山梨と言えば、ぶどうや桃、ワインなどが有名ですが、さまざまなジャンルの麺料理が盛んな“麺王国”としても知られています。ご当地カップ麺だけで、47都道府県全国制覇を目指す本連載の第38回は、そんな山梨に注目。“麺王国”で見つけた麺料理とはいったい?
今回のご当地は山梨! こちらは、山梨側から見た富士山の姿です
ぶどうや桃、ワインなどで全国生産量トップを誇る山梨ですが、実は、ほうとうや吉田うどん、青春のトマト焼きそばなど、さまざまなジャンルの麺料理が盛んな“麺王国”としても知られています。
特に有名なのは、ほうとう。見た目はうどんに似ていますが、塩を入れてコシを強くするうどんに対して、ほうとうは塩を入れずに練り上げるため、よりモチモチとした食感を楽しめます。ダシは味噌仕立てで、具材はかぼちゃや山菜などが一般的です。
ちなみに、「ほうとう」という名前の由来は、かの武田信玄公が自ら、伝家の宝刀で材料を切って作ったことから、「宝刀」と名付けられたという説も。2014年放送のNHK朝の連続テレビ小説「花子とアン」では、「おかあのほうとうは天下一品!」というセリフとともに何度も登場しました。
山梨に行ったら、ぜひ食べたいのが「ほうとう」。馬刺しなどの馬肉料理も有名です。写真は、甲府駅前にある「甲州ほうとう 小作」のほうとうや馬刺し
そこで今回、山梨のご当地みやげとして手に入れた、山梨名物として有名なほうとうをカップ麺にした「富士山周遊面三昧」山梨県郷土料理ほうとう(渡辺製麺)と、山梨県富士吉田市の名物吉田のうどん(東洋水産)の2つをご紹介します。
それではまず、ほうとうからを作っていきましょう。
「山梨県郷土料理」の文字がまぶしい、渡辺製麺のほうとうカップ麺。お湯を入れて、5分待てばできあがりです
具材はレトルト調理されており、かぼちゃ、さといも、にんじん、しいたけ、ネギ、豚肉が入っています
麺は、本物のほうとうのようにモチモチ。みそ仕立てのスープは、あっさりした味付けです
ほうとうの麺は、本物のように太く、プニプニとした歯ざわり。ノンフライ麺なので、生麺に近い食感を楽しめます。さらに、野菜たっぷりのレトルト具材のおかげで、満足感も十分。スープは上品な味付けで、最後の一杯まで楽しめました。麺や具材、スープいずれも、本物志向という印象で、とても美味しいです。
次に紹介するのが、東洋水産の吉田のうどん。吉田のうどんは、富士吉田市の名物として知られる麺料理です。コシの強さが特徴で、山梨県内では、数多くの店舗が吉田うどんを販売しています。パッケージに印刷されているのは、ゆるキャラの「吉田のうどんぶりちゃん」だとか。ローカルな雰囲気で、気分が盛り上がってきます!
マルちゃんでおなじみの東洋水産から発売されているのが、この「吉田のうどん」
パッケージには、ご当地ゆるキャラの「吉田のうどんぶりちゃん」の姿も!
お湯を入れて4分待てば、吉田のうどんのできあがりです!
麺は、同じくマルちゃんの「赤いきつねうどん」のような幅広麺。コシもあります
東洋水産が発売しているということもあり、麺は「赤いきつねうどん」に似ているかも。みその効いたしょう油ベースのスープは、さっぱりとしながら、濃厚という深い味わい。このスープを飲むために、吉田のうどんを食べても後悔することはないでしょう。具材は、キャベツやにんじん、ネギ、豚肉などが入っており、赤いきつねうどんと違う食感や味を楽しめます。
赤富士をイメージしたという、木村飲料の「赤富士サイダー」!
山梨の名産と言えば、何と言っても、ぶどうが有名。そこで、山梨県産ぶどうを使った「赤富士サイダー」(木村飲料)をご紹介します。「富士山サイダー」や「富士山頂コーラ」など、“富士山系炭酸飲料”を多数販売している木村飲料が販売するサイダーで、赤富士サイダーで使っている天然水は、モンドセレクションで最高金賞を受賞した「富士山萬年水」とのこと。富士にとことん、こだわったサイダーなのでお土産にぜひどうぞ!
連載第38回は山梨でした! 47都道府県制覇までゴールが見えてきました!