レビュー
まさかのアイテムが有用でした

七輪なしでも“炭火焼き”の味! 家で簡単にお店レベルの焼き鳥を作る方法

筆者は無類の焼き鳥好きなのですが、今年は自粛の流れもあり、BBQはできず、居酒屋で焼き鳥を楽しんだ記憶もほとんどありません。そろそろあの炭火で香ばしく焼いた焼き鳥が恋しくなってきました……。


そこで、自宅で炭火焼き鳥を作れないかと考えてみたのですが、自宅で七輪を使うのはかなりハードルが高いですね(広いお庭でもあれば別ですが……)。なんとか手軽なコンロやフライパンで、炭火焼きに近づけられないかと模索したところ、使えそうな“調味料”が見つかりました。

炭火焼きを再現できそうな調味料がある!

今回揃えたのはこちらの3商品。

左から、「エバラ 業務用 鶏炭焼のたれ」、「スミヤキオイル」、「食用の竹炭パウダー」です!

左から、「エバラ 業務用 鶏炭焼のたれ」、「スミヤキオイル」、「食用の竹炭パウダー」です!

いずれも、実際に炭で焼かなくても、この調味料を使うだけで“炭火焼き風”に仕上がりそうな可能性がある商品。本当に再現できるのか、ひとつずつ試してみたいと思います。

エバラ 業務用 鶏炭焼のたれ

まずは、焼肉のたれなどで有名なエバラから発売されている業務用の商品! その名も「鶏炭焼きのたれ」。まさに私の願望をかなえるための調味料といったネーミングです。

1本(545g)で約5kgの鶏もも肉に使えるとのことで、まさに業務用!

1本(545g)で約5kgの鶏もも肉に使えるとのことで、まさに業務用!

赤穂産の塩と鶏のうまみをベースに、香味野菜を加えた調味料で、食用の竹炭を使用しているとか。原材料は、食塩(国内製造)、醤油、大豆油、チキンエキス、醸造酢、砂糖、発酵調味料、にんにく、こしょうなど。使用方法は、焼き上げた鶏肉にこのたれをからめるだけ!

使うのは、焼き鳥の定番、鶏もも肉!

使うのは、焼き鳥の定番、鶏もも肉!

食材に対して10〜15%の量を使うのが基本のようです。今回は鶏もも肉が220gだったので、その10%の22gを使用

食材に対して10〜15%の量を使うのが基本のようです。今回は鶏もも肉が220gだったので、その10%の22gを使用

器に出してみましたが、本当に真っ黒……! 質感はケチャップのような感じで、どろっとしています。

ひと口大に切った鶏もも肉を皮目からじっくり焼きます。なるべくパリッとさせたいので、あまり触れずにじっと待ちます

ひと口大に切った鶏もも肉を皮目からじっくり焼きます。なるべくパリッとさせたいので、あまり触れずにじっと待ちます

こんがり焼き上がったところで、たれを投入!

真っ黒です! ちょっと心配になるくらい黒い!

真っ黒です! ちょっと心配になるくらい黒い!

肉にしっかりからめたら完成です。

見た目はかなり期待できる炭火焼き感! 宮崎名物の鶏炭火焼きのような雰囲気がありますね

見た目はかなり期待できる炭火焼き感! 宮崎名物の鶏炭火焼きのような雰囲気がありますね

いざ実食!

いざ実食!

ひと口ほおばると、コク深いたれの風味が口いっぱいに広がります! 大変おいしいのですが、肝心の炭の香ばしさはやや弱めかな……。香りも、炭の風味はいまひとつで、一番際立っているのは醤油の香ばしさです。かむほどに、鶏の脂のうまみも感じられて、味は非常においしいです! 炭の味もほのかにしますが、炭火焼きを求めて食べると、正直なところ弱いかな、という印象。

【炭火焼き再現度】
見た目 :★★★☆☆
味   :★★★★☆
香ばしさ:★★☆☆☆
食感  :★★★☆☆

食べてみて、この商品でもう1パターン試してみたくなりました。というのも、商品裏には「焼いた鶏肉にからめるだけ」と記載されていますが、“漬け込んで”焼けば、もっと炭火焼きの風味が強く出るのではないかと思ったのです。

丸1日冷蔵庫でたれに漬け込んでみました。翌日見ると、鶏肉が真っ黒に!

