丸まったままカプセルレスで排出されるという、ガシャポン「だんごむし」。8月第5週より、全国のカプセル自販機で発売予定。1回500円
バンダイが2018年6月4日の「ムシの日」に発表した、ガシャポン「だんごむし」。その日Twitterの人気キーワードでトレンド入りするなどSNS上でも話題沸騰したが、おそらく目にした誰もが「なんで作った!? 」と思ったであろう。8月の発売を前にして、そんな「だんごむし」達とふれあうことができた。
だんごむしで遊ばなかった子どもはいないのではないだろうか?(※生き物で遊んではイケマセン)チョンとさわると丸くなる様子がおもしろくて、大量にだんごむしを集めてお母さんを絶叫させたあの夏、あんなに熱中したのに、マイだんごむしブームはいつのまにか終了していた。もう何十年だんごむしを見ていないだろう…? そんな“だんごむしロス”を一瞬で吹き飛ばす驚愕のカプセルトイ、
それが、ガシャポン「だんごむし」。
“DANGOMUSHI”のキャッチが強烈なガシャポン「だんごむし」。同社によれば、「昆虫が苦手な開発担当が、さまざまな文献や図鑑でダンゴムシの複雑な構造を徹底研究しながら、試作を重ねた」とのこと
全長はなんと140mm。スケールにして1000%。いや待て、だんごむしは超小さいからかわいいのであって、巨大化したらあかん外見になるのは想像にたやすい(というか想像したくない)。しかも、カプセルレスで丸まった形状のまま、自販機から排出されるという。ゴロンと転がってくるさまはさぞリアルだろう……。その実物(試作品)が、現在、東京ビックサイトで開催中の「東京おもちゃショー2018」(6月10日まで開催)でお披露目されていたので、キモいもの見たさでブースに突撃した。
さっそくいらっしゃいました
もう遠目でみただけでキモい。わりとドン引き。全部で3色展開のようだが、黒いやつ(ノーマル)が特にキモい。あと触覚や足も「ここまで必要? 」ってくらいにリアル。それもそのはずで、開発までに、カプセル玩具の開発期間としては異例の2年という歳月をかけて、ダンゴムシが丸まる様子を再現したそうだ。たしかに、その辺のキワモノ・ゲテモノおもちゃとは異なる、奇妙な魅力がある。「キモい…けどなんか目を奪われる」という感じだ。
こんな感じで丸まっている
ちなみに、青いだんごむしも白いだんごむしも実在するのだそう。だんごむしの中で青く鮮やかなものが見つかることがあるという。白いだんごむしは色素を作る遺伝情報の変異があって色素を作れないアルビノダンゴムシ
モ◯スターボールですか? いいえ、だんごむしです
白いだんごむしは目が赤くて、「風の谷のナウシカ」の王蟲のようだ。よじ登っている様子はちょっとかわいい
想像よりだいぶ大きいし、リアルでグロテスク。正直なところ、さわるのに躊躇した。忘れていたが、筆者は虫が大の苦手だ。特に足がいっぱいあるやつ。子どもの頃はなんで触れたのかわからないが今は無理! とはいえしょせんおもちゃ「カプセルトイ」だ。意を決して手に載せてみることに。
ごめんなさい。もういじめません……
手に載せた瞬間、たくさんの足がサワサワサワ〜って皮膚をなでて、叫びだしそうになるのをギリギリでこらえた。腕には鳥肌。やっぱデカイよ…そして超リアルで夢に出そう。昔だんごむしをいじめた罰か、これ?
手に持って固まっていてもなんなので、だんごむしのキモカワイさがよくわかる角度で撮影してみることに。だんごむしのキモ…いや、精巧さが一番伝わると思う、ベスト・オブ“キモカワ”ショットを勝手に決定。8月の製品化の前にじっくり堪能してほしい。
■第5位:ノーマルな手のひら載せ
だんごむしのサイズとリアルさが最もよくわかる角度。こんなに触覚?足?長かったっけ?
■第4位:肩載せ
巨大化した虫がザワザワ襲ってくる設定のB級ホラー映画にありそうな一面。これを「かわいい」と思えたら買うべし
■第3位:おすわりななめ
目と触覚がね……
■第2位:裏返し
ジタバタ暴れてる様子が超リアル。この足の多さと腹の分裂感がたまらなくキモい
■第1位:おすわり正面
この完全に目があっちゃってる感じと、奥に見える足のサワサワ感がダントツでキモい。ちょっと口見えてるところも「生き物」っぽくて妙にゾクっとする
ガシャポン「だんごむし」は、リアルで大きいだけでなく、手に持った時のあの“サワサワ”感がカプセルトイとして格別。ぜひともこの機会に多くの人に体験してほしい。興味がある人は、6月10日(日)まで、東京ビッグサイトで開催中の「東京おもちゃショー2018」のバンダイブース(西2ホールブースNo.2−01)内まで足を運んでみよう。入場は無料だ。
旅行(主に中華圏)、ペット、お酒が大好きな編集部員。飲みの席で盛り上げるのが得意ですがたまに記憶をなくします。