こんな寒〜い季節ですが、皆さまにご紹介したいアイスがあります。グダグダと長い口上は不要、まずはどうぞこれをご覧くださいな。
ガリガリ君 メロンパン味
メロンパン味。
メロンパン味です、皆さん。
Melon pan!
「ガリガリ君」といえば、知らない人はほとんどいないのではないでしょうか。販売元である「赤城乳業」の主力製品で、1981年から現在にいたるまで人々に愛され続けている、あまりにも有名なアイスキャンディーですね。私も大好きです。毎年買います、梨味。
そしてこのガリガリ君、“あまりにも冒険的過ぎる”フレーバーを生み出し続けていることでも有名ですね。皆さまも「コーンポタージュ味」や「ナポリタン味」、はては「クレアおばさんのクリームシチュー味」などが記憶に新しいと思います。
特に「コーンポタージュ味」は発売と同時に話題が話題を呼び、一瞬で品薄に追い込まれ実質販売中止状態にまでなりました。私食べてないんですよ、あれ。無念です。
しかしとがりすぎた戦法が諸刃の剣となったか、前作「ナポリタン味」はなんと3億円近くもの赤字を出してしまったそうです。さ、さんおくえん。そんな赤城乳業さんが雪辱を果たすため(アイスだけに)発売したのが今回の「メロンパン味」なんだそうな。
ごていねいな三層構造
分類は「アイスミルク」
熱心なアイスファンの皆さまならご存じでしょうか? アイスには「乳固形分・乳脂肪分の割合」によっていくつか表示名に違いがあります。
アイスクリーム(乳固形分15.0%以上 うち乳脂肪分8.0%以上)
アイスミルク(乳固形分10.0%以上 うち乳脂肪分3.0%以上)
ラクトアイス(乳固形分3.0%以上)
氷菓(上記以外)
例外はありますが、基本的に上に位置するほど高級アイスとなる傾向がありますね。みんなの憧れハーゲンダッツなんかは、まごうことなきアイスクリームです。
ちなみに、私たちが普段目にするスタンダードな「ガリガリ君」の分類は氷菓。
少しぜいたくな味わいがウリの「ガリガリ君リッチ」はそのほとんどがラクトアイス。
ちなみに前作「ナポリタン味」もラクトアイスだったようです。
しかし今回のメロンパン味は、もうワンランク上の「アイスミルク」。こんなところからも、赤城乳業さんの本気が感じられますね。
次に原材料を見てみましょうか。
まあまあアイスらしい成分表示なのでは…?
「クッキー」がちょっと目を引くものの、おおむね普通のアイスといった感じでしょうか? 「ナポリタン味」の原材料が「トマトゼリー、トマトペースト、鶏肉、豚肉、香辛料…」などなどいろいろツッコミどころ満載だったことを思い起こすと、ずいぶんとその…常識的な印象です。
ちなみにこちらがホンモノのメロンパンの成分表示
結構「本家メロンパン」の再現度も高い印象です。
さあさあ、アイスは眺めて楽しむものではない。眺めるのはこのへんにして、いざ★実食でございます。
開封
!?!?!?
開けた瞬間にふわっとバターの香りがしました…。アイスの袋を開けたらバターの香り…。これは新体験…。
ぱっと見はまあ、普通のアイスキャンディーですが
かじると…
!?!?!?
メロンパンです。皆さま、メロンパンの味がします。ひええ、なんたる再現度。食べながら原稿を書いているのですが、驚きのあまり一度「ペロンマン」とタイプミスしました。
普通においしいです。外側のサクッとした部分が食感よし、食べるとふわっと口に広がるバターの風味、カスタード味の氷は、最初「どんなもんじゃ?」と思っていましたが美味でした。
頭の中が混乱してきたので、凍らせたメロンパンと食べ比べてみます。
カタっ!
結論から申し上げて、メロンパンは凍らせて食べるもんじゃないです、皆さま。硬いしパッサパサだし風味は落ちるし全然おいしくないです…。これはガリガリ君のほうが上ですね。なんかますます混乱してしまいました。
ちゃんと両方完食しましたよ。ごちそうさまです
結論。「ガリガリ君メロンパン味」、普通におすすめできます。私大好きです、コレ。
皆さまもスーパーやコンビニで見かけた際にはぜひお手に取ってみてくださいな!