丸1日冷蔵庫でたれに漬け込んでみました。翌日見ると、鶏肉が真っ黒に!

すでに味が付いているので、フライパンではなく、より香ばしくなりそうな魚焼きグリルで5〜7分ほど焼いてみます。

焼いてる間も香ばしい香りが漂っていました。余分な脂が下に落ち、皮目はパリッとしていておいしそう!

漬け込みバージョンもできあがり!

漬け込みバージョンもできあがり!

こちらも食べてみると、漬け込んだことにより下味がしっかり付いており、そしてグリルで焼いたことにより余分な脂が落ち、うまみと香ばしさがアップしています! ただそれでも、炭火焼き感はそこまで強くなく、醤油の味が前面に出ている感じです。もちろん炭焼きの味もしますが、7:3の割合で醤油の香ばしさが勝ちますね。とはいえ、ただからめただけよりも、漬け込み+グリルのほうが炭焼きの雰囲気は断然アップします!

【炭火焼き再現度】
見た目 :★★★★☆
味   :★★★★☆
香ばしさ:★★★☆☆
食感  :★★★★☆

スミヤキオイル

続いて試す調味料は、「スミヤキオイル」!

内容量は90g。業務用の400g入りのものもあります。原材料は、食用植物油とだけ記載されていますね

内容量は90g。業務用の400g入りのものもあります。原材料は、食用植物油とだけ記載されていますね

こちらは、ロゴスというメーカーから販売されている、炭焼きの味が再現された調味オイルなのです。使い方は、食材に練り込んでもいいですし、料理の仕上げに香り付けとして使ってもOKなんだとか。また、市販のたれやソースに混ぜて使うのもいいそうです。

まずこのオイル自体をそのまま嗅いでみると、結構独特の香りでした…! 炭焼きとは思えないような、ちょっと石油っぽい科学的な香りがします。正直少し困惑してしまいましたが、きっと食材と混ざればおいしくなるはず……!

エバラのたれのように味付けができるわけではないので、今回は鶏もも肉にたっぷりの塩こしょうをまぶして焼き、仕上げにこのスミヤキオイルをかけてみたいと思います。

こんがり焼けたところでスミヤキオイルを投入です! サッとからめて完成!

こんがり焼けたところでスミヤキオイルを投入です! サッとからめて完成!

色が付かないので、見た目はあまり炭火焼きの焼き鳥といった感じではありません

色が付かないので、見た目はあまり炭火焼きの焼き鳥といった感じではありません

まずは香り。オイル単体を嗅いだときは、ちょっと大丈夫かな?と思ったのですが、食材と合わさると科学的な感じは気にならなくなりました! しかし炭の香りなのかどうかはちょっと謎。味は……おいしい! 塩こしょうで焼いただけなのに、このオイルを入れることでリッチなコクが合わさった感じ。ただ、イメージしていた炭火焼き鳥の香ばしさとはやや異なります。焼き鳥というよりは、グリルチキンのような洋風な雰囲気が漂います。

焼き鳥の香ばしさとは少し方向性が異なりましたが、このオイルを数滴垂らすだけで、焼き物料理がグレードアップする感じがします。鶏料理よりも、ハンバーグやステーキ、焼肉のようなもののほうが合いそう。この油の匂いはやや独特ではあるので、好き嫌いが分かれるかもしれません。入れる量はほんの少しで十分みたいなので、少量から試すのがいいかも。

