オオゴシトモエの注目プラモレビュー 第7回

プラモデル「1/2000スケール東京都庁舎」を作ってみました

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数あるプラモデルのなかで、今回はちょっとカワリダネ(?)プラモをご紹介。ウェーブから発売されている、「東京都庁舎」のプラモデルです! コンパクトなサイズにまとめられていながらも、窓などの精密なディテールが再現されており、実際の建物のようなスケール感が感じられるアイテムです。接着剤不要のスナップフィットタイプで、パーツも比較的シンプルな構成なので組み立ても簡単。付属のマーキングシールを貼ることで、塗装をしなくても窓などの細部を再現することができます。では、さっそく作ってみましょう。

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パッケージは商品写真やイラストではなく、本物の都庁の写真です。青空の下、そびえたつ建物の姿が印象的ですね

箱の中身。ランナーは7枚です。建物なので似ている形のパーツが多い印象です。窓や道路などが再現できるマーキングシールが付属しています

パーツの表面には細かい凹凸が。窓などの細かいディテールが再現されているのがわかります

パーツの表面には細かい凹凸が。窓などの細かいディテールが再現されているのがわかります

ゲートの切り方のポイント

こちらのキットのパーツの一部は「アンダーゲート」とよばれる特殊な形をしています。通常、パーツとフレームをつなぐゲートはパーツの横についていますが、アンダーゲートはパーツの下側にゲートがあり、組み立てた際にゲート跡がより目立たない仕様になっています。切り取り方にちょっとしたコツが必要です。

土台のパーツはアンダーゲートになっています。アンダーゲートのパーツの切り取り方は、第5回(「九七式中戦車 チハ 57mm砲塔・前期車台」を組み立ててみました)のコラムを参照ください

写真のパーツは、ゲートが斜めについている特殊な形のアンダーゲートになっています。パーツの裏側のゲートを切り残してしまうと、組み立ての際にパーツが浮いてしまいます

パーツの裏側にゲートを残さないように、数回に分けてニッパーで切り取っていきます

パーツの裏側にゲートを残さないように、数回に分けてニッパーで切り取っていきます

ひと手間かけて「スミ入れ」すれば、リアルさアップ!

シールを貼るだけでも見栄えは十分よいのですが、今回はさらにもうひと手間加えて「スミ入れ」をしてみましょう。スミ入れとは、パーツのディテールやミゾに影色となる塗料を流して、凹凸を強調させる作業です。スミ入れを行うことで、影色が加わりパーツの立体感が増します。また、パーツの情報量が増えて全体が引き締まった印象になります。

(左)タミヤスミ入れ塗料(グレイ)、(右)タミヤエナメル溶剤。今回は模型用のスミ入れ塗料と、ふき取り用のエナメル溶剤を使用します。ブラックを使用するとメリハリがつきすぎてしまうので、グレー系の色を使うとよいでしょう

スミ入れ専用塗料をパーツに流し込みます。筆先をミゾにあてると毛細管現象でスッと流れていきます。はみ出した部分はあとで修正できるので、この段階では気にしなくてOK

すべてのミゾにスミを流した状態。30分〜1時間ほど乾燥させます。パーツに影色が加わり立体感が増しましたね

はみ出してしまった部分は、乾燥後にエナメル溶剤を含ませた綿棒でふき取ります。全体にスミ入れをしたら、シールを貼ってできあがりです

東京都庁舎のできあがり!

完成状態です。第一本庁舎と議会議事堂が1/2000スケールで精巧に再現されています

完成状態です。第一本庁舎と議会議事堂が1/2000スケールで精巧に再現されています

後ろはこんな感じです。後ろ側もディテールがぎっしりで精密ですね

後ろはこんな感じです。後ろ側もディテールがぎっしりで精密ですね

中庭です。シールで再現された花壇がよいアクセントになっています

中庭です。シールで再現された花壇がよいアクセントになっています

回転させてみました

回転させてみました

高さは約14センチです。手のひらに乗せるとこんな感じです

高さは約14センチです。手のひらに乗せるとこんな感じです

青空を背景に撮影してみました。まるで243m……!

青空を背景に撮影してみました。まるで243m……!

逆光で撮るとこのような感じ

逆光で撮るとこのような感じ

今回かかった時間は、組み立てに約2時間、スミ入れに約2時間の計4時間でした。怪獣のフィギュアやカプセルトイのキャラクターと並べて遊ぶのも楽しいと思います。

建物のプラモデルはほかにもいろいろ発売されています。他メーカーになりますが、ファインモールドからは1/500 愛知県庁も発売されています。スカイツリーや東京タワー、通天閣といったランドマークな建造物もプラモデル化されているので、興味がある人は作ってみてはいかがでしょうか?

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オオゴシトモエ

オオゴシトモエ

モデラー・ホビー専門ライター。模型誌の作例製作や執筆の傍らプラモデル教室の講師を多数担当。模型製作の楽しさを広める活動を精力的に行っている。

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2017.4.26 更新
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