に着るようにしてから、暑さが劇的に緩和されるようになりました。炎天下では、ランニングシャツのように露出度の高い服装より、長袖の速乾性の高いウェアを着たほうが絶対に体がラクだと感じます。滝のように噴き出す塩っ辛い汗が乾く瞬間がとても涼しく、日焼けもしにくくなるからです。

そこで今回は、野球人に人気の定番ブランド「アンダーアーマー」と「ミズノ」のアンダーシャツの「速乾性」を比較してみました。同じ条件の炎天下で頭の上から水をかぶり、ずぶぬれになった状態から何分で乾くかをテスト。特に動いたりはせず、ただ炎天下で立っているだけの状態で乾燥するまでに要する時間を計測しました。

テストを実施したのは8月中旬の埼玉県所沢市。温度計は38度を示しましたが、実際は34度前後でした

テストを実施したのは8月中旬の埼玉県所沢市。温度計は38度を示しましたが、実際は34度前後でした

「アンダーアーマー」は45分で全体が乾いた!

まずは、アンダーアーマー「ヒートギアアーマーコンプレッションLSモック MCM3746」から。この商品はアンダーアーマー独自のモイスチャートランスポートシステムという、汗をかくと同時に素早く水分を吸収し気化させ外部に発散させる構造で、体を常にドライで快適な状態にするというものです。

そして、その効果はすぐに実感できました! ジリジリと焦げるような炎天下でも、ウェアがボトボトにぬれていると、わずかでも風が吹けばびっくりするほど涼しいです。水冷式のクーラーを身にまとっているといっても過言ではありません(本当は空冷による効果ですが)。

水がしたたるほどぬれた状態から15分程度で「ボトボトにぬれた」から「かなり湿った」状態となり、30分後には「少し湿った」程度まで乾きました。45分後には、おおむね全体が乾燥したことを確認。予想以上の早さでした。

一見すると暑苦しく感じられるかもしれませんが、表面積の大きな長袖のほうが体の空冷効果は高く涼しいです

一見すると暑苦しく感じられるかもしれませんが、表面積の大きな長袖のほうが体の空冷効果は高く涼しいです

アンダーアーマーは、かなりタイトな着心地にて、まさに人工の皮膚で体を覆っているような感じがします

アンダーアーマーは、かなりタイトな着心地にて、まさに人工の皮膚で体を覆っているような感じがします

ペットボトルに入れた水道水を頭からぶっかけ、ウェアの組織に限界まで水を含ませました。実際にはここまで大量の汗をかくことはありませんが…

あまりの涼しさに、今後は常にウェアに水を含ませて活動しようかと考えたほど

あまりの涼しさに、今後は常にウェアに水を含ませて活動しようかと考えたほど

同条件でテストした「ミズノ」は乾燥まで55分

続いてはまったく同じ条件でミズノ「バイオギア ハイネック長袖アンダーシャツ 12JA4C10」をテスト。こちらは、大量の汗でも肌面から生地表面に移動させる吸汗速乾性能が、アンダーシャツで問題になりがちな発汗時のべたつきを解消してシャツ内を常に快適な状態でキープするというものです。感覚としては、アンダーアーマー製ほどタイトな着心地ではなく、空冷効果としてはやや劣ることが予想されましたが、体感的な涼しさは互角。

ただし、上腕や肩、肩甲骨まわりなど、比較的タイトに体を包んでいる部位は乾燥する時間もほぼ互角ながらも、胸の谷間部分や背骨の下のほうの腰まわりなど、体とウェアとの密着性が比較的弱い部位は乾くのが遅く、全身がおおむね乾くまで55分を要しました。
アンダーアーマー製は全体的にタイトな分、やはり空冷効果はより高かったものと推測されます。

アンダーアーマーほどタイトではないので、腹まわりのぜい肉が目立ちにくいのがいいです

アンダーアーマーほどタイトではないので、腹まわりのぜい肉が目立ちにくいのがいいです

この撮影時でも背中が汗でぬれていますが、背中、袖、胸の谷間など、局部的に乾燥するのが遅い部位がありました

野球用のアンダーシャツを着ていると、昔ながらの「打ち水」は体でも大変有効であることがわかりました

野球用のアンダーシャツを着ていると、昔ながらの「打ち水」は体でも大変有効であることがわかりました

体感的には、アンダーアーマーほどではありませんが、やはり炎天下でもかなり涼しいです。ご近所さんからの視線が冷たいことでも涼を得られた!? (笑)

上腕や胸、肩などの速乾性はアンダーアーマーと互角ながら、水を含みやすい袖などの末端部分と、胸や背中の窪(くぼ)んだ部分が完全に乾燥するのはやや遅かったです

速乾対決・まとめ

速乾対決はアンダーアーマー製の勝ち。生地の質や性能にも違いがあるのかもしれませんが、やはりポイントは体との密着度の違いで、そこが勝負を分けた気がします。アンダーアーマー製はピチピチにタイトな着心地であることが奏功した感じですが、その分、体の線もくっきり出てしまうので、私のようにぜい肉が多めだと見苦しい部分も強調されてしまうのが難点になると思いました。
特に腹まわりの見苦しさは、比較的緩い着心地のミズノ製だとあまり目立たないのがいいです。体のラインに自信のある人はアンダーアーマー製、そうでない人にはミズノ製をおすすめします。

…と、結果を出したのですが、ミズノから「洗濯機で脱水後、10分で乾く」という新製品「バイオギアSC」が出ているようです。本来ですとこちらを使って検証すべきだったのかもしれません。しかし今回の2商品、価格差を考えるとミズノ「バイオギア ハイネック長袖アンダーシャツ 12JA4C10」はじゅうぶん健闘したといっていいでしょう!

マリオ高野

マリオ高野

1973年大阪生まれの自動車ライター。免許取得後に偶然買ったスバル車によりクルマの楽しさに目覚め、新車セールスマンや輸入車ディーラーでの車両回送員、自動車工場での期間工、自動車雑誌の編集部員などを経てフリーライターに。2台の愛車はいずれもスバル・インプレッサのMT車。

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2017.9.20 更新
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