【炭火焼き再現度】
見た目 :★★☆☆☆
味   :★★☆☆☆
香ばしさ:★★☆☆☆
食感  :★★★☆☆

食用の竹炭パウダー

最後に試すのはこちら、「竹炭パウダー」です。最初に試した「エバラ 鶏炭焼きのたれ」にも炭が配合されていましたが、炭のパンチが弱かったので、いっそのこと炭そのものをかければいいのではないかという試みです。

食用の竹炭パウダーというものがあるのですね

食用の竹炭パウダーというものがあるのですね

私は今回調べるまで、食用の竹炭があるとは知りませんでした。健康食品のようなもので、パンやクッキーの生地に練り込むといった食材の着色にも使われるみたいです。今回はこれを焼いた鶏肉にかけて、炭火焼きの焦げを再現してみます。

まずは鶏もも肉に塩こしょうをまぶし、グリルでこんがり焼きます

まずは鶏もも肉に塩こしょうをまぶし、グリルでこんがり焼きます

グリルで焼けた鶏肉に竹炭パウダーを適量まぶします

グリルで焼けた鶏肉に竹炭パウダーを適量まぶします

しかし、竹炭は無味無臭なので、これだけではもちろん何の効果もありません。どうやって炭火焼き風にするかというと、ここからさらに“焦がす”のです。

バーナーであぶります!!!

バーナーであぶります!!!

見た目の再現度はかなりのもの!

見た目の再現度はかなりのもの!

まずバーナーであぶった時点で、炭のいい香りが部屋に漂いました。そして口に入れた途端、鶏のうまみと炭の香ばしさが口いっぱいに広がります! とにかくかなり香ばしく、家で作ったとは思えないクオリティ。炭火感がしっかり再現されています。グリルとバーナーのダブルパンチが効いているのか、パリパリとした食感もいい感じ。お店で食べたかのような炭火の味、香ばしさを楽しめました! 一度、グリルで焼く前に竹炭パウダーをかけてもみましたが、バーナーであぶったほうが圧倒的に炭の風味が出ます。
食べた後はやや口元が黒くなるため、しっかりぬぐってください(笑)。

【炭火焼き再現度】
見た目 :★★★★☆
味   :★★★★★
香ばしさ:★★★★★
食感  :★★★★☆

結論:グリル調理+竹炭パウダー+バーナーが最強

今回、3商品4パターンを試してみましたが、最も炭火焼き鳥に近い仕上がりになったのは「竹炭パウダー」でした! グリルで鶏肉を焼き、竹炭パウダーを振りかけ、バーナーであぶる。この方法がイチオシです。

見た目はあまりよろしくありませんが、炭の焦げた香ばしさがたまりません!

見た目はあまりよろしくありませんが、炭の焦げた香ばしさがたまりません!

炭火焼き鳥に近づけるという方向性とは異なりましたが、「エバラ 鶏炭焼のたれ」と「スミヤキオイル」も驚きの調味料でした。

「エバラ 鶏炭焼のたれ」は、下味いらずで、これ1本で完成するのもいいですね。醤油ベースなので、鶏肉だけじゃなくどんなお肉や野菜にも合いそう。普段、焼肉のたれを料理に使うのと同じ要領で、気軽に使えそうです! パッケージにはチャーハンにも使えると記載がありました。

「スミヤキオイル」は、焼き鳥よりも、洋風の焼き物料理のグレードアップが期待できます。ハンバーグのタネに1滴入れるだけでコクが深まり、おいしくなりそうです! 厚切りのベーコンやウインナーなどにも合いそう。

そして今回最も炭焼き鳥の再現度が高かった「竹炭パウダー」ですが、このワザは海鮮ものにも活用できそう! イカやホタテなどに少量まぶしてバーナーであぶれば、たちまち浜焼き料理になるでしょう……! バーナーは1,000円程度で手に入りますし、炭火焼きが好きな方はぜひ試してみてください!

ペパーミント

ペパーミント

都内を中心に活動するミュージシャンです。歌ったり作ったりしています。よろしくお願いいたします! http://www.peppermint-web.net/

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