夜桜×流しそうめん×ガールズ・パーティー
日本の夏の風物詩である、流しそうめん。そしてここ数年、若者を中心にインスタ映えするとして人気な夏の定番スポット、ナイトプール。この2つが一緒になった「ウォータースライダー型流しそうめんマシン」が登場しました。
「ナイトプール」という単語に、憧れとあきらめを抱くオーバーサーティーの私ですが、昭和と庶民を感じる「流しそうめん」とコラボしたこのマシンなら、噂の“パーリーピーポー”気分を味わえるかもしれない・・・。思い立ったらさっそく入手。憧れのナイトプール・ガールズパーティーを企画しました。
流しそうめんというと、晴天の下、涼をとりながら、というイメージがあり、夜のイベントとしては違和感を感じる人もいるかもしれせん。でも、プールだって従来は日中に行くものでしたよね? それが、ライトアップして、フラミンゴ型のフロートなんかを並べた結果、パリピ御用達おしゃれスポットとして受け入れられています。ということは、「ナイト流しそうめん」も全然アリなはず。たぶん一生、本物のナイトプールには行くことのない、私のような非パリピ女子でも臆することなくパーティーができるアイテムとくれば、これはヒットの予感。
ところで、現在の季節は春(正確には初春)です。さすがに野外流しそうめんをするには雰囲気が足りないかも、と考えた結果、 “夜桜×流しそうめん”パーティーというコンセプトを思いつきました。桜の花びらがLEDできらきら光ったらキレイでいいかも。ドキドキしながら編集部の女子にパーティーの誘いをかけてみたところ、なんと全部で7名も集まってくれました。
ウォータースライダー型流しそうめんマシン「ビッグストリーム そうめんスライダー ナイトプール」(タカラトミーアーツ)。価格は8,980円(税別)。プールの底に「ライティングユニット」をセットすることで光る仕組み
パーティーの前にまず本体を組み立てます。外が暗くなる前に設置を完了したいので屋内で練習したところ、とりあえず女子1人で15分程度で組み立てられることがわかりました。特に注意事項はないですが、水を吸い上げる「メカボックス」とLEDが光る「ライティングユニット」は電気駆動で、ねじ止めされているため、プラスドライバーは必須です。
全パーツ並べました。パーツ数はそんなに多くない
単2形アルカリ電池×2(別売り)で駆動するメカボックス。つけ置きおよび丸洗いは厳禁
単4形アルカリ電池×3(別売り)で駆動するライティングユニット。3種類のライティングモードを搭載し、ボタンを押すとモードが切り替わります。水濡れ厳禁
いざ、本番! 桜の木の下で流しそうめんマシンを組み立てます。なお、「ガールズパーティー」の予定でしたが、荷物運び兼、念のための組み立てヘルプ要因として男子1名も招集しました。
どうやるんだっけなあ・・・などとつぶやいてみたりして
…
結局お任せ
フラミンゴ載せたら無事完成
完成形がこちら。桜とマッチしてキレイです
こうして、ピンク色でガーリーな流しそうめんマシンが完成し、桜の木(散りかけだけど…)と並べるとかなりいい感じ。暗くなってライトアップしたらもっと雰囲気出るかも、とワクワクします。
ところで、肝心のそうめんなのですが、水でほぐしてすぐに食べられる流水そうめんを近所のスーパーマーケット数店舗で探し求めたのですが、今の時期(3月中旬)流水そうめんはどこのスーパーにも置いていませんでした。流水うどんやそばはあります。仕方なく、そうめんは乾麺を事前に茹でてひと口サイズに巻いたものをタッパーにいれて行くことに。
「パリピっぽい格好で来てね!」とオーダーした結果、サングラス率が異様に高くなったガールズ。「パリピ=グラサン」という発想力の貧しさをみると、ほぼ全員パーティー慣れしていないことがわかります
流水うどんもそばもあるのに、そうめんは店頭になし。春の流しそうめん祭りを開催する場合はご注意を
まだまだ周囲は明るいですが、夜桜流しそうめんを始めます。水は2Lのペットボトルを2本持参しましたが、そうめんのつゆ分も合わせても十分でした。
電源をON! で、水を流しただけで大盛り上がりのガールズ
付属の製氷トレーで作ったかわいい氷のほか、市販の溶けない氷「アイスキューブ」も流してカラフルに
ところが、アイスキューブは重すぎてなかなか流れず、プールに入れておくことに
そうめん流しまーす
春の流しそうめん、まったく違和感ありません。事前に茹でたそうめんも、とってもおいしくいただけます。そして大人数だとリアルにそうめんの取り合いが発生しおおいに盛り上がります。もっとも、一般的な花見同様、食べて飲んで、そうめんキャッチして…に夢中になるあまり、桜に注目する人はいませんでしたが。
パリピを意識した結果、カクテルグラスでそうめんを食べだす者約2名。よくわかんないですが、オシャレかもしれません
流水うどんもちゃんと流れました。万が一そうめんがない場合はそばでもうどんでも代用できます
少しあたりが暗くなり、LEDが効果的に存在感を発揮してきました。ライティングユニットには5つのLEDがあり、3つのライティングモードを自由に切り替えられるのでいろいろ試してみます。
また、日が落ちるにつれ気温も下がってきました。メインは「夜桜×そうめん」なのですが、さすがに冷たい麺を氷で食べるには寒すぎます。そこで考えたのが「流しにゅうめん」です。ステンレスボトルにお湯を入れて持ってきていたので、水の代わりにスライダーに流したら、温かい麺が食べられるのではないでしょうか? 説明書によると、水路などの耐熱温度は60℃と記載あり。メーカーとしてはお湯の使用を推奨していませんが、せっかくなので編集部独自の判断で挑戦することに。
入っていた水をいったん全部捨てて、お湯を注ぎます。ライティングモードは暖色系のロマンティックモード
ちょっとわかりにくいですが、湯気が出て雰囲気も暖かく、いい感じです。こちらは7色に変化するパーティーモード
寒色系のクールモード
こうして「流しにゅうめん」を実食したところ、意外なほどおいしくいただけました。水路のお湯はちょっとぬるめにして、各自めんつゆを割る湯をあつあつにすれば、本当に温かいにゅうめんになりますし、常温に近い場合でもそれはそれでおいしかったです。
お湯、温かい
何がそんなにおもしろいのか、暗くなってもテンション高いガールズ
うふっ
ビッグストリーム そうめんスライダー ナイトプール」を使った夜桜ガールズパーティーは、正直、ネタ要素が強い企画だったのですが、実際にやってみるととても盛り上がりました。ライティングモードや装飾(フラミンゴ型のゲートやシェルデザインの水路など)がいちいちかわいらしく、女子ウケ要素はばっちり。また、準備に関しても、水(もしくはお湯)と氷、茹でた麺があればいいので、その日の思いつきでパーティーができます。片付けに関しても、水路などを分解したら手分けして洗うのみ。汚れがほとんどつかないのも洗い物が楽でした。
パッケージサイズが幅44×高さ28cmあるため、水や氷、食器を持っていくとなると、野外で開催する場合は若干かさ張りますが、人数がいれば手分けして運べるのではないかと思います。一風変わった夜の流しそうめん、これからの季節は活躍する機会が多いのではないでしょうか。
宴は続